吉祥寺と井の頭公園
ご当地ソング捜索隊ポッドキャット、オバンです。この配信では、日本各地のどこかを描いた歌一曲と、その場所にまつわる話をしていきます。
お相手はMCワタンドです。よろしくお願いします。さあ、今回紹介する曲は、生田リラさんの吉祥寺という曲でございます。
生田リラさんは、いくらというネームで、YOASOBIのボーカルも務められているという方ですけれども、この曲は生田リラ名義というところで、ソロ活動にあたる曲かなというところです。
2023年のナンバーでございまして、タイトルの通り、吉祥寺が舞台の曲です。
吉祥寺、ご存知ですかね。
東京都武蔵野市にある駅と、その周辺の街の名前です。
住みたい街ランキングとかでは、よく上位に上がってくるので、人気の場所ですね。
23区外ながら、結構都会感もありますし、自然もあったりして、ゴミゴミしすぎず、都会的なおしゃれな雰囲気もありつつ、のどかでもありつつ、いろんな要素がミックスされていて、ちょうどいい街なのかなというふうに思っています。
この曲は、吉祥寺というタイトルではあるんですけれども、
吉祥寺の街というよりは、吉祥寺にほど近い井の頭公園。
この大きな公園が舞台の曲になっています。
歌詞の中では、吉祥寺駅を通る中央線をオレンジラインと表現していたりもするんですけれども、
それ以降は、ほとんど吉祥寺からすぐに、まっすぐに、井の頭公園の方に向かって、公園の中でいろいろ思い出を、かつて楽しく過ごした時間なんかを思い返す。
こういう歌になっています。
公園が舞台の曲、数多くあれど、この曲は結構公園の中の様子が非常にたくさん出てくるんですよね。
通りを抜けて階段を下るとか、井の頭公園は大きな池が有名なんですけれども、
その池に架かる七井橋という名物の橋の名前も出てきますし、
その他にベンチとか桜とか、井の頭公園の同じく名物、ボートとかね、
結構ね、公園の中の風景が、
たくさん出てくるんですよね。
噴水も出てくるか。
なので、本当、井の頭公園に愛着のある人は、
まさにこれ知ってる場所だ、
あの通り、ここルート通ってるな、みたいなことがね、
ありありと浮かぶような感じかなというところです。
公園の変わらなさ
このね、公園を歌うにあたって、結構公園のパーツ、
さっき言ったベンチとか噴水とか、
一個一個細かく描写するのって結構面白いというか、
珍しいなっていうふうに思うんですよね。
で、そんな公園の中の様子は結構変わらないよ、
というふうに言ってる一方で、
公園にいる人については、今はもう知らない顔ばかり、
ということを言うんですよ。
こう、街は、公園は変わらないけど、
いる人は変わっちゃった、ということなんですね。
こう、街を描く歌って、結構時間が経つと、
やっぱり街の風景が変わっちゃったね、とか、
あの頃とちょっと違うね、みたいな、こうなんだろう、
今と過去で、やっぱり街は常に変わっちゃうもの、とか、
今と過去で、やっぱり街は常に変わっちゃうもの、とか、
今と過去で、やっぱり街は常に変わっちゃうもの、
アップデートしちゃうもの、みたいな、
ことを表現することが多いと思うんですね。
あなたが住んでた街とかも、そうじゃないですか。
10年前住んでたあの街行ってみたら、
きっとやっぱりやっぱ違うな、っていうとこ。
同じとこもあるかもしれないけども、
何かやっぱり変わっちゃってると思うんですね。
それはこう、人がいなくなっちゃったりすることで、
少し衰退というか、寂しくなっちゃうところかもしれないし、
経済的に発展して、どんどん賑やかになっちゃう、
みたいな変わり方かもしれない。
街っていうのは、どういう形であれ、
常に移ろい変わっていくものかな、と思うんですよ。
一方で、街の中にありながら、公園中ものは、
なかなか変わらないものだな、というふうに、
この歌を聴いてふと思いましたね。
確かに、使う人は街の変化だとか、住む人だとか、
年も取るし、年齢を減るから変わるんだけども、
公園の風景っていうのは、なかなか変わらないな、
というふうに思います。
自分の住んでた小さい頃、
小学校の頃遊んでた公園とか、
今でも本当に変わらないですもん。
ブランコのペンキ塗り直したな、とかはありますけど、
他は本当、配置とかも全然変わらないから、
移ろい変わりゆく街の中でも、
公園っていうのは、北極星のように、
ずっとそこにあり続けるものだな、というふうに、
この歌を聴いて、ちょっと感じるところがございます。
そんな街の中にありながら、変わらないもの、
そんな場所と思い、そんなところも、
感じ取れるかな、ということで、
楽しんでいただければと思います。
生田リーラで吉祥寺。