1. 小松正史『耳の保養』
  2. 大学教員が語る、専門性の高め..
2024-07-05 10:01

大学教員が語る、専門性の高め方3ポイント。

専門性を高めるためには、人、本(書籍や文献)、現場の3つが大切。
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/627e0afcfd1be6fc466131c8
00:01
皆さん、おはようございます。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、ハッシュタグで専門性の高め方っていう、そんな内容が来ましたのでお届けします。
すみません、ちょっと今日ですね、大学行くときの通勤の走りでやってるので、すみません、歩きながらかやってますので、
ちょっとね、風きついんですよね、雨が降ってて。そんな感じですけども、生々しいお声でお伝えしておりますので、またよろしくお願いいたします。
それで、結論なんですけども、専門性高める場合ね、人と本と現場、この3つがね、めちゃくちゃ大事かなっていう、そんなことをお話ししていきましょうかね。
そもそもの前提の話なんですけど、僕が音とか心理学とか環境工学とかね、その辺りの研究をやってもはや30年以上経つわけなんですけど、最初はですね、やっぱなんか初めて専門に触れるっていうので、なかなかね、ハードル高い状態だったんですよね。
今と違って、もう全然情報インフラがないんですよね。もちろんネットもなかったですし、チャットGPTみたいなめちゃくちゃ便利な機能もないですし、図書館とか本の情報のネットワークすらないから、これ本当に苦労しましたよね。
今だとね、もうそれが半年くらいかかって、大変だ、大変だって言ってるのをですね、もう本当に1分とか5分以内でほぼ全てさらけ出すみたいな、そんな情報の取り方もできますけれども、それはそれで当時ですね、自分なりにいろんな観点からですね、専門性を高めていったということなんですね。
その最初のポイントなんですけど、はじめ、人なんですよね。これ今も昔も変わらないです。やっぱり専門性をよりよく知っている人に、そこの全体像というかね、地図みたいなもんですよね。初めて触れる専門性って、やっぱりわからないです。素人が見てもわからない。ネットにもそれは載っていない。本人もね、全部が網羅しているとは限らないんですよね。
なので最初にしても最大のポイントは人に聞くっていう、特に専門家に聞くっていうことですね。そういう意味で今はね、大学でそういうところがね、所属している方はもちろん先生の話を聞いたらいいと思いますし、あとはですね、今だったらネットでその専門家の人って結構出会えることというか探すことができますよね。
なのでそこから問い合わせする。問い合わせ法で聞くっていうような、そういうことがあるかなと思います。とはいえですね、専門家はやっぱり忙しかったり、やっぱり知恵、ものすごくね、時間かけて取った知識じゃなくて知恵を持っているので、そもそも簡単には伝えてくださらないことがめちゃくちゃ多いと思います。
03:15
ちなみに僕なんですけど、毎日思っていることをこの音声配信で伝えているので、できたらそういう知恵を皆さんに届けたいなと思って伝えたりはするんですけど、やっぱり個別個別にいろんな問い合わせが来るんですけども、とてもじゃないけど全てにお答えできないっていう、そういう難しさがあると思いますね。
それで次は本というか書籍、文献ということなんですけど、これ先人たちが書いてきた、あるいは先人たちが活動してきた知識とか知恵がテキスト、文字として定着されているわけですよね。
そういうものを見ていくというか、当たっていくということが専門性を高めるというのは、皆さん容易に理解できるかなと思うんですね。
ただですね、そこでまたコツがあるんです。これめちゃくちゃ有料気抜きの話してるんですけどね。
それ何かというと、例えば音響心理学とかね、そういう自分がやりたい専門性を固めていきたいというような、そういう分野を見つけるとですね、それに関連した、今検索できますよね。
普通のGoogleでもできますし、Amazonのサイトでもできますし。
あとですね、ジーニーっていう文科省が出している情報のデータアーカイブがあるんですけども、サイニーで調べていただいたらいいと思うんですけど、それでググっていくとですね、
一般に書籍として輸出している本以外に、文献、論文ですよね。論文もゲットすることができたりしますね。
ちなみにGoogleスカラーっていうサイトもあるんですけど、それで専門性の高い、論文に近いものもまとめてゲットすることができるということなんですね。
そういう意味では時間もあるし、お金もあまりかからない時代にはなっているんですけど、文献とか本の見つけ方のポイントというか、注意すべきことっていうのは、数多く当たるということですね。
1個や2個見ただけでは全然わからないんですよ。何なら100単位ですね。100個とにかく文献当たる。そして100個本を読む。全部読まなくてもいいけど、それぐらいの覚悟で専門性を高めないと使い物にならないですね。
ネットの表面的な記事をスーッと見てみてわかった気になっている方って結構いらっしゃるけど、それではめちゃくちゃ甘いよね。そんなの専門性じゃなくて雑学のレベルですから、そこら辺を履き違えないようにして、専門性の高い100冊、100論文を読まないとダメですよね。
06:13
というそんなお話でございました。そして最後は現場なんですよ。現場を見るっていうのがすべてにおいての方向性というか、自分の理解と次にやるべきことの方向性が見えてくるのかなというふうに思うんですね。
具体的に現場は何ぞやっていう話なんですけど、例えば僕ですと音楽とか音の分野を扱っているので、いろいろな場所ですね。町とか地域とかその辺りに実際に行って、自分の耳であるいは自分の五感で肌でその現場の空気感、音とかを感じる、あるいは記録していくという。
今ちょっと雨が降っている音聞こえてくるかもしれないですけど、その空気感ですよね。独特の梅雨の7月の最初のね。もうじとっと肌にまとわりつくようなそんな状態ですけど、それを実際に体感することによって、その現場の音環境とか環境の情報っていうのが知識があったとしたら、そこが知恵としても広がっていくんじゃないかなと思いますね。
そんな感じで現場に行くっていうようなところです。研究の現場っていうのは具体的に他にもあるんですけどね。これは学会ですね。専門家が集まっている集まりとか、そういう団体があるんですね。
僕なんか例えば日本音響学会っていうのに所属してるんですけど、すると春の時期と秋の時期に発表会があるんですよ。研究発表会。そこに行って、最新の研究をね。研究といっても実験中っていうのがほとんどですから、そのあたりを実際に聞いて、そして意見を言う。
そしてまた次の展開を別の専門家が言うみたいな感じの、そういう現場ですね。これは本を読んでもネット見ても全然入ってこない情報ですよ。そこに自分で専門家だったら参加してお金を払って時間を払って行くっていうことをして初めて専門的な方向性が見えていく。
しかもね、それはもう1ヶ月とか1年とかではちょっと話にならないですね。やっぱり5年とか10年単位で見ていく。それによってですね、知らないうちに専門家の質がどんどん上がってくるのじゃないかなっていうふうに思うんですね。
僕も気が付けばですね、専門家のところでいろんなところから問い合わせであるとか、プロジェクトをしてほしいということでお誘いがかかるんですけど、それって自分が専門家になりたいから専門家になるんじゃないんですよね。やっぱり大事なのは研究とかね、それぞれの活動分野が楽しい。これ続けていきたい。楽しい続けていきたい。楽しい続けていきたいっていうのがあって、知らない間に本は読むわ。
09:16
人に出会いまくる。現場を何度も何度も体験するというような好循環が展開されるんじゃないかなというふうに思いますね。なので専門性を高めるっていうのはやっぱり3つのポイント。人に出会ったり、書籍を見たりとかですね。
あとは現場でその実際の知識を体感していくっていうことをやっていくことによってすごく深掘りできるんじゃないかなということで今日はハッシュタグの専門性を高めるためにはというお話を大学の教員の立場からお話をさせていただきました。
今日もここまでお聞きいただきましてありがとうございます。それでは今日もおとの良い1日をお過ごしください。
10:01

コメント

スクロール