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2024-06-12 05:47

配信120@青森:街は思い出を残すタイムカプセル

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大切な人が青森を去り、残された人の魂の叫びを描く【帰ってこいよ/amazarashi】から、街はタイムカプセルだという話。

【番組紹介】
・日本のどこかの都市を描いた歌とともに、都市や地域について語らう配信。
・国内で唯一無二のご当地ソング専門メディア。
・府中コミュニティFM(ラジオフチューズ)で放映中のラジオ番組「ご当地ソング捜索隊」のバックナンバーも、時々お届けします。
・ラジオ放送は、毎月第4土曜日 ~絶賛放送中。

【パーソナリティ】
◆ワタンド
本配信のメインパーソナリティ、都市と音楽を愛するご当地ソングコレクター。多摩地域で暮らす都市系コンサルタント。
◆しゃり
ラジオ放送のパーソナリティ。ご当地ソングは素人。オーストラリア在住のエンジニアで主にリモート参加。

【Twitter】
https://twitter.com/RRwatandia
【BLOG】
https://sublife.hatenablog.com/
【note】
https://note.com/localsong
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お晩です。この配信では、地域から見えてくる音楽、音楽から聞こえてくる地域についてお話ししていきます。
お相手はMCはタンドです。よろしくお願いします。
そんなわけで、今回お届けする曲は、天沢氏の帰ってこいよという曲です。
この歌は、青森出身の天沢氏らしく、青森に住む人の視点で描かれます。
故郷から旅立ってしまったかつての大切な人、その人に向けた気持ちというものが切々と綴られている歌になっています。
青森で帰ってこいよというと、松村和子さんの帰ってこいよという曲が非常に有名な演歌としてあります。
津軽三味線なんかもかっこよく、いわきさんのことなんかも出てきたり、ザ青森ソングという感じになっています。
その曲と同じタイトルを持つ曲というところですので、青森の気持ちを新たにリブラッシュしてお届けしている曲という感じですので、非常に良い曲ですね。
この曲が、大切な人が青森を去ってしまって、残された人の気持ちを歌っているというところになっています。
非常に強い気持ちが描かれていて、いろんな切り口でこの歌が語れるんですよね。
去ってしまった人への思いというのもあるし、残っている自分がいかにして生きていくか、自分とどう向き合っていくかみたいなところも感じられるんですよね。
これを見ると、人はどこで暮らすかというところも大切なんだけど、去ってしまった人のことを思っているところを見ると、誰と暮らすかというのも本当に大切だなというふうにも強く感じます。
地域とか文化が合わないようであれど、やっぱりいろんな地域であなたも住んできたこともあったりするのかと思うんですけど、誰と暮らすかというのも非常に大きなファクターなのかなというふうにも思います。
この歌の中では、去ってしまった人をいろんな街の中で現影を見るんですよね。
かつて一緒に過ごした行事とか、一緒に行った場所とかがいっぱいあるわけですよ。思い出とか名残が街中には散りばめられているわけですよね。
季節をめぐると同じ行事もあるし、また同じ場所に行くこともありますよ。
そうすると楽しかったなとか、あの時こんなことをしたよなとか、喧嘩しちゃったなみたいな後悔の思い出もあるかもしれないし、いろんな思いがあふれてくるんですよ。
去ってしまった人への思いが強い分、ちょっと何かを見ただけで思い出しちゃうみたいなところはあるなというふうなところですよね。
これ聞いていると、街というのは緩やかに人との記憶を保存しておくタイムカプセルだなというふうにも思いますね。
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歌なんかだと夏祭りの中で祭り林とか暗闇の中に君を探しちゃうみたいなフレーズもあったりするし、漁港のところに名残を見ちゃうみたいなところもあるんですよ。
きっとベンチで話したとかそういうのもあるだろうし、この道一緒に通ったなとか、あらゆる場所に思い出が散りばめられちゃってるんだと思うんですよね。
この曲を今回取り上げたのも、少し同じ気持ちに僕がなっているのもあって、非常にシンクロしたんですよね。
というのも、最近引っ越すんですよ。結構今住んでいる街っていうのが長く住んだんですよね。
社会人になってから一番長く住んだ街かな。4年半ぐらいですかね。
長さだけじゃなくて、子供が1歳から今の5歳か6歳になるぐらいの年齢を過ごした街っていう感じになるんで、子供の成長の名残が街の至るところにあるんですよね。
ここで初めて虫捕まえたなとか、ここでちょっと危ない目に遭ったなとか、ああいうのもあるし、この時間に一緒に手繋いで歩いたなとかっていうのがめちゃめちゃ散りばめられてるんですよね。
だから本当に街を歩けば思い出がたっぷり詰まっているみたいなところ、ちょっと離れるなっていうところで、非常におせんじになっているところもあって、この曲のおせんじさわかるわかるって聞いてました。
またね、街には来れるんだけど、その人と過ごした瞬間っていうのは本当にその時だけなんですよね。タイムカプセルとして掘り起こされたりはするんだけど、もうその時は帰ってこないわけだしね。
同じ気持ちにはならない、なんとなく気持ちの残骸だけふっと思い出して、ちょっと切なくなるみたいなところなんですね。
さらに時間が経つとさ、きっとタイムカプセルだった街のもろもろもなくなっちゃうんで、あの建物とかあのベンチもそうだし、ちょっとよく行ったお店とかっていうのもね、変わっちゃったりするんでね。
それはまたその時きっと切なくなるんだけど、移り変わっていくことでね、ちょっと思い出はどんどん心の中にしまわれていく場合によってはちょっと忘れていっちゃうってこともあるけど、
まあそれもね、儚さも魅力なのかなというふうな人間の時間の中の楽しさかなというふうには僕はちょっと解釈してます。
はい、そんなわけでちょっとおせんじな感じな話になっちゃいましたけど、この曲はね、抜群に心に刺さる人いるんじゃないかなと思うので、ぜひ聴いていただければと思います。
雨晒し、帰ってこいよ。
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