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【第3回】長く続ける──小説家 石田衣良×リタイアメントFP深谷康雄
2026-05-15 27:43

【第3回】長く続ける──小説家 石田衣良×リタイアメントFP深谷康雄

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シリーズが続く『池袋ウェストゲートパークシティ』で、このたび吉川英治文庫賞を受賞された石田衣良さんに、「長く続けていくために大切にしていること」を訊いてみました。答えは意外にもシンプル。でもその域に達するには、いくつかの外してはしてはならない大事な要素があることを発見しました。人生後半を楽しく生きていくことにも共通する大事な要素とは?
《ゲスト紹介》

■石田衣良(いしだ・いら)

1960年生まれ。84年に成蹊大学を卒業後、広告製作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年『池袋ウェストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。
2003年『4TEEN』で直木賞を受賞。06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。26年「池袋ウエストゲートパーク」シリーズで吉川英治文庫賞受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。
本の世界を元気にしようと2020年よりYouTube、ポッドキャストなどで『大人の放課後ラジオ』も毎週木曜日に配信中。
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■深谷康雄(ふかや・やすお)リタイアメントFP

1956年福島県生まれ、千葉県育ち。信託銀行で30年以上、企業年金という「人生を守る仕事」に携わったのち、事業会社を経て、2021年に独立。いま大切にしているのは、読書、カフェ、旅、Jazz、落語。そして「人生の余白」という言葉。 年齢は価値であり、経験は資産である、と信じています。

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#これからの旅 #LifeJourneyTalks #深谷康雄

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サマリー

本放送回では、小説家の石田衣良氏をゲストに迎え、リタイアメントFPの深谷康雄氏が「長く続けるために大切にしていること」をテーマにインタビューを行った。石田氏は、デビュー作である「池袋ウエストゲートパーク」シリーズで第3回吉川英治文庫賞を受賞したばかりである。長年にわたりシリーズを続けられている秘訣として、石田氏は「マンネリの型を早く作ること」を挙げ、その型の中に時代を映す事件や人物、イベントを盛り込むことで、心理的な負担を減らしながら執筆できていると語った。また、主人公の「目の前の困っている人を放っておけない」という魅力や、落語の噺のように、見た目は新しくても根っこは普遍的な人間の感情を描くことが、長く愛される理由ではないかと分析した。 さらに、石田氏は常に新しい情報にアンテナを張ることの重要性を強調し、メディアや自身の経験など、あらゆるものを素材として捉え、深く掘り下げていく姿勢が創作の源泉となっていると述べた。一方で、作家には「世界はこういうものだ」と決めつけず、世界の「わからなさ」や「想像もつかないようなひどさ、素晴らしさ」に関心を持ち続けられる人が向いていると語った。深谷氏は、石田氏の自然体で気さくな人柄に触れ、長年第一線で活躍する作家の「小説工場」とも言える創作の源泉と、人間が作り出したものへの深い愛情を感じ取っていた。

オープニングとゲスト紹介
こんばんは、深谷康雄です。
ナビゲーターの早川洋平です。
ラジオ、これからの旅 Life Journey Talks
この番組は、元新宅銀行マンで現リタイヤメントFPの深谷康雄さんが
人生の後半を自分らしく歩む方々をお迎えして
自分初の仕事づくりや心豊かな生き方のヒントを伺うトーク番組です。
人生という旅の途中で、ふと立ち止まり
地図を広げるような、そんな時間をご一緒できればと思います。
それでは本日のこれからの旅、始めてまいりましょう。
早川さん、よろしくお願いいたします。
ちょっと私事なんですけれども
ちょっと前にですね、今ここ港未来のスタジオで収録しているんですけれど
ちょっと横浜の方に遊びに来ました。
これとは別で?
これとは別に。
そうなんですね。
私、横浜大好きなので
千葉に住んでいるんですけれども、1時間ちょっとぐらいで来れるので
時々来ているんですが、2月の終わりぐらいだったんですかね。
とても天気の良い日にブラブラと歩きまして
ちょうどあそこの大桟橋で
山下公園とか近いですね。
アスカツーが出港するっていうのですね。
みんなで見送りするっていうのがありまして
初めてそれに参加させていただいたんですけど
なかなか良かったなと思いました。
そこそこ奥様と?
そうですね。
いいですね。でもほら、逆に横浜に住んでいるから僕からすると
千葉でね、ある意味海がちょっと似ているところもあるじゃないですか。
場所によって。
近くて、山下さんは海浜かなと思うんですけど
その場所に住んでいる深谷さんからもっかいして
逆に横浜にわざわざ来る遊園とはというか。
そうですね。
食べ物も美味しいと言いますかね。
中華街がちょっとあるので。
そっか。そこは縛りがない。
縛りがないですよ。
ちょっとドヤ顔しちゃいましたけど。
なんですよ。
それでちょっと春節っていうイベントをやったので
すごい人勢だったんですけれども
なんとか並んで美味しいお店に入って
春米食べて過ごさせていただきました。
いいですね。ありがとうございます。
そんな横浜にも来た深谷さんと
今日はこのまたみなとみらいスタジオで収録しているんですが
前回、先月はですね
最初のオープニングバージョンということで
深谷さん、そして千葉さんが私がそれぞれインタビューし合うというね
ちょっとイレギュラーな形で始まったんですけど
ある意味今回からね、このラジオ初回かなとも言えます。
記念すべきゲストはですね
小説家の石谷さん。
もうね、知らない方はいないと思いますけど
アクション作家でね、ゲームクロウウエストゲートパークシリーズだったり
少年みよか、その他ね
本当にね、その小説だけじゃなくね
映画になったりドラマになったりね
もう言うまでもない
スーパーの作家の方をお迎えしていますが
一言だけ、この後ね
本編にも入っていただきますし
感想なんかも今後、今回、次回おいおい話していきたいと思いますけど
深谷さん、一言
やっぱりイラスさんに今回話を伺ってみたいなという
なんかその思いみたいなきっかけというか
シンプルでいいんで、どんなことだったんですか?
そうですね、やっぱりあの
イラスさんはですね、1960年生まれなんですけれども
私と非常に年が近いと言いますかね
やっぱり同じ時代を過ごしてきた
作家さんということもありましてですね
とても共感するところがたくさんあったりしたので
ぜひそのあたりを含めてですね
人生後半、楽しく生きるヒントっていうのを
伺えればなというふうにちょっと思いました
はい、ということでもう初回ゲストにね
ふさわしいスーパーな方をお迎えしています
今回と次回に前編後編にわたって
2回に分けてお届けしたいと思います
それでは深谷さんから石田イラさんへの
インタビュー前編です、どうぞ
石田衣良氏の受賞とロングセラーの秘訣
さあということで今日はですね
この番組始まって最初のゲストということで
小説家の石田イラさんをお迎えしています
イラさんよろしくお願いします
はい、よろしくお願いします
さあということで実はですね
私がご一緒させていただいている
大人の放課後ラジオという番組を
先ほど収録し終えて
ダブルヘッダーということで
今日はイラさんにお願いしているんですが
深谷さんをずっとイラさんにお会いして
お話を伺ったということで
今日ね、呼んでいただいたんですけども
じゃあここから深谷さん緊張してると思いますが
ぜひ皆さんとトークをしてみてください
はい、ありがとうございます
深谷と申します
今日は小説家の石田イラさんに
お招きいただきまして
お話を伺いたいと思います
この番組はですね
人生の後半ですね
自分らしく歩むということをテーマにしまして
自分発の仕事づくりですとか
心豊かな生き方ですね
これのヒント
トーク番組として進めていきたいという趣旨でございますので
石田イラさんの今日のお話
いろいろとお伺いできるんじゃないかと思いまして
楽しみにしてまいりました
よろしくお願いします
改めましてですけども
リスナーの皆さん、石田イラさんよくご存知だと思うんですが
プロフィールをお話しさせていただければと思います
1960年東京生まれということで
84年、生計大学を卒業されて
広告制作会社勤務を経まして
フリーのコピーライターとしてご活躍
97年に池袋ウエストゲートパークで
オール読み本の推理小説新人賞を受賞して
作家としてデビューされたということでございます
2003年、14でナオキ賞を受賞されて
2006年ですね
眠れぬ真珠でしませ恋愛文学賞
そして2013年、北斗ある殺人者の戒心で
中央高校の文芸賞を受賞されたということでございます
そしてなんとなんと今年なんですけれども
つい3月、池袋ウエストゲートパークシリーズで
吉川英二文庫賞を受賞されたということです
おめでとうございます
本当にほやほやなんですよね
3日5日くらい前ですから
そうですね、私も新聞記事で拝見しまして
大変うれしく思いましてですね
それでこの吉川英二文庫賞なんですけれども
作品がですね、池袋ウエストゲートパークということで
まさに作家としてデビューされた作品の連作ということなんで
ちょっと改めてなんですけど
ご感想をお伺いしてよろしいですか
文庫賞って実はないんですよ
講談社がやっているこの吉川文庫賞っていうのは
一つだけしかないので
実は文芸の世界では文庫っていうのは一番数が出るし
いわばコムビツなんですけど
それをちゃんと正当に評価する賞みたいなものは
実はどこもやってなかったんですよね
なので今回その賞をもらえたっていうのは
ちょっとそういう意味では嬉しいですよね
しかもデビューのシリーズでもありますし
ただね、これ今まで全11回なんですけど
そのうち8回候補になっていて
8回目で取ってるんで
これまで7年間毎年
石田さん残念でしたっていう電話を受けてきたので
いい加減にしてくれよっていう感じで
今回取れて良かったんですけど
あれじゃないですか
在庫があまり貯まると良くないですから
そろそろ棚卸しで安くして売っておけっていう感じで
トランプ大統領が
タリフですか、関税は辞書で一番美しい言葉だと言ってましたけど
僕としてはやっぱり日本語で一番美しい言葉は
忖度だなという風に思っています
そうですか
いやいやありがとうございます
それでもあれですよね
1998年大作ですね
ですから
27年
そうですね
全21巻という
本当に続けてらっしゃる
そうですね、よく続きましたね
本当に素晴らしいと思うんですけど
その間にですね
ドラマ化ですとかアニメ化とかいろんなことがありまして
私ちょっと実はお伺いしたかったことが一つありましてですね
21巻っていう
一年に一冊
そうですね
ペースで出されているんですけれども
この続けるコツみたいなものっていうのは
続けるコツは本当にですね
単純に言うと
マンネリの型を早く作ることですね
これは池上さんのオニエアンカチョーなんかもそうなんですけど
もうマンネリでいいんですよね
その代わり毎回
僕の場合で言えば
それなりにその時代を映している
ある事件性であったり
人物であったり
イベントみたいなことをつかめれば
あとはそれをマンネリのいつものお皿に盛るっていう感じなので
何でしょうね
他の作品を描く時より
ニキブクのシリーズを描く方が
心理的にはすごく楽なんですよね
要するに素材さえ決まってしまえば
ああもう仕上がったなという感じなので
これはみんなパターン化されているので
パターン化でいいんですよね
そこに乗っけるようなイメージですか
だから料理なんかでもそうなんですけど
いやサラダが出て
前菜が出て
スープが出て
メインのコースが来るみたいなのは変わらなくていいと
その代わりそのメインのお肉を
例えばステーキにするか
鳥のコンフィみたいなものにするか
鹿?羊?みたいな感じの
目先の変え方をしていけばいいので
なるほど
やっぱり主人公の魅力っていうのが
結構私は感じるんですけれども
やっぱり何て言うんですかね
いろんな事件が起こるんですが
目の前の困ってる人っていうのをですね
放っておけないっていう
そうですね
主人公の魅力があって
常に正義感とか行動力とか
そうですね
ですから落語の認定物なんかにちょっと似てると思うんですよね
見た目は新しいんだけれど
中の作りは意外と古めかしくて
その落語の認定話のような
ちょっと泣かせるところもほろっとある
でもシャープさもあるっていう
そのあたりの絶妙なラインが意外と
長く続いた秘訣なんじゃないですかね
新しいものを古く
古いものを新しく見せるっていう
そうですね
新しい情報へのアンテナと創作の源泉
落語の中もそうなんですけど
根っこにある部分っていうのは
人間の何て言うんですか
ある話し方によると語とかですね
はいはいはい
佐賀みたいな
男子さんの言うようなね
でもそこの部分って変わらないですよね
人間の語でも愛情でも絆でも何でもいいんですけど
その部分は変わらないので
それをいかにこう
表現し直していくかっていうのが
仕事なのかなっていう気がしますね
変わらない部分もあるんですけども
ありつつもそのテーマっていうのは
今の何て言うんですか
題材
そうですね
だから次の22巻目で
例のゾンビタバコっていう
エトミゲイトっていう
中国産の麻薬の話とかも書いてますから
そういう点では一番新しいものに
アンテナを貼っておくことはしているんですけどね
面白いですからね
ゾンビタバコで倒れた人の映像とか見ると
電車から降るとブルブルブルブルって
震えだして
駅の上込みの中にバーンって倒れるんですよね
うわーゾンビタバコすげー面白いとか思って
これオールユーモアでいつもね
1シーズンずつやってますけど
そのネタっていうのは完全に当たり前ですけど
イラタに一任されてて
編集者からこういうのもちょっとどうですかみたいなこと
一切ない?
一切ないですね
編集者と打ち合わせをして
プロットを提出して
チェックしてもらって書くみたいなことは
生まれてから一度もしたことがないので
逆に編集者の方にとっては
僕はなんて言うんでしょうね
話しがいの野生動物みたいな感じなので
めんどくさいですからね
なんでって思うんですけど
プロの作家なのにプロットを出して
編集者に良い悪いを判断してもらう
舐めなよっていうことなんですよね
いつも新しい話題を取り込んでいるので
新鮮味っていうのがすごいあって
本職読んでるんですけれども
なんて言うんですかね
新しい話題っていうのを
常にキャッチしてる
そうですね
その辺りっていうのは
イラさん自身が何か
いや気にしてはいないですね
皆さんと一緒だと思います
毎日普通に新聞を読んだり
雑誌を読んだり
ネットだったり
これは面白いなっていう素材を拾い上げて
それをさらにちょっと深く調べていく
その素材自体がすごく面白ければ
エタミデータの話のようなことは
すぐ作れるんですよね
私もいろんなものを
アンテナを張ろうとはしてるんですけれども
限界がどうしてもあって
そんなことってあるのっていう
新しい驚きっていうのは
自分だけではなかなか出せないっていう
やっぱりそういう点では
情報のアンテナの張り方に関しては
かなり幅を広げているなと思いますね
それをやらないと
やっぱり面白くならないので
なんでしょうね
世界はこういうものだ
もう自分は世界が分かった
っていうふうな人は
作家には向いてないですね
その世界のわからなさとか
想像もつかないような
ひどさ、素晴らしさみたいなことに
関心が向いている人だけなんじゃないですかね
作家で続けられるのは
みんな分かったと思うんですけどね
分かるはずないですからね
こんなめちゃくちゃな世界
メディアから入ってくる情報だけじゃなくて
メディアから入ってくる情報もそうですし
例えば自分の過去の思い出とかでも
あの時こんなことがあった
だから例えば今
株が5万円を超えて
ある意味評談バブルになってますけれど
あれそういえば前回のバブルの時
どうだったかなみたいなことも
比べれば素材として面白いじゃないですか
なので小説家
でもこれは普通の方も
みんなそうだと思うんですけど
何か作ろうと思う人には
自分の経験だったり
情報だったりメディアのもの
全部が素材になるので
そういう意味でアンテナをうんと広げて
新しい世界を見ておいた方が
なんていうのかな
いい生き残り方ができるような気がするんですよね
これから時代の変化がひどくなると思うので
リアリティとナチュラリティ、人間が作り出したものへの愛
なんか長年ご一緒させていただいて
ちょっと違う切り口からいくと
意図的にはすごく誰かに積極的に
話しかけるとか
人と会うってことはされてないように思いますけど
でもこうやって大人がラジオとか収録してても
例えばこのウケウケのスタッフの人とちょっと話したり
僕らとちょっと話したりとか
人とそんなに対差ないことをされてるようで
でもそこからこうやっぱり得るものと
切り口が違う感じするんですけど
それはやっぱりどうなんですか
それは一つはやっぱり
自分の世界観ができてるからですよね
世界観を作った上で
毎日毎日そこに新たな情報だったり
知恵だったりをちょっとずつ足していく
でその反映として
一つの作品の世界みたいなものができてくるんで
要は長く続いている作家って
心の中に小説工場みたいなものがあって
そこにこの素材は合うな
じゃあそれを放り込んでみようとなると
作品が一個出来上がってくるって感じなんですよ
なので逆に言うとそこの小説工場に合わないネタだと
僕の場合は松本成長さんがやってるような
その何ていうのかな
組織の中で苦しんで
いじめられた人間が復讐するみたいな話が
あんまり好きじゃないんですよね
会社は続かない方だったので
なのでやっぱりその向き不向きはありますね
それぞれの作家に
だから何でしょうね時代小説で
殿様が大事みたいなことで切腹するみたいな話を読んで
ああおもろいなあと思いますけど
いやそんなことバカバカしくてやれないよなっていうのは出てきますよね
やっぱり現実感って言いますか
そうですねただそこは難しいところでね
それぞれの人のリアリティが違うので
これはあの面白い話なんですけど
ある外国の人と話していて
日本人はそのリアリティとナチュラリティを混同している
例えばアメリカの映画で
ウラニアにUFOが降りてきて
そこから宇宙人が降りてきたって話を作るとする
で日本人はそんなことはありえない
ナチュラル自然ではありえないから
それはリアリティがないって言うんだけど
日本人が言うリアリティっていうのはナチュラリティだと
自然さでそんなことはありえないんだって言ってるけれど
でもそういうものをリアリティをもって表現する場合には
例えば裏庭で芝生に焦げ跡があって
そこに宇宙船がいて降りてきた宇宙人が
お願いだからマックでダブルチーズバーガーを取ってくれ
っていうとするじゃない
そうすると途端にリアリティが出てくるじゃないですか
大嘘でもそれを説得力があるような見え方として
ちゃんと一個一個構築していけば
リアリティをもって表現できるんだ
なのでちょっと日本人の創作意識に関しては
自然さだけではなく
大きな嘘をリアリティをもって描く方法っていうのを
考えてもいいんじゃないって言われたんですよ
なるほどそうかハリウッドの人間の考えるリアリティ
そういうことなんだっていうのは思いましたね
オーガニックだしてさあどうだただのナチュラリティってことですか
そうそうそうそういうこと
でもその英語で言われるとなるほどと思うよね
ナチュラリティとリアリティは違うんだよって
いやー池袋ウエストゲートパークもそうなんですけれど
プロティーンっていう作品
あの本も読んでいても
例えば街の景色とかってすごいリアリティがあって
そうですね
そういうところから来てるのが今ちょっと
でもそれはありますね
また僕東京生まれなので
街の景色を描くのが好きなんですよね
逆に田んぼで青い方が波打ってとか
山が綺麗だみたいなのはかけらもないんです
大嫌いなので自然は
旅行に行きますよね
遠くに山夕日が立って綺麗だなっていうのを
3秒ぐらい思ったらもう見ません
みんな見ないよね
山見て癒される
こっちは本当に六本木ヒルズのビルとか見て癒されてるんで
ああいうの嫌いなんですよね
嫌いっていうか本当どうでもいいんですよね
それよりも人間がうごめいてるような
だからそういう意味では
例えば落語の世界だとか
小説の世界とか俳句でも映画でもいいんですけど
人間が苦労して作り上げたものの方が
僕には面白いんですよね
なので自然の中で3日間キャンプするよりは
それは六本木に行って街をぶらぶらして
それこそ落語会でも映画館でも行った方が
断然楽しいなって思うんですけど
確かにそうですね
自然にそうやって行ける人と
人間が作り出したものが好きな人っていうのがいるんですよね
僕は人間の面白さの方が
自然より面白いなっていうタイプなのかな
確かに人によると思うんですけど
シリーズの今後と作家としての心構え
自然って確かにある種の憧れあって
僕もたまに行きたいとかって思いますけど
実際行ったら意外と3時間かけて行ったけど
3分で満足みたいなね
登山家とか偉いと思うよ
でも登山家は自分をいじめる
あの山と対決する感じが好きなんだろうな
僕らは山登んないし
麓まで車で行って
コーヒーいっぱい飲んで帰ってくればいいんじゃない
好きな人もいるんだろうけどね
確かにそうですね
実際登るよりも外で
後ろからね温泉を見ながら見てたほうがいい
そういう感じもありますよね
この流れの中でお伺いしたいのは
もう一つあるんですけれど
まだまだ多分この
ケーブル・クロウエスト・ゲートプロジェクトって続いていく
そうですねしばらくは
さっきちょっと
次のこんな作品だなっていう話ありましたけれど
最後はどこまで
最後は全く考えてないんですよね
サザエさんとか
池上翔太郎さんの鬼辺博士と一緒で
描けるとこまで描いてブツッと終わればいいと思ってるんで
例えばマコトがですね
池袋の街を救うために
核ミサイルを止めに行くみたいなことはないんです
こっちに入れようともない
そんな下品なことはしない人間ですよ彼は
でも今のところちょっと僕も個人的に聞きたいですけど
やっぱりこのロングセラー
ベストセラーのシリーズを持てる作家さんっていうのはもちろん
それはやっぱり軽侮な人だと思うんですけど
それを持ってる伊田さんとして今なんか
どういう感覚なんでしょうね
つまりいつでもいつか終わるわけで
感覚としてはあんまりなくて
親戚の子供って
夏休みとかお正月とかに遊びに来るじゃないですか
そんな感じです
来たね
で1週間ぐらい書いてる間一緒にいて
じゃあまたねって言って帰っていくぐらいの感じかな
特に野心もないし
文庫ってもう賞がないので
この文庫賞もらったらもうないんですよね
だから特に文学的野心はこの本に関してはないので
気楽なもんですよね
自然体で書かれてるっていう
そうですね
小説もねあんまり無理してキャラクター作ると
三島さんみたいに切腹することになるんで
変にその純粋主義だったり理想主義に
あんまり落ちらない方がいいんですよね
それで自然に書かれてるということなんですけども
でもさすがにやっぱり21世紀っていうことになると
どっかでスラップみたいなのって
これのシリーズに関してはないですね
そうですね
いやシリーズものって
池上さんだったり
藤沢秀平さんだったり
シリーズものではないけど長いやつね
龍馬が行くとか
それこそ吉川英二の徳川家康とか
読むと
なんて言うんでしょう
おっきな流れがあるんで
その流れにゆったり乗っている感じなので
自分で流れって作り出してないんで
大丈夫なんですよね
なんでしょうね
このとうとうと流れる万年の長い川
でもそうじゃなきゃ吉川英二だって
徳川家康に自殺も書けないよな
確かにそうですね
呼吸をするような感じで
そうですね
なるべく負担にならないような形で
だからこれを聞いてらっしゃる
これから第二の人生で
何か書いてみたいなと思っている方がいるとしたら
無理をしないで書けるものを探した上で
その内容がどれぐらい
その読者とか今の時代と接点があるのかなっていう
そこをうまく探してみるといいんじゃないですかね
エンディングのお時間ですが
深田さんにとってドキドキだったと思います
ハンバーイゲストそしてスーパーの作家石平さんだったんで
内容に関しては前編そして来週の後編ありますので
皆さんにもお聞きいただければと思いますが
エンディングとリスナーへのメッセージ
内容以外せっかくなんで深谷さん
会った深谷さんだけは何か感じたことありますか
石平さん本当に気さくな方でびっくりしました
収録が始まる前にお話をさせて
ご挨拶させていただいたんですけれども
すぐ打ち解けられるといいますか
今までずっと知り合いというか友人だったような感じの
すごいフランクで
こちらもあまり緊張せずにお話できたというのがありました
やっぱりお休みというか
録音前にいろいろと準備してますけど
ブルータスをパラパラ見ながら
これ面白いねとか言いながら話しされてるところが
とても親しみが持てて良かったと思います
本当になので全編聞いていただいて
本当に裏表がないというかですね
自然体で本当に呼吸するように
本を書き呼吸するように
こういうインタビュー投稿してるという感じですので
次回後編にもより深い話にも入っていきたいと思いますので
楽しみにしていただけたらと思います
ということでラジオこれからの旅は
毎月第3第4木曜日の8時20時に新エピソードをお届けしています
スポーティファーやアップルポッドキャスト
AmazonミュージックYouTubeなどお好みのアプリでお聞きいただけます
番組のご感想
こんな方の話を聞いてみたいというリクエストは
概要欄のお便りフォームから要請いただければと思います
またご感想はXやインスタグラムで
ハッシュタグこれからの旅をつけてポストしていただけると嬉しいです
ここまでのお相手は深谷康夫と早川佑平でした
ありがとうございました
また次の金曜日新しい旅のお話でお会いしましょう
どうぞ良い週末を
27:43

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