2025-01-16 17:19

【第124回】ゆきむすめという昔話が伝えようとしているメッセージ

今回は「ゆきむすめ」というロシアの昔話が、現代の私たちに伝えようとしているメッセージについて考えたというお話です🙌

※参考📖
福音館書店1963年出版「ゆきむすめ」(佐藤忠良絵、内田莉莎子再話)👇
https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=70



☘️私は大学時代、絵本、昔話、児童文学について学んでいました。
当時、錚々たるメンバーに直接講義を受けており、今思い返しても贅沢な黄金時代でした✨
例えば、モーリス・センダック『かいじゅうたちのいるところ』の児童文学の巨匠「神宮輝夫先生」💖
昔話研究の第一人者でオザケンパパの「小澤俊夫先生」💖
絵本界からも凄い方々が来てくださっていました👍
魔女の宅急便の「角野栄子先生」💖
あらしの夜にの「きむらゆういち先生」💖
かいけつぞろりの「原ゆたか先生」💖
「こどものとも」創刊で伝説の福音館書店社長「松居直先生」💖



☘️今は絶版になってしまってる「母と子の世界昔話シリーズ全20巻」(監修:坪田譲治、村岡花子)。
研秀という出版社から1969年~1972年に出版されていたシリーズ✨
我が家に全巻あるので、こういう貴重な絵本、絶版になってしまった昔話の保存、再販についてご存じな方いましたらご連絡いただけませんか??

☘️Eテレ「昔話法廷」👇
https://www.nhk.or.jp/school/sougou/houtei/
これの「浦島太郎」裁判、是非観てみてください‼️🙇👇
https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005180243_00000

・・・ちなみに私は断然「乙姫の味方」です😘


🎧関連放送🎧
【第40回】雑談回!絵本で子ども達と対話してみた。👇
https://stand.fm/episodes/655c1abefef19f7e5affb335

【第20回】子ども哲学のススメ👇
https://stand.fm/episodes/653879f6b6ca1031821544f7

【第79回】母との別れで考えたこと①死ぬってどういうこと?👇
https://stand.fm/episodes/6622214b1fc40ec62a976188

【第123回】ゲームチェンジしたことに気付かぬ学校モンスター👇
https://stand.fm/episodes/6785ee8ce47eacdc0bac6774



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こんにちは、おあです。小学生の3人の子どもたちは、ホームエデュケーションを選択しています。
今の学校教育に疑問を持っている方や、今の学校には合わないけれど代わりとなる教育がなくて困っている方と一緒に、これからの学びの在り方について考えるチャンネルです。
第124回目の今日は、【ゆきむすめという昔話が伝えようとしているメッセージ】というテーマでお話ししていきます。
私は大学時代ですね、絵本ですとか昔話、児童文学について勉強するという学科におりまして、当時早々たる先生方に教わったんですよね。
例えば今は亡き神宮テルオ先生です。もう児童文学の巨匠ですよね。
モーリスセンダックの怪獣たちのいるところですとか、オスカーワールドの幸せの王子ですとか、ジュールベルヌの海底2万マイルなどなどの翻訳をされた方ですとか。
あとね、昔話研究もすごい方に教わりました。第一人者、尾沢俊夫先生でした。尾沢けんパパですよ。
昔話にはある法則が必ずあると。3という数字に意味があったり、必ず決まったパターンがあって、人生の意味とか教訓を様々な形で物語に入れ込んで、大事なメッセージとして後世に伝えようとしているんだということを学んだりですとかね。
あと絵本界もすごかったですね。もう例えば、木村雄一さんですよ。嵐の夜にの方。確かね、私ね、なんでなんだか覚えてないんですけど、嵐の夜にの続編が出るということで、その出版記念パーティーか何か、なぜかお友達と参加した記憶があったりですとか。
解決ぞろりの原豊先生。この先生にも別宅をお持ちで、なぜかそちらにみんなで遊びに行くってことになって、もうすごかったんです。マンションの一室にドラえもんとか、キョロちゃんの初代コレクションとか、アトムのフィギュアとか、すごいコレクションをお持ちで、いくつかもらって帰ったりですとかね。
あと魔女宅の門野栄子先生ですよね。本当に魔女のような方でした。
もう一つね、福音館書店の当時社長さんだった松井正先生にも教わりました。グリとグラとか、もう早々たる伝説の子供の友を創刊した伝説の編集者でいらっしゃいました。
いつも授業では松井先生が、自分が昔出版した有名な絵本を読み聞かせてくださるんですけど、あまりにその口調が穏やかで優しくて、全員寝ちゃうんですよ。本当申し訳なかったんですけどね。しょうがないんですよ。
私は1999年度卒業なので、オールスター時代だったんですよね。今思えば私の母校の頂点の時代でした。本当に良い時代を過ごせたなと思います。輝かしい時代だったんですね。もう残念ながら今はね、見るも無残な形になって、オアコンになっている女子大だったんですけれども。
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私の卒論もですね、そういう絵本とか昔話を幼少期時代にたくさん読み聞かせてもらった子が大きくなって、その体験がどのように人格形成に影響を与えているかみたいなことを研究した。すごくマニアックなことを好き勝手にやらせてもらってすごく楽しかったんですけど。
もう一つ、私の母ですね。過去放送でも放送している通り、昨年春に亡くなっています。いろいろ残念なところのある母ではあったんですけれども、今でも本当に感謝しているのは、たくさんたくさん絵本とか物語をね、昔話を読み聞かせてもらった体験なんですよね。
中でも本当に感謝しているのが、もう今では絶版になってしまっているシリーズで本当に手に入らないということで、ものすごく残念なんですけれども。
研修という当時あった出版社が出版していた母と子の世界昔話シリーズという全20巻のシリーズがありまして、これはね昭和44年から昭和47年に出版されていたシリーズで、監修が坪田常治さんと村岡花子さんという方が監修されているシリーズなんですけど、これが素晴らしいシリーズなんです。
もうね、これがね今手に入らないって、もう私日本の宝の損失でしかないと思っていましてね。もう一時期本気でこの版元に問い合わせてですね、これ何とか再版できないものかと、もうなんかちょっと何とかしたいと思っていたほどですね。
これ今もですね、我が家に全巻揃ってあるんですけど、もうこれね、もう過保なのでこのまま何とか保存したいんですけどね。もしね、こういう貴重な愛本、昔話とかの再版とか保存とかの方法をご存じの方いたらね、あとはもしくは誰に言えば再版してもらえるのかとか知ってる方いたらぜひ教えていただきたいんですけれども。
まずね、お話がもう世界中のお話を集めてきて、もうよくこれぞこの時代にね、これだけの世界中の面白い昔話を集めたなっていうぐらいなんですけど、さらに差し得が素晴らしいんですよね。
で、このシリーズに共通するのはですね、昔話に共通するのは、様々な危機が主人公に訪れるわけなんですよ。で、その主人公が様々な方法で南極を乗り越えていくという様を描いているということなんですね。
それは知恵だったり、素直さだったり、愛だったり、突然不思議な力を授かったり、それまで全く無用と思われていた、バカにされていたものが突然役に立ったり、人生の神秘とか不思議さ、謎、面白さみたいなものをいろんな形で示してくれるっているんですよね。
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で、日本の昔話で言えば桃太郎とかね、一寸帽子、カチカチ山、猿神合戦、下斬り雀とか有名なお話ありますけど、こういう話は全部で完全張握で、めでたしめでたし系の話なんでね、メッセージもシンプルですごく分かりやすいんですよ。スッキリしていて。
なんですけど、どんだけ考えても意味がわからない話っていうのもありますよね。一体この話何を私たちに伝えようとしているのか、どう解釈していいんだろうかって戸惑うような昔話っていうのがあるんですよ。
で、その中で一番有名なのが浦島太郎ですよね。皆さん浦島太郎のお話、知らない方いないと思うんですけど、この昔話、どんなメッセージを伝えようとしているかお分かりになる方います?
私は小さい頃から謎だったんです、この物語。だって亀を助けた浦島太郎がお礼にって言って、竜宮城に連れて行かれるじゃないですか。楽しく過ごして、美味しくご飯食べて、乙姫様と幸せに暮らしてて、お父さんお母さんが懐かしくなったって言って帰るわって言って、その時の乙姫様からお土産を渡されるわけですよね。玉手箱です。
で、その玉手箱、愛する乙姫様、愛する浦島太郎に開けちゃいけませんって言うんです。なんで開けちゃいけない物をプレゼントしたのか?いやいや、そんな物プレゼントするなよって話じゃないですか。嫌がらせかよって話じゃないですか。なぜなんですか?
私はもうちっちゃい頃からわからなかったんですよ。で、今度は自分が親になって子供にこれを読み聞かせますよね。わからないんですよ、やっぱり。で、諸説あるんです、これ実は。信じるか信じないかは別として、本当に恐ろしい解釈も存在しています。
今日はここでは浦島太郎の話は本題ではないので、浦島太郎のホラー話はしませんけれども、興味のある方はご自身でちょっと調べてみていただきたいんですけれども。
ついでにですね、この浦島太郎、かつてNHKのEテレで昔話法廷という番組があったんですよ。これがものすごい面白くて、今もホームページにアーカイブで全部見られるように残ってます。
ぜひリンク貼っておくんで、ぜひ見ていただきたいんですけど、これの浦島太郎裁判というの、最高に面白いんですよ。これね、ドロッドロの昼ドラになっちゃってるんです。こんなのNHKで、しかも子供向け番組でやっちゃう?NHKやるねって、攻めてるねって感じなんですよ。
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もう浦島太郎ね、ダメ男すぎーみたいな。そんでね、乙姫様も腹黒すぎーっていう展開になってて。もうね、男女の情愛のもつれの話になってですね。これね、もうこの昔話法廷の浦島太郎裁判見たら、もう浦島太郎を見る目が完全に変わります。こんな視点で浦島太郎見たことないですっていう話なんですけど。
えっとね、被告人が乙姫なんですね。地上に帰ると言い出した浦島太郎に恨みを抱き、危険な玉手箱を使って殺害しようとした罪に問われるという裁判の設定になってます。で、その乙姫様は刑務所に送られるのか、それでも執行猶予になるのかということで。
もう我が家もこれ大好きでね。家族みんなでね、これ見た後に有罪か無罪かって。もうその理由ってね、もうやってめちゃくちゃ盛り上がりました。
まあ一応ね、もう余談なついでに。ちなみに私はこの浦島太郎裁判は、私は完全に乙姫様の味方です。これは絶対上場借りをすべきですね。当然執行猶予にすべきという立場です。
もう私一応これでもフェミニストなんでね。いつでも女性の味方なんで。女性を悲しませる男、女性を苦しめる男はどんな理由であれ許さないという立場ですので。
すいません。本題に入ります。今日ご紹介したいのはこの浦島太郎ではなく、雪娘という昔話なんですね。これはロシアのもともと昔話で、私が読んでいるのは福音館書店から1963年に出版された佐藤忠良さんが差し得をされていて、内田梨沙子さんが翻訳されているシリーズです。
著作権の関係で朗読はできないので簡単にあらすじだけお話ししますと、年をとった老夫婦がいまして、子供がいなくて寂しく暮らしてたんですよね。
で、ある日雪が降っていて、雪遊びをしている子供たちが見えて、まあ私たちもちょっと雪で女の子でも作りましょうかって言って、夫婦で雪娘を作るんですよ。そしたら不思議なことにその雪だるまだったはずの女の子が動き出して賢く美しい本当の娘になったということなんですね。
で、おじいさんとおばあさんはもう可愛くてしょうがないわけです。この娘がもう可愛がって可愛がっていたんです。で、春になりました。春になったんですが娘はじーっと家に閉じこもったまま決して外に行こうとしないんですね。で、おばあさんは心配になって、娘の体のどこが具合が悪いんじゃないかって心配するわけなんですよ。
で、今度いよいよ夏になりました。今度は近所のお友達が女の子たちが遊びに行こうって誘いに来るんですね。なんだけど雪娘は暑いお日様が怖いって嫌がるんです。でもおじいさんとおばあさんは無理に遊びに連れ行かせてしまうわけなんですよね。
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で、夜になってお友達が焚き火を始めるんですよ。で、みんなそのうち遊びが始まって順番に火の上を飛び越えるっていう飛び越えごっこっていうのを始めるんですね。で、雪娘は嫌がるんです。なんだけどみんなにバカにして笑われたということで、くそっていうことでね、雪娘もその遊びに加わるんです。
で、火をジャンプした瞬間、白い湯気になってそのまま消えて亡くなってしまったというところで終わるお話なんですね。さてこの昔話、何を意味していると思います?何を伝えようとしている昔話だと思いますか?
これに正解はないんですよね。でも私はとっても意味深な物語だなぁと思ってるんですよ。
この雪娘のお話、いろんな解釈の仕方ができると思います。どれが正しいとかじゃなくて、こういう捉え方もできるんじゃないかなっていう私のね、ちょっと一つのことで今日お話したいんですけど、ちょっと考えすぎかもしれませんしね、深読みしすぎなのかもしれないけど、私はこれね、すごく現代にも通じるメッセージとして捉えられるなと思ったんですね。
一つは、この雪娘っていう子供はどういう性質、素質、特性を持っている子供だったのかっていうことですよ。
もう一つは、なぜこの雪娘は死んでしまったのかっていうことなんですよね。
この雪娘は明らかに他の子とは違うんですよ。だって天気の良い日は閉じこもっていて元気がないのに、天気が悪い日にはとっても元気になると。
それは良い悪いとかではないんです。ただただこの子はそういう子っていうだけなはずなんです。
お友達と遊びに誘われて、でも雪娘はちゃんと嫌って言ってるんですよ。
でも無理に、いやお友達と楽しく遊んだ方がいいわよっていうことで押し出されてしまうわけですよね。
子供というのは外で元気に遊びまわるべきとか、友達と一緒に楽しく遊ぶべきっていう、自分の中にある大人たちが持つ理想の子供像。
子供はこうあるべきとか、子供っていうのはこういうものっていう思い込みがもたらした悲劇ではないかと思ってるんですね。
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大人たちは子供ってこういうものってあんまりにも荒く雑に捉えすぎてるっていうことなんじゃないかと。
一人一人違うんですよ。そういうでも当たり前のことをなぜか忘れてしまうと。
その子は本当はどんな子で、どんな環境に適してるのか、そういうその子の性質っていうのを一人一人ちゃんと見極めないとですね。
結局大人が押し付けてしまって、結果潰されていってしまう子供の命。
しかもこの雪娘は今まさにこの現代の今も起きているわけですよ。
子供たちの、10代の子供たちの半分近く、死因の第一が自殺で、しかもその自殺の半分の理由、原因が不明だってされてるんですよ。
まるで雪娘、大人にとってはなぜあの子が死んじゃったのか、分からないままじゃないですか。
何がいけなかったんだろう、どうしたらよかったんだろうって、分かんないままなんじゃないかと思うんです。
雪娘のように、よく分からないまま死んでいってしまっている子供たちが今もいるってことなんですよ。
雪娘のおじいさんとおばあさんは、それはそれは可愛がったはずですよ、雪娘のこと。愛してたと思います。
でも本当に雪娘のその姿を見てたと言えるでしょうかね。
雪娘がね、どういう時に元気で、どういう時に元気がないって見てれば本当は分かったはずです。
ね、あと嫌っていう言葉にちゃんと耳を傾けていたら、この悲劇は起きなかったはずなんですよ。
私はこの雪娘をね、読んですごくしさ深いなと、まさに現代の日本に起きていることを言っているようなお話だなと思いまして。
ちょっとね、リンクを貼っておきますので、ぜひ図書館なんかでも読んで、一度読んでみていただきたいなと思ってます。
そしてできましたらね、皆さんも自分はこういうふうに解釈したとか、こういう捉え方もできるんじゃないかっていうのがありましたら、
ぜひコメントなんかで教えていただけたら嬉しいです。
お聞きくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう。いいね、コメント、フォローお待ちしています。
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