1. まなびのはなし
  2. #044 - 【まなびあいシリーズ ..

お互いの体験をもとに「まなびあい」をするエピソードシリーズ【まなびあいシリーズ】の第5回目。

今回はtomokoのコーチング学習プログラム参加の体験をもとに、我々が皆持っているエゴについて、集団で大人が学ぶときの場の設定の大切さや、プログラム提供する側の在り方のインパクトなどについて語りました。

  • 60時間、半年のプログラムの折り返し地点
  • 二期生としてのプログラム参加
  • 4年ぶりのコーチング学習の機会
  • 仮面を被らなくていい世界をつくることをミッションにするupbuild
  • アチーブメントカルチャーが強い時代の中にいるからこそ、惹かれる空気感
  • エゴの定義、who we think we are.
  • 「それは、あなたのエゴが話していませんか?」という問い
  • コーチが自分のエゴに向き合うこと、そこへの執着の弊害を理解すること
  • 作家-西加奈子さんの「私に会いたい」小説、本当に思ってる?思わされている?
  • 自分性を増やす
  • プログラムの初回の二日で行われた、心理的安全性の担保を含む「学ぶ場の土台づくり」
  • 運営チーム5人の在り方から学ぶこと
  • vulnerableになれる、学びの場のちから感情が大きく揺れる、と、学びの体験
  • 自分に矢を向けることで耕される、学びの土壌

エピソードで触れたもの、関連情報

関連エピソード

「#まなびのはなし」について

大人の学びをサポートしている二人が、それぞれ見つけた・考えた、ことを、話したいから話しています。話している二人は「英語教育」「コミュニケーション学」「言語コーチング」に専門性をもつemi (⁠⁠⁠⁠ウェブサイト⁠⁠⁠⁠)と「インストラクショナルデザイン」「リーダーシップ」「キャリア・ライフコーチング」に専門性をもつtomoko (⁠⁠⁠⁠ウェブサイト⁠⁠⁠⁠)。毎週1回配信しています。自己紹介エピソードはこちら:⁠⁠⁠⁠#001 - 自己紹介⁠⁠⁠。文字起こしは⁠⁠⁠LISTENサイト上⁠⁠⁠で見ることができます。

サマリー

アップビルドコーチングトレーニング体験談のまなびあいシリーズです。上司は、聞かれた場合に限り、サポート的な姿勢を持ちたいと考えています。また、自分自身のためにエゴを客観的に見る視点も話題になっています。このプログラムはコーチングトレーニングの実践を重視しており、学びを習得するための基準があります。具体的な評価基準や学習概念のリストが明確に定義されています。

アップビルドの会社とエゴの定義
このポッドキャスト、まなびのはなしでは、大人の学びをサポートしている2人が、それぞれ見つけた、考えたことを話したいから話しています。
今日もよろしくお願いします。
今日はですね、久しぶりのまなびあいシリーズの、
アップビルドコーチングトレーニング体験談。
アップビルドっていうのは、提供している会社の名前なんですけど、
アップビルドがコーチングのスキルとかマインドセットを学びたい人向けに提供している、
全部オンラインのトレーニングプログラムです。
実はこれ、まだ体験全部終わってはいないんですね。
だけど、いろんなことを感じたり観察したり、学習を届ける人としての気づきがあったりとかもあるので、
この今の状態で、エミさんとも話してみたいなって思っています。
全体がどれくらいの長さで、今どの辺なんですか?
全体は6ヶ月、トータルで60時間あるというプログラムになっていて、
今日が1月の後半なんですけど、10月の半ば過ぎた時が初回だったので、
ちょうど3ヶ月経って折り返し試験かなという認識をしています。
どうしてこれを受けようと思われたんですか?
よいしょ!みたいな勢いで決めちゃったんですけど、
そのきっかけは、アップビルドってすごく小さな、多分社員が4人ぐらいの会社で、
その4人目の社員が友達で、日本に住んでいるアメリカ人なんですけど、
彼と1年ぶりぐらいにキャッチアップのズームをしたんですね。
それが去年のまさに9月末、このプログラムが始まる半月前ぐらいに、
本当に別に理由もなく、例えば1年ぐらい話してないから元気みたいな感じで話してた時に、
彼と話してて楽しいなっていう話と、
そういえば彼の会社でコーチングトレーニングプログラムをやってるって、
1年前のその第一期生の時にすごく勧められてて、
その時はちょっとタイミングも合わなかったから、先送りにしてたんですけど、
あれ、そういえばどうなった?って聞いたら、すごいよくてね、みたいな。
で、第一期の学びを活かして第二期、最終ぐらいが始まるんだ、みたいな話をしてて、
なんかいいなってちょっと思って、
で、そこからこれやってみる?やったらどういうこと?いくらかかる?とか、
なんかいろいろ頭の中でぐるぐる動いて、
今ここでやる価値ってなんだろう?みたいなちょっと思ったりして、
受けることを決めたんですよね。
きっかけは彼との再会のコミュニケーションで、
受けようと思った理由の1つはやっぱりコーチングのトレーニング、4年ぶりだったんですよね。
4年間は実践をしながら学んでいる?みたいな時間が長くて、
改めた第二新卒じゃないですけど、初心者で学ぶとまたちょっと違う、
実践をした上で学ぶってまた違う気づきがあるだろうなと思ったので、やろうと思いました。
なるほど。プログラムもいくらでもあると思うので、
あえて受けてみようって思われた特色みたいなものはあるんですか?
この会社がちょっと面白くて、そもそもその4人目に入ったっていう友人が、
もともと私も大昔に働いていた証券会社で、
マネジングディレクターという部長クラスまで出世をした後に、
ニューヨークの修道院に出てくるらしいんですけど、
そこで修行に行った時に他の共同創業者に出会ったきっかけがあって、
生まれた会社なんですね。
そもそも金融の人がこういう世界にシフトするっていうストーリーだけでも興味深いのに、
共同創業者2人が元仏教僧侶の方、
元スタートアップの立ち上げてCEOずっとやってた方みたいな不思議な4人の組み合わせで、
その4人が共通してパッションを持っている。
会社のビジョンが仮面をかぶらなくていい世界、
Who we think we should be、
自分がこうあるべきだって思っている、またその仮面をかぶった自分ではなくて、
Who we truly areが自然に体現できる人を1人でも増やした社会を作りたいみたいなビジョンを持っている会社なんですよね。
だから、自己理解とか、自分の行動とか、
人との関係性に影響する自分の中で起きていることとかに深く向き合ったりとか、
人間に対する造形がすごい深いチームが作った会社っていうのが、
自分としてはすごく興味を持ったりというのが1つですね。
コーチングのアイデンティティ
なるほど。修道院、モナストリーって言ったりしますけど、ニューヨークにもありますしね、
あちこちにあるけれど。
そうなんですね、全然知らなくて。
結構そういう大きな会社だったり、アカデミアでもPhDを辞めて修行をしたりっていうのを聞いたりしますけれどね、
そこでの出会いがあったっていうのは興味深いですね。
興味深いですよね。だからコーチングっていうのは手段というか派生物の1つとして、
会社で提供していたりとか、リーダー育成の研修やワークショップやったりとか、
いろいろやっているんですけど、重要なのが背景にある思想ですよね。
そういう根底にある会社がコーチングを育成するプログラムを作ったっていうのがそもそも興味があって、
アドバイザーを2人今回のコーチングトレーニングのために巻き込んでいて、
その方々が私が4年前にコーチングを学んだCTIっていう世界的にも比較的大きな大手のコーチングスクールでも教えたことがある人っていうのもあって、
そのCTIの流派というものも私は個人的には好きだったので、
CTIの少し後手に流れているのかもしれないなみたいな興味を持った理由ですね。
CTIの学び直しなんだけど、新しいエッセンスが入っているかもしれないっていうのが。
じゃあご自身のバックグラウンドとして、金融、大企業、コーチング、CTI、いろんな共通項があったっていうことですか?
そうですね、ありましたね。
自分がコーチングに限らず、メンタリングとかもそうですけど、接しているクライアントさんもこういうことに触れる機会を欲している人も多いなと思っていて、
なので自分もアチーブメントカルチャーの特設で、達成に軸を置きすぎたカルチャーで過ごすことの体や心や頭への影響みたいな動きを大都市の中で感じている中で、
こういうのに触れてみることが、自分が学びを届けるとか、コーチングをするとか、友達と関わるとかの中でも活かせるのかな、みたいなところもあったりしましたね。
いわゆる属世界みたいなものを、修道院っていう切り離された場と、どちらも知っている人ならではの発想みたいなものを学べるところはありますよね。
本当にいろいろ感じることはありますね。
30人くらい同級生がいるプログラムなんですよ。そういう思想とか、こういう会社がやっているとか、こういう人がチームにいるみたいなものがフィルターになってやってきた人がまだまだ多いですよね。
2期目だし、そんなにマーケティングしている会社じゃないです。
コミットメントとコーチの振る舞い
だから似た香りがする人が集まっているみたいなのもあって、今えみさんが言ったような属世界みたいなアチーブメントカルチャーにどっぷり使っている人が89割くらいかなと思いますね。
年齢層も似たようなところに集中しているんですよね、談合場に多分。
30代、40代、20代いるかなぐらいの印象ですね。
なるほどな。やっぱりなんかプログラムがスタートして間もないときのコホートっていうのはね、どこでも独特のものを持っていることがありますよね。
そうですよね。えみさんだって言語コーチングのプログラムとか、かなり初期のコアのエッセンスがあるときから関わってらっしゃるからね。
それはね、後からわかることですけどね。
10年経って何千人っていう規模になったときに、初期って独特だったなって思うので、似たようなことが起きてるんでしょうね。
そうですよね。多分組織でもそうですし、スタートアップみたいなね。
あとアキメンでやってたフェロンもやっぱり一期生、二期生とかね、濃いんですからね。
他の機も濃いんですけど、何かちょっと違う雰囲気があるなって後からわかる。
いわゆるアーリーアダプター的なところもあるし、なんか濃いんですよね。
この3ヶ月学んでみて、何か印象に残っていることとかいかがですか?
そうですね。なんかいろいろあるんですけど、まず一つはアップビルドの会社のことをウェブサイト上で見せるビジョンとか、
彼ら結構ポートキャストで発信してて、それがまさに会社が大切にしていること、こういうのなんだなっていうのがびっしり詰まっているので、
タイトル見るだけでも雰囲気わかってたつもりだったんですけど、英語で言うエゴの定義を私はあんまり理解してなかったなっていうのをまず一番最初に気づいたんですね。
仮面をかぶるとか、自分が考えている自分とかっていうネタの話が言われる中で、
日本でエゴって言うと、エゴがあるイコール自分が強い、自我が強いとか、主張が強いみたいなトーンでエゴって使われるじゃないですか。
私の中でそうなのかなって思ってたんですけど、このアップフィールドの文脈でエゴって多分もう少し仏教の中でのエゴって言われていて、
自分がこう自分を捉えているアイデンティティの話を言ってるんですよね。
このアイデンティティに執着しすぎると弊害が起きたりとか、彼らが言ってたのはエゴは、
Who we think we are. Who we are じゃなくて Who we think we are.
っていうので、たまにフォルス、True False のフォルスですね。間違ってることもあるよっていうのがエゴの定義としてされていて、
それがまず一つすごく印象に残ったし、たまに考えるし、コーチングのトレーニングの文脈でもたまに出てくるんですよね。
That's your ego talking. それはあなたのエゴが喋ってますよ。
ちょっと日本語の文脈のエゴと違うんだなっていうのをいつも意識しながら、そのコーチングのコンテンツに紐づけるみたいなところが、
コンテンツとして一番印象に残ってますね。まだちょっと消化中っていう。
このアップビルドさんのポッドキャスト、私もいくつか聞かせていただいて、
まさにそのエゴの話とかね、それに絡んだ内容ですけど、
インポスター、シンドローム、内なる批評家、恥とかね、私にとって身近に感じるトピックが並んでいるのと、
左口も魅力的で結構聞かせてもらいました。
コーチとなる人がこれを学ぶのすごく重要だなと思ってて、なぜかって言うとやっぱりコーチとして有能な自分っていうアイデンティティーに
Who we think we should be. 私が有能なコーチでありたいとかあるべきと思うと、
意外とそれが自分の本来あるべきコーチとしてのあり方を邪魔することもあったりとか、
その執着をどのぐらいしちゃってるかが、すごい絶妙なコミットメントがあるっていう良い面もあるんだけれども、
それにこだわりすぎると緊張して本来やるべきコーチとしての振る舞いが出なくなったりとか、
上司のサポーティブな姿勢
部下に対しても答えを自分は知っている上司でありたいみたいな、聞かれたらできる限りサポーティブになりたいとか、
そういうなりたい自分みたいなものに自分をまといすぎると、またそれがいろいろな関係性とか、自分の行動を阻害するかもしれないっていう
コーチとして知っとかなきゃいけない、自分のためにっていうものもあるなと思ったし、
もちろんエゴはどうクライアントにポジティブにまたはネガティブに採用してるかなっていうのを客観視する視点とか、面白いなと思いましたね。
ここでおっしゃってるエゴっていうのは、おそらく本来の自分とそんなに別人でないもの、
ある種、一直線上にあったり、出たり入ったり、その中にポジティブな面もあったりっていうね、
その辺のところは彼らの定義でもあるとは思いますけどね、何か概念を覆すみたいなところがありますね。
下手すると今のポッドキャストでも、私は学的外交的でとか言うじゃないですか、
それも私はもしかしたら、who we think we areの、私は自分でそう思ってるとか、学びに興味がありますとか、学ぶの好きですみたいな、
それも下手すると一つのエゴだと思うんですよねっていうのが、なかなか新鮮すぎて、ほうみたいな感じなんですよね。
興味深いですよね。ちょうど西かな子さんっていう作家の方が、最近私に会いたいっていう小説をね、出されていて、
どうしてその小説を書いたのかみたいなことを話されている中で、西さんが大事なのは本当に自分が思っていることなのか、
思わされていないかということだと思います。この社会にいたら100%自分の意見であることは不可能やと思うんです。悲しいけど。
絶対に何らかの影響は受けているし、親の影響もあるし、じゃあせめて自分はなるべく自分の気持ちの分量を多く取っておかへんと思います。
アップビルドコーチングトレーニングの体験談
っていうふうにおっしゃっていて、自分性を増やすっていうことも、このアップビルドで言っているエゴっていうものとかなり近いなっていうふうに感じていましたね。
そうなんですよ。印象的だったことは何ですかって言われた中で、エゴの定義っていうのは多分私の中で10%くらい。他にもたくさんあるんですけど、その10%も結構パワフルで消化中っていう感じなんですよね。
それ以外に2つここで伝えたいなと思うのは、今回オンラインプログラムで会ったことがない、画面上でしか通じない仲間と半年一緒に勉強するので、秋目のときもオンラインフェローシップのプログラムをやったときにそうだったんですけど、書道が重要なんですよね。
オープニングまたはオンボーディング、またはココートビルディングとか言いますけど、そこをどうするかがすごく重要なんですよ。このアップビルドの初回2日間4時間半ずつ、トータルで9時間ドボンと入るようなセッションがあったんですけど、そこがすごいパワフルだったなっていう印象が強くて、そこで心理的安全性であったりとか、何をこのメンバーに開示することが基準のラインとしてあるのかっていうので、
すごくみんなが心の中にあることをあったこともなくて、画面上のことしか知らない相手に対して言おうかなって言ってもいいんだってさせられるみたいな、土台作りすごく上手だと思ってて、その後に授業みたいなのが1時間半毎週あるんですけど、毎回ペアワークとかペアコーチングとかがあるんですけど、
そこでのちゃんとペアワークが機能するような土台作りをやっぱり初回にすごく丁寧にやってらっしゃったな、素晴らしいなと思ったっていうのが1つ印象に残ってますね。
受講生としてもカリキュラムデベロッパーとしても両面から観察していらっしゃる感じですかね。
大変ですよね。4時間半ずっと集中させるのは大変じゃないですか。
それもね、最初にやるっていうところですよね。これフィードバックの時に友子さんがおっしゃっていたような気がしますけど、ある日突然降ってきてもなかなか刺さらないんだけれど、
もっともっと前の段階からお互いに心理的なつながりとか信頼関係みたいなものができているからこそフィードバックが効くっていうようなね、そういうところにも関係していそうですね。
最後の印象的なのはここにも少し関わるんですけど、運営側の人が5人いて、最初のキックオフの時は5人もちろん全員いて、授業は大体最低2人が参加しているモデルなんですけど、その中で5人全員が体現されてるんですよね、このビジョン。
自分の仮面、被ったことのある仮面、今も被ってるかもしれない仮面、そして自分が考えるあるべき自分との距離感とか、それがたまに邪魔をすること、正直にそれをオープンにシェアしてくれるとか、
それを私たちは明らかにたくさんやっているから、他者に良いインパクトを自然に与えられる、本来の持ってる自分の可能性みたいなことを信じることができる段階にいらっしゃって、
けど別にもちろん自分は完璧じゃなくて、ロールモデルとしてすごいんだけど、けどなんか身近な存在みたいなコンテンツ的なリーダーシップの発揮の仕方が、5人それぞれスタイルも違いますし、見た目も違いますし、キャラクターも違うんですけど、すごいなぁと思って。
鼻に上がってない感じっていうのがね、かっこいいですね。
そうなんですけど、リードしてくれる感じの安心感があって。
年齢が上がったり経験を積んだりすると、理想とか理論とか、ある種現実でないものをね、とうとうと語れるようになってしまったりしますけれどね、
そうじゃなくて常に地に足がついている、地上に戻ってくる努力っていうのをね、されているんでしょうかね。
いやぁ、修道院で何が起きているかとか私わからないですし、僧侶だった方が日々のプラクティスとして何をしているかとかわからないんですけど、
スピリチャリティっていう単語も使われたことがあったんですけど、精神的な修行を何年か何十年かされているのかなっていうのも、その佇まいから感じたりしますね。
いいですね。そういう姿で存在しているということ自体が、もう何か影響力を与えているし、
そこでは例えば学び続けるみたいな言い方ですらちょっと薄っぺらに聞こえるような、そういう感覚になりそうですね。
私ネタに感情を出さないタイプなんですけど、自動的にセルフマネジメントが発動したりとかして、そんなに売れないんですけど、このプログラム3ヶ月の間に3回泣いたんですよね。
そのぐらい揺さぶられるものがあって、そのぐらい棒の棒になる脆さを出してもいい状況になるし、その出すことが自分の学びの過程に必要になっている気もするし、みたいな感じですごく素敵だなと思います。その場の作り方が。
そう言われてみると、いわゆるお勉強の場とその感情が揺さぶられるっていうことは、同居できないように思い込んでいる部分っていうのはあるかもしれないですよね。
うちのプログラムでも受講生が泣くんですけど。
そんなんですね。意外だし、どうなったら。
本人が驚くんですよ。こんな英語を習いに来て涙が出るなんてっておっしゃるんですけど、それはそうでしょうよって思ったりすることがあって、そういうもんなんですよね。
学びの場だからこそ感情が大きく揺れるっていう体験になるんだと思いますね。
習慣としてコーチングはあるんじゃないかなと思っていて、えみさんも英語コーチだし、前のエピソードで受講生の方が英語コーチング受けた後に、英語に突き進むんじゃなくてコーチングに興味を持った人もいたっておっしゃったじゃないですか。
多分相当関わり方がコーチ的なんだと思うんですけど、今回のプログラム、私が泣くっていうのもコーチングをオブザーバーとして目撃しているとき、
またはコーチがコーチングをされているときに起きていることを見てもらい泣きみたいな話とか、自分がコーチングを受けて泣くみたいなのもあるので、
シンプルなけど本質を解く問いが投げられるという行為、その投げることができる関係性があるという場で起きるコーチングにやっぱり感情と学びが共存できるヒントっていうのはあるなと思います。
もちろんそれ以外の形での感情ってあれが混ざるものはもちろんあるんですけど、コーチングという手法が体験の中に存在することはもしかしたら共通点になるのかなと。
なるほど、手法として。
手法なのかな、そう、手法と言ったけど。
コーチングと呼ばれている。
営みの。
そう、営みの中で何かがカチッとはまるエッセンスを集めている気がしますね。
それによってコーチングの定義が違うんですけど、多分私とやみさんは問いを使って相手に自分で向き合ってもらってみたいなところが一緒に共通しているかなと思って。
もう一つもしかしたらやはり自分を見つめるっていうことを徹底してやっていらっしゃる感じなので、
そのことがやっぱりね感情を見つめることにもなって、そこにディサブラレが起きるっていうのもありそうですね。
確かにそれはありますね。自分のライフマップを振り返ってそれを仲間に共有するみたいなワークショップの中でディサブリが起きて、
その行為を通じて自分が学びを得たりっていうのも全然あるので、
自分にっていうのは、さっき言ってたマスクの下にある自分に耳を傾けてあげることで出てくるものとか、
そういうのが共通しているのかなと思いますね。
そうですね。そこができるとある種土が耕された状態で、どんな種が来ても学びとして育ちやすくなるんだと思うんですよね。
そうですね。それは本当にあって。マスクって多分いろんなところで聞く単語で、
リーダー育成の文脈でも経営会議の中でみんな仮面をかぶっていて、すごくカチカチの状況で本音で話し合いができてなくて、
じゃあ仮面を外すにはどうしたらいいかのグループコーチングしましょうみたいな、
そういう感じで仮面の話は出てくると思うんです。
やっぱり仮面があると学びの種がスティックしない、滑っていくっていうのはありますね。
日本ではよくノミニケーション、お酒を飲むと仮面が剥がれるみたいな言い方をするので聞いたりしますけど、
そういうことではないんですよね。
そうですね。飲み会で何の話がされているかによりますけど、
多くの場合は多分ここで言う仮面の下の自分ではないような気がしますね。
そうなんです。だから本当にコーチングのトレーニングに行ってますって言うと、
え、どんな感じのことやってるんですか?とかね、CTIで学んだことと何が違うんですか?とか聞かれることもあるんですけど、
その話ももちろんしたいけれど、私としてはフィロソフィーの話とか、
デリバリーする人たちのあり方、ビームであるとか、コンテイナーって言うんですけど、
30人の乗っている学びの器を開催する側がどう作ってるかみたいなところにすごく感銘を受けているプログラムです。
本当は言いたいけどそんなマニアックなことはなかなかそんなありがたい。
言っちゃった。
例えば宗教にアレルギー反応を持っている方とかもいらっしゃったりするし、
コーチングトレーニングの実践重視
いろんな受け止め方があると思うので、ちょっとそこは選ぶっていうのは当然ありますよね。
あとは学習の届ける側での視点として思っているのは、
このコーチングのスキルってやっぱり実践できてなんぼのスキルというか、
お勉強でコンテンツとかフレームワークを学んでも実践できなかったら意味がないので、
やっぱりこのプログラム実践に重きを置いているんですよね。
毎回ちょっと教えてもらって、試してみて、振り返ってっていう結構シンプルな構造になっていて、
だからこそこのプログラム6ヶ月終わった時に何をもってこの人はアップビルドの学びを習得したかっていう、
一応クライテリアっていうんですかね、終了に達するにはこれを満たさなければいけないみたいなのもすごく丁寧に定義されていて、
そこら辺がやりっぱなしのプログラムではなくて、ちゃんとチェックできる仕組みになっているっていうのが興味深いなと思って。
失格になる人は多分いないはずなんですけど、とはいえいろいろなタスクとかやらなきゃいけないこととか細かく決まっていて、
それをちゃんとやりましたっていう証明を出さなきゃいけなかったり、
何回コースのメンタリングセッションに行かなきゃいけないかとか、
何回実際に別のクライアントにコーチングを実践する練習をして録画をしてとかも細かく決まっていて、
その後に振り返りをしたペーパーがなきゃいけないとか、
そこら辺を一生懸命なるべく実践に近いランクのものを期待の合うとかもそこに置いているなっていうのもこうやって定義つけてるんだ、成功って思ったり。
プログラムの評価基準と学習概念
すごいなぁ。私はそのウェブサイトをちらちらっと拝見しただけの知識ですけど、
これだけつかみどころのない概念をいくつも並べて、
よくその評価というかね、するための基準まで作っていらっしゃるなっていう風には感じましたね。
一般的にカリキュラムの評価のルーブレックって英語で言ったりしますけど、
あそこまでは細かく定義されてないんですね。
コーチングの会社だし、一人一人で達成度も違うし、
来年の地震の度合いも一人一人違うし、実践機会も一人一人違うとか、
多分いろいろな多様性を理解した上で、
かなりざっくり達成したしてないの、白黒な感じではあるんですけど、
とはいえこのスキルやったなっていう振り返りができるような学んだ概念とかがバーっとリストされてたりとか、
おっしゃる通りフワッとした概念に名前をつけて、
こういうツールあるよねっていう風に届けるっていうのはすごいなと思いますね。
かなり深い議論とかね、
コアのメンバーの方たちがどれだけその理解を深め、
擦り合わせを丁寧にしているかっていうところだと思いますね。
その深みどころがないっていうことに主軸を置きつつ、
でもそれだけではやっぱり手応えが残らないので、
そのバランスをどう取るかっていうね、
アチーブメントになってしまいやすいじゃないですか。
どうしても手に取れるから。
だけどそのつかみやすいものとか目に見えやすいものに頼るのはとても簡単なことなので、
そうなりすぎないようにでも除外してしまわない、
そこを含めようとされているっていうのがね、
切なくなるような作りだなと思いましたね。
ちょうど思いが詰まってるなと思いますね。
1時間半の授業が全部で24回あるんですよ。
私もとりあえずコーチングを1回学んでるし、
コーチェットでコーチングのスキルを届けるコンテンツも見たりとかしてましたけれども、
24もあるみたいな幅広さ。
そんなにいるの?みたいなね、入る前は感じますよね。
そうですね。けど見てるとこういうスキルも確かにそれだけに特化して磨いて使いこなせるようになるには、
確かにそのぐらいピンポイントでそれを意識して練習するとかできるよな、これみたいなのが細かくやっぱり抽出されていて、
だからもう10年かかっても全部はマスターできないんじゃないかと思うぐらい、
1個ずつ少しでも意識したいなと。
素晴らしい。その到達しているんだけれど到達していない感じ。
分かった途端に分からなくなる感じ。
それを多分ね、体験していくことに意味があるんでしょうね。
初心者で来ている人とかもすごいなと思います。
結構オーバーワンされているって言っている方とかも全然分かるって私は思いますね。
相当経験積んだコーチでも意識を向けるとこんなにやってたみたいな粒感があって。
興味深いです。
いろいろ聞いていただいてありがとうございます。話したいことはバーンと。
話したい時もするけれども。
今回は学び合いシリーズアップビルドコーチングトレーニングについて話しました。
紹介した情報や関連する過去のエピソードへのリンクは情報欄にまとめています。
よかったらご覧ください。
番組をフォローしていただけたら嬉しいです。
それではまた次回。
26:28

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