シリーズが続く『池袋ウェストゲートパークシティ』で、このたび吉川英治文庫賞を受賞された石田衣良さんに、「長く続けていくために大切にしていること」を訊いてみました。答えは意外にもシンプル。でもその域に達するには、いくつかの外してはしてはならない大事な要素があることを発見しました。人生後半を楽しく生きていくことにも共通する大事な要素とは?
《ゲスト紹介》
■石田衣良(いしだ・いら)
1960年生まれ。84年に成蹊大学を卒業後、広告製作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年『池袋ウェストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。
2003年『4TEEN』で直木賞を受賞。06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。26年「池袋ウエストゲートパーク」シリーズで吉川英治文庫賞受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。
本の世界を元気にしようと2020年よりYouTube、ポッドキャストなどで『大人の放課後ラジオ』も毎週木曜日に配信中。
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■深谷康雄(ふかや・やすお)リタイアメントFP
1956年福島県生まれ、千葉県育ち。信託銀行で30年以上、企業年金という「人生を守る仕事」に携わったのち、事業会社を経て、2021年に独立。いま大切にしているのは、読書、カフェ、旅、Jazz、落語。そして「人生の余白」という言葉。 年齢は価値であり、経験は資産である、と信じています。
🏠深谷康雄リタイヤメントFPオフィス
https://yfrfpoffice.com
📮おたよりフォーム
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サマリー
本放送回では、小説家の石田衣良氏をゲストに迎え、リタイアメントFPの深谷康雄氏が「長く続けるために大切にしていること」をテーマにインタビューを行った。石田氏は、デビュー作である「池袋ウエストゲートパーク」シリーズで第3回吉川英治文庫賞を受賞したばかりである。長年にわたりシリーズを続けられている秘訣として、石田氏は「マンネリの型を早く作ること」を挙げ、その型の中に時代を映す事件や人物、イベントを盛り込むことで、心理的な負担を減らしながら執筆できていると語った。また、主人公の「目の前の困っている人を放っておけない」という魅力や、落語の噺のように、見た目は新しくても根っこは普遍的な人間の感情を描くことが、長く愛される理由ではないかと分析した。 さらに、石田氏は常に新しい情報にアンテナを張ることの重要性を強調し、メディアや自身の経験など、あらゆるものを素材として捉え、深く掘り下げていく姿勢が創作の源泉となっていると述べた。一方で、作家には「世界はこういうものだ」と決めつけず、世界の「わからなさ」や「想像もつかないようなひどさ、素晴らしさ」に関心を持ち続けられる人が向いていると語った。深谷氏は、石田氏の自然体で気さくな人柄に触れ、長年第一線で活躍する作家の「小説工場」とも言える創作の源泉と、人間が作り出したものへの深い愛情を感じ取っていた。