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はい、それでははたらく30代の資本主義解放宣言。今週はね、僕たちはいつ本を読むのかというテーマで話しておりまして、その後編ですね、何分割されるか分からないので後編と言いつつ3本目かもしれないんですけれども、
僕とね、ヤッキーさんが最近読んで面白かった本を紹介していきましょうというコーナーでね、ちょっとね、ぜひ軽めにやってみましょう。今日寝た店で疲れてるヤッキーさんと。
ふわふわしたトークでね、お互い疲弊してしまったので、ちょっとここからね、サクサクいきますけれども。まずヤッキーさんどうですか?あのー、最近読んで面白かった本、教えてください。
最近読んで、そうやって最近読んでは、ジャック・アタリ氏の世界の取扱説明書っていう本ですね。
世界の取扱説明書。
彼の本は結構昔から、最初に読んだ本が、22世紀くらいだったかなっていう本をだいぶ前に出していて、それを読んでからジャック・アタリ氏の。
追ってるんですけど、その彼の新書ですね。ジャック・アタリが誰かというと、フランスの哲学者じゃないか。
結構フランスの政府に対していろんな参謀として助言してるような人で。
結構彼の未来予測とか、そういったものを参考にしている方が多いと、世界中に。
っていうところで、本当昔の本なんですよ、22世紀の未来ってのがあったかな。
結構言い合ってていて、今の時代の流れみたいな。
この本でも、2050年までの未来は予測可能だ、みたいなことを言って。
ほぼほぼ訪れる未来を、ちゃんと統計学的にもちゃんと説明しながら、その中で我々がどういければいいのか。
どういうことを大事にすればいいのかっていう話を主にしている本でございます。
これ、読む前と読んだ後で、ヤッキーさんの中で変わったこととかあります?
そうですね。変わったことはそんなにないんですけど、僕の中では。
結構知っていたことを、ちゃんと問題提起してくれてる本って感じです。
エビデンスをベースに。地球温暖化の話もそうですし、人口が減っていくって話もそうですし。
本当にシンプルに、そういうマクロ的な視点で見ると、地球マジでやばいよね、このままだと。
そういった本ってありきたりでもあると思うんですけど、そういった話を淡々としてる本ですね。
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そんな感じですね。
その中でも死の経済と、命の経済みたいな話をしていて。
死の経済というものは、とりあえず消費社会の中で消費しまくって、地球の資源を使いまくってる経路ですね。
とりあえず、その経済を回すためには何かが犠牲になっているという経済圏。
そうじゃなくて、命の経済圏を回していこうねっていう話を彼はしていて。
なのでその命の経済圏の例としては、再生可能なエネルギーか、そういうありきたりな話になりますけど。
基本的には人の純粋な欲だけで消費してしまって、死の経済圏になってしまうんで、
人間の理他的な心とか、愛とか、そういったものを大事にしながら、命の経済圏を回していこうみたいな結論なんですよ、彼の方として。
だから結構ね、公知的な視点でも、政治の感覚、政治っていうのは、
賢者なんですね。
賢者の感覚ですね。
理他的な心とか、相手を思いやる気持ちとか、そういった気持ちを大事にしましょうねみたいな結論なんですよ、最終的に。
でもそうじゃないとマジでこの世界はやばいよねっていうことを結構唱えてますね。
もうほとんどの彼の本で結論はそこに結構効果してます。
その中でも、なんとなく未来予測でどういった形になっていくかっていう話もしてる。
人間がそういう気持ちを持たないのであれば、最悪そういう完全なる監視世界みたいなものになっていくことを絶対味えますよねって。
AIが発展して、人間の欲を完全にコントロールする方向性ですよね。
人間の理他な心を信頼するかではなくて、
なので、完全なる監視世界ですね。
どんだけこの人が消費したのか、そういったものを監視して、
もし必要以上に消費してたら、バッキンみたいな感じにするとか。
確かにこれを読んでて、そういうふうにしないと、人は多分無理かもしれないなっていうふうにも思います。
僕がビパッサナー瞑想みたいなものを言ったときは、
このビパッサナー瞑想で感じた世界との一体感とか、
この愛の感覚を全人類が持てば、
全人類が精神的な改革ができれば、世界は絶対に平和になると思うんですよ。
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でも、難しそうだな。この理想と。
全人類に悟れば、このジャッカー大使の言う命の形勢を回せると思うんですけど。
でも、そんな綺麗な世の中じゃないじゃないですか、この世界は。
どうしてもね、欲が勝っちゃうし。
そうっすね。
そうなると、こういったAIが発達してきて、AIの方が賢いという世界になってくると、
AIに監視してもらって人間の欲をコントロールするという方向性の方に人類は進んでるんじゃないかな。
気もなんとなくしている。
面白そうなんで、早速僕はポチってしまいましたけども。
ジャック・アタリさんね。名前は聞いていて、僕でも恥ずかしながらジャック・アタリさんの著作を読んだことがないので、
この最新巻はね、短縮読んでみたいなと思いました。
でもさっきのビバッサマーメイソーでね、自分自身が悟りに近い経験を得て、
みんながこれやって悟ったら世界平和になるじゃんと思いつつも信じられないとそうはならないだろうっていう結論に至るのも、
なんかだから、少し考えればそうなっちゃうなっていう感じ。
例えばあれじゃないですか、飛行機で旅をしようと思ったら、うちは絶対エコノミークラスですけど、その都度ね、前の方からファーストクラス、ビジネスクラスっていうのを横目で見送りながら後ろで自分の席に座るわけなので、
同じ飛行機の中に全然違う雰囲気の席に座っている人たちがいて、
そして彼らは僕らのチケットの4倍から5倍ぐらいの場合によっちゃ金額を払ってその席に座ってるわけなので、
この飛行機はほぼほぼそこの席に座っている人たちが飛ばしてると言っても過言ではないっていう現実を考えると、
やっぱ資本主義の世の中ってそういうふうになり立っているよねと。
要するに富がどこかに集まって、その富によって何かが回ってるっていう現実があるじゃないですか。
放飾で人々が肥満、肥満の原因って放飾だけじゃないと思うんですけどね。
栄養相のない空虚なカロリー、ジャンクフードとかそういうのを食べて太ってしまって、
肥満になるっていうのが貧困大国アメリカみたいな本で書いてたりするので、
放飾イコール、肥満じゃないとはいえ、
かたや食べ物が余ってて捨てまくってる日本みたいな国があって、
かたや食べ物が足りなくて子供が亡くなっていく国があったりするっていうものを未だにゼロにはできてない。
ファクトフルネスによると減ってはいるらしい、減ってはいるらしいけど、
まだ全然ゼロには近づいてない貧富の格差っていうのはむしろ世界で広がっているということを見たときに、
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少しでも良くなるように一人一人が働きかけるっていうのにも限界がありそうだなっていうのは一小市民として感じることでして、
そういうものって結局どうしていく必要があるんだみたいな知見って、
あんまり日本でテレビを見てても出てこないし、
トピックになることも少ないと思うので、
そういう支給規模の問題、人類が抱えている問題みたいなのを根本解決をしようと思ったらこういうのが必要だよっていう提案とか、
そもそも何がこの問題を引き起こしてるかっていうとねっていうそもそものに対する理解とか、
そういうものって一人一人が持っといた方がいいんじゃないのかなと思っていて、
そういうのを考えるヒントになりそうなので、この本、ジャック・アタリさんの世界の取り扱い説明書、ポチりました。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。
ということで、いいまとめになったんじゃないかなと思いつつ。
自分で言うのあれなんですけど。
私からはおすすめの本、面白かった本ですね。
最近読んだ面白かった本は、坂井城さんのリーダーシップ進化論というご本ですね。
出版社は、出版社はどこだっけな。
えっと、段取り段取り。
確かに去年出た本ですよね。
去年出た本で、星場由美子さんの会社だから、これは、
2021年だ。
去年読んだだけだ、僕は。
えっと、
コックスよ。
結構前かな。
工場。
バウブックス。
バウブックスですね。
バウブックス。
バウブックス。
いう本ですね。
はい。
坂井城さんは、現株式会社リクシスっていうベンチャー企業の創業者ですね。
確か、もともと消費者マンなんですよ。
三井仏さんだったかな。
72年生まれなので、僕らより15歳ぐらい年上の人ですね。
えっと、で、
えっと、三井仏さん。
総合商社で、その後、オランダに渡って精密機械メーカーで働いていて、
エンジニアに転職されて、オランダで暮らしてた人なんですよね。
で、なんか学生の頃からお母様の介護が必要だったそうで、
介護をしながら学業を収めて、会社で働き始めて、
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その介護がちょっとひと段落したので、オランダに渡って海外で従事しながら、
大学にも通ってたんじゃないのかな。
ほんで、2010年代前半に初めての課長の教科書っていう本を書いて、
これが日本でかなりヒットしたんですよね。
今、たくさんあると思うんですよ、管理職の教科書みたいな本って。
その走りを書いて、
で、今年の3月に第3版が新しく出版されていたので、
もう大ベストセラーといって間違いないでしょう。
この本を書いたことをきっかけに文筆業もやられていて、
いろんな本を書かれている方なんですけども、
この坂井城さんが書いている、
リーダーシップ進化論っていうのがめちゃめちゃ面白かったんですよ。
ヤッキーさんも読んでますよね。
読みました。
ね。
結構前に読んだんで、記憶は曖昧です。
うん。
ということで、私の触りだけ紹介できればと思うんですけど、
副題が人類誕生以前からAI時代までっていうことで、
リーダーシップについて論じている本なんですけれども、
進化論っていうことで、どんなふうに組織のリーダーの役割が
変遷していったかっていうのを、
人類以前の狼の群れとか、蜂の群れとか、
そういったものの中でどういうふうにリーダーが役割を果たしていたかっていうところから、
だんだん人類社会が発展するに従って、
どんなふうに今、現代に至っているのか、
しかもAI時代なんでね、
今の時代どんなリーダーが求められているのかっていうところを論じているわけなんですけれども、
何が面白かったかでいくと、
私、進化人類学みたいな話好きなんですよね。
進化人類学っていうのは、人間固有の人間の振る舞いっていうのが、
元々備わっている性質によるものであるっていう、
ダーウィンの考えをベースに人類の進化を説明するっていう学問なんですけど、
ちょっと曖昧なんですけども、
そういうダーウィンの進化論をベースにした立場を取って、
人々の振る舞いを説明する。
例えば、男性の行動は子孫を多く残すためという説明がつく。
女性の場合には、自分の子供がちゃんと育つように自分の身を守るという前提の本能に従っているみたいな、
これあってんのか、ちょっと怪しくなってきたんだけれども、
要するに、人間の脳ってこうなってるよねみたいな話。
最近だと、スマホ脳って本流行ったじゃないですか。
アンディ・シュ・ハンセンさんのスマホ脳ですね。
その後いろんな脳みそシリーズ出てますけれども、
何かこう、人類の歴史にほとんどなかったスマホというデバイスが、
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この1世代でいきなり登場して人間の脳みそをハックしているんだけれども、
これは脳の振る舞いをハックされているものなので、
意志では抗えないんですみたいな話をいろんな角度から説明している本なんですけど、
これもなんか進化心類学のような要素と、
あと行動経済学とか、
そういう人間の振る舞いについて気持ちじゃなくて脳の仕組みがどうだとか、
そういう形の説明を取る話、僕すごい好きなんですけれども、
なんかそんな感じの手を帯びてるんですよね。
あとは歴史の話も好きなんですけど、
コテンラジオのファンで歴史を紐解いていくと、
今人類が直面しているいろいろな問題って、
過去に同じ構造の似たような問題があったよねっていうことに行き当たると。
例えば、織田信長が世の中に出てきて、
日本をほぼ治めるまで至ったという振る舞いも、
織田信長がすごかったという一点じゃなくて、
織田信長のような人物が表に出てくる様々な背景があったと。
いろんな背景が積み重なって、
たまたまそこで出てきた、
結出した人物がその追い風を諸に受けて、
表に出てるんだっていう話とかの説明で、
いろんなバックグラウンドがあるんだよっていう話の組み合わせですね。
そうすると、自分自身が直面する悩みとか問題とかが、
自分特有のものじゃなくて、
人間だからこそ直面している悩みだったり、
あるいは社会の構造によって、
今自分が直面している問題っていうのは抗いがたいものであるみたいな、
ちょっとしたメタ視点を獲得して、
乗り越えるためのヒントになったりするっていうのが、
自分の進化人類学とか歴史とかから学んでるものなんですけど、
そういう観点で僕の大好物である組織の話をしてくれてるのが、
このリーダーシップ進化論っていう本と捉えておりまして、
僕はめちゃめちゃ面白くですね、
隅から隅まで読ませてもらったっていう本なんですよ。
この中で僕が特にお気に入りの法則ですね、
進化生物学者のピーター・ターチンさんっていう人が唱えた、
ターチンによる世俗的サイクルって呼ばれる長期サイクルの話があるんですけど、
これ覚えてますか、ヤッキーさん?
覚えてないですね。
繰り返される歴史に数理モデルを適用して、
長期サイクルで説明がつくと、
ある国とか集落とかそういうものが誕生してから衰退に至るまでのサイクルっていうのが、
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ざっくり言うと、まず人口が増えてってやつですね。
人口が増えて、人口密度が上がると土地などの限られた資源の価値が上がって、
そうすると労働者の資金が資源の価値に対して相対的に下がっていきますと。
そうすると富裕層と労働者の格差が増して、
格差がどんどん増していくと富裕層による限られた社会ポストの争いが激化していって、
そうするとどんどん富裕層の競争規模が大きくなっていって、
そうすると国家が富裕層を制御できなくなっていって、
そこまでいくといよいよ格差が極限に近づいて人々の不満が爆発して、
不満が爆発すると社会不安が増して暴動や戦争が起こって、
その暴動や戦争が富裕層の富を破壊することで格差が縮まって、
また元の状態に戻って人口が増えていくって、このサイクルが回っていくんだっていう話。
この話がいろんな局面におおよそ当てはめられるよっていう話があってめちゃめちゃ面白いなっていうのと、
なんかこの国家が富裕層を制御できなくなるって話、今読みながら思い出すのはフェイスブックの虚偽広告ですよね。
あれをなんとかせいって日本国政府が言ってもメタは無視してるじゃないですか。
まさにこの情報社会における情報という富を独占しつつあるガーファーの一角が、
国の一国の日本っていうものを国じゃなくて一方人化なんかとみなして、
オタクの言うことはどうでもいいですよと無視している様っていうのが、
なんかこのサイクルにおけるこの後半の一節に当てはまるなーなって思いながらですね、
おおよそ組織っていうのはこういう局面を経ているんだよっていう話とかがあってですね、
まあなんかこんな話を引っ張りながら時代時代のリーダー論、引いては組織論っていうものを提示してくれている本で、
何度読んでも面白いし、自分の例でいくとコーチングのクライアントがね、
お客さんが自分の組織で悩んでいる話とかっていうのも大体この本の中に書いてある構造で説明つくことが多くて、
自分にとっては実務的にも役に立っているし、全てのサラリーマン、組織で仕事をする人が読んだほうがいい本なんじゃないのかなと思ってですね、
リーダーに限らず若い人にも読んでほしいし、おすすめしたいなーっていうご本でした。
いいですね、ありがとうございます。
熱流は伝えましたかね。
伝えました。でも結構この本をオススメしてる人多いなっていう印象です。
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ね、21年に入れたから。
僕の周りでもこの本めっちゃいいって言ってた人、3人ぐらいです。
おーおーおー、じゃあ間違いないですね、なんか。
いいっすよね。
堺城さんの本は、これに限らず面白い本いっぱいあって、
私は面白かったのは、自己啓発をやめて哲学を始めようって本。
これも良かったですね。
自己啓発っていうのは自分探しっていうことですね。
自分の中に答えがあると思って、自分自分で掘り下げていくのが自己啓発で、
ともするとコーチングのアプローチもちょっと近しいところはあるじゃないですか。
答えが自分の中にあるという前提で対話をしていくのがコーチングなので。
でも西洋哲学っていうのは、特にストア派っていうのは自分の中に答えがあるんじゃなくて、答えっていうのはもう外にあって、
それを知っていくっていうのが正しくあるべき道なので、そういうアプローチをしてやろうかっていうご本で。
ご友人が自己啓発にハマって破産してしまったっていう悲しい経験をもとに、
一人でもそうなっちゃう人が減るようにっていうことで。
この本では自己啓発のことは、コーチングではなくて、いわゆる自己啓発セミナー。
ネズミ公につながるような犯罪の文章になってるような自己啓発セミナーのことを指していて。
坂井さん、ツイッターにいたので、この感想を伝えるついでにいろいろメンションしたら、実は坂井さんの奥様は現役のコーチでいらっしゃるということで。
決してコーチングを否定するものではないということは現地は取れましたので。
実際に、なるほど、本にできず。
そういうふくめて、弊社とつながれる現代で、坂井庄さん、ツイッターの相互フォローになったので、そういう面白いなと思いながら読書体験を積んでるわけなんですけれども。
このリーダーシップ進化論、とっても面白いので、ヤキイさんもおすすめですよね。
おすすめですね。
面白いですね、これ。
興味持った人は読んでいただけたらなと思いますよ。
読んだら感想をぜひ伝えてほしいですね。
坂井庄さんをメンションしながらね。
そうですね。メタ認知をすごく促してくれるっていう本ですよね、これ。
世界的なシステムの構成を。
そんな感じで、我々から2冊、ヤキイさんが世界の取扱説明書、リチャードからはリーダーシップ進化論の2冊をご紹介しました。
ぜひ皆さん感想を伝えてみてください。
ぜひぜひ。
では締めていきます。
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