サマリー
カリキュラムは、学習塾が授業を増やす口実として利用されています。塾の独自カリキュラムは学力向上に必ずしもつながらず、生徒の実際の理解に対する影響が疑問視されています。
カリキュラムの実態
はい、マモです。いかがお過ごしでしょうか。今回は、カリキュラムは塾が授業を増やすための口実として使われている、というテーマで話をしていきます。
私は学習塾に勤めていて、完全個別の指導塾で勤めておりまして、
科目を指導するわけではないけれども、担任として生徒保護者、あるいは科目を指導する先生と接しているわけなんですが、
カリキュラムですね。
これ、 最近思ったのが、カリキュラムって
塾独自のカリキュラムって そんなにいらないよねって思ってるんですよね。
大体、高校受験とか 大学受験であれば
学校でやっていることを本当に理解する。
プラス、過去問を解いて、その中身の傾向を把握して、その問題が解けて
ある程度は行けるんですよね。 塾としてはカリキュラムを売りにしているところがまあまあある。
個別、 生徒一人一人に合わせたオーダーメイドのカリキュラムとかですね。
それで合格へ導くと。 ただほとんどカリキュラムが必要なケースってそんなに多くないんですよね。
中学受験は学校でやっていることと全く違うものが出されるわけなので、独自の対策が必要になるというか、
塾に通わなきゃ特に厳しい受験だとは思うんですよね。 でも別に集団塾でやっていることをちゃんと理解していれば、それそのものにはなると思うんですよ。
まあなかなか理解がそれでもできないから、個別指導の塾っていうのがニーズとしてあるわけなんですけれども。
だから個別指導で出されるカリキュラムっていうのはそんなに意味を成していないと思う。 個人的に強く思っております。
ただじゃあなんでカリキュラムが存在するかというと、 住居を増やすための口実に使っているんじゃないかなという、もう内側にいてそれを必死必死と感じるんですよね。
カリキュラムっていうと、いつまでにどの教材を必死必死と終わらせるかなんですよ。
いつから過去問に入るのかとかそんなものを記したものです。
使い方としては、6月末までにこの教材を終わらせる計画になっていると。
ただ想定よりも進んでいない。 だからあとこれぐらいちょっと授業を増やさないと
カリキュラム通りに終わらないので、そうすると合格も届くので授業を増やしましょう みたいな話をするわけなんですよ。
ただじゃあカリキュラム通りに進んだからといって、本当に学力が上がるのかっていうのは全くの別問題で、そこに相関は一切ないと思っております。
データを取っているわけではなく、科学的根拠があるわけではないものの、主観的にいろんな家庭生徒を見たりとか、
同僚と話したりとか、科目を指導している先生と話したりした結論としては全然関係ないと思ってますね。
集団塾ってだいたい6月1週の授業でこれをやるとか決まっているので、カリキュラムに忠実ですよね。
授業の増加と実際の効果
ただその受けている人がみんなその通りに習得できるかって、そんなことはないと。
上位1,2割の人は身についているけれども、それ以外の8割は全然身についていなくて、次から次へと抜けている。
あるいは全然理解していないままカリキュラムだけが進んでいる。これ個別指導でも同じ事象が生じていると思うんですよ。
なんでそう言えるかというと、先週にやった内容を今週ちゃんと本当の意味で覚えているか、理解しているかというと、
多分半分以上の子、下手したら8割近くの子がそうじゃないんですよね。やっぱり抜けてるんですよ、どうしても。
それは教え方の問題もあるだろうし、こういう単にサポートの力不足っていうのもあるだろうし、いろんな要因があるものの、
じゃあ個別指導でも本当にカリキュラム通りに進めたら、その中身をちゃんと本人が習得しているかというと別問題なわけなんですよ。
そういう穴の開いたバケツに水を入れている状態で、いくらカリキュラム通りに進めたとしても身にはなっていないっていうのが実際起きていることなんですよ。
ただ学習塾においては、もちろん授業を増やさないとビジネス上成り立たないので増やすわけなんですけれども、
これにやっぱり保護者さん、生徒さんは騙されちゃいけないなと。
そもそも成績が伸びてない理由は何なのかっていうのをもっと突き詰めた方がいいと思う。
カリキュラムが通りに進んでないから、カリキュラムの進みが遅いからっていう理由はほぼ上がらないと思いますね。
単純に家で勉強してないよねっていう。授業を受けている以外の時間何やってますか。全然やってませんよね。
それいくら塾変えても意味ないですよ。効果ないですよ。
あるいは授業の受け方的に、その授業終わった時に先生が解説された問題を本当に自分で一から解けますか。
そういう基準で授業を受けてますか。やっぱり受けてないと。
なんとなく聞いて終わってるみたいな。あとは質問力ですよね。
先生が言っている言葉がわからないとか、論理の流れがわからないという場合にちゃんと質問できてますかと。
なあなあにして終わってませんかという受け方のスタンスっていうのがあるので、そういった部分をそもそも解決しないといくら授業をやってもあんま効果はないですよね。
そこを多分学習塾側が見てるかというのをチェックしたと思います。
カリキュラム通りは進んでないけれども、とはいえ毎週1回やってるんだから上がってもおかしくないよねと。
なぜ上がらないのか。それはちゃんと解いた方がいいと思います。保護者さん的にも。
それをなあなあにして、いやカリキュラム通り進んでないんでちょっと増やしましょうと言われたら、その塾は多分怪しいですね。
結局授業を増やしたいだけなんだということになると思います。
だからカリキュラムというのは本当に合格をするためのツールというよりは、塾側が授業を増やすためのツールとして使われてるんじゃないかなっていうふうなのを最近強く思ったので収録をさせていただきました。
ちょっと気をつけてほしいなと思いますね。
参考になれば嬉しいです。最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。
07:21
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