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日本のどこかの歌と話、5番です。この配信は、日本各地のいろんな町にまつわる音楽をテーマに、町への思いやら何やらについて話していく番組です。お相手は私、MCはタンドです。
毎回、日本のどこかを描いた歌を1曲取り上げまして、その場所についてお話ししていこうと思います。
スポーティファイとアンカーでお届けしておりますミュージックプラストーク、こちらのサービスを使って、ポッドキャストのトークと音楽合わせでお楽しみいただければと思います。
そんなわけでですね、今回お届けする曲が、アンディー・モディのグロリアス・ケイトラという曲でございます。
このグロリアス・ケイトラは、ドラムの重低音が心地よい、ケイトラに乗ってどんどん進んでいくような感じの曲になってますね。
田舎道を行こうぜというふうな、ケイトラに乗って楽しく行こうぜという感じの歌詞が出てくるんですけども、その時の田舎道というフレーズの後に、具体的な地名としてケアンズ、ベニス、そして所沢、こちらが出てくる感じなんですね。
所沢をチョイスしているというところなんですよ。所沢なんですけども、埼玉県の南の方に位置する所沢市のことですね。
なんで所沢なのと、ケアンズ、ベニスという国際的な都市に並んで、急に日本のとある自治体の地域の名前が出てきているという感じなんですよね。
アンディーモニーのメンバーがですね、全員早稲田出身というところで、所沢キャンパスにいたとかなんとかというところがあって、彼らにとってこの所沢というのは非常になじみのある風景というところで、この所沢という歌詞が使われているんじゃないかなというふうな歌なんですよね。
早稲田というと、それこそ早稲田地域、高田馬場とかのキャンパスが有名ですけど、いろんなところにあって、そのうちの一つで所沢キャンパスというのがありますので、どうやらその辺の自分たちが慣れ親しんだ地域の風景を早稲田道だろうというところで歌詞に盛り込んだんじゃないかなというところですね。
所沢、埼玉の一地域ですけども、武蔵野線とか西武線とかが通っていて、結構東京とも隣接しているような場所なんで、あんまり自分は田舎のイメージなかったんですよね。
ただちょっとこの早稲田のキャンパスってどこなんだろうと思って、所沢の駅周辺とかは何度も言ったことがありますけども、早稲田のキャンパスどこだろうと思ってみると、
さやま湖、大きい湖があるんですけども、そこのすぐ南側だったりして、あと所沢の有名な観光地っていうかスポットでトトロの森っていうのがあるんですよ。
そこにもほど近いところで、確かにこの早稲田の所沢キャンパスは田舎だろうという感じですね。
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ここは所沢の風景として彼らの印象が残っているのであれば、田舎道として歌うのもわかるなというところでしたね。
自分が所沢って聞いたときにちょっと田舎道かなと思ったところが、この歌とのギャップがあったんですね。
調べてみるとなるほどなというのが見えてくる。ここから見えてくる風景として、やっぱり人によって同じ地域でも見ている景色が全然違うなというところですよね。
人の数だけ多分街の見え方があると思うんですよ。
何々街って言ったとしても、自分の知っている景色、好きな景色、一番記憶に残っている景色、そういうのがみんな一人一人違うと思うんですよ。
だから例えばこれは今回は田舎道っていうキーワードに合うかどうかだったんですけど、それこそ人の雰囲気、優しい街とか怖い街とかそういうイメージも人によったら違うでしょうし、
買い物しやすいとかしにくいとかそういうのも違うかもしれないし、便利便利じゃないとかも人によって違うでしょうし、
そういうところがやっぱり同じ街でも全然見え方が違うんだなというのがこのグロリアス・ケイトラの歌詞から感じたところです。
この人があなたはどんな目でこの街を見ているんですかというのをたくさん知りたいですね。
ぜひあなたが見ている街の姿も教えてほしいなと思います。
そんなわけで聴いていただきましょう。アンディ・モリでグロリアス・ケイトラ。