今日のテーマトークは、ウィキッド、ふたりの魔女、です。はい、ではマニオンさん、解説お願いします。
はい、映画ドットコムより解説読ませていただきます。名作自動文学、オズの魔法使いに登場する魔女たちの知られざる物語を描き、
2003年の初演から20年以上にわたり愛され続ける大ヒットブロードウェイミュージカル、ウィキッドを映画化した二部作の前編。
後にオズの魔法使いに登場する西の悪い魔女となるエルファバと、良い魔女となるグリンダの始まりの物語を描いたファンタジーミュージカル。
魔法と幻想の国、オズにある静大学の学生として出会ったエルファバとグリンダ。緑色の肌を持ち、周囲から誤解されてしまうエルファバと、
野心的で美しく人気者のグリンダは寄宿舎で偶然ルームメイトになる。見た目も性格も全く異なる二人は、
最初こそ激しく衝突するが次第に友情を深めかけがえのない存在になっていく。 しかしこの出会いがやがてオズの国の運命を大きく変えることになる。
エルファバ役はエミー賞、グラミー賞、トニー賞でそれぞれ受賞歴を持つ実力派の真摯アイリボ。 グリンダ役はグラミー賞常連アーティストのアリアナグランデがそれぞれ演じた。
その他、静大学の学長マダム・モリブル役にエブリッシング・エブリウェア・オール・アットワンスのミシェル・ヨウ。
伝説のオズの魔法使い役にジェラシック・パークシリーズのジェフ・ゴールドブラム。 監督はイン・ザ・ハイツ・クレイジー・リッチのジョン・M・チュー。
第97回アカデミー賞では佐賢賞のほか、真摯アイリボの主演女優賞、アリアナグランデの女演女優賞など、合計10部本にノミネートされ、美術賞と衣装デザイン賞の2部本で受賞した。
はい、ではここから内容に触れる話入っていきますので、ネタバレ禁される方がいたら是非見てから聞いていただけたらと思います。
では、サーリーの感想、マリオンさんいかがでした?
はい、そうですね。そんなにオズの魔法使いって何だっけぐらいのレベルで見に行ってまして、なんとなくウロ覚えって感じですね、オズの魔法使い。
で、ウィキッドも当然プロトライアルのミュージカル見たことないし、サムライミのオズ始まりの物語みたいなやつだけ見たことある、みたいな感じで見に行ったんですけど。
でまぁ、これが前編ってことを知って見に行ってるんですけど、そんなとこで終わっちゃうのかよ、みたいな。早く続き見せてください、みたいな感じでいっぱいです。
っていうぐらいにはめちゃくちゃ面白かったなーって思って、160分って結構長い尺ですけど、全くそんな感じしないレベルの濃密さとテンポの良さって言ったらいいんでしょうかね。
歌もどれもいいし、なんかもうキャラクターもどれもみんな魅力的だし、でそこの物語の背景とかにあるちょっと社会的な批評みたいな部分もめちゃくちゃ栽渡ってて、
それはもう原作のブロードミュージカルの見事だっていうのもあるんでしょうけど、いや多分これ映画でもかなり、もっと多分ミュージカル版よりももっとこう、キャラクターの深みとか、なんか設定とかをものすごいもっと深く描きつつ、
映画として楽しく、ミュージカルを見せていくっていうのがすごい徹底されてるんだろうなーってすごい思って、これはちょっと早くパート2が早く見たいですっていう感じですね、本当に見事だなって思いました。
はい、大井さんいかがでしょうか。
僕もめちゃくちゃ楽しめましたというか、この1週間エルファバとグリンダのことしか考えてないぐらい。
いやーハマっちゃいましたね、本当に早く2回目を見に行きたいと思って、ただ時間がさっきおっしゃったように長いので、いつ見に行こうかって悩んでるぐらいなんですけど、いやー良かった。
あとなんか1つあったのは、映画館を僕アイマックスで見たんですけど、久々に東京ではないアイマックスでこんなに人が入ってるっていうところがまずすごく嬉しかったですし、
その中で見たやっぱりウィキッドの良さっていうのは間違いなくありましたし、こんなとこで終わるのかよっていうのもあるんですけど、でもここしかねえよなっていう感じもして、
まあなんだろう、逆に深く語れればちょっとわかんなくなってきてるというか、見事すぎてもう見ればいいんじゃないとしか言えないというか。
なんか今、本当に今劇場でかかってる映画の中で一番胸を張ってエンタメだ、誰にでも勧められるエンタメだとして見れる映画かなと、本当に大人から子供まで全員に見てもらいたいって言いたくなっちゃうぐらい好きな映画ですね。
僕はですね、まずオズの魔法使いは午前10時の映画祭で1回見たことがあるんですけど、寝ちゃったんですよね。なのであんまりよく覚えてなくて、ただ黄色い道とかめちゃくちゃ有名じゃないですか。
で、あとロボットドリームズでも引用されてましたよね、ダンスシーン。まあやっぱりみんなご存知オズの魔法使いっていう感じだと思うんですけど、ただそんな何というか奥行きが作れる話なのかなみたいなので、
なんでこんなにミュージカルずっとやってるんだろうみたいなのは不思議に思い続けてたんですけど、まあ見て思ったのはもうね、いいですよねっていう感じなんですけど、なんだろうな、もう基本的にめちゃくちゃ好きなんですよ。
いやもうね、前半ね、最高のユリ映画やなと思いながら見てたんですけど。 いや、僕が好きなユリってこれなんですよね。
で、後半でちょっと趣が変わってきて、ポリティカルな側面強くなってくるし、やっぱり個人が独立するっていう、その話としてのピークが来るんで、やっぱそこはもうすごく上がりましたね。
僕、アナと雪の女王好きっていうのは稀によく言ってるんですけど、レッドイットゴーってこれだったんだっていう、こっちの方が詐欺じゃないですか、ウィキッドの方が。
そうですね、確かに。 これだったんだ、レッドイットゴーがやろうとしたことって、そもそもこれを目指してたんだなっていうふうに思って、いいですよね。
なんかその、客観的に見て正しいことをしてるわけじゃないんですけど、個人としてその選択をするっていうことがめちゃくちゃいいなって思えるっていう。
本当に後半も楽しみだし、グリーンだ覚醒が残ってるわけじゃないですか。 そうですよね。
いやー、そうよね。 それがね楽しみで、才能がない側と言われる側の、そっちがまだ残ってるんですよね。
いやー楽しみですね。 ってな感じです。
はい、あとお便りついただいてますので紹介させていただきます。 オイスさんお願いします。
はい、今原さんからいただきました。 天上メンバーの皆様こんばんは。
テーマ作品ですが、過去に力団式の舞台版を見ていることもあった影響でしょうか。 冒頭から号泣、その後もエルファバが出てくる度に涙ぐんでいるというかなり危険な状態で本作を鑑賞していました。
本映画で好きなのがクライマックス、名曲ディファニンググラビティのシーン。 グリンダがエルファバと共に行くことを拒む展開は舞台も映画も同じですが、
このシーンの演出がそれぞれの舞台で微妙に異なっています。 私の見た舞台ではグリンダは意思をもってエルファバを拒否したように見えましたが、
映画のグリンダはエルファバと共に飛び出したいという気持ちもあるが、歩むことを躊躇するように見えました。
舞台には舞台の良い点がたくさんありますが、グリンダとエルファバの関係性ものとしては映画の方が好みでした。
また、グリンダを演じたアリアナ・グランデはエルファバ役で本作のオーディションを受けたとのことですが、この映画を見た後ではグリンダ役は彼女しか考えられませんね。
コメディエンヌとして最高でした。本作に関する皆様の感想を楽しみにしております。
はい、ありがとうございます。 ありがとうございます。 ありがとうございます。
エマハラさんが舞台の旅だっていうのはずっと存知上げてたんですけど、ちゃんと式も見に行ってるんだなっていうのがさすがだなっていう。
いやー、今劇団式大阪でね、ウィキってやってるんですよね。
もう映画見終わった時に、うわー、これ絶対式のやつ見たいじゃん、劇団式見たいって思ったら全部売り切れでした。
悲しいって思いました。
僕もニューヨーク行った時にブロードウェイで見ようかなってずっと思ってたんですけど、もうまあ、それは向こうは公開してめちゃくちゃ話題にもなってるんで、席が取れない。
すごいですよね。
でもまあ、20年前からこの脚本でやってるっていう、すごいなと思いますよね。
そうですね。いや、すごいな。今日の話だって思いながら見てましたもん。
本当に。
今日の話というか、ずっとそうっていうことなんでしょうけどね。
多分そうなんですよね。
2003年段階でも確か911と重ねられて結構語れる言説が多かったっていうのは言われたりもするので。
でも多分意味合いが確かに今見ると変わるなっていうのはありますよね。
よりね、ちょっとより悪化してしまったのではないかという感じで、またこのウィキッドを見ると、また逆にちょっとなんとも暗い気持ちにもなるしっていうのはちょっとありますよね。
そのエルファバとグリンダの関係の分かれ方が舞台の方と映画の方って、エマさんが見た限りでちょっと違うって話なんですけど、
この漢字だと僕舞台の方が好みのやつかもしらんなっていう、その運命によって対立していくというか、その漢字の方が僕としては好きっちゃ好きなんですけど、
やっぱちゃんと応援してますからね、今回の映画は。私はそっち行けないけど応援してるっていう感じだから。
そうですね。
伊瀬は同じくしてるみたいな感じですよね。
そう、だからラストの話になっちゃいますけど、なんかあの曲もすごい意味合いちょっと変わってくるよねって思うんですよね。
エルファバの覚醒としてのディファイン・グラビティっていう意味と、抗えない重力に引き裂かれる二人としてのこの曲っていうのもとらえるとすごい、あら切ないなぁみたいなのはありますよね。
I Hope You're Happyがあんなに切なく響くかいっていう。
結構それさらっとやりきっちゃうから、なんかすごいなって思いましたね。
あと僕、恥ずかしながらアリアナ・グランデのこと全然知らんかったんですけど、
なんか、
あ、そうですか。
いや、ちょっとちゃんとちょっと恥ずかしいんですけどね、あの、すげえなと思って、まあ歌すごいもそうなんですけど、細いのに身体能力すげえなと思って。
いやー、そうなんだ。
こんな人なんやってびっくりして、むしろ僕なんか、結構ディーバータイプの人やと思ってたんですけど、割と顔幼いなっていうぐらいの印象だったんですね、なんか。
うん、ああ。
そう、まあそうなのか。
まあ、いやごめんなさい。
僕めちゃくちゃ詳しいわけじゃないですけど、アリアナ・グランデ。まあでもまあ、曲聴いてるかもなるし、みたいな。
あ、これアリアナ・グランデの曲だよね、ぐらいの感じではあるんですけど。
もともとちょっと、どうなんやろな。
まあなんかね、映画だったら、ドントルックアップとかに出てたかなっていう、それこそ歌姫役で出てたなとかあるなって。
なるほど。
まあやっぱあんなイメージかなと思うんですけど、どっちかっていう。
でまあ、そもそも今回歌い方が違うじゃないですか。
そう、そうなんですよ。
もう完全にミュージカル仕様の歌い方でやってるから、ちょっと、あ、この人こういうこともできるんや、みたいな。
っていうのはちょっとありましたよね。
結構、そうなんですよね。アリアナ・グランデってどちらかというと高音が出るみたいなことで結構評価されてるというか、
この高音、この人の声出せるんだみたいなところで評価されてる人だと思ってるんですけど、
今回ほんと歌唱力というか、ミュージカルとしての歌い方を冒頭から見せつけてくるじゃないですか。
あ、これは確かに違うなっていうか。
最初の登場シーンからちょっとドキモノが出ましたね、ほんとに。
またね、キャラが好きでね、いい感じにイケつかないんですよね。
いや、そう。
そう。
いいですよね、なんかちょいちょい周りのキャラクター全員イケつかないっすよね。
グリーンだもんですけど。
そこが、でもこんなにイケつかないのになんで好きになっちゃうんだろうみたいなのがすごいなって思いましたね、見てて。
髪振るシーンのバカバカさというかね。
すごいですよね。爆笑もんですよ、なんか。どんだけ髪振るのとか。
あなたたちルームメイトに行っていた時の反応?みたいなやつ。
いいねって言われましたし。
そうですね、やっぱコメディングをやってるからそんなに、なんというか、憎々しく見えないっていうか。
ちゃんとちょっと損する役回りになってるんで、作劇場。
そこでこっちとしても好感を持って見れるなっていうのがありましたけど。
前半のね、2人がルームメイトになって、あいつ、あわんわーみたいなこと言ってる短いシーンあるじゃないですか。
あのシーンめちゃくちゃ好きで、僕本作のミジカルシーンで、あのシーンが一番好きなんですけど。
なるほど。
あわんわーみたいな、あいつ、ほんまあわんわーみたいなのを言ってるのが最高だなと思って。
確かにね、あそこでもうめちゃくちゃお互い反目し合ってる、バチバチっていうのからのっていうのもあるし。
規模がデケェって感じですよ。
なんかその規模のことをやりつつ、しっかりポリコレって言うと違うんですけど、人種の多様性とかいろんなものも全部完璧にクリアしてるわけじゃないですか。
本当にそうですね。
そこマジですごいなと思って。
舞台デザインの話で聞いたのが、エルファバの妹役の人、あれ本当に車椅子ユーザーのポジションの方が役者さんとして演じられてるんですけど、
その方にとってバリアフリーになるような舞台セットを作るっていうところからコンセプトが入ってるらしくて。
なるほど。そうか、そうですよね。
それは必須ですよね、本当に。
そうそうそう。そういうところも含めて心差し高いよねっていう、プロジェクトチーム全体の。
それむっちゃ思ったんですけど、初めて学校に来たシーンで、めちゃめちゃちゃんと車椅子用スロープあるから、すっげーバリアフリーな学校やなって思って。
あの手の魔法学校って基本階段のイメージやったんで、すっげーバリアフリーやなと思う一つ。
あ、でも動物はちゃうんだみたいなのがすごい逆に際立ったなと思って。
こんなにね、多様性に対して寛容な学校なのに、あ、動物はダメなんすねみたいな。
それはすごい逆に目についたというか、そういうふうに意図してやってるのかもしれないですけど。
確かにね。結構あの、嫌な学校だなって思いましたけどね。
嫌な学校ですよね。
あの魔法学の先生みたいな人。だいぶ嫌な人ですよねみたいな。最初からいけすかねえとすごかったですよね。
私なんか見込みある人しか教えないんだよとか。それ先生という立場でどうなんそれみたいな。
学び屋の先生としてどうなんその態度みたいな感じがすげーなって思いましたけど。
一人にしか教えてないでしょ魔法は。
そうそうそう。別に授業も持ってないしみたいな感じでしたもんね。
逆に何してんってことですけど。
魔法大学って言う割には魔法はもう教えてないじゃんっていうのも思ったりはしましたけど。
魔法学校だったのかなそもそもみたいな。
そうそうそうそう。
イメージ完全になんかそのいろいろな学部ある大学みたいな。
総合大学みたいな。
経済学部総合大学みたいなイメージで見てたので。
けどやっぱりハリーポッターとか通ってきてるんでちょっといろいろね。
あの辺の学園描写ってミュージカルにさらっと流されちゃいますけどもっと見たくなるよねっていうのはわかりました。
それは見始めて割とすぐにあっ魔法オンリーの学校じゃないんだみたいなのはそこですごい目についたというか。
なんていうか現実と実際の学問をやるとこなんだっていうのはちょっと驚いたというか。
一人しか魔法習ってないっていう。
魔法学校って言うかなみたいな。
本当にこの世界では魔法を使えるイコール特権制なんですよねきっとね。
大人の魔法使いであるそこが一番ヒエラルキーのトップにいるわけで。
でも本人魔法使えんからなぁ。
科学の人やから本人。
科学もね、人から見れば科学魔法みたいなもんですよみたいなことですよけど。
僕半分寝ながら見てた元の方のオズの魔法使いでも、悪い魔女はもうめちゃくちゃファンタジーの魔女じゃないですか。
でもオズの魔法使いはあの感じで、どっちかというと科学者とかあるいは政治家みたいな人だから、
なんかこの2つが並列してるのものすごい不思議な感じやなって思いながら見てたんですけど。
むしろそこがビキッドの方で掘り下げてるのかなってちょっと思って。
むっちゃ嫌やん、その偽りの権威に縋ってるむちゃくちゃ嫌な人やなぁと思って。
その人がセンチメンタルって言っておかれてますからね。
センチメンタルマンっていう。
シャラクセーと思いながらあそこ。
またジェイフ・ゴールド・ブラムが合うんだよなぁ、そういうシャラクセー役。
いや分かる分かる。絶対合うじゃんっていうのは分かりますよね。
インチキおじさんですか、ほんとに。
永遠のインチキおじさん。
ドラキュラパークシリーズからずっとインチキおじさんやってるからな、この人な。
真面目なのにすごいインチキ臭く見えるんだよな。なんでかねーっていう。
マジナイスキャスティングですよね。
ちょっとあと触れてなかったですけど、エルファバ役のシンシア・イリボーもすげーなーって思ったんですけど、
1本だけ彼女が出てる映画見てて、ハリエットっていう映画見てたんですけど、
黒人奴隷差別が根付く時代に、黒人奴隷をカナダに逃がすっていうことをやってた英雄というか異人みたいなのを演じてたんですけど、
そのイメージがすごい強かったんです。勇ましいイメージがあったんですよね、彼女に対して。
なんですけど、今回見たらすごいウイウイしい表情で、すごい可愛らしいってなって、
え、すげー!役者ってすげー!って思ったんですけど、全然イメージと違ってたんでびっくりしちゃって、
すごいな。で、もちろん歌唱力もすごいし、ここもすごい驚かされましたね。
学校に入れるってなった時の嬉しそうな感じというか。
ちょっとびっくりしちゃいましたね。
あと、ミュージカルシーン全体的に楽しくて、ミュージカル映画見てるなっていうのを非常に楽しめたんですけど、
あの、図書室って言ったらいいんですかね、あれ。
ああ、はいはいはい。
あのシーンの、なんていうか、ダンスの設計、やばいなと思って。
やばい。
とんでもないギミック使ってました、回転。
すごいね。
あの、ぐるぐる回る初古の、ぐるぐる回るはしごを使って、結構ダイナミックなダンスをしてて、
結構とんでもない事故が起きそうな構造やなと思いながら見てたんですけど、
でも、本当すごいなと思って。
あそこで行われること、むちゃくちゃ嫌な感じじゃないですか。
勉強するより遊ぼうぜみたいな、どうせ人生意味ねえから踊ろうぜみたいなこと言ってて。
僕はあそこらへん、こいつら全員死ねよと思いながら見てたんですけど。
でも、すごいミュージカルシーンとしてはすごい良くて、
僕、ミュージカルってそれを成し遂げられるから本当すごいなと思って。
全然嫌なことしてるのに、めちゃくちゃ楽しいっていうことが起きるんですよね、ミュージカルって。
そうなんですよね。
あの後の洞窟みたいなところでパーティーやるシーンも、こいつらマジでさ、みたいな感じなんですけど、
でも、むっちゃ楽しいんですよ。
そうですね。
なんかその、矛盾したものを成立させられるパワーがあるのがミュージカルだなと思って。
すごい楽しいですね。
たぶん普通にやられたら本当に嫌なシーンになりそうなところを。
でも、とはいえ、その切なさも事実だったりするじゃないですか。
だからなんかそれが両立してることも見事だなと思いましたし。
あともう洞窟のパーティーのシーン、ちょっと語らざるを得ないんで語りますけど、
あの二人のダンスシーンすごくないですか。
いやすごい。
これまである意味楽曲でパワーで押し切ってきたところを、
あえてダンスだけでその思いが通じ合うっていうのを動きで表現するっていう。
あそこもう泳いで泣いちゃったんですけど。
いろいろ曲説あったんだろうなっていう映画の方も。
結構すごい難しいものを描いてるなっていう部分の話ちょっともう一回触れたいんですけど、冒頭、エルハバが生まれた経緯みたいなの部分で、
フギの子かなっていう感じで、しかもその時飲んでた薬が関係してるのかなみたいなのも、なんかあんのかなって思うけど、別にそこそんな触れないじゃないですか。
そこの因果関係って別にそんなによくわかんないし、何だったらそれをやってたお母さんのことは、もう亡くなってるけどずっとエルハバ本人から愛されてる母親として片身の瓶大事にしてたりとか、結構なんというかすごい複雑じゃないですか。
例えばそれで、だからこうなったみたいなのも、別にそうかもしれないけどそうじゃないかもしれないですよねみたいな。あとその肌の色の部分と別に魔法の才能ってそんな紐づいてないんじゃないかなって見えたんですよね僕は。
例えばそこで、なぜエルハバの肌が緑色なのか、そして魔力があるのかっていうのが、母親のフギの子だからですみたいな、そこの因果が繋がっていったら、ああはいはい、悪ですよねみたいなのがすごい飲み込みやすくなると思うんですけど、
全然そうじゃないから、全然複雑さの中で、確かじゃない曖昧さの中で、ただ今ここにいるエルハバっていう人間は肌が緑色で魔法の才能がありますっていう。でもそれ以前の因果関係って別にありそうに見えるけど別にないですみたいな感じやだと思って。
あれ描いたら、そういうふうに見る人全然いてもおかしくないと思うんですよ。お母さんがそんなことしたからこうなったんだねみたいな、そういう呪いみたいなもんなのかなーって。でも別に呪いでもないし、母親憎まれてないし、みたいな。すごいなーと思って。すごい複雑さを残すなーって思いながら見てたんですけど。
だから登場人物全員結構複雑だなーっていうのも見てて思って。エルハバの妹に結果的には当てがわれてしまうマンチカンの男の子とかも、グリンダのことを好きって気持ちは確かにあると。ただ目の前の人に多分言ってる気持ちもまあまあ本当だったりもするんだろうなってニュアンスで描かれてる気がするんですよ。
そのまま限りで言ってる感じでは多分ない。その気持ちもまああるっていう。とはいえちょっと油断するとグリンダに気持ちが行っちゃうぐらいのバランス。
でもそれはね、妹の方にはちょっと分かっちゃってるから最後ちょっとね、うわーって感じで出て行っちゃうところで終わってしまいますけど、前編では。
なんかそうなんだよな。結構最初みんな側のイメージこんなんかなって思ってたら意外とそうじゃなかったみたいな。人が多いなーってキャラクター的になんか思いはしますよね。
王子様?フィエロ?なんか。はいはい。いわゆるチャーミングだけなやつっしょみたいなかと思ったら意外とすごく優しいじゃないかみたいなところがすごく気持ちではあってすごくエルファバとそういう意味ではすごく親密な匂いが感じられるみたいな。
とかがあったりとか なんか結局なんか
見た目と違うことのバランス複雑さがあるからこそ 面白いでも現実は結構白黒はっきり付けさせられてしまってっていうのが
すごくテーマとして深いよなぁと思うんですよね だからさっきちょっとオズのジェフゴールドブラムの話をしてましたけど
うさん臭いオッサンなんだけど彼は彼なりに頑張ってるわけじゃないですか そうですね
なんか彼も彼で悪として断罪できるバランスでも描いてない気もして まだにもう善悪っていうのが一個のテーゼだと思うんですよこの映画
っていうところでそうではない世界を描きながらでも表向きにはそうなってしまう世界を 描くって言う
そうですねだからその複雑さってこのビキッドって作品とってすごい大事なことなんだろう なって思うんですよねそもそもがオズの魔法使いのシンプルさに対する
アンチテーゼなわけだから そこでそのもちろんその悪い魔女も複雑だしじゃあそうじゃない人間がシンプルだったら
意味ないじゃないですか 悪い魔女の複雑さを出すために他の人間は悪い魔女を
そういう悪く落としめたシンプルな人間であったら 結果的にそれめちゃくちゃシンプルな話だからそうじゃなくてみんな複雑ですっていうところ
に対してでも最終的にだんだん着地としては悪い魔女がやっつけられますっていうその シンプルなものに収束されていってしまうっていう
そうやってこの世界やなって思うんですよね めちゃくちゃ複雑なんだけど最終的に残る物語はシンプルにされていってしまうっていう
でも個人はそのシンプルな物語に抗いますよねっていうのをやってるなっていうのを やっぱ本作の厚さってそこやと思うんですよね
だからなんならそこはもうちょっと違うけど世界系と言ってもいいというか いやそうなんです
いや結構だからスパイダーバースのマイルスくんみたいな感じでもあるじゃんって言われてみれば そうなんですけど
だから でもマジでちょっと後編どう展開するかわかんないんだよなーっていう
どうなっちゃうんだろうっていうのはちょっと思いますけど
別にオズの魔法使いやっつけられないはずですからね
てかやっつけたところでですからねそもそも ってなっちゃうしエルファボーはああいうことになっちゃうわけじゃんっていうことを考えたら
いやどうなるんだろうなんか本当にちょっとそこらへんは どうするんですかみたいな感じが本当にちょっと
だからもうパート2が見たくてしゃーないって気持ちにやっぱなってしまいますよね なんかもう
ちょっとデューンとは違いますよみたいな
いやあてつけに出してはちょっと悪いですけどデューンも別に悪い絵なんてめちゃくちゃ面白いと思ってますけど
次回へのモチベーションは完全段違いなんですけどみたいな ぐらいいいとこで終わるしなんかワクワクして終わってるっていうのはあるかなーっていう
グラビティのラストのねー すごいですよね
いや僕あのさっきも言いましたけどやっぱあんねんき レッドイットゴー死ぬほど好きなんですよ僕
であのやっぱあのありのままの方じゃなくてやっぱレッドイットゴーが好きなんですよ あのこれたまに言ってると思うんですけど
そのパーフェクトガールイズゴーンっていうもう完璧な少女はもういないんだって言って エルサが一人で立つんですよね大地に
あそこがすっごい好きで本作は空飛んでるわけですけど そのお前たちに褒められるものじゃなくなることで私は私になるんだっていう
かっこよすぎるんですよね本当に
そこは本当にかっこいい しかもエルサ応援時出たイドラメンゼルでしたっけ
初代のウィキッドのエルファバイ役ですもんね あそっかなんかそっか当て書きじゃないですかもう
明らかに意識されているキャスティング 今回出てたし
そうそう出てましたねイドラメンゼルね 街の役者みたいなの出てましたけどね
2人とも登場してなんか未だに仲良いなっていう あれこの人エルサって思いながら見てるやっぱエルサだよなって思いながら見てましたけど
なるほどなそっかそっか だからほぼ原作ですよね
ですよね実質 実質でアヌと行きの女王ももともとエルサってその行きの女王を原作にして
悪の行きの女王になるはずだったから ああそっかそっかそうですよね
なんというかそのウィキッドがオズの魔法使いになるの途中で止めたみたいな感じじゃないですか それって確かに確かにそうかそうか
そこからもうめっちゃもうシフトチェンジしますみたいな
ああ
今回のウィキッドにて完全に終わり方っていうか 穴行きのレッドイット号終わって少しも寒くないわって言って扉バターンって閉めて終わりましたみたいな
ぐらいしか進んでないんだなーって話の流れ的にと思うと いや話全然進んでないけどこんなに面白いんだみたいな
っていうのも逆にすごいだと思って そうなんですよだからもう結構これはこれでなんですよね
前編だけでこれなんですよマジでそう マジで一番明るいとこで終わってもらえるから
そうホクホクした後にも劇場でれるんですよ 本当にアクロススパイダーバースと同じ状態だった
本当にそう 次どうなっちゃうのーみたいな
いいとこで終わるーって そうですね
あとやっぱりね本作見て思うのはやっぱりミュージカルみてぇなってなりますね 本当にそう思います
あの僕映画大好きですけど映画っていうものそのものが大好きですけど 歌と踊りに関しては絶対に舞台に勝てないとは思ってて
もうその部分だけは絶対に勝てないと思うんですよ 目の前でそれをやってることに関しては映画は絶対にその舞台というかミュージカルに勝てないと思うので
それはねそこで歌っててそこで踊ってるものを見てぇさってなったんですよね
そう だから本当にこれ見て大阪デビキッドやってるじゃんって調べた人たくさんいると思うんですよね
僕みたいに 売り切れだったって思うんですけど
だからあれですよね USJでもう一回やってくんねえかなっていう
なんかやるんじゃないのか 一時期昔やってたっていうのは知ってるんですけど
なんか今回は復活するみたいな流れてなかったっけ ゾーンが復活するよっていうのはあってたんですけど
舞台はやるのかなってのをちょっと僕掴みじゃなくて 舞台はやらないかな
いやーでもやってくれたら最高だけどなーっていう 今こそですよねテレビ
今こそ どう考えてももうチケット取れないですよ
そもそも取れないじゃないですか 劇団式のチケットなんて
そもそも取れない いやーでもなー事前に見てこうかなって思って
ちょっとチケット何回か調べたことあったんですよ だいぶ前に
で だいぶ後の方も公演の5月とか6月かじゃないか 実績あったんですよ
まあまあ取れるんやろうなって 甘かったーっていう
後悔する前に取るべきでしたね それはね
後悔する前に取っておくべきだったなっていうのはそういう思いました
いやー楽しみですね 後編が本当にいつになるかなっていう感じですけど
今後9月の11月でしたっけ確か そんな早いんだな
早い? 確か
早いの? 今年かの来年かな 確か11月ってのを覚えてて
あーなるほど じゃあ スパイダーバースほど待たなくていいですね
リューンよりも待たないみたいな リューンよりも待たないし
いや その方がいいです 忘れちゃうから
そうなんですよね 早く見たいです本当に
アイター君やったらね 今度こそミュージカル見に行ってもいいですし
そうですね 今年の11月がアメリカ公開だそうです
あーなるほど じゃあ日本もそんな遠くないですね
遠くないはずです 早く見たい
まあ来年とかだな 来年の今ぐらいかなって感じですね
もうちょっと早くやってくんないかな
もうちょっと早くやってもいいですけど まあまあ1年後ぐらいなら
まあまだみたいな
まあ楽しみしつつ
ではウィキッド2人の魔女のお話は この辺りで終わっておこうかなと思います