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2024-07-04 07:00

#472 勉強をしない子に親がしてはいけないこと

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はい、マモーです。いかがお過ごしでしょうか。 今回は、勉強をしない子に親がしてはいけないことというテーマで話をしていきます。
結論、人参をぶら下げることですね。 とある私が担任をしているご家庭に中学1年生の男の子がいるんですね。
その彼はと言うと全然勉強をしないんです。 学校課題をやりたくなさすぎて、
学校のゴミ箱にそれを捨ててしまったりとか、 学校でよく居眠りをしてテスト中もずっと寝てるっていうような子だったりするんですよね。
正直ちょっと睡眠障害が入っている可能性はあるんですけれども、
にしても勉強への拒絶感というのがまあまあ大きいんですよね。 私立中学に通っているので、
中学受験をしたわけですね。 その時からなかなか勉強嫌だっていう感じで、なんとか
大一望には本当に奇跡的に合格をして、今中学1年生なわけなんですけれども、 だいぶ勉強に関しては苦労している。
周囲もサポートしように、本人の反発が大きすぎてなかなかサポートしきれないという状況が生じているんですよね。
これに痺れを切らしたお母様が 好きなもの欲しいものを
買うから宿題をやってくれとかテスト勉強をやってくれのような話をしたんですよね。
そうすると本人っていうのは欲しいものがいっぱいあるわけなので、じゃあやるっていう感じで多少はやったっぽいんですよね。
課題も。で、そうしたから、もう行ったからにはお母さんも買わざるを得ないから、本人の欲しいものを買うっていうのが先日あったんですよね。
ただこれですね、本当にいけてないというか、やっちゃいけないなっていうふうに思いましたね。
お母さんにも言いましたね。お母さんの気持ちはよくわかるんですけれども、さすがにこれだけ課題もやらない、勉強もしないとなると焦りますよねと。
とはいえちょっと人参ぶら下げちゃうのはまずいなあっていうこんなことをボソッと言いました。
これなんでかっていうと、彼は最後中1で6年後の大学受験を見据えて今勉強をしているわけですね。
夢があるみたいなんですけれども、ここでは詳しくお話をしないけれども、夢があるんですよね。
そのためにはこの学部に行かなきゃダメだよねっていうのもある。 一方で勉強というのはちょっと嫌だと。ちょっとじゃないな、だいぶ嫌だ。
そんな感じなんですよね。でこれ人参ぶら下げてしまうとですね、一時的には勉強をやるんですよ。
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ただこれずっと与え続けないとやらないので、キリがないっていうのが事象と、あとは動機づけの観点から言うと、
この人参をぶら下げて何かをやるっていうのは外発的動機づけと言われるものですね。
周囲に動機をやモチベーションを与えられている状態。一方で内なるモチベーションというのは内発的動機づけですね。
単純に自分がしたいからする、しなければならないからする、将来の目標のためにするっていうのが内発的動機づけになるわけで、
これどちらがその学習内容が身につくかっていうと、言わずもがなも内発的動機づけなんですね。
周囲に人参ぶら下げてやったところで一時的に身につくかもなんですけども、中長期的にはそれ全然身についてないんですよね。
周囲の与え存みたいなところがあるかなっていうふうに個人的には考えてます。
なのでやめましょうということですね。一つもいいことがない。一時的な対処療法でしかないので根本解決にはならない。
それは言える、言えますと。 じゃあとはいえぶら下げないとやらないよっていう話になるんですよ、なりますよね。
どうすんねんと。 これですね、もう今のところ考えられるのは2つですね。
小さな頑張りをねぎらうと。 課題2ページやれたねーとか、よくやったねー頑張ったねーとかですね。
これ棒読みでしたけど、ちゃんともっと感情を込めて言いますけどね普段は。 あとは問いかけるですね。どうしたいんですかあなたはと。
どうしたの?どういう気持ちなの?どういうことしたいの?って。 なんかサポートできることありませんか?っていうようなスタンスで周りがいるということですね。
そうすると本人も多少は考えるんですよね。 初っ端で問いかけにうまく答えられなかったとしても、無意識かにその問いかけっていうのが残るので、
そうすると後々味場はこうしたいとかなってくるので。 指示命令からの問いかけに変える。周囲の声かけを変えていくっていうのがちょうど中学校ぐらいが本格的になるかなっていう風に個人的には思ってますね。
なのでこの小さな頑張りをねぎらうのと、問いかけるですね。将来とか今どうしたいのか。 あとはですね、待つしかないかなと。
特にこの第二次反抗期と言われる小学6年生から中学2、3年生の間というのは、周囲がやれやれと言ってもより反発したくなる年頃なんですよね。
これ心理的リアクタンスっていう心理学の用語になるんですけれども、やれと言われるものほどやりたくなくなる。 これよくありませんか。
未だ人間ってそんなもんだと思うんですよね。 私もなんかやれって周囲に言われると絶対やりたくないって思うんですよね。
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そんな感じで、特にその気質というか傾向が強いのがまさにこの彼のような中一とかになるので、
いくら周りがああしろこうしろと言っても効かないんですよね。 むしろそれに対する抵抗感が強まるだけなので、やるいいこと一つもありません。
なのでもう待つしかない。究極は。 なんか適宜サポートをするような方向に動くしかないかなっていうふうに私は考えてますね。
なかなか歯がゆい時期なんですけれども、本人を見守る周りがなかなか歯がゆい思いをするのが中一、中二あたりなんですが、
ちょっとじっと問いかけて小さな頑張りをねぎらって待つしかない。 まあそういうふうにやっていきたいと思いますね。
全国のこれを聞いているパパママさん、そんな時期を迎えているお子さんであれば一緒に見守っていきましょう。
参考になれば嬉しいです。最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは一日お過ごしください。
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