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2024-03-24 16:29

#S2-28 いつか懐かしさだけにならぬように【去る街の、夜の記憶】

住んだ街のこと、みなさんは記憶していますか?

引越しにあたって、離れる街の、夜のジョギングコースを心に焼き付けたお話です。


この番組は、西暦3000年の、未来を生きる人類に向けて、現代人が日々感じることや、ワクワクする未来への想いを発信し、今を生きる皆さんと一緒に、未来に音声を残そうとする番組です。


BGM素材:DOVA-SYNDOROME、効果音ラボX@echo3000_radio https://twitter.com/echo3000_radio

感想等は #echo3000 でツイートしていただけると喜びマス

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みなさんこんにちは、あっちゃんです。
気づけば早いもので、3月になりましたね。 私、あっちゃんですが、今週ようやく新居への引っ越しが終わりまして、
新しい街での暮らしが始まりました。 めっちゃ楽しいです。
この引っ越しの件なんですけども、もともと発端として今年の1月に配信をしました。 新年の抱負をRTAしたというところだったんですけども、
不動産屋さんに年明け最初の営業日に突撃しまして、物件を速決してから、早いもので新居の入居まで進めることができまして、
無事に今年の目標の一つを達成することができました。 今回からの数回の配信なんですけども、この短い期間で行いました
引っ越しにあたって、これまで暮らしてきた街について、 そして引っ越し作業、並びに新しい街にまつわるエピソードがいくつかありましたので、
短く数話に区切ってお話をしていこうかなというふうに思っております。 初回の今回なんですけども、
いつか懐かしさに変わる前にと題しまして、 人生で2番目に長く暮らした街を去るというところの前にやったことがありましたので、
そのエピソードを自分のため、そして未来のために残してみようというふうに思っております。 お話に入る前提としまして、自分は街歩きがすごく好きなんですね。
知らない街とか行ったことがない駅でおりまして、その駅周辺を散策してみたり、 カフェ巡りをしたりするというのが趣味の一つなんですけども、
これまで暮らしてきた街でも例外なくたくさん散歩であったり、 ジョギングとかをしてきました。
おそらく今回暮らしていた街についても自分の家を中心として駅2つ分ぐらい、 つまり5キロから10キロ圏内ぐらいはだいたい歩き回るか
ジョギングをしていたんじゃないかなというふうに思っています。 その中でも特に自分は
深夜のジョギングが結構好きだったんですね。 深夜のジョギングっていうのはやっぱり昼間と違って必要以上の明かりがないので、
刺激がすごく遮られますし、考え事をしたりする時も自分の部屋で考えたりする時よりも気が散らないので、すごく何か悩んでいる時、
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そして考え込むようなことがある時にはよく夜中にジョギングをしていました。
今回暮らした街を去るということで、いつものジョギングコース、 だいたい5キロぐらいですね。
そこを改めて夜中に散歩をするということをしてみることにしました。
というのも、夜中に街を歩くという行為は、深夜徘徊みたいになっちゃいますけども、
その街に暮らしているからこそできる行為だと思っていますし、 ジョギングではなく散歩にするというのは、やっぱりジョギングをしている時っていうのは音楽を聞きながらとかだってするわけですから、
本来聞こえているはずの音を遮断していたりとか、走っていることとか、頭の中の考え事というところに意識が行き立ちなので、
ジョギング中に本来気づいていることであったりとか、感じ取れることを制限していたんじゃないかなというふうに思うんですよね。
だからこそ最後はジョギングコースをジョギングするのではなく、散歩をしてみるという形にしました。
加えてなんですが、一越から月日が経った時に、そのコースを走っていた時の思い出とか感じ取られていた感覚って結構忘れちゃうと思うんですよね。
それが結局最後にどんどん抽象化されて、なんとなく景色を見て懐かしいなっていう感情だけが残ってしまうような気がしているんですけども、
それってすごくもったいないなって僕は思ったりするんですよ。 だからこそ、まだ暮らしているうちに
この体で、五感で感じるままに見えるもの、聞こえるもの、感じていたことというところを音声というか、こういった形で残しておくということでやっておきたいなと思っていたわけなんですよね。
そういったわけで今回はジョギングではなく、歩きでジョギングコースを最後に回ってみるということをしてみました。
自宅を出ましてジョギングコースに入ると、走り出したあたりからだんだんといろんなことを思い出してくるわけですね。
この道を通り始めた春の日ですけども、そこに桜並木がたくさん並んでいることに気づいて、後で夜中に歩いてみると
とても夜桜が綺麗な時期が何度も季節を巡って経験していたことだったなっていうことであったり、
遠い未来で忘れちゃってることかもしれませんが、ここ数年は感染症というところがすごく厳しい状態が続いていて、人混みをなかなかかき分けるということもありませんでしたし、
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なるべくそういったところが離れるということが多かったんですけども、ジョギング中にマスクをしていて息苦しかったなということであったりとか、
それでもこの夜のジョギングだけが唯一、その制限された環境下の中でも自由を感じている時間だったなというふうに思いながら走っていたことというところも含めてですね、いろんな記憶がすごくかび上がってきました。
歩いていく中で、そういえば大体この辺でジョギングのアプリが1キロのアナウンスをしていたなとか、この辺ぐらいで大体6分とか7分ぐらいだったなとか、そういったところもですね、歩いてみると思い起こされることが結構ありましたね。
あとはこの辺りにいくつか塾があったりしたわけなんですけども、塾帰りの中高生がタムロしている場所っていうのは何個かあったわけですよ。そういったところの子どもたちが、僕がこの暮らした中で3年4年5年と時間が経つにつれて、今は大学生になっていたりとか高校生になっていたりするわけですよね。
そういった子どもたちが毎年ジョギングをする中で、去年ジョギングしていた頃に見ていた子どもたちはもう大学生になったのかなとか、そういったところも当時感じていたなっていうのも思い出したりするわけですけども、こういったことっていうのもおそらく10年後には僕自身は忘れているんだろうなっていうのも思ったりしました。
あとは、ジョギングコースを見る中で、大体この辺りを過ぎると息苦しくなってたなっていうところだったり、なぜかこの辺を通るといつも消臭剤みたいな匂いがするなっていうところがあったりとか、この辺を通るとすごい木の匂いがするよなっていうような走りながら感じていた互換の記憶っていうのもまだ微かに残っていたわけなんですけども、こういったところも少しずつ思い出していっています。
今思い出してよかったなっていうのをすごく思いながら歩いていたという形になります。
何度かお話をしていますが、やっぱりこういったジョギングの中で感じていたことであったり、当時記憶していたことっていうのはやっぱり10年後くらいになってしまうと、
やっぱりそのジョギングコースを走ったっていう事実であったり、そのジョギングコースの中にこういったものがあったなっていうような景色の記憶だけになってしまうんじゃないかなっていうのをすごく思っていてですね、
やっぱり以前住んでいた町もいくつかあるわけなんですけども、そういった町の記憶を歩きながら思い出していたんですけども、やっぱり残念ながら当時、学生時代とかもそうですけども、
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歩いていた町でジョギングをしていたりとか、散歩をしていた時に自分自身がどういうことを感じていたのかなとか、どういうことを考えてきたのかなっていうのは結構覚えてないんですよね。
だからこそ、今回こういう風に歩きながら当時走った時に何を考えていたか、どういうことを感じ取っていたかっていうのを結構残すのって大事だよなっていうのを結構感じていました。
皆さんはどうでしょうか?皆さん自身が以前住んでいた町、学生時代過ごした町あるかなと思うんですけども、そういったところを日々何気なく歩いていた時に何を感じていて何を考えていたかって覚えていますか?
多分人によってはすごく思い出とひぼつく場所とかそういったものもあるかもしれませんが、日々過ごす中で歩いた時に考えていたことっていうのは結構忘れてるんじゃないかなというふうに思います。
そんなわけでだいたい1時間ぐらいですね、歩きながらジョギングコースを間奏というか間歩というかわかりませんがしてみると、なんか急にやっぱり寂しさみたいなものがこみ上げてくるわけですよね。
またここに来て歩くことはできるけれど、それをすることは本当にないのかもしれないし、よほどのことがない限りしないかもしれないっていうのもあって、やっぱりもうこれが最後なんだなっていうのをすごく感じながらゴールしたっていうのをすごく覚えています。
本来であればだいたい20分弱ぐらいのコースなわけなんですけども、それでも5倍近い時間をかけて歩いたんですけども、やっぱりそれでも名残惜しさっていうのは心の中に湧き上がってくるわけですよね。
これまで散々散歩もしジョギングもし飽きるほど歩き回った街だったとしても、やっぱり自分の街になっていたんだなっていうところをすごく再認識をしました。
やっぱり飽きたと言いつつすごくいい街だったんですよね。
こういう去る時になって気づく当たり前だったことの素晴らしさっていうのは去る前から時々思い起こすというか思い浮かべるべきだったんだろうなって思ったんですけども、なかなかそれはできなかったとは言いつつ、今回こういう形で最後に歩いて見て回ることができていろんなものを感じ取ることができたのは本当に良かったですし、
これ自体を音声として残すことで10年後であっても自分自身がこれを聞き返すことで当時の自分の思いっていうのを知れるきっかけになったので今回とても良かったかなというふうに思っています。
一方で少し技術的なお話とかに入りますけども、過去の街並みとかっていうのを保存するっていうのは結構最近というか2000年代に入ってもそうですけども増えてきてたのかなというふうに思っています。
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例えば亡くなった犬とかおばあちゃんをGoogleマップ上で発見したっていうのがネットで見つかったりしますし、
例えば全輪という会社、地図の会社ありますけども、そこは以前から昔からの地図の変化っていうのを毎年その地図の回転に合わせて残していたりっていう形で、
自分自身が暮らした街の街並みっていうところについては大体残すようなことができるようになってきているかなというふうに思っています。
ただ一方でですけども、街の中で人々が感じていた思いとか感情っていうところはまだまだ残せてないんじゃないかなというふうに思っています。
暮らしたっていう事実だけではなくてですね、その街の中で人々が営みをする中で人々が思い描いた感情とか暖かい時間とか、
そういったものはまだまだ地図には紐づいてないというところが多いのかなというふうに思っています。
こういったものも含めてですね、人々が暮らした場所、時間、街というものが多次元的な情報っていうのかわかりませんけども、
残しながら未来に届くことができれば、未来の人たちが今を生きる人たちの営みとか優しさを参考にして、
暮らしやすい街を作るところにつなげることができるかもしれないなというところを感じたりしました。
ということで今回、街を去る前に最後に街を歩いてみて、自分自身が感じていた当時の記憶、感情、思いっていうところを再発掘して音声に残すというのが今回のお話になるわけですけども、
皆さんはいかがでしょうか。
たぶん皆さんも日々、例えば駅までとか、普段よく歩いている道とかあるかなと思うんですけども、
たまにでいいので、その道の良さとか、暮らしている楽しさみたいなところも含めてどういう感情を持っているかなっていうのを少し気づいてみると、
この街に対する愛着とか、将来この街を去る時の大切な思い出になりますので、ぜひ思い起こしてみてください。
以上、2024年3月の現代人でした。
ではエンディングです。
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今回は、過ごした街のジョッキングコースを歩くことで感じたことであったり、懐かしさに変わる前に、今一度記憶に刻むこと、そして音として残すことの良さをお話をしてきました。
いかがだったでしょうか。
次回は、引っ越し編その2のお話を予定しています。
現在、新居から収録をしているわけなんですけども、まだまだダンボールに囲まれてまして、新しい街に馴染んでいないワクワクとフレッシュが入り混じった気持ちを楽しんでいます。
こちらについても、様子を後日お話しできればいいなというふうに思っています。
今回暮らす街もすごくいい街だなと思っていますので、これからの新生活がすごく楽しみになっています。
番組ではお便りやコメントをお待ちしています。
Xのハッシュタグ、エコー3000より、皆様の思い出やコメントをぜひぜひお送りください。
ということで、今回はここまでです。
現代人の皆さんも、未来人の皆さんも、また次回お会いしましょう。
じゃあね。
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