Kazunari Okuda
London Tech Talkのリスナーの皆様、こんにちは。Kazです。
本日はですね、ゲストというかホスト役でアサイさんを久しぶりにお呼びして、
あとゲストとしてHondaさんをゲストとしてお呼びしています。
二人ともよろしくお願いします。
Masaaki Honda
よろしくお願いします。
Kazunari Okuda
はい、じゃあアサイさんの方にパスしようか。
Yosuke Asai
今回、Kenさんも休憩中でお休みということで、
僕がぜひ話を聞きたい方がいるという話をKazさんにして、それがHondaさんなんですけれども、
前回の収録が2年以上も前なんですけれども、子育て会ということでHondaさんに子育てのお話を伺って、
前回はTechの話を聞いていなかったので、今回その転職をされたということで、
その転職の話とかTechとか仕事の話をいろいろ聞いていけたらなというふうに思い、
この会を企画させていただきました。
Hondaさんよろしくお願いします。
Masaaki Honda
よろしくお願いします。
Yosuke Asai
一応じゃあ自己紹介をもう一度お願いしてもよろしいでしょうか。
Masaaki Honda
そうですね、どこから始めたいんでしょうね。
Hondaです。よろしくお願いします。
ソフトウェアエンジニアとして20年ちょっと全部で働いています。
最初は日本でアクセンチュアというコンサルにいて、それで開発のプロジェクトをやったんですけど、
ちょっとLotus Notesを使った開発に物足りなくて、その後大学の友達のつてで日本の医療系のベンチャーに入りました。
そこではかなりとんがった開発ができて楽しかったんですけど、
その会社でアメリカに転職する機会があって、アメリカのシリコンバレーで1年、2年ぐらいいたんですかね。
ただビジネス上の理由によって日本に帰らなきゃいけなくなったと。
そこでアメリカはまだまだ物足りなかったんで、アメリカ企業に就職しようということで、
Googleを受けてオファーをもらって、とりあえず日本のGoogleで2年ぐらい働いた後、
その後アメリカのGoogleの本社で6年ぐらい働いて。
その頃に子どもが2人生まれまして、次は子育てのことを考え始めて、
皆さんご存知かもしれないんですけど、アメリカって銃とかいろんな問題があったりとか、
子育て環境としてはあまりいい場所ではなかったんで、
スイスは安全だということで、奥さんの親友の住んでいるスイスに転職してきました。
そこでスイスのGoogleで9年ぐらいいたのかな。
8年、9年働いた後に、現在3ヶ月前にスイスベースの計測器系の会社に転職しました。
Yosuke Asai
ありがとうございます。
Masaaki Honda
僕もスイスのジュネーブに住んでいて、本田さんはチューリヒですよね。
Yosuke Asai
そうです。
だいたい電車で3時間くらいの距離にありますね。
チューリヒとジュネーブ。
僕一度チューリヒに行った時に、本田さんの家を訪ねた話をしたくて、
僕がチューリヒに行くと言って、本田さんにどうしても会いたいですと連絡をしたんですけれども、
その時に心よく、そしたら家に行ってくださいと言ってくださって、お邪魔したんですよね。
その時に娘さんを2人にもお会いして、遊んでもらって、奥さんにもお会いしてというところで、
すごいもてなしてもらったんですけれども、そこでついでにご飯もご馳走になって、
そのご飯がなんと豚しゃぶだったんですけれども、
それがあまりにもおいしすぎて、僕はまだ忘れられないので、
その話をしたいなと思ってさせてもらったんですけれども、
豚しゃぶの肉がなかなか薄切り肉ですね。手に入らない。
その話を聞いてもいいですか。
Masaaki Honda
そうですね。基本的にヨーロッパって、あまりファットの多いような脂身の多いような肉は好まれていなくて、
結構リーンな肉、ステーキでもそうなんですけど、割と脂身が少ないものが多くて、
豚に関しても、あまり脂身のある部位がスーパーでは売っていなくて、
特に豚バラとかは、どこに行っているのかよくわからないですけど、
たぶんベーコンとかに加工されてしまうんだと思うんですけど、
スーパーで豚バラ肉を見かけることはないですね。
ないですね。
お肉屋さんに行けば、たぶん豚バラのお腹のお肉とかを売ってもらって、
それをスライスして食べることはできると思うんですけど、
結構お肉屋さんに行くとクオリティがまちまちで、
たぶん仕入れたその日に買えば新鮮なのかもしれないですけど、
それが1日、2日経ってしまったような肉も売っているかもしれないので、
たまにお肉屋さんでお肉を買うと、酸っぱい匂いのするお肉を買うことがあったりして、
クオリティがあまり一定していないんですよね。
倉庫をしているときに、日本系のグロッサリーストアだったり、
日本系のオンラインスーパーみたいなのが中売の近くにありまして、
そこで売っている豚シャブ用の1ミリスライスの豚バラ肉があるんですけど、
それは毎回毎回クオリティも安定しているし、
それを豚シャブにすると、日本で食べても損食ないぐらいの
おいしい豚シャブができるということで、定期的にオンラインスーパーで買っています。
Yosuke Asai
本当に損食ないどころか、これまでに食べたものよりもおいしかったような記憶があるんですけれども。
Masaaki Honda
もしかしたらスイスに舌が慣れてしまって、だいぶエクスペクテーションが下がっている可能性もありますね。
Yosuke Asai
いちいちユネイブにも肉屋さんがあって、そこで肉をカットしてくれるっていうのはあるんですけど、
使ったことなくて予約をしないといけないからちょっとめんどくさいみたいなのがあるんですけど、
やっぱりなかなか使えないですね。
ドイツはどうですかカズさん?
Kazunari Okuda
ドイツだとお肉屋さんに行って薄切り肉にしてくれっていうことはできるんですよね。
普通の注文じゃないんで、ドイツ人とか嫌がったりとかすごい嫌そうな顔したりとか、
切ってくれてもそんな、ドイツ人にとっては薄いさの薄切り肉にはしてくれることはあるんですけど、
日本人が求める薄切り肉っていうのはなかなか手に入らないですね。
なのでやっぱり韓国系とかかな、韓国とか日本系のスーパーとかに行って、
冷凍のものが売ってるんで、それを買って豚シャブしたことは私もあります。
Yosuke Asai
っていう豚シャブが食べたくなりましたね。
Kazunari Okuda
寒くなってきたし食べたくなりますね。
Yosuke Asai
そうですね。
Masaaki Honda
そうですね。
Kazunari Okuda
ちなみにその時のタレは何だったんですか?
Yosuke Asai
タレ何でしたっけ?
ポン酢だと思う。
ポン酢ソース。
ポン酢のタレだった。
いいですね。
あとゴマダレもあったけど食べてないかもしれない。
うちはだいたいポン酢で食べてます。
Yosuke Asai
いや美味しかったです本当に。
Kazunari Okuda
私もゴマダレで家でやったことあるんですけど、感動するほど美味しかったです。
Yosuke Asai
ということで本題に入っていければと思うんですけれども、
本田さん最近転職されたということで、転職の話も聞きたいんですけど、
その前に全職の話というか、前のところがGoogleですよね。
そうですね。
仕事とかどんなことをしてたかというのは結構長いと思うんで説明難しいかもしれない。
Masaaki Honda
Googleでは大体大きく分けて3つのプロジェクトをやっていて、
最初の一番大きいのがGoogle Adsっていう広告関係のクオリティの仕事を10年やってました。
その後それをアメリカで始めてスイスに来る時もそのプロジェクトを続けていて、
そこでしばらくスイスでやってたんですけど、
その後グーグルショッピングのプロジェクトに変わりまして、
ユーザーが何か、例えばポケモンカードとかって検索したときに、
マーチャント側の売ってる人がインベントリから一番近い結果を探してきて出すっていう、
そのリトリバルの部分をやってました。
クオリティの部分で。
それを2,3年やった後に最後に入ったプロジェクトがジェムナイっていう、
GoogleのチャットGPTのプロジェクトですよね。
それのインフラストラクチャーの仕事をしていました。
ローンチする前のテストみたいなのは
Kazunari Okuda
ABテストみたいな感じで一部のユーザーにローンチして
ABテストこれである程度のビヘビアというか
傾向を見てテストをした結果正式に全員ユーザーにローンチするかどうか
Masaaki Honda
そうですね。だいたい0.5%のトラフィックを新しいエクスペリメント
1%、2%、5%、10%で10%でちゃんとしてれば
ローンチの人たち、上の人たちにそれを見せてこんなフィーチャーを入れますよ
それをしばらくエクスペリメントを走らせて50%になっても
同じだけインパクトがありますよっていうのを確認して
ようやくローンチって感じでしたね。
Yosuke Asai
段階的に上げていく期間はだいたいどのくらいになるんですか?
1から100にするまで?
Masaaki Honda
1から100にする間に何度も何度も改善を繰り返さないと
ローンチまでいかないんですよね。
プロジェクトのスタートから最後まで1年かかったりとか
もっとそれ以上かかったりとかすることもありましたね。
Yosuke Asai
インパクトもすごいでかいですもんね。
ほぼ全員が使ってるんじゃないかくらいのサービスですもんね。
Masaaki Honda
そうですね。大きい広告主は変なチェンジを入れたら文句が出るんで。
Yosuke Asai
ジェミナイのチームに移動されたのが2,3年前っていう感じですかね?
Masaaki Honda
2024年の春だったと思いますね。
Yosuke Asai
10年くらいやってジェミナイのチームに行って
その変化としてはやっぱり糸通りっていう感じですか?
Masaaki Honda
そうですね。クオリティみたいな難しさはないんですけど
何をしたらいいかわからないっていう
何をしたらクオリティが上がるかみたいな難しさはないんですけど
ただジェミナイのチームはかなりスタートアップに近いカルチャーで
元々買収したディープマインドの人がトップでやってて
Googleの中でもディープマインドに関しては特別な部署になっていて
自分たちで好きなポリシーで会社を回してるところがあって
かなりベンチャーみたいな感じでドタバタしてましたね。
昔はGoogleはあんまり競合他社がいなかった状態なんですけど
AIに関してはチャットGPTとかが結構強力なコンペティターなんで
そのチャットGPTが持ってるフィーチャーがGoogleにないと
そのフィーチャーを出さなきゃいけない、今すぐ出せみたいな感じのプレッシャーがあって
インフラの部分で新しいフィーチャーをローンチしたら
そのまんまリファクターとかしない状態でまた次のフィーチャーみたいな感じで
どんどんコードがデカくなっていって複雑になっていってって感じで
さっきまで開発に携わってるエンジニアがすごい多いんですよね。
何千人とか何千人というレベルでGem内の裏側を作っているんで
自分が新しいフィーチャーをローンチしようとして
それについてのチェンジを一生懸命入れていても
他のチームの人がプロダクトを触ると壊れたりするんですよね。
そういうのがしょっちゅうあって
一回ローンチしたフィーチャーであれば他のチームはそれを壊さないようにチェンジ入れるんですけど
まだローンチしてないフィーチャーだと
それを壊すようなチェンジが入っても誰も気づかなくて
昨日まで動いてたものが今日は動かないって
新しい開発をする前にまずデバッグして
昨日までと同じように動くように戻してから
Masaaki Honda
また新しいチェンジを入れなきゃいけないみたいなところがあって
結構その辺がチャレンジでしたね。
Yosuke Asai
1000人で一つのデカいコードベースをいじってるっていう感じですか?
Masaaki Honda
そうですね。
それはすごい。
あとは新しいフィーチャーのローンチに携わってたんですけど
やっぱりローンチに携わる偉い人たちは
本社のマウンテンビューにいるんですよね。
そうするとやっぱり夕方とかのミーティングが
毎日だったり週に何回も入ったりとかして
スイスから働くのは結構難しいかなっていう感じでしたね。
Yosuke Asai
移動自体はインフラに行きたいっていうのを希望して
結果的にジミネにいたっていう感じなんですか?
Masaaki Honda
そうですね。
社内で新しいプロジェクト、チームメンバーを探してる
そういうポータルみたいのがあって
そこを見てると定期的に今こんな人を募集してます
っていうのが出てくるんですよね。
それでたまたま僕はインフラを探してたんで
かつICが良かったんですよね。
僕あんまり人をマネージしたり
マネージャーになりたくなかったんで
マネージャーの仕事はいっぱいあるんですよ。
あとはテックリードとかの仕事もいっぱいあるんですよ。
ただ僕はあんまり人のプロジェクト
人に対してマネージしたりするのが好きじゃないんで
それよりはたくさんコードを書いてるほうが好きだったんで
そのICで働けるインフラ系の仕事を探してたら
ジェミナイがあって
そこに入りました。
Kazunari Okuda
スキルセットとかは大きく変わったんですか?
インフラの入るにあたって
Masaaki Honda
それとも特に?
特に、でも
ハイヤーしたマネージャーが言うには
定期的にちゃんとチェンジを入れてる人
ちゃんとコードを書いてる人を探してたっていうので
僕が今まで過去何年かの
チェンジのヒストリーがどうだったかを見て
採用することに決めたみたいですね。
基本的にGoogleでC++の仕事をしてたら
だいたい同じコードを触ってるというか
ライブラリーを触ってたりして
そういうところは基本的にあまり心配されてなかったと思いますね。
Yosuke Asai
カルチャーショック的な面が大きかったんですかね?
スキル的な面よりも
スタートアップ的な文化とか
Masaaki Honda
そうですね。僕はもうちょっと落ち着いた
インフラって言うともう少しスローなんでしょうね
落ち着いたペースで仕事ができるのかなと思ったんですけど
それが次のクォーター何するかっていうレベルのことすら決まらなくて
もう1ヶ月ごとに何か目標が変わったりとかする感じだったんで
ちょっと腰を据えて働けるような感じではなかったですね。
多分自分が独身で家族とかいなければ
そういうプロジェクトはすごいエキサイティングでいいと思うんですけど
子供がいて子供の世話とか家のことをやったりしつつ
そういうドタバタした仕事環境だとちょっと合わないかなと思って
Yosuke Asai
みんなとかはきついですよねちょっと
そういったところが転職しようというきっかけに繋がっていった感じですか?
Masaaki Honda
そうですね。もともとジェム内に入る前から
もう少し落ち着いた仕事がしたかったんですよね
あとはインフラ、ピュアにコーディングをする仕事がしたかったんですよね
ジェム内に行ったけどちょっと違ったんで
社内で色々探したんですけどなかなかないんですよね
社内でピュアなコーディング
あとは自分のジョブのレベルが
そのピュアなコーディングをするのとは違うレベルだったんで
僕がいたのはスタッフエンジニアというレベルにいたんですけど
そのスタッフエンジニアのロールモデルとしては
マネージしながらテックリードするとか
そういうふうな役割がわりと期待されるポジションで
でも僕はピュアなコーディングをしたかったんで
なかなか社内でそういう募集がなかったんですよね
Yosuke Asai
確かDiscordでもレベルを下げる話とかちょっと議論されてましたよね
Masaaki Honda
下げないとコード化系仕事がないって覚えてるんですか
自分がやりたいような仕事が
シニアソフトエンジニアのレベルでは応募はあるんですけど
そういうところのマネージャーに問い合わせてもレベルは下げられないって言われて
そういうのを何回かやってなかなか見つからなかったときに
ソフトで探し始めたら今の仕事が見つかって
Yosuke Asai
転職することになりました
そういうことだったんですね
転職活動中は結構何社か応募された感じですか
Masaaki Honda
そうですねもう10社ぐらいはレジュメ送ったんじゃないかな
レジュメ送っても返事がないところとかもあったし
あとは僕が今パーミットの関係で仕事と紐づくパーミットなんで
それがあると雇えないって言われたところもありましたね
会社からサポート受けないと滞在できない状態だったんで
Yosuke Asai
パーミットBですかスイスの
Bですね
Masaaki Honda
あとは多分ドイツ語で探せばもっともっといっぱい仕事はあったと思うんですけど
僕はドイツ語ほとんどできないっていうかゼロに等しいんで
英語で探してるとやっぱりなかなかなかったですね
あともう一つ問題だったのは
GoogleだとGoogleの中のテクノロジーなりインフラを触っていて
外でのそういうソリューションが全く知識がないんですよね
例えばAmazonのAWS触ったことありますかとか
そういうこと言われても全然知りませんっていう
外のCIパイプラインの経験ありますかないですって
だから探してたのがC++のソフトウェアエンジニアの
ジェネラルな応募をしてる会社にしかアプライできなくて
Yosuke Asai
それでなかなか時間かかりましたね
その受賞者はでもその希望にあっていた受賞者という感じなんですかね
Kazunari Okuda
そうですねだいたいあってたと思いますね
C++とかだとやっぱり比較的ローレベルというか
例えばゲームとかは思いついたりしますし
あともうちょっと機械系とかロボット系とか
そんな感じのショック
エンジニアだとそういう風な分野になりそうですね
Masaaki Honda
ウェブよりも
多分スイス中立はあんまりテック企業がないような気がしますね
同じ中立で働いてた前の同僚も転職したんですけど
スイスで探してもあんまりいい仕事が見つからなくて
ドイツの方に行ったりとかっていう感じでしたね
Yosuke Asai
ジュネーブも全然ないですね
Masaaki Honda
中立の方が多いイメージでした
Yosuke Asai
そうなんですか
Masaaki Honda
ジュネーブは本当に限られてます
その同僚によるとベルリンとかロンドンの方が
Yosuke Asai
テック系の仕事が多いって言ってましたね
今どんな仕事をされているのかっていうのも聞いてもいいでしょうか
Masaaki Honda
はいいいですよ
今やってる会社は今の会社はですね
Masaaki Honda
全然ベイビー向けじゃないんだなと思って
Yosuke Asai
っていうのもあるんですけど
やっぱり全然普通のパソコンと違うんだなっていうのを
読んで思いました
Masaaki Honda
そうですね
Quantum Computerがあったら
今までのコンピューターいらなくなるみたいな
勘違いしてる人も多いと思うんですけど
多分できることには限りがあって
特定の分野の計算がすごく早くなるだけであって
多分それ以外のことはできないんじゃないかなと思ってます
ちなみにハードウェアってすごいでかかったりするんですか
計測器のハードウェア側はそこまで大きくないですね
ただQuantum ComputerってQubitっていうんですか
量子が一量子のコンピューターがあったり
それがいろんな計算をするためには
その量子の数を増やさなきゃいけないんですよね
量子が1だったら小さい機械でシグナルを送って
それを計測することができるんですけど
そのシグナル量子の数が
例えば64とか128とか256とか
それがどんどんどんどん増えてくると
計測側の機械も観測するシグナルの数だけ
線をつながなきゃいけないわけですね
ハードラックにそういう計測器を何枚も挿したりとか
っていう感じになってきますね
難しいですね
今すごいホットなんですけど
なかなかムラのあるプロダクトだと思いますね
Yosuke Asai
AIとかそういうLLMとかそういう文脈では関係あるんですかね
あんまり関係ないですかね
Masaaki Honda
どうなんでしょうね
まだまだ先なんじゃないですかね
多分安定した量子コンピューターができて
それが最初は多分暗号解析とかそっちの分野に使われて
その後じゃないですかね
もし使えるとしたら
多分量子を使ってできる計算って結構限られていて
量子プログラミングとかって見ると
シュレーディンガーの重ね合わせの原理とかそういうのを理解して
それをうまく算数っていうか数学に応用すると
すごく早くなるっていう話で
あんまり複雑な計算はできないと思うんですよね
Yosuke Asai
その転職前の期待というか
実際のコーディングの仕事をしたいっていう点はどうですかね
Masaaki Honda
そうですねほとんどコーディングに時間を使っているので
その辺は期待通りですね
Yosuke Asai
仕事のスタイルもゆったりというか
そんなに忙しくない感じですか
Masaaki Honda
かなりゆったりしてますね
前の会社と比べたら多分3割ぐらいしか
仕事してない気がしますね
だから割とちょっと調べたい
仕事と少し離れるけど調べたいこととかに時間を使えたりして
そういうのがいいんですね
あとは前の会社では社内のテクノロジーしか使えなかったんで
良くも悪くもそうだったんですけど
新しいところでは何でもエクスターナルのクロードコードとか
そういうのを使ったりVSコードとかGitLabとか
今まで自分が触ったことのないものを触れるのが
すごい楽しいですね
Yosuke Asai
その辺深掘りしたかったんですけど
最近プラグマティックエンジニアっていう
ポッドキャストで
Googleのエンジニアのカルチャーみたいなのを
紹介しているのがありまして
Googleってすごい独特なツールを使ってますっていうのが
説明一つにあったんでそれがすごい気になっていて
やっぱりその内部のプロセスとかに
合うように作られているから
良いのかなみたいな思ってたんですけど
実際に今外に見てみて
どうだったのかなみたいな話を聞いてみたいなと思っていて
Masaaki Honda
慣れてるっていうのもあるんですけど
やっぱり使いやすかったですね
あとはすごいツールが早かったですね
例えばソースコードを検索するのとか
チェンジのヒストリーを見るシステムとか
そういうの全部内製してるんですけど
そういうの検索したら0.5秒以下で
結果が返ってくるんですけど
今の会社のGitLabはたぶん
自社でサーバー立ててると思うんですけど
それが遅くて
GitLab上で何か検索しようとすると
1,2,3みたいな
結果が返ってくるまで時間がかかって
割と使いづらいのかな
そこでは検索しない前提なのかもしれないですけど
みんなGitのレポジトリをローカルにチェックアウトして
その中で検索する前提なんだとは思うんですけど
Yosuke Asai
じゃあGoogleの場合は
GitのUIブラウザから検索するので
本当に0.5秒とかでサクッと
Masaaki Honda
GoogleはGit使ってないんですけど
自分の
昔Perforceっていう
そういうソースコントロールのサービスというかツールがあって
そこから始まったと思うんですけど
ただ自分たちのレポジトリをサーブするには
多分Perforceそれのものじゃできなかったんで
いろいろ自分たちで内製してると思うんですよね
見た目はPerforceに見えるけど
でも中身は全然違うみたいな
そういうものを作ってて
検索部分とか
ヒストリの管理とかも全部独自のデータベースを作っていて
それがサクサク動いてたんで
それは今でも
Yosuke Asai
恋しい
Masaaki Honda
恋しいとこですね
Yosuke Asai
それはじゃあブラウザから使えるツールってことですか
Masaaki Honda
基本的に全部ブラウザから使うんですよね
ほとんどブラウザ
好きな人は自分のLinuxなり何なりから
Emacsとかを使ってエディットしてる人いると思うんですけど
統合開発環境 IDEも
ブラウザから全部使うようになっていて
そこでレポジトリの管理とかチェンジの管理とか全部
そこでできるようになっていて
Yosuke Asai
ブラウザでコードを書いてるんですか
Masaaki Honda
そうですねブラウザでコードを書いてました
Yosuke Asai
それはなんか次元が違いますね
Masaaki Honda
あとはそのコードのコンプリーション
オートコンプリーションもかなり最近良くなってて
例えば同じようなコードを
エナムのこの値とこの値とこの値にやりたいって思って
一個書くと次のエナムのコードが全部サジェストされて
それをタブを押すだけでどんどん保管してくれたりとか
そういうオートコンプリーション系はかなり良かったですね
Yosuke Asai
内部ではGemini使ってるんですかねそれは
Masaaki Honda
それとも
あんまり言えないですけど
言えないですね
でもGeminiはそうですね
結構モデルがコロコロ変わるんで
リサーチャーたちがどんどん新しいモデルを中で作ってるんで
Yosuke Asai
そういうツール側に応用するのには時間かかると思うんですよね