2023-10-18 14:31

【第13回】発達障害の子どもが増えている本当の理由

発達障害の小中学生が増えていると言われています。特に日本で発達障害の子どもが多いと言われますが、何故でしょうか?それは本当でしょうか??
就学時検診で出会ったある親子の姿を通して考えていきます。

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こんにちは、おあです。
産児子育て中で、小学生の娘2人は、ホームエデュケーションを選択しています。
子どもたちが毎日を楽しく、自分らしく過ごせる社会にしていくために、これからの学びの在り方について考えるチャンネルです。
第13回目の今日は、発達障害の子どもが増えている本当の理由についてお話ししていきます。
昨年のデータになりますけれども、通常の学級に在籍する小中学生の8.8%に、学習や行動に困難のある発達障害の可能性があると文部科学省が発表しているそうです。
人クラスに大体3人ぐらいいるという割合になりまして、これはですね、医学的な診断基準を参考にして作られた項目に、担任の先生たちが答えているんですね。
確かに発達障害に関して、ちゃんとした国際比較のデータというのは揃っていないんですね。
ただ、日本でやはり突出して多いと言われているのは本当のことのようです。
しかも年々増えていると。文部科学省は増加の背景には発達障害への認知の広がりがあるというふうに分析しているんですけれども、本当にそれだけでしょうか。
私がね、この発達障害が増加しているというニュースに、本当に疑問を感じているのは、やはり娘たちの学校での出来事があります。
娘が小学校に入るときに、ずっと幼稚園で一緒に過ごしていたお友達が、まず就学受験診で引っかかるんですね。
小学校に入学したときには、今まで幼稚園では一緒に過ごしていたお友達が、小学校に入る段階で特別支援学級に入り、通常学級に入ったその他大勢の幼稚園のお友達とはほとんど関わりがなくなるんです。
同じ小学校に入学したのに、ほとんど交わることはなく、いるのかいないのかという状況になっていくんですね。
それともう一つですね、1年生から2年生に上がるとき、2年生から3年生に上がるとき、恐ろしいことに一人ずつ特別支援学級に送られていくんです。
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今まで一緒に暮らして過ごしていた、一緒に学んでいた仲間が、学年が上がるごとに消えていくんです。排除されていくんです。通常学級から。
これは何を意味しているかと言いますと、私はいわゆるきゅうりだったらですね、まっすぐなきれいな、例えば長さが20センチのきゅうり、それにその箱にはまらないきゅうりは排除していくと。
企画外のきゅうりはこの箱には収まらないので、別の箱に入っていただきますと。そういうことなのではないかなと思っております。
つまり、箱ありきなんですね。先に箱があり、学級という一つの箱があり、学校という一つの箱があり、そこに収まらない子どもは特別支援学級、発達障害という流れなのではないかと私は疑っているんです。
その特別支援学級には鳥の名前だったり、お花の名前だったり、ちょっと違う名前がつけられた学級なんですね。
つまり、3年1組、2組、3組、4組にお友達が名前がないわけですよ、学年が上がった時に。
あれ、ないなにちゃんは?ないなに君は?探すと。
それってね、一緒に今まで学んでいたお友達、子どもたちはどう思いますかね。
ああ、あの子、ないなに学級に行っちゃった。
その学級には勉強ができなくて、みんなの輪を乱す問題のある子どもたちが集められているという、そういうイメージがあるわけですよ。
通常の学級でできない子が行くクラスということです。
私はね、恐ろしい排除だと思いますね。
私が小学生の時は、そういう特別支援学級というのがそもそもありませんでしたので、50人以上いたクラスでしたけども、本当にいろんな子がいましたよ。
もちろん勉強なんかできない子だっていましたし、でもね、そういうのも一緒にクラスで学んでいたから、勉強ができなくてもその子はスポーツができるとか、
勉強ができなくてもこの子はとても優しい心のあるお友達思いの子とか、
それはね、いろんな子がいるっていう当たり前として、
それがその子が特別おかしい子だから別の学級にとか、そういうことはね、私の時代にさえなかったと思いますね。
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今日もね、修学実験室に行ってきたんですよ。
息子の。その時ね、たまたま私の前の列に並んでいたお子さんが、確かに元気いっぱいなんです。
男の子でとっても元気いっぱい。
ちょろちょろしているんですけど、私から見たらもう全然元気いっぱいな男の子なんです。
なんですが、集団行動面接っていうんでしょうか。
何かクラスに子供だけ連れて行かれて、そこで何かドリルみたいなのをやったらしいんですけれども、
それで帰ってきた後にですね、先生が何かこそっと紙を渡していたんです。
その親子のお母さんに。
面談をしましょうと、個別に面談しましょうっていうことみたいなんです。
それはですね、つまり特別支援学級にいかがですかという、ある意味赤髪のようなものなんですよ。
で、お母さんはその後ですね、その元気いっぱいの男の子に、
あんた一番できなかったんだって言ってるんです。
きゅうりがね、ちょっと曲がってると箱に入らないと。
だから、ちょっと売れませんと。この箱で商品として売ることはできません。
あなたのお子さんはこの箱にはまらない。
商品としては不的確なお子さんなので、不揃いの箱に、別の箱に入って、別の市場で売っていただきますと。
そういうようなことじゃないですか、それって。
全部きれいな、約20センチのまっすぐなきゅうりに育てたい学校。
先生たちは一人一人はおそらくそんなことは思ってないかもしれませんが、
結局35人、40人という子どもたち、いろんな個性を持った子どもたちを、
一つのカリキュラムで、一つのやり方で、たった一人で教えていくって、
集団をまとめていくっていうことは、やはり大変なことですから、
先生としては、まっすぐであってほしいと、まっすぐでないと困るということに、結局なるわけです。
私はね、今日の修学実験シーンで怒られていた、やんちゃな男の子。
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本当、心の中で全然収まらなくていいよって思いますけどね。
学校に収まる必要なんかないよと。
でね、お母さんも収まらない自分の子どもを、なぜ、そんな責める必要ないし、
それを恥ずかしいと思わせてしまっているんだと思うんですよ、お母さんにも。
この社会とか学校の価値観というのが、そのお母さんに、自分の子どもが収まらないということは恥ずかしい。
いけないことって、お母さん自身も思わされている。
思わされているから、また自分の息子に、なんであなたは収まらないのって、責めるわけです。
曲がったキュウリを無理やり、形の決まったきっちりした箱に押し込もうとしてポキッと折れて、死んでしまう子ども。
この四角い箱に収まらない、曲がっているから排除されて、不揃いのところに入れられて、
自信をなくして、もう自分なんかダメだと、自分なんか何の役にも立たない、ダメ人間だと言って、自分で死を選んでいく子どもたち。
昨日のお話とつながってきますけれども、なぜ今、日本の子どもたちが、精神的幸福度がほぼ最悪で、
こんなに少子化が進んでいる中、どんどん自分たちで死んでいくのかという、そこに行き着きますよね。
発達障害の子どもが増えていると言いますけれども、それは何を意味しているかというと、
学校という枠に収まらない子どもが増えている、しかもそれは先生から見てということなんです。
学校が、教育がうまくいかないのは、子どもに障害があるからだと、そういうことなんです。
そのかっちりした枠、箱に収まらない、その箱自体が問題なんだと、その箱に収まる必要はないのに、
この形に収まらなきゃいけないと設定している学校の枠を変えるのではなくて、そこに収まらない給理をどんどん排除していって、ということなんですよね。
なぜ、給理がまっすぐで約20センチでなければいけないのかという、合理的な理由ってあるんですかね。
便利だからですかね、その箱に詰め込みやすくて売れやすいから、要は完全に大人の都合だし、完全に売る側の都合ですよね。
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親も親だと思うんですよね。それに収まらない。だからあなたのお子さんは特別支援学級に行ってください。
それはもうショックだと思いますけれども、冷静になって考えてみてください。そんな箱に収まらないことが何で悪いんですか。何も恥じることありませんよね。
子どもに障害があるのではなくて、そちらの学校という木の枠、箱の方がおかしいんじゃないですかって思っていただけないのかなって思っちゃいますね。
もう学校が変わることはかなり難しいことですから、せめてやはり親が発達障害って言われたり、特別支援学級にとか言われたときに、
えって、なんでって、そこにやはりまず親が疑問を持ってほしいなと思います。鵜呑みにせず。
ましてやね、あんたなんでまっすぐじゃないの。早くちゃんとこの枠に収まりなさいなんて、そうやって学校と一緒になって言うのではなく、子どもの曲がっていることを責めるのではなくて、
いいじゃない、なんで、何が問題なんですかと思って、自信を持っていただきたいんですよ。
うちの子はこのまんまできゅうりですと、何か問題でしょうかと、どうしてもその枠にはまらないと困ると排除されてしまうんであれば、無理にそんな箱に入る必要はないです。
その求められる箱の方こそ疑ってほしいなと思いますね。
今日の修学実験シーンで、個人面談みたいなことを言われて怒っていた、子どもを責めていた親御さんに何かいつか届くといいなと思います。
今日もお聞きくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう。いいね、フォローお待ちしています。
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