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日本のどこかの歌と話、お番です。この配信は、日本各地のいろんな町にまつわる音楽をテーマに、町への思いやら何やらについて話していく配信です。
お相手、私、MC ワタンドです。よろしくお願いします。 そんなわけで、今回お届けする曲は、
フラワーカンパニーズの ファンキーヴァイブレーションという曲です。
この曲はですね、もう一言で言えますね。 ザ・大阪
大阪を濃縮しきったような曲になっています。
地域を描いた風景ということで、地名もいっぱい出てきますね。 あとただの地名じゃなくて、アベノハルカスとかグリコの看板とか、大阪ならではの町の景色も出てきます。
さらには、食ですね。 たこ焼きとか定番も出てきますけど、冷凍。
アイスコーヒーですね。インディアンとか、大阪ならではの言い回し、ちょっとニッチめな食材なんかも出てくるという感じですね。
いろんな要素が大阪が詰まっています。 そういうですね、キーワード的なのはもちろんたくさん散りばめられているんですけども、
さらにはやっぱりね、タイトルにもなっているファンキー。 大阪ソウル的なところがね、
至る所に詰まってていいですね。大阪のノリというか明るさというか、それをファンキーという言葉で言い換えているのも上手い表し方だなというところですね。
大阪ならではの気質ってあるじゃないですか。 人の明るさだったり、ちょっとこってりした感じだったり。
歌のリズムだったり、歌詞だったり、勢いだったり、要素として非常にたっぷり盛り込まれている。
そこがね、全身で大阪を感じられる。そんな曲になっています。
たまにしようね、この大阪気質みたいなのってあるじゃないですか。
これまであなたが会ってきた大阪の人に共通する感じがあると思うんですよ。
それテレビが作り出したイメージなのかっていうと、必ずしもそうじゃなくて、やっぱり通ずるところはあると思うんですよね。
テレビは多少メディアが誇張しているイメージっていうのはあるとは思うんですけども、
それがもしかしたらテレビとかメディアで誇張されたゆえ、それを人が受け継いでいるのかもしれないですけども、
とはいつもリアルである人がそういうファンキーな要素ってあるかなと思うんですよね。
この街もファンキーじゃないですか。
グリコの看板とかにしてもそうだし、近所の街の賑やかさがやがやさっていうのもあるし、
このめでたいものが好きっていう感じで、日本一高いアベノハルカスとかもそうですし、
この環境もそうだし、人もそうだし、どっちもファンキーじゃんっていうのはすごい良いですよね。
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街の空間、環境と人の気質がバッチリ合っているのって、日本でもあんまりないなと思って。
沖縄とか、京都とか、あと大阪、この3つぐらいかなって僕は思うんですよね。
街の感じと人の感じがすごい合ってるので。
さっき言ったように人が先か、環境が先かってのはあると思うんですよ。
人がご機嫌だから街もご機嫌になってたっていう見方もあるでしょうし、
街がご機嫌ファンキーだから人がご機嫌になったっていう見方もあると思うし、
これはちょっとニワトリ卵論争で結論でやらなきゃいけないんだけど、僕は環境があったから人ができたと思ってます。
大阪って遡れば、大阪城、豊臣秀吉とかが出てきて、それ以降江戸とかの時期になって、
天下の台所っていうことで、本当に亜勤堂の街になってたと。
千利ですとか、歴史的背景から商人の街になったっていう流れで、
じわじわと亜勤堂気質みたいなのが街の人の定番になっていったのかなと思うんですよ。
それゆえそういった亜勤堂気質、賑やかなものが好きだし景気良いものが欲しいよというところから、
今のさらに大阪の現代的な街の形にもつながっていったかなと思うんですよね。
やっぱり環境が変わると人が変わるっていうのはありますよね。
自分も住んでた街ですとか、働いてた職場でそこに合わせてテンションがなってきたなって思います。
静かな職場にいたときはね、静かになっちゃう。
毎日いろんな人とワイワイガヤガヤしてた時期なんかは、
今よりずっと明るかったかなって思いますし。
環境で人が変わるっていうのはね、自分を一新できたりすることもあるし、
大きく変わるチャンスでもあったりするっていうところも、
環境が人を作るっていうのは非常に面白く魅力的なことなんだなって思っております。
その中で環境が作り出した大阪のテンション、そんな感じで聞いてもらえればと思います。
フラワーカンパニーズでファンキーバイブレーション。