1. ご当地ソング捜索隊
  2. 配信013@百道浜:過去の気持..

都会とふるさと福岡の間で交錯する想いを歌う【正しい街/椎名林檎】と共に、昔と今の街への想いについてのお話。
【番組紹介】 唯一無二のご当地ソング専門メディア。日本各地に散らばるご当地ソングを探し、音楽を通じて見えてくる都市や地域の魅力について語らう番組。府中コミュニティFMで放映中のラジオ番組と連動しつつ、ラジオのバックナンバーと、podcast専用配信をお届けします。ラジオ番組「ご当地ソング捜索隊」は、毎月第2土曜日 ~で絶賛放送中。
【パーソナリティ】 ◆ワタンド: ラジオ・配信のパーソナリティ。都市と音楽を愛するご当地ソングコレクター。 ◆しゃり: ラジオのパーソナリティ。ご当地ソングは素人。海外在住のエンジニアで主にリモート参加。
【Twitter】https://twitter.com/RRwatandia 【BLOG】https://sublife.hatenablog.com/

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日本のどこかの歌と話、お盤です。この配信は、日本各地のいろんな町にまつわる音楽をテーマに、町への思いやら何やらについて話していく番組です。お相手は私、MCはワタンドです。よろしくお願いします。毎回ですね、日本のどこかを描いた1曲を取り上げて、その場所についてお話ししてまいります。
アンカー&スポティファイでお届けしております、ミュージックプラストーク。こちら、ポッドキャストと音楽を合わせて楽しめるサービスになっておりますので、こちらで一緒に楽しんでいただければと思います。
そんなわけで今回の曲は、椎名林檎の正しい街という曲です。こちらの曲はですね、椎名林檎のデビューアルバム無罪モラトリアムの中に入っている曲というところで、彼女にとってもまさに原点的な曲かなという曲になっております。
この歌の中に出てくる場所、描かれる場所なんですけども、ももち浜、室見川という福岡のですね、具体的な場所が出てくる歌詞になってますね。歌の世界でしたらどちらかというと都会に行った女性が、ふるさとである福岡をちょっと思う、輝かしい思い出の場所として、このフレーズ、地名が出てくるんです。
どちらかというと都会視点の歌ではあるんですけれども、具体的な地名がバシッと出るので、すごいそれが印象的な古さと思う気持ちがかなり強烈に感じられるフレーズ歌詞になっておりますね。
懐かしむ思い出でもあり、もう戻れないあの時の輝かしい思い出、場所、あの人みたいな、そんな感じで描かれてるんですよね。
過去の思い出って美化しがちではあるじゃないですか。
やっぱり変えられないというか、あの時の楽しかった時間、あの時の気持ち、大好きだったあの人とかっていうのはもうね、その時の宝物でしょうから、それを超えるっていうのはね、今、辛い時期だったりすると尚のことね、もう手の届かない光かなというふうに感じられるんだと思います。
この彼女を描かれる人はやっぱり東京に、東京とは言ってないのか、都会に出てなかなかうまくいかなかったこともあったと。
そういう中でね、あの時本当に良かった、あの時あなたの言葉に従っていればみたいな、そんな思いも滲んでくるんですよね。
だから今は辛い、このいる都会は苦しい場所だというふうに言ってみれば、大好きなふるさと、嫌いな都会という位置づけなんだと思うんですね。
こういうのってね、時期がやっぱり変わると場所に対しての見え方ってガラッと変わるじゃないですか。
自分も仕事とかでなかなかうまくいかなかった場所の仕事とかっていうと、やっぱ当時はね、なかなか辛かったかなとか思ったりするんですけど、今だとすごい良い思い出だなっていうので、また機会があればぜひ寄ってみてみたいなみたいな場所とかありますね。
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やっぱ時期とか経験が変われば、ガラッと見え方が変わると思うんですよ。
それって時期と過去の思い出も、あの時のあの人といた年齢だったからそうこそ、この正しい街で言えば10代の、まだこれから未来があるその時期に過ごした地元、その時間はすごい輝かしかったと思うんですけども、
またガラッと大人になって戻ったりすると、良い地元がやっぱり嫌だなって思うこともあるかもしれないですし、さらに年を重ねることで、この地元やっぱり好きだな、自分が育った街だなってことで好きになることもあるでしょうし。
なんかその時期と自分の立場とその時に一緒にいる人たちで、街の見え方ってガラッと変わると思うんですよね。
なんかそれって上書きじゃなくて、パラレルで気持ちがあると思うんですよ。過去のその時の気持ちもこの街の上にあるし、今自分が街にいられてる気持ちっていうのも確かな真実だろうし、未来はまだわからないっていうのもあるだろうし。
なんかそういって何かに対する気持ちって、上書きしてから変わってしまうっていうものよりは、過去は確かにあったものってことで、パラレルであるっていうようなところが、それを受け入れるっていうことが大切だったりするのかなと思ったりもしながら聞けるなと思ったところですね。
だからそういった常に人も変わりますし、街の景色も変わるし、そういったのも変わりゆくけど、それでも今の付き合い方、昔だとこんな付き合い方、それもいろいろ見つめ合いながら関われると面白いのかなというところで、そういう楽しみ方もできる街に対する思い、長目楽しめる曲になっております。
そんなわけで聞いていただきましょう。地名もぜひ着目して聞いてみてください。
椎名林檎で、正しい街。
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