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2024-10-24 05:05

#590 早めの専門特化は失敗のもと

#専門 #キャリア #志望校 #高校生 #スタエフ毎日配信 #スタエフやろうぜ
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サマリー

専門を早めに決めることが時には良くないことがあり、様々な分野での経験を積むことで、より自分に合った専門が見つかることが示されています。音楽家の例を挙げながら、幅広い経験が創造性を育むことが強調されています。

専門の決定と収入の関係
マモーレス、いかがお過ごしでしょうか。今回は、早めに専門って決めなくていいよね、という話をしていきます。
学習塾に勤めていて、多くの高校生と話す機会があるんですけれども、ある一定数は、大学で学んだことをそのまま仕事に生かしたい、
という思いが強い生徒がいるんですけれども、これはこれですごく真面目に自分の進路を考えているなぁと思わせる一方で、
あまり早めに専門を決めない方が、ゆっくり専門を絞っていった方が後々成功しやすいんですよね。
とあるキャリアについての論文を調べてみると、これ自分じゃないんですけれども、ある発見があったんですよね。
ある研究では、早めに専門を絞り込んだ人は、ゆっくり専門を決めた人より大学卒業後、しばらくは収入が高いけれども、
ゆっくり専門を決めた人は、より自分のスキルや性質に合った仕事を見つけるので、
直に遅れを取り戻すことを示していたんですね。
最初のうちは、多分大学で学んだことをそのまま生かして働いた方が、他の人よりも収入が高い傾向にあるけれども、
それというのは、だんだん抜かれていきますよということなんですよね。
また、他の多くの研究で示されていることとして、テクノロジーの開発において様々な分野で経験を積んだ人の方が、
一つの分野を深めた人よりもクリエイティブで影響力の多い発明ができるそうです。
なんとなくイメージがつきますよね。特定の分野で引いているというのは素晴らしいんですけれども、
どうしても知識とか経験が偏ってしまう。でも一方でいろんなことに手を出して、そこから知識経験を得た人の方が、
過去の知識と経験、一見関係のないことと関係のないことを結びつけることで、新たなイノベイティブな発明というのが生まれてくるので、
そっちの方がクリエイティブ系でも引いてそうなイメージはつきますよね。
経験の重要性
さらに学生でまず勉強と部活と人によってはアルバイトしかしていないような子が、
自分の合っている専門分野はこれだなんてわからないと思うんですよ。
たまたま大学、高校3年生とか大学受験時に興味があった分野、学びたいと思った分野が、そもそも本当に自分に合ってるかなんかわからないんですよね。
であればですね、いろんなものに手を出して、最終的にあれこれかなっていうものに一旦落ち着いたらいいと思うんですよね。
いろんなことに経験して知識を深めて、徐々にゆっくり自分の専門分野を絞っていく。
これが結構理想的なんですよね。
世の中見てみると早めに何か専門を絞ってそこに特化することを良しとする風潮あるんですけれども、
これあんまり良くないんですよね。
例えばですけども、優秀な音楽家と通常の音楽家ですかね、それ比較した時にスキルの高い優秀な学生ほど多くの楽器を演奏する割合が高かったらしいんですよね。
少なくとも3つ以上、中に半分以上4つか5つぐらいの楽器を操ったらしいんですよ。
音楽ってイメージ的には幼い頃にバイオリニストになりたいのであれば、バイオリンピアニストになりたいのならピアノに特化して練習を膨大な練習を積んだ方がいい気がするけれども、実際のところそうでもないですよね。
こういった芸術の分野でもあれもこれもやった方が最終的には良い結果になるよということなので、
早めに専門絞るよりはいろんなものに手を出して、じっくりゆっくり自分の専門を絞っていった方がいいんですよと思ったので、この話をさせていただきました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。
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