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2025-03-30 06:40

【映画レビュー】『ウィキッド ふたりの魔女』【字幕付き&ネタバレなし】〈この後、話しませんか?#4〉

ミュージカル映画『ウィキッド ふたりの魔女』について、ネタバレなしでマカ・ママレードが感想をお話しします!

マカ・ママレード

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サマリー

映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、魔法の国オズを舞台に、性格が正反対のエルファバとクリンダが友人になる過程を描いています。音楽や演技が優れており、期待を超える素晴らしい作品となっています。

物語の概要
みなさん、こんばんは。マカ・ママレードです。
今回取り上げる作品は、【ウィキッド ふたりの魔女】です。
監督は、クレイジー・リッチやイン・ザ・ハイツなどのジョン・M・チュー。
主演は、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデです。
物語の舞台は、魔法と幻想の国、オズ。
地図大学に進学したエルファバとクリンダは、
ひょんなことから、大学の寮で共同生活を送ることになる。
性格は正反対の二人は、互いに反発し合うが、
次第に、お互いを認めて友人になっていく。
そして、偉大なオズの魔法使いの正体で、
二人はエメラルドシティを訪れるが、
そこでオズの背後に蠢く陰謀と、ある秘密を知ることになる。
というのが、大まかなストーリーです。
演出と評価
今作が一応パート1になっていて、前編です。
後編が多分、今年に公開予定だったかなと思います。
で、僕が劇場でウィキッドを見たのと同じ日に、
メル・ギブソン監督でマーク・ウォルバーグ出演の
フライトリスクというサスペンス映画を見たんですけど、
こちらはまあまあ面白くって、
70点満点で60点くらいの映画だったんですね。
対して、このウィキッドの方は、
100点満点で90点の映画のような印象でした。
ウィキッドの方が、なんというか、原作ファンや舞台版のファンからの期待っていう意味も含めて、
飾れているハードルは高かったと思うんですけど、
見事に高得点を叩き出していたと思います。
観客の反応もすごくって、僕は確か公開2日目くらいに行ったんですけど、
終わった後に自然と拍手が沸き起こっていました。
何か舞台挨拶があったとか、
そういうことじゃない普通の通常の上映会だったんですけど、
それくらい熱狂的にこの映画が観客に迎えられていました。
まず曲が本当に帰り道に口ずさめるくらい耳なじみがいいものばっかりだったし、
何と言っても主演の2人、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデの歌唱力の高さが本当に凄まじかったです。
映画を見終わったら絶対にサウンドトラックを手に入れたくなるような、そんな素晴らしい曲ばかりでした。
楽曲もキャストの演技も素晴らしかったんですけど、
作品全体で印象的だったのは、ミュージカルの作りもの感をうまく演出に利用していた点です。
どういうことかというと、作中の舞台ってなる静大学やエメラルドシティは一見すると、
大したような人々がみんな楽しく暮らしているように見えるんですね。
でもそのすぐ裏側では、動物たちが差別されて、権力者、オズを救じる統治者ですね、
の号令の下に善悪が決められて、見た目が他人と違うエルファバはみんなから受け入れられないというディストピアが展開されていると。
このように表層的でハリボテ感のある作品世界を表現するのに、
全員で踊ったり歌ったりするっていう、少し大げさで、
どこか嘘っぽいミュージカルっていうのが非常にぴったりの手法だったなと感じました。
例えば、エルファバとグリンダがエメラルドシティに来た時に歌われるOne Short Dayっていう曲なんかは本当に楽しくて、
いい曲で、アンサンブルの演出も含めて、これぞミュージカルっていう良さにあふれた曲なんですけど、
その後の展開も考えると、あれ、なんか楽しいっていうか、むしろこれは不気味と感じるようになっているんですよね。
だから一筋縄ではいかないっていうか、ストレートにミュージカルっていうものを打ち出した作品というよりは、
ミュージカルっていう表現技法そのものを演出に組み込んで利用しているようにも見えるわけです。
また、そういった張りぼて感を生み出すという意味では、CGだけじゃなくて、この作品では本当に物理的に豪華なセットっていうのを多用しているんですけど、
そういったことも、いい意味での作り物感とか張りぼて感を生み出すのにひと役買っていたと思います。
というわけで、全体の演出も素晴らしかったんですけど、最初に100点満点で90点といったように、
100点と手放しで絶賛できるような感じではなかったです。
これは何でかっていうと、何か大きな不満点があるっていうわけではなくて、冒頭でも言ったように、この作品はパート1、前編なんですよね。
つまり物語の途中なわけです。だから、ちょっと判断は保留にしておきたいなということで、90点にしました。
この後の展開っていうことですよね。僕は原作も読んでないし、舞台も見てないんですけど、
ラストがどうなるかっていうのは、このウィキッドのパート1の冒頭とか、元になったオズの魔法使いの物語で一応わかっているわけですよね。
だからかなり辛い話に後半、第2話になっていくっていうのは確実なんで、そこをどう描いていくのかっていうのが非常に楽しみです。
それとも、展開自体にツイストがあって、何かアッと驚くような仕掛けがあったりするのかもしれないですけど、それも含めてパート2を映画館に見に行きたいと思います。
まだパート1を見てないっていう人は、ぜひミュージカルナンバーとかは劇場の音響と大スクリーンで見てこそ堪能できるものだと思うんで、
これから公開するパート2に備えるっていう意味でも、良ければ劇場に足を運んでみてください。
06:40

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