1. 映画の感想をふたりでダラダラ喋るやつ
  2. #129『戦慄怪奇ワールド コワ..
2023-09-10 18:10

#129『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』の感想をふたりでダラダラ喋ったやつ

物理

() プリキュアライト : 女児アニメ『プリキュア』シリーズの劇場版は、入場時に「ミラクルライト」が配布され、ストーリーのクライマックスで点灯させて応援するスタイルになっている。子供を飽きさせない工夫とノベルティグッズを兼ねたうまいやり方。

() 第四の壁 : スクリーンの向こう側とこちら側を隔てる境界。

() 『カメラを止めるな!』 : 言わずと知れた、大ヒット低予算映画。リピーターの先回りした笑い声が初見者へのネタバレになってしまっているという事態を観測したことがある。

() 例のプール : 有名な撮影スタジオです。

() 昔の心霊特集 : 「おわかりいただけただろうか」。

() 『ポプテピピック』 : 大人気クソ四コマ漫画。アニメ版には毎話オリジナルのエピソードが挿入されており、その中に心霊番組のパロディがあった。

() 『ダンダダン』 : SFオカルトバトルラブコメ漫画。主人公の失われたキンタマを巡って人間と怪異、宇宙人が三つ巴の戦いを繰り広げる。

() 階段に閉じ込められる映画 : 『パラドクス』。ループ空間に閉じ込められ、35年間そこで暮らす。

サマリー

彼は、怖さよりも面白さが際立つ映画『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』について、ダラダラと感想を話しています。狼の家の予告にも映っていたこの映画は、全ての登場人物が緊張感をぶち壊すように配置されており、ただただ面白くしようとしている映画です。駆動さんとダーク駆動のやり取りや、オカルト専門家の場面のパロディなど、『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』はホラージャンルにおいて作りが丁寧であると感じられます。

見た後の雰囲気が全く違う
いや、これ反則でしょう。一つも怖くなくて、ただひたすら面白かった。
面白かった。すごく面白かった。
このタイトルで全然怖くないですね。明らかに全ての登場人物が緊張感をぶち壊すように配置されていて、ただただ面白くすることだけを考えている映画だよね。
ちょっとね、すごいなって思ったの。全然知らないし、先日、なんかさ、狼の家かなんか見たときに予告で見て、ちょっと怖いなって思ったっていうのの予告はこれだったのよ。
あんまりそんな怖いの得意じゃないんだよなって思いつつ、見て、だから入り口でさ、パチリのね、あれやるときにちょっと引きで撮って、引きで撮ってアップで撮るっていうのをいつもやってるんだけど、
だから今日はもう怖いからやめとこうってね、控えめに撮ったぐらいはちょっと引いてたんだけど、
入り口のポスターを撮ると?
怖いの映ってるし、撮るのやめとこうって思って、一枚だけでね、やったぐらいには最初見るのちょっと怖いなって思ったんだけど、
あの、めっちゃ面白かったよ。もうなんか、あのちょっとさ、ゲラの人がさ、周りにいたせいでタイミングがさ、なんかちょっとスンって引いちゃったところはあるんだけど、
それでもあの、めっちゃ声出してフフってとかさ、結構キャラキャラ笑っちゃうようなところはあったし、
何よりすごいいいなって思ったのは、あの、終わった後にさ、綺麗よく終わって出たときに、みんなさ、あ、面白かったって言って、ニコニコしてね、出ていくところがすっごい良かったの。
そうそう、俺はそれも言いたくて、終わって明かりがついた瞬間に、劇場中からフフって声が聞こえてきたの。
そう、あの、笑いだったので、あの、私帰るときにさ、帰り道のときさ、周りのさ、お客さんの顔ね、表情を見てたんだよ。みんな笑顔なの。
そうそうそう、もうね、こんなほんばかした雰囲気で終わるホラー映画を体験したことがない。
ホラー映画としての特徴
そう、なんかさ、あの、あ、笑いで邪気が晴れていると思ったのよ。
もう、終わった後の雰囲気がもう全然違うんだよね。素晴らしい。
そうなのよ。
そう、めちゃめちゃチープだし、しょうもない映画なんだけど、制作サイドにも客にも愛が詰まってるというか、多分ファンの人たちがすごく多いんだろうね。見に来てる人。
僕ら初見だけども、これ結構長いシリーズっぽいから。
で、隣に座ってためっちゃゲラの人ね。あの人とかさ、もう誰も笑ってないとこでもさ、ちょっとわざとらしい具合に声を上げてさ、アッハッハって笑ってたよね。大ファンなんだろうね。
あのね、ちょっと話がそれちゃうんだけれども、そういう民、あとこれさ、見た時にこれこそプリキュアライトを持って頑張れってやるタイプの映画じゃんって思って。
でも思った。プリキュアの映画見たことないけれども、完全に大志の壁を越えて、向こう側から声をかけてきて、みんなで応援するんだってね。
みんなで一点に向かって吸い寄せられているようだって、鬼村伊蔵先生が言った時に、多分これ観客を巻き込んでいくタイプの映画だって、なんとなく思ったのよ。
あ、そうなんだ。僕はわかんなかった。
そういうふうな下りがありそうだなって思ったら、本当に、これ見てるお前らも応援してくれよみたいな。
まあ、あれだよね。映画にするっていう定義を取っているPOVだから、それができるんだよね。
ポイントオブビューだったかな。一人称視点で、撮ってる人の視点で撮られてる映画。
だから、我らもさ、我らがカメラマンの目線ではあるんだが、見てるっていう感じで、参加していく感じのあれなんだなって思って。
もう本当にさ、応援してくれの時、私こうねんじって頑張れってやってて、ここにプリキュアライトがあって叱るべきだし、まず応援上映は作るべきだ、これは。
木魚と林の持ち込みもオッケーでしょ。
ゲラゲラのお兄さんは、応援上映があったらそっちに行くべきだったんだけど、なんならさ、朝一回見て、また見に来てんだろうよ。
何度も見て、ゲラゲラ笑いたいって毎度、なんならこのシリーズはゲラゲラする映画だからってことで、ゲラゲラ笑い張ったんでしょうけど。
ゲラゲラのお兄さんは多分、愛が溢れすぎちゃってた。
ただ、大好きなファンであったら、もうちょっとお行儀よくしてほしかったってのはあるね。
舞台が全く一緒だったこともあるけども、亀止めのリピーターがいた時と一緒だよね。先に笑っちゃう人。
今回さ、亀止めのさ、あの建物じゃん。
そう、だから今回わざと選んでるというか、緊張感をなくすのに一役買ってるよね。
そう、今回ね、もう本当にね、いろんなところでよくできてるな、この映画って思ったんだけど、亀止めのさ、あの建物って、もう大概ミステリアスだったじゃないですか。
その建物の整地巡りというか、あ、こんなところもあるんだみたいなさ、ソファーがさ、こんな狭い通路に置いてあったりとか、給湯室まで映ったりとか、
あの屋上までこうなってて、階段がこんな風にあるんだとか、こういう景色なんだとかさ、そういうところを割とあのくまなく見せてくれたっていうところが、亀止めを見た上でこの怖すぎを見ると、なんか楽しめるし、整地巡礼としていい映画だと思ったの。
絶対他にロケ地はあるだろうに、わざとあそこ選んでるところが心にくいよね。
そう、だからあの怖い映画を結構、ジャパニーズホラーみたいなのが好きな人は必ず通ってきてるであろう、見たらわかるあのロケーションをさ、わざわざ選んで、なおかつ全然違ってこんな風に作り込んでて面白い作品を作れるっていうのが、このスタッフたちはすごいなって思った。
なんか今後のホラー映画とかで例のプールみたいな扱いにならねえかなってちょっと思っちゃった。
見る人が見たら、わかるポイントとして流用されそうな気がするって感じかな。
ただ見る人が見たらっていうほどじゃなくて、めちゃめちゃドメジャーな場所になっちゃってるけどね、もはやね。
登場人物とユーモアのバランス
でまぁ、こまごまとした面白ポイントをさ、あげてったらキリがないんだけど、もう俺は、あの稲川隼士みたいな芸能者がさ、聞くよ、物理って言ったところで。
もう笑ったよね。
もうダメでした。
もうさ、途中から伊蔵先生が大好きになっちゃってさ、あーね、好きだね。
最初の電話の向こうのね、何でしょうね、妙にノリの軽い待ち者みたいな感じのさ、喋り方とかね。
エイの部分の力のこもってなさとかさ。
あと、その新聞みたいなのなんだけど、途中でうんたらとか言ってるし、あからさまにインチキ臭いやつって言ってるのを口で相当練習してると思う。
もういいね、力の抜けっぷりというかさ、高田隼士みたいなおじさんとか出てきたらさ、あと稲川隼士みたいなおじさんとか出てきたら、まあ意識してんだろうよ、怖い話といえばって感じで。
うさん臭い例の者なんだけど、でもすごい政治家だったよね。みんなのことを守るからって言って、あの調子で言うんだけど、だから結構安心感があったのよ。
怖いシチュエーションではあるし、登場人物の若い子たちが怖い目に遭っていくんだけど、そこはね、あー大丈夫だよって言って、ちゃんといい加減なおじさんなりに安心感を与えてくれて、
だから、ハラハラキリキリ怖いっていう感じではなかったの。
ハラハラキリキリ以前に怖いポイントは一つもなかったと思うんだけど。
いや、だから見る前に結構、まあ正直怖いのは嫌だなとか、そんな感じでは思ったよ。
そういう歳でもないしね。なんだけど、なんかいいなって、なんだろうね、見た後にこんなになんか払われる映画もないなって思った。
まあ最後のテロップでね、世界が地獄と化したらしいですけれども。
楽しいね、マー君の力によりゲートが開かれみたいな。
あのオチも最高でしたね。ひどすぎる。
文投げ方が絶妙だね、この映画は。
その後のエンディングテーマとかも、もうね、完璧としか言いようがないよね。
だからあそこは、さあみんなをご一緒にこうわすき。
ね、それこそ応援上映でみんなで手拍子しながら歌っちゃうよね、あれはね。
太鼓ともぐよとりんでしょ。
鳴り物をどんどんどんどんやって。
全体的なチープさもぴったりだよね。
あと玉尾ちゃんのキャラクターとかね。
全てが雰囲気をぶち壊す方向に設定されててさ、素晴らしいと思う。
それでいてさ、最近の時事問題みたいなのも、しれっと折り込まれてるじゃん、ちゃんと。
コロナ禍で職がなくなり、お金に困ってバズろうとする迷惑YouTuberなんだけど。
霊障によってトラウマが起こり起こされたりとか、その子たちのこともなんとなくわかったし。
あと、さりげに性的マイノリティのこととか盛り込んでて、しっかり抑えるところは抑えられてて。
それでいて、カラッとした気持ちで終わらせるっていうのはすごいなって思ったんだよ。
だから、よくできてるなーって。笑いつつも笑えるし、なんかすごいなーって思った。
たぶんシリーズ続けて出てる工藤さんと市川さんのコンビがまた素晴らしかったね。
工藤さん、最悪のパワハラセクハラチンピラーは親父でさ。
あの人が全ての緊張感をぶち壊してくれるから楽しく見れるんだよね。
そうなんだけど、そういう表向き強がって男らしくとかいう人の内心は割と正真もので、
それの心の弱い部分とか汚い部分が具現化してあんなことになっちゃったんだよとかいうところとかすごいなって思ったんだよね。
汚い部分が具現化したのはそうだけど、別に正真ものって感じではなくない?
お前生意気なんだよって言って市村さんにすごいなんか言ったりとか、
認めたくはないけど女の人にはちょっとかなわないところがあるとか、だから強くなんか出ちゃうとか、
そういったところが無意識だからこそ立ちが悪いっていうあれなのかなぁとか。
そんなこと考えてないただのドチンピラーキャラなんじゃないかなって思うけどなぁ。
だから自覚がないから立ちが悪いっていう話だよ。
普通に市川さんがめちゃ強いっていうのがまた最高でさ。
君の拳にはいい気が通っているみたいなこと言われてたよね。
駆動さんとダーク駆動のやり取り
あとバットに気を込めてとかさ、なんかいいアドバイスしてるしさ、
普通にね、駆動さんがやられた後、素手でね、ダーク駆動とやり合ってたしさ。
まさにKOされてあーってなっちゃうんだけど、最初は普通にどつりぼこしてて、
あれ面白すぎたんだよね、あの映画。普通に市川さんめっちゃ強いの。
だからあの、メンタルのしっかりさがね、すごい如実に現れてるんだなって思って、
そこもね、あーって思ったんだよ。
めちゃめちゃ頼もしいよね。
うん、頼もしい。いてくれるだけで安心する要素の、だから伊蔵先生と市川さんがいてくれるだけで、
なんか安心感あるじゃん。バランスがすげーなって思ったんだよ。
もう少人物は少ないんだけど、本当になんかすごいなーって思って。
怖い映画の体なんだけれども、しっかり観客のことをメンタルを守ってくれてて、
メンタル守ってるっていうか、単純に笑わせようとしてるんじゃないの、あれは。
だからもちろん笑うんだけど、マジでここ、心に来る映画っていうのもあるわけじゃないですか、ホラーで。
だから私そういうところはもうどっちなのかとか知らんでいったし、いいなーなんか。
オカルト専門家の場面のパロディ
最初のオカルト専門家のところにさ、話を聞きに行くところとかもさ、
これは都市伝説が新しいフェーズに入ったことを示す映像ですね。
っていうテロップがシュッシュッって入る。
わかるように言ってもらえませんか?
とかね、ああいうなんか、なんていうんだろう、ちょっと間の抜けた感じのやりとりとか、会話とかもすごくよかったし。
映像のところにさ、カメラがスッと動いて止まってズームしてババーンってなるさ、昔の心霊特集のさ、みたいな絵作りとか。
それのパロではあるんだけれども、オプテピピックを思い出しちゃったのよ。
あーってなった。
だからもう古いそういう番組のパロディ擦られ倒している何かを、
うさんくささを引き立てるためのね、効果としてね、うまく使ってるよね。
だからベタなところとか、今までのこととか、
人々の恐怖が具現化したものの都市伝説として、
鹿島さんとか、口裂け女とかって言って丁寧になぞってきた上で、この赤い女がとかさ、
ホラーのことよく知らないけど、作りが相当丁寧なんだと思うんだよね。
ダンダダンデュしか知らない。
あとチェンソーマンのさ、いくら階降りても同じところ堂々巡りする悪魔とかさ。
あれはね、僕別の映画でね、なんてタイトルだったかな。
やっぱり階段降りても降りてもね、寝られなくて閉じ込められちゃう映画があって、そっちを思い出したね。
だから、元ネタの引用元ってその辺さ、いろいろ流用されるぐらいには鉄板ネタだとは思うんだけど、
そういう鉄板をいろいろ詰め込んでるにも関わらず、火災後スカッて感じで、
エンドロールもバタバタッと終わって、パーンって感じで、解散っていうかさ、スカッと終わって、
気持ちの誘導というかさ、完璧だったじゃん。
みんな、わーって感じで終わって。
しかし、あの投げやりな終わり方でさ、工藤事務所が作った映像っていうテーでさ、最後テロップ出てたけど、
世界が地獄と化したあれ、どうやって編集して世に出したんだろうね。
たまおちゃんがなんとか世界を救ってくれたのかな。
別世界のあれなんじゃないですか。いくつかパラレルワールドであるみたいだったかな。
僕は今回の登場人物で一押しなら市川さんです。市川さんの安定度合い、強さ。一般人なのにさ。
私は伊蔵先生ですね。鬼村伊蔵先生が好きですね。
もう好き。依頼者の3人組はね、最初っから死ぬほどうざいけども、その辺のうざさと緊張感の無さがね、
いい感じに場を緩めてくれてよかったなってなるね。
あの動画、綾菜ちゃんが今、廃墟からですみたいなさ、マイクを持つ、エアマイクをしてリポートをするっていうのが、
今時のあの年代の子であんのかっていう話。
テレビの真似事だったらあるんじゃない?
あんのかな。そっか。
わざとらしくバカっぽい喋り方の演技とか上手でしたよ。
あのさ、携帯がさ、パラレルになってたの、あれ多分逆再生かなんかじゃないかな。
そうなんかね。
謎のさ、言葉が流れてたら、逆再生しようっていうマニアは絶対いると思うんですよ。
私はそこまで追わないけど、なんじゃないかなって思った。
話題に出てた木更洋駅はちょっと見てみたい気になったかな。
映画になってるから。
僕も予告見て気になった口だけども、
あの予告は別に怖そうじゃなくて、なんかすごいドタバタしてる映画っぽいなって感じて見たくなったのね。
実際にみんなでそれいけーって言ってドドドドドドって走るシーンすごく多かったじゃない?
そしてとっても楽しかったじゃん。みんなギャーギャー騒ぎながらさ。
なんかね、ウキウキしちゃう。
いい映画だったよ。
終わった後の劇場のほっこりした空気感。
2人でとか来てる人たちは楽しかったねって言い合ってるし、
あとお一人様の客もね、ちょっとこう見てたらね、
ちょっとこう最近さマスク外してるからさ、ほころんでんのよ口元で。
だからみんなフフって言わざるを得ないの。終わった瞬間に。
俺らも言ったけど。
フヒってならざるを得ないな。フヒってなる。
フヒヒってなるよね。
みんな明かりがついた瞬間にフフって会場全体からフフって聞こえてきたのがすごく嬉しくなる映画だったね。
そうね。口がニコってなった状態で出る呼吸漏れはあんな感じだって感じの。
見る映画によってはさ、お葬式ムードで退場していく映画とかも中にはあるわけでさ。
だからね、あの免疫力が下がらないよね。これね、いい映画。
健康になる映画だったね。
18:10

コメント

スクロール