1. ご当地ソング捜索隊
  2. 配信112@横須賀:距離と気持..
横須賀から品川への恋の旅路を歌う【I CAME FROM横須賀/山口百恵】から、住む場所によって線を引いてしまう事についての話。

【番組紹介】
・日本のどこかの都市を描いた歌とともに、都市や地域について語らう配信。
・国内で唯一無二のご当地ソング専門メディア。
・府中コミュニティFMで放映中のラジオ番組「ご当地ソング捜索隊」と連動して、時々ラジオのバックナンバーもお届けします。
・ラジオ放送は、毎月第4土曜日 22:15~絶賛放送中。

【パーソナリティ】
◆ワタンド
本配信のメインパーソナリティ、都市と音楽を愛するご当地ソングコレクター。

◆しゃり
ラジオ放送のパーソナリティ。海外在住のエンジニアで主にリモート参加。ご当地ソングは素人。

【Twitter】
https://twitter.com/RRwatandia
【BLOG】
https://sublife.hatenablog.com/
【note】
https://note.com/localsong

サマリー

山口桃江さんの「I Came From Yokosuka」という曲は、舞台が横須賀ではなく横須賀から来た人物を描いています。品川に移動していく様子を描いており、距離の近さと気持ちの高まりの関係を表現しています。

目次

曲の紹介
ご番です。この配信は、日本のどこかの都市を描いた歌と、その歌が描く地域についての話をお届けしていきます。
お相手は、MCワタンドです。よろしくお願いします。
そんなわけで、今回お届けする曲は、山口桃江さんの、I Came From Yokosukaという曲です。
山口桃江さんの代表曲には、横須賀ストーリーというふうな、もう説明不要の名曲がございます。
どちらかというと、横須賀ストーリーの印象が強い山口桃江さんなんですけれども、
アナザー横須賀ソングという形で、ぜひこちらの曲も紹介できればと思います。
横須賀ストーリーが、がっつり横須賀の歌という風な曲なのに対して、
このI Came From Yokosukaは、舞台が横須賀というわけではなく、横須賀から来た私というところで、
品川に向かっていく京急線沿いを移動しているような曲になっています。
品川に位中の人がいるんですよね。待ち合わせが品川なのかな。
そんなわけで、京急線に乗って歌詞の中でも沿線の地名が出てくるんですけれども、
金沢八景、金沢文庫とか、日野出城、横浜、そして鶴見川崎と、そして品川。
どんどんどんどん向かっていくんですよね、都心に。
その距離が移動しているなというのがわかることで、
あの人に会いたいという気持ちが高まっていっているなというところで、
距離の近さと気持ちの高まりと、そんなところが比例関係にあるうまい見せ方だなという風にも思える曲です。
一方で、この歌の中で何度も、I Came From Yokosuka、あなたに会いに来たというフレーズが出てくるんですよ。
常に私は横須賀の人ですよというところも言っているようなもんですね。
会いに行ってそれが楽しみだからという風なところだけじゃなくて、
常にスタート地点に戻るというか、横須賀です、横須賀ですって何度も言うことで、
ちょっとコンプレックスというか、少し線を引いているようにも感じられます。
二人がすぐに会いに行けない距離にあるんですよというところを強調しているのかもしれないですし、
距離感から相手に対して立場の違いなのか、距離を感じてしまっているところがあるのか、
そういったところも印象付けられる曲でもあります。
横須賀というと神奈川県ではありますけれども、結構首都圏から距離があるかなという印象がありますよね。
横浜ぐらいまでだったら首都圏の一部ということで、東京を通うと頻繁に行き来するかなと思うんですけれども、
横須賀ではちょっと遠いですよね。
そんなところもあって、やっぱりはるばる北感もあるのかなと思います。
自分がどこの出身だからとか、どこに普段住んでいるからみたいなコンプレックスってよくありますよね。
東京都内だけでもちょっと23区じゃないんでみたいなね。
僕八王子出身なんでみたいなところとかはよく私もこれまで何千回と言ってきた気がしますね。
自分の出身地、コンプレックスっていうのか、自分の中で勝手に線を引いているだけかもしれないんですけれども、
そういった自分の所属によって相手との所属で違いを見つけてしまう、比べてしまうそういうことはどうしても誰しもあるのかなと思います。
それが比較が話の妙を生み出すこともあれば、相手との寂しさだったり、違うなと思っちゃったり、
そういう所属の違いというのは面白いなというふうにも思いますね。
そこが非常にこういったご当地ソングだとか地域を表す歌の楽しみにもなりますよね。
なんなんでしょうね。都会だから栄えてるところに対して比喩するっていう話だけじゃなくて、
単純に距離がある、自分の所属が違うということで相手と比べちゃうっていうのはね、比べることなんかないし、
それぞれの個性であっていいものなのに、相手との違いで比べちゃったらちょっと寂しい話でもあるなというふうにも思います。
どうしてもこのご時世、SNSで相手との違いに目が行きがちなんですけども、
違うことはと生きることは違うことだというところを何かで聞いて、僕いい言葉だなと思った記憶があるんですけども、
違うのは当然なので、自分はこの場所、あなたはこの場所、ゼブゼルの違いを楽しめる方がいいのかなというふうにも思ったりするので、
歌の妙でもありつつもちょっと地域の違いを比べてしまうのはちょっと切なさ、寂しさもあるなというふうにも思ったりします。
そんなわけでぜひ聞いてみてください。
山口ももえさん、I came from Yokosuka.
05:07

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