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今回は、キャリアを豊かにするアクティビティについてお話ししたいと思います。
学び合いでは、キャリアを豊かにするための取り組みですとか、活動のことをアクティビティと呼んでいます。
活動と言ってもいいんですけど、学びとか学習するというのには、やった方がいいんだけどやらなきゃいけないみたいなニュアンスが含まれていて、
自らやりたいという活動に思えない人もいるんじゃないかなと思っていまして、
アクティビティという、体験するとか活動するということの英語ですけど、アクティビティという方が響き的にもアクティビティをするみたいな、
自ら楽しんで前の身でやっていくみたいなニュアンスがあるんじゃないかなと思っているので、学び合いではアクティビティというふうにお話をさせてもらっています。
大きく学び合いのキャリアを豊かにするアクティビティは2つあるかなというふうに思っていまして、
1つは経験を豊かにするアクティビティですね。自分の経験を豊かにするアクティビティ。
そしてもう1つが視点を豊かにする対話というアクティビティ。
この大きく2つのアクティビティを通じて、キャリアを豊かに耕していきたいというふうに思っています。
よく研修とかで話されることとして、7・2・1の法則というのがあって、これは何かというと、
人が成長するときに経験から学ぶものというのが7割。周囲の人からのコミュニケーション、フィードバックだったりとか、そういったことで学ぶのが2割。
最後の1割というのは、研修とか書籍とか、そういった体系的な知識から学べるものが1割というふうに言われているんですね。
なので、学びの大半というのは日常の生活の中とか、職場での経験とか、そういったところにありますし、
既に成長のための7割の要素というのは誰しも経験しているということですね。
さらに自分の経験というのが豊かになるためのきっかけとか、そういったものを学び合いでは提供していきたいなというふうに思っているんですけど、
これが経験を豊かにするアクティビティということです。
なので、それぞれの日常の中で豊かな経験というのを積み重ねていただくということになります。
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そしてもう1つが、視点を豊かにする対話というアクティビティということなんですけど、
学び合いでは本というのは書籍ですね、書籍の著者と対話するかのように本を楽しんでみたりとか、
あとは自分自身と向き合って対話してみたりとか、他者とのコミュニケーションとして対話を楽しんでみたりとか、
そういうことをすることによって、視点、物の見方というのを豊かにしていきたいなというふうに思っています。
よく同じ出来事があっても捉え方によってポジティブなものにもネガティブなものにもなるという話は聞いたことがあると思うんですけど、
物の見方、視点を豊かにすることによってこの捉え方というのが豊かになってですね、
経験したものというのが自分にとってどんどん資産になっていくと、そんな状態を目指していきたいなというふうに思っています。
なので、自分にしかできない、かけがえのない経験というものを自分と自己対話して振り返ることで自分の資産というのを作っていきたいなというふうに思っていますし、
自分の資産、経験を他者とのコミュニケーションの中でシェア、対話を通じてシェアをしていくことで、
共通の資産というものを作っていくことで、新しい資本主義における豊かさというものを手に入れていけたらいいなと思いますし、そういうきっかけや場所が提供できればなというふうに思っております。
今日はですね、キャリアを豊かにするアクティビティということでお話をさせていただきました。