▼料理は、対話。
神楽坂天孝 二代目店主・新井均さんインタビュー後編。
後編では、新井さんという人の面白さが、いっそう立ち上がってきます。
天ぷらを揚げる。
それだけなら、技術の話で終わってしまうかもしれません。
けれど新井さんの仕事は、その先にあります。
目の前のお客さまの気配を読み、緊張をほどき、会話を交わしながら、ひとつの時間そのものを整えていく。
この店で供されているのは、料理だけではなく、「場」でもあるのだと感じさせられます。
2010年、サンフランシスコ・ナパバレーの食イベントに、天ぷら代表として参加。
その後もニューヨーク、パリ、ミラノ、ワルシャワなど、海外で天ぷらの魅力を伝えてきた新井さん。
そこであらためて見えてきたのは、天ぷらとは単なる揚げ物ではなく、
目の前で揚げ、語り、味わってもらうことで初めて立ち上がる文化だということでした。
後編では、
・海外で見えてきた天ぷらの本質
・対面で供することの意味
・才巻海老、油、衣に宿る天孝の美意識
・ベジタリアンやグルテンフリーへの向き合い方
・銀座や地方、海外での挑戦
・「まずはやってみる」という決断の流儀
・いつか海外に、天ぷらの本質を伝えていきたいという夢
について伺っています。
守ることと、変わること。
その両方を引き受けながら、新井さんは今日も揚げ場に立っています。
▼インタビュー前編「神楽坂で、座って揚げる。」はこちら
▼神楽坂天孝 公式Instagram
https://www.instagram.com/tenko_kagurazaka/
▼神楽坂天孝 公式サイト
▼ゲスト略歴
新井均(あらい・ひとし)/神楽坂天孝 二代目店主。初代・新井孝一氏の跡を継ぎ、江戸前天ぷらの伝統を守りながら国内外でその魅力を発信。2010年にはサンフランシスコ・ナパバレーの食イベントに天ぷら代表として参加し、その後もニューヨーク、ワルシャワ、パリ、ミラノなどで普及活動を行う。食材、油、技術はもちろん、対話と空間を含めた“天ぷら体験”そのものを大切にする料理人。
▼インタビュアー略歴
早川洋平(はやかわ・ようへい)/1980年横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。羽生結弦、吉本ばなな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで、国内外分野を超えてインタビュー。13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等Podcastを軸にしたメディアプロデュースも多数。
https://yoheihayakawa.substack.com
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サマリー
神楽坂「天孝」二代目店主の新井均さんへのインタビュー後編では、天ぷらという料理を通して見えてきた文化の本質や、料理人としての哲学が語られています。新井さんは、海外での経験を通して、天ぷらは単なる揚げ物ではなく、目の前で揚げ、語り、味わってもらうことで初めて完成する文化であると実感しました。お客様との対話を重視し、緊張を解きほぐしながら、料理だけでなく「場」全体を整えることを大切にしています。才巻海老や油、衣に宿る「天孝」ならではの美意識についても触れ、ベジタリアンやグルテンフリーといった多様なニーズへの向き合い方、そして銀座や海外での挑戦についても語られました。守ることと変わることのバランスを取りながら、「まずはやってみる」という決断の流儀で、いつか海外に天ぷらの本質を伝えたいという夢を語っています。
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