ちょっと逆説的なんですけど、このお座敷テンプラってスタイル自体がまさにエンターテイメントのステージ装置になってるとは思うんですけど。
でもややもすると逆にここに日本人で来る人っていうのは、人によると思いますけど、このお座敷テンプラ自体はエンタメだと思うんですけど。
変に表層的なエンタメは別に求めてないみたいな人もいると思うので、来させていただいた時にすごく、
やっぱりね、新井さんの対話力とか総合力の賜物かもしれませんけど、全然緊張しなかったんですよね。
それね、僕たちはやっぱり普通、お寿司屋さん、さっきからお寿司屋さんとかいっぱい出して、
キャウンター商売ってやっぱりお客さん分かってる、目の前にしてるから見てるじゃない。
それってやっぱり他のシェフとか、要は厨房仕事のシェフとかと違ってすごく有利なわけ。
なぜかっていうと、やっぱりお客さん目の前にしてるから食べ具合とか全て直で入ってるし、この人はこれは好みなんだなっていうのがすごくいろいろ分かるわけなんですよね。
逆にさっきの早川さん緊張しなかったっていうのも、結局僕がもしこっち側に来た時にね、
いろんなとこ、お客さん側に来た時に、いろんなとこ行った時にやっぱり緊張してご飯なんか食べたくないじゃん。だって美味しくないしさ、緊張してあって。
僕、稀に本当にその若い子たちが上司に連れてこられたりとかするんだよね。
それでやっぱりカチカチなんだよね。上司の人たちもいるからさ。だけどそんな中で食べるのは絶対美味しくないじゃない。
だから僕はそこを上手くね、こうなんとかしたいなって思ってて。でもそれはカウンターだからできる仕事なんだよね。
これ言っていればわかるんですけど、やっぱりあれでも本当にできるわけじゃないなと思って。僕が言うのはなんですけど、どうでもいい皆さん話ですけど、
僕が1月にこの天皇さん来た時は、ある僕の大事な大事なクライアント2社を引き合わせるっていう感じで、言うほど緊張してないんですけど、
で、ここの格式の高いお店来て。いい意味で僕はおまけなんで、みたいに思ってたらね。
覚えてるかわかんないですけど、新井さんが結構話してくださったんで。でもやっぱりよく見てるんですね、いろんな当然。
それはね、自分で自分のこと言うわけじゃないけど、すごく気づく。
やっぱり若い子たち、サービス中井さんとかにも思うんだけど、何よりも先に気づくんだよね、僕ね。
言いたくないんだけど、どうして気づかないの?ってなってるよねってやっぱり。
すいませんでした、あんまり言いたくないんだけどさ。でもなんなんだろうなと思う、これは。
でもそれは多分ね、自分の店だし。
まあね。
そう、だけどその。
それはあるかも。
でもなんだろうな、やっぱり触覚はいつもお客さん来れば便便になってるよね、やっぱり。それはでもみんなでもそうだと思うよ、多分。
まあもちろんね、持って生まれたものもあると思うんですけど、でもおっしゃる通りで、なんか僕も会社員時代はそういうのなかったし、さっきの逆に今ならちょっとわかるじゃないですか、そのお父様が休日で毎日来るみたいな。
僕もやっぱり起業してから社長が会社員時代に、なんで会社にいつも日曜も来て、なんかもう家のサンダルと同じの履いてんすよ。
この感覚わかんねえなみたいな、思ってたらやっぱり今もその感覚わかるんで、やっぱりあるんでしょうね。
でももったいないなと思うけど、若い子たちはね。
だから僕が言うのは絶対こなしにはならないよね、と言ってんの。
結局それが当たり前だけどお客さんにもプラスにはならないし、まして本人にもプラスにならないから。
そうですね。
まあやっぱり食材、エビ、特にサイマキエビだよね。
これ分かるようにみなさんに。僕もエビいただきましたけど。
すごい甘かったでしょ。
甘かった。
サイマキエビっていわゆるクルマエビなんですよ。
クルマエビの生後3ヶ月のエビなんですね。
そう、ちっちゃかった。
そう、ちっちゃいんですよ。
クルマエビって1年でクルマエビって言うんですけど、
生後40日でコマキエビ。
名前違うんだ。
違うんですよ。3ヶ月でサイマキエビ。
うちはこのサイマキエビって使うんですけど、半年でマキエビってちょっとずつ大きくなって、
1年でクルマエビって言うんですね。
何が違うかっていうと、結局その糖度が非常にサイマキエビ強くて、
もっとコマキエビの方が強いっちゃ強いんですけど、
コマキエビはちょっと小さすぎちゃうんですよね。
食べ応えっていう部分で言うと、ちょっと物足りなさがある。
だけど今度クルマエビとかになっちゃうと、プリプリ感はあるけど甘みがちょっとぼやけちゃうんですよね。
なんでうちはもうサイマキエビ。49年前、親父がもうずっとそれを買えないの。
っていうところですね。
本当にあの日も相当、結構数としては、他の天ぷら屋さんで食べたら、
特にお腹いっぱいで言い方ですけど気持ち悪くなっているのは、相当食べたなと。
たぶん10品以上で出ますからね。最後は穴子でドカーンってくるからね。
そうですよ。ちょっとハサミみたいなの切っていただいて、
お腹空いてきた近く、こっから出てこないですね。
それ冗談ですけど、でもそのところで最初の話に戻りますけど、
やっぱり素材が一ノ瀬のあると思うんですけど、もう一回油。
僕もいただきましたけど、ちょっと油も教えてください。
油はね、麺汁っていう油とゴマ油のブレンドなんですよ。
麺汁ってなかなか聞き慣れないかもしれないけど、漢字で書くと綿の実の油って書くんですよね。
要はどういうことかっていうと、洋服とかに使う綿、コットンあるじゃないですか。
それの種子、種から抽出した油なんですよ。
で、あとはゴマ油ね。ゴマ油もその焙煎して、
ゴマって生絞りの油もあるんですけども、少しグリル、焙煎して
少し風味が出るぐらいの、あと色と香り、それを使うんですけど、
うちの場合は、要は抽出方法、抽出方法がすごく特化してて、
どういう風に取るかっていうと、要は圧削製法っていって、
上から重しをはめてゆっくり潰していく。
それで油だけをプチューって出すっていう。
エゴマとかだと低温圧削みたいに聞きますけど。
そうそう。で、だいたいね、うちのゴマ油はだいたいゴマからゴマ一粒から
40%しか取れないんですよね、油が。あと60%が排気なんですよ。
だからその油になる部分しか油にしてない、使ってないからすごくピュアなんですよね。
もちろん植物性だし。
だから揚げ方とか素材もあるんですけど、やっぱりあの軽さはね。
そうですね。でも早川さん、ここはやっぱり腕がいいってことですね。
そうですね、すいません。順番逆でしたね、すいません。失礼しました。
もう今目が鋭かったですね。なるほどね。でも本当そう思います。
でもね、油はね、やっぱりその、天ぷらなんでね、やっぱり油使ってるんだから、
お店いっぱいあるじゃないですか、天ぷら屋さん。
それこそ浅草の方行けば、下町の方にはゴマ油100%もあるし、関西の方行くと逆にゴマ油使わない。
そういうのを関西風天ぷらって言うんですけど、要はだいたいどこのお店屋さんに天ぷら屋さん行ってもまずエビ出てきますよね。
キスだったり穴越し、野菜とレンコンとか、みんなだいたい一緒じゃないですか。
素材の良し悪しはあるかもしれないけど、何が違うかというと、結局油のオリジナリティ、その油が味全て決めちゃうんですよね。
要は衣も結局油を吸収して作ってるから。だからね、ゴマ油100%どこ行けば結構ゴマ強くなったりとかありますし、
やっぱり天ぷらイコール油っていうのも変かもしれないけども。
かなり大事なのが確かに。
大事ですね。それがやっぱりお店のオリジナリティになるんで。
もうちょっと伺いたいんですけど、やっぱり今の話で大事にしているものも伺いつつ、やっぱり伝統と革新というところで、
さっきのTKGの話も出てきたりとか、天ぷらの話も出てきましたけど、
シンプルに言うと海外のお客様が多いとなると、あとこういう時代なんで、月並みですけど、アレルギー対応とか、あとなんとかフリーみたいないっぱいあるじゃないですか。
グルテンフリーとか、その辺をどんな感じで今やってらっしゃるとか考えてらっしゃるとか。
今基本的にはベジタリアンの人は受け入れOKですね。
だから衣に関しても基本的に卵、卵黄は使うから、ただその辺がOKであれば、お野菜だけの天ぷらには生地揚げは大丈夫ですよ。
ただビーガンとかはできないし、あと一つはだしだよね。
そうですね。
やっぱりその天つゆなんかも鰹だしとか使ってるから。
ただ今いろいろこう、この間万博でちょっとある企業さんのプレゼンやったんですけど、それはプラントベースでやるだし、海老だしとか鰹だしとか。
そういうのをちょっとこの間やらさせていただいたんですよ。
これからもうそういうのもちょっとありかなと思って、今プラントベースでだし作るっていう。
だからベジタリアンの人は今まではもうお塩とレモンだけとか、お醤油、天つゆ使わないでお醤油だけとか。
ただ美味しくないじゃん。
まあお塩だけでもいいんだけど。
はいはい、確かにね。
天つゆも。
それもなんかこう、そういうのが今後出てくれれば、いろんな人に対応ができるなとは思ってますね。
うちもだからそれもリクエストあればやろうと思ってるし、いろんな部分ではやりたい。
ただね、グルテンフリーもいるんですよ。
グルテンフリーも米粉で揚げるんですよね。
そうですよね。
で、まあやるんですけど、あんま美味しくない。
まあやっぱりね、あれ経験しちゃうとね、それはありますね。
でもこの間も何年か前に絶対にどうしてもグルテンフリーでお願いできますかって言われて、
でそのお客さんが帰り際に、いやこんな天ぷら、僕グルテンフリーだけどこんなの初めて美味しかったって言った。
そうですかね。
それ言われちゃうとね、大変だけど。
まあ米餃の方がもっと美味しいんですよって言い手になっちゃいましたからね。
そういう中でね、いろいろ大変ながらもそういうものにもできるだけっていうところがあると思うんですけど、
やっぱり元に戻った伝統と革新とか、つまりやっぱり今新井さんが2代目で、
いろんな当然裁量は最終的に決められると思うんですけど、
やっぱりさっきの転向らしさとかも含めて伝統と革新の間で何かをやるとかやらないとき、迷うみたいなときちょっとあるかもしれないですよね。
これはやっていいんだろうかみたいな。
その辺で迷うときに最後に何か指針としているものとか立ち戻るものって何かあるんですか?
何だろうな、でも何でもやりたくちゃやりたいよね。
ただやりたいけど、あくまでやっぱり天ぷら屋だから、それ以上のものはやっちゃダメなんだろうなっていうときはあるよね。
例えばその天ぷら葛藤みたいな感じとか。
要は天ぷらって元々江戸時代に発祥してるじゃないですか。
屋台のファーストフードだから。
そうか。
そうなんですよ。
だからどうしても今いろいろ時代的にいろんなものを求められちゃうから、
例えばミシュラム撮ってる人とかなんか、本当ミシュラム3スター撮ってる人なんか、
実はあの人たちは次から次へとまた求められるものがどんどん上に行くから本当に大変だと思いますよ。
だからそれ考えると天ぷらって意外と見てくれも結局衣で全部包んじゃうし、
単純で分かりやすいって言えば分かりやすいじゃないですか。
それがいいところでもあるんですけど。
今で言えば映え?映えとかってそんなないから。
でもそういうのも求められたらこれからいろいろやっていかなきゃいけないのかなとか思いますね。
発祥やったりとかちょっと解析地味た部分が。
でもそれって江戸前天ぷらじゃないんじゃないのかなっていう。
だからうちが今でこそ天ぷら屋さんいっぱいできて新しいところできてみんなミシュラム撮ったりとかしてて、
本当若い子たち素晴らしいと思うんですけど、前僕が話したときにうちの家が県財のときにね、
よく市場とかで若い子たちと会うんですよ。今度自分やるんで天皇さんお願いしますよろしくお願いしますっていう風に言って。
それでいろいろ話して、やっぱりいろいろ変わったことやるんですよね。若い子たちって。
今度普通に天ぷらやったほうがいいんじゃないのって。
いや天皇さんみたいに普通に天ぷらだけやってたらお客さんなんか私たち来ないんですよと。
私たち何か新しいことやっていかないと本当お客さん来ないんで。
逆に本当天皇さんみたいに一本であえてやられてお客さんいらっしゃるのは本当すごいなって言われますね。
前も、デンマークのコペンハーゲンに僕ね、いろんな、さっきも話もちょっと戻っちゃうけど、いろんなビップ来るじゃないですか。
それこそ日本の女優さんとかもすごい綺麗にしたり来たりとかするけど、何が緊張するかっていうと同業者、シェフがいろんなの。
特に外国のシェフとなんか本当ね、すごい人たちいっぱい来てるんですようち。
僕たちって毎日ラボ作って毎日毎日次のお皿次のお皿考えてて。
でも新井さんとかみたいにこうやって、言葉よりずっと同じことやってて、お客さんやっててすごい。
それも40年50年やっててすごいって言われたんですよ。
だから、なんだろう、やっぱりいろんなことやりたいなと思う時ありますよ。
いろいろ、でも時代とともにある程度ちょっとずつは足しては、確信じゃないですけど、ちょっとずつ足してはいます。
ただ、やっぱりその天ぷら、いわゆる江戸前天ぷらっていうところだけは、やっぱりぶれちゃいけないなっていうのは思ってますよね。
だからこれが、なんだろう、ずっとエビキス穴子とか、ほんと365日おめなしかもしれないけど、
でもそれが江戸前天ぷらなんじゃないのっていう、そういううちの味じゃないけどさ、そういうところに頑固さじゃないけど泥臭さあっていいんじゃないのかなって思うんですよね。
そういう意味でも、今日話を伺ったときにいろんな人の話が出てきて、ほとんどがまさにこのお座敷、カウンターもあるかもしれないけど、
180度質問変わりますけど、
アラエさんにとって大切なでもいいですし幸せな時間、空間、場所、習慣。
習慣ってカスタム。
こう言われてすぐ思いつくもの。
なんだろうな。やっぱり単純にオフタイムで。
本当に。
そうですか。
オフタイム何してるんですか?何もしない?
いや、しますよ。僕はもうアクティブだから。
今はやっぱり雪山行くとか、夏は海行くとかっていう感じだね。
じゃあもうオフタイムにぼーっとしてとかないってことですね、基本。
そこでぼーっとあるかもしれないけど。
今は、言うと昔からうちユザーにちっちゃけのマンションの一部屋持ってるんですよ。
でも行くじゃない。行くと必ず僕スーパー行くわけね、毎回行くとこあって。
そこ行くと現地の山菜とか。
元料理しちゃうんじゃないですか?
そういうのも行くと発見になって、道の駅じゃないけど。
いいですね。
だから何が大切っていうか、オフタイムをいかに、自分は遊ぶのもそうだし、
その地域行って、さっきの北海道の話じゃないけどさ、いろいろ発見もあるわけ。
そうすると生産者の人と繋がったりするわけだよね。
本当に意外と家の中にじっとしたりするのはもったいない。
今日一番目が輝いてますよ。
でもいい意味で、そういう意味でのオフタイムだけど、やっぱり企業家経営者でもあるから、
もちろん店に立ってないという意味ではオフタイムだけど、やっぱり結果的にはシェフとして、料理人として。
結局、休んでないなっていう時は思う。
そういう意味ではちょっと粘りますけど、休んでなくて、新井さんも人間なんで、脳とか頭とかも疲労して、
体どっちかわかんないですけど、やっぱり僕なんかも一日ない頭考えて相手が寝てるとパンパンなって。
それこそ好きな身ですけど、ランニングしたり、神経行って頭に張り刺して。
なんかそういうフィジカル的な何か逆にしてることとかってあります?
ありますよ。疲労回復注射。
すごい。
それはするよ。
ニンニク注射とかビタミンC点滴みたいな?
そうそう。
そういうのは結構定期的に。
でもまたそれ打っちゃうと、また逆に店以外のところにも頑張っちゃう。
そうですね。これカットしません。
そうですね。よしよしありますよね。
それもどうなのかなっていうのが、バランスがこう極端だからさ。
そうですね。でもその振り幅が多分面白さかなと思うんですけど。
だって昔は本当によく遊んでよく仕事したものを、今でこそよく寝ないで遊んでたからね。
なんか想像つきますね。
昔はスキーブームとか車乗って行ったりとかさ。
デートとかディズニーランド行ってさ。
朝海行ってサーフィン。前サーフィンやってたかな。
朝サーフィン朝一ばーっとやって。
それで夜中から出てサーフィンして9時くらいに帰ってきて。
それでそのまま彼女とデートしてディズニーランド行ったりとかさ。
それで次の日また朝一まで市場行ったりとかさ。
そのニコラスケージにちょっとデートしたね。
よく会ってたなという思いを。
でもこれなんでしょう。いつ思うんですけど、バブルの時代の、さっきの話も話したけど、そこの時代を結構浴びてる方って元気ですよね。
みんな一緒にしちゃいけないかもしれないけど。
あの空気感ってもうないじゃないですか。
ないね。
そこでまとめるのもあれですけど、そのエネルギー持ってるなって。
当時は本当楽しかったからね。
やっぱそうですか。
だからそこはね、あるかなと思うんですけど。