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日本のどこかの歌と話、お盤です。
この配信は、日本各地のいろんな町にまつわる音楽をテーマに、町への思いについて話していこうという配信でございます。
お相手は私、MCはワタンドです。よろしくお願いします。
そんなわけで、今回お届けする曲は、ガガガスペシャルの神戸駅という曲でございます。
曲のタイトルにも入っている通り、神戸駅が舞台の曲になっています。
兵庫県神戸市大都会ですね。ここが舞台の曲なんですけども、別れの歌なんですよ。
別れの歌、たくさんありますよね。
いろんな場所が舞台になっているんですけども、別れが似合う場所といえば、例えば駅とか港とか、
乗り物に乗り降りする場所、乗り降りする場所というのも乱暴な言い方ですけど、そういう場所が別れの場所によく似合いますよね。
この歌はですね、高速バスターミナルを舞台にしているというところで、そういう意味でも都合を抑えつつ、結構特徴的な舞台設定になっています。
神戸駅、神戸の町においてどんな場所かというところなんですけども、
結構神戸の町のターミナルというと三宮なんですよ。
これは本当に町の繁華街にも近いですし、その他の交通手段もいろいろ乗り入れているということで、中心部といえば三宮なのかなと思っています。
一方でこの神戸駅はもうちょっと三宮より西側に位置していて、交通手段も神戸駅の名がついているのはJRだけですかね。
そういう意味でターミナルとしてはちょっとニッチなのかなというふうに思っています。
この歌がよくバスターミナル、高速バスに乗ってどっか行くという時も三宮なのが多いんで、神戸駅発着はレアかなと思うんで、
そういう意味でガガガススペシャルの個人的な体験に基づく風景を描いた歌なんじゃないかなとか、そんなふうにも思っていますね。
高速バスの別れということでイメージできる要素がいろいろあるかなと思うんですよ。
この歌ではあんまり主人公だとか相手だとかの細かいところは描かれていないんで、ちょっと妄想がはかどる感じなんですよね。
高速バスに乗る人というと結構若い人とか夢追い人が多いんじゃないかなと思うんですよ。
高速バスって言うと安くてね、どこでも行けるっていうようなところもありますけど、夜発着で狭いし結構辛いっていうところもあるんで、
そういう意味でちょっと安く抑えたいなみたいな人が使うイメージを持ってます。
そういう若者が使う手段だからこそ、別れの場面ってなると結構大きい節目だと思うんですよ。
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卒業とか就職とか大きな一歩を踏み出すシーンもバスターミナルの別れっていうとイメージできちゃうんで、そういう意味でもなかなかでかい別れだなっていう感じですね。
神戸から別れてもうなかなか会えないねっていうような別れになると九州行ったりとか、場合によっては東京まで出て行っちゃったりとか、そういう全然関西から離れちゃう別れなんでしょうね。
そうするともうなかなか会えないねっていうような、いつ次会えるかもわからないねっていうようなところでしょうね。
若い時の別れってでかいですよね。人生のステージが変わるじゃないですか。卒業とかだったりすると大学に進むかもしれないですし、大学を卒業して就職してっていう場面かもしれないですけど、がらっとライフスタイルがお互い変わると思うんですよ。
別れの時ってまた会おうね連絡しようねみたいなこと言うんだけど、ライフスタイルも変わって周り付き合う人も変わってさらに住む場所も変わってってなるとまたいつでも連絡取れるって言ってるけどなかなか予定合わなくて同じように会えないんですよね。
これまでずっと一緒に時間を過ごしてきた相手だったりするかもしれないですけど、今この別れを経たら本当に会えなくなるんだよなっていうのを自分の経験から見ても思いますね。
だからね、今目の前にいる人との時間ってやっぱ大切だなというのはしみじみ感じますね。またいつでも会えるっていうのは全然会えないんだなというのをこれまでいくつかの別れを経験してきた中で思いますね。
だからこの神戸駅が描く別れ、本人は気づいてる感じなんですね。もう会えないだろうっていうのはそこも含めてグッとくるバスターミナルの別れという感じでございます。聞いていただこうと思います。ガガガススペシャルで神戸駅。