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2025-09-03 07:00

塾に通う前に知っておきたい『目的意識』の重要性


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サマリー

塾に通う目的意識の重要性が強調されているエピソードで、一人の優秀な小学生の具体例を通じて、質問の仕方や自己分析が学習にどれだけ役立つかが説明されています。また、生徒が自分の理解度を把握し、適切な仮説を持って授業に臨むことが成功につながることが示されています。

目的意識の重要性
こんにちは、マモです。いかがお過ごしでしょうか。今回は、塾に通う上でも目的意識を持とうというテーマで話をしていきます。
これまで200組以上の家庭生徒と接してきたわけなんですけれども、ちゃんと成績が伸びて成果が出ている。
この特徴として、目的意識を持って授業に臨んでいるというのがありますね。一番自分が見ていてすごいなぁと思ったのは、
当時小学5年生の男の子だったんですけれども、完全1対1の授業になっていて、その子が事前に何をしていたかというと、
彼は集団塾にも通っているので、集団塾で課された宿題、テキストの中で事前にわからない問題というのをリストアップしてるんですよね。
しかも、箇条書きで何ページの問いさんの3を聞きたいとか、というのを全部リストアップして、箇条書きであらかじめ聞きたいところを準備しています。
それに加えて、先生もちゃんとそれを見やすいように事前に教室のコピー機を使って先生文をコピーしてるんですよね。
その時点でとんでもなく配慮ができる人だなと思っていたんですけれども、それもさることながら、あとその質問の仕方っていうのもものすごく的確なんですよ。
どういうことかというと、ちょっと大丈夫かなっていう子はですね、例えばこの問題はわかりませんみたいな感じで漠然とした質問をするわけですよ。
先生からすると、どこがわからないのか気になるけれども、その問題がわからないという回答しか書いてこないので、結局1から10まで一通り集団授業のように解説せざるを得ないわけですよ。
生徒は、なるほどとわかった気にはなるけれども、じゃあ翌週にわかってるかって言うと、多分そんなことないんですよね。
結局この問題の何がわからないかをわかっていないので、やっぱり再現性がないというか、その問題を理解したかどうかっていう理解の浅さっていうのは否めないんですよね。
一方でその子というのは、自分はこのように考えてこう解き進めたけれども、ここから先がわからないとかですね、どうしてこの流れからこうなるのかがわからないのようにピンポイントで説明を求めるんですよ。
だから先生としても、その辺がわからないのっていう分析がすぐにできて、その問題を1から10まで解説する必要がなく、5と6の間を埋めてあげればいいっていう感じなので、先生としてもものすごくやりやすいんですよ。
しかもそこまで言語化してくれると、いろんな問題を触れられるわけですね。
全部1から10まで解説すると、例えば2時間でも6、7問しかいけないのが、このように生徒側が聞きたいところをピンポイントで言ってくれると、10問、15、6問いけるみたいなこともざらにあるんですよ。
そうすると同じ2時間でも解決できた内容というのが全く違ってくるわけですね。
しかも1から10まで解説する場合は本当にわかっているのかが先生側から見てもわからない。
なぜならば集団授業のようなものを1対1でやっていることになるので、先生としてもひたすら解説して終わってしまうので、本当にわかったのかなという感じで授業が終わってしまう。
一方でピンポイントで質問してくれる子においては、ちゃんとわかっているのと、ここがわからないので、じゃあこの辺を教えたら大丈夫だという感じで、先生もすぐ納得感を持って解説を進めるわけなので、運での差があるわけですよ。
授業の望み方一つとってもこれだけ違うっていうのは自分は結構衝撃でしたね。
しかも素晴らしい授業準備をしているのが小学5年生ということにも自分は感銘を受けました。
効果的な質問の仕方
やっぱりその子というのはその先も受験をして無事大志望のかなり結構有名な学校に合格したので、やっぱり目的意識というのは大事だし、それともう一つ言えば言語化ですよね。
自分が何をわからないのかをわかっているという状態で授業を臨むっていうのはやっぱり素晴らしいし、仮にそれがずれていたとしても先生は修正できるんですね。
例えば生徒の中ではこの部分が自分はわからないから解けなかったのではないかという仮説があったと思っていたとしても、先生から見るといやいやそこじゃないよみたいな、むしろこっちだよっていうようなお話もできるので、すごく建設的な会話を授業内でできるんですよ。
仮説が合ってる合ってないっていうのは別にそこまで重要じゃなくて、ちゃんと自分なりに仮説を持って授業に臨んでいるっていうことがすごく大事ですね。
あとはそれをちゃんとただこの問題がわかりませんって丸投げするのではなく、この辺はわかってるけどここの先がわからないのようにちゃんと言葉にできるっていうのはすごく重要だなと思いました。
だからまずその塾に通う上でも、なぜ塾に通うのかっていうのをちゃんと言語化できますかっていうのはちょっと考えてほしいなって思いますね。
なんとなく成績が上がらないから塾に通うじゃ全然ダメで、例えば集団塾に通っていて最近わからない問題が増えてきていると、自分で解説を見て解決しようにもなかなかうまくいかないし、
そうすると宿題がなかなか終わらないので、ショートカットするためにプロの先生に教わってわからない問題を解決するための授業を受けたいとかですね。
そういうのはすごい大事だと思います。あとは勉強方法を知りたいとかでも全然いいので、なぜ塾に通うのかっていう前提と、その前に自分一人でできること家庭内でできることを本当にやっていますかっていうところだと思います。
例えば自分一人できることというと最低限の自習時間を設けていることとか、宿題をまず自分で全部やろうとしてみるとか、そういったところですよね。
それがないにも関わらずなんとなく今のままじゃ成績が上がらんぞ、塾に通おうという感じ。
あと授業も日々なんとなく先生が言われるがままに内容を聞いてノートを取って宿題をやってみたいな、ちょっと能手パターンであるとちょっと厳しいなっていうふうに思いますね。
はい参考になれば嬉しいです。最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。
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