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2022-12-25 05:07

配信005@稚内:コンプレックスは時間とともに形を変える

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北海道の北端の街を舞台にした歌【稚内/Galileo Galilei】と共に、育った街へのコンプレックスについての話をお届けします。
【番組紹介】 唯一無二のご当地ソング専門メディア。日本各地に散らばるご当地ソングを探し、音楽を通じて見えてくる都市や地域の魅力について語らう番組。府中コミュニティFMで放映中のラジオ番組と連動しつつ、ラジオのバックナンバーと、podcast専用配信をお届けします。ラジオ番組「ご当地ソング捜索隊」は、毎月第2土曜日 ~で絶賛放送中。
【パーソナリティ】 ◆ワタンド: ラジオ・配信のパーソナリティ。都市と音楽を愛するご当地ソングコレクター。 ◆しゃり: ラジオのパーソナリティ。ご当地ソングは素人。海外在住のエンジニアで主にリモート参加。

【Twitter】https://twitter.com/RRwatandia 【BLOG】https://sublife.hatenablog.com/

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日本のどこかの歌と話、お盤です。この配信は、日本各地のいろんな町にまつわる音楽をテーマに、町への思いやら何やらについて話していく番組です。
お相手は私、MCワタンドです。毎回ですね、日本のどこかを描いた歌を一曲取り上げまして、その場所についてお話ししていこうという配信でございます。よろしくお願いします。
そんなわけで今回の曲は、ガリレオ・ガリレイの輪っかないという曲をお届けしていこうと思います。
この曲、タイトルは輪っかないなんですけども、その地名の的な場所、具体的なここですよみたいな歌詞としては出てこない曲になっています。
だから具体的な場所を表しているのは、本当タイトルだけという感じの曲になってますね。
輪っかない、皆さんご存知かと思いますが、北海道の北端。
本当に北海道の三角形、違うな、ひし形みたいな感じの形してますけど、その一番先っぽというところで、本当日本の最果てと言ってもいいような場所になってますね。
この場所がですね、歌うガリレオ・ガリレイの原点の場所、まさにここ出身、輪っかない出身というところですので、本当に思い入れがある場所を歌った曲ということですね。
この輪っかないの歌がですね、地元を歌う歌ではあるんですけども、結構退屈な街という表現をしたりですとか、
この街出てって音楽で新たな道を行くんだというような感じだとか、ちょっと今住むこの輪っかないに対するコンプレックス的なところを感じさせる歌詞になってるんですよね。
ふるさとを歌う歌って結構たくさんあると思うんですけども、やっぱりそれを言うのって愛情にあふれたものだったり、逆にいじる歌もあるんですけれども、愛情ゆえにいじる感じが多いかなと思ってます。
一方でこの曲は、結構住んでる街を早く出てきたいというような思いが滲み出てるような感じで、本当に街に対するネガティブめな気持ちを素直に歌って、俺らは音楽で新しい道を進むんだという決意が感じられる、彼らの若かりし頃の思いをそのまま表した曲なんだろうなという曲なんですよね。
コンプレックス的に歌うっていうのがなかなか面白い歌い方だなと思ってますね。
確かに皆さん、自分が小さい頃暮らした街とか思った時に、全部が全部みんな好きかって言うとそうじゃないですよね、確かに。
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ふるさとをみんながみんな愛してるかって言うと、そうでもないだろうなと思います。
まさにこの歌のように出てきたいと。こんな退屈なとこやだ、例えば地方だったら東京に行くんだっていう場合もあるでしょうし、どこに行くというよりはそこにいる人たちが、いろいろしがらみがあるから別のどこかに行きたいという思いを抱く時もあるでしょうし。
いろんな形があると、若返りし頃は場所を自ら選べない、親の被害の下だったりするから、外に行きたい、なんとか早く離れたいみたいな思いが溜まったりもするかなと思うんで、非常にわかる感情だなというところではありますね。
一方で成長していったり人生を経ていくと、また過去の思いが変わってくることもあると思うんですよ。何もない町で育ったからこそこういう人間に自分がなった、外に出てこうという気持ちが育ったということもあるでしょうし、逆にそのなかったものっていうものが、それが良かった。
若い頃だと無いものを数えちゃいますけど、無いことがプラスだったというふうなこともあると思うんですよね。そういう町を思う時に、その瞬間は今ある環境で物事を数えると思うんですけども、人生経ていくと、かつて住んだ町に対する価値観って結構変わってくるかなと思ったりするんですよね。
そういう意味でこの輪っかないっていう歌、彼らの当時の気持ちをそのまま表している、ネガティブ面だったその時の町の気持ちを表しているんですけども、わざわざ歌ってメッセージにしているということで、また歌った時はまた違った気持ちで彼らは歌ったんだろうなみたいなことも思える曲ですね。そんなわけで聴いていただきましょう。ガリレオ・ガリレイで輪っかない。
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