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2013-06-20 18:20

第103回:『ハイブリット思考で突き抜けろ』高津尚志さん

「異質なものを組み合わせ、新たな価値を生み出す」という意味を持つハイブリット。
変化が激しいこの時代だからこそ自分自身の価値を高めていく事が大切だと語る高津さんのハイブリットなキャリアとは。


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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、様々な業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの戸谷香奈です。
伝説の新人プロジェクト小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日から新しいゲストをお迎えしているんですけども、
IMDというスイスにあるグローバルリーダーを育てるためのビジネススクールがあるんですが、
IMDというビジネススクールの日本代表を務めております高津尚志さんをお呼びしております。
まずは簡単に経歴の方をご紹介させていただきます。
高津尚志さんは早稲田大学卒業後、日本工業銀行に入校。
パリオフィスでの勤務を経て、ボストンコンサルティンググループに転職。
その後、株式会社リクルートにて組織のマネジメント専門士、ワークスの編集長を務めた後、現職のIMD日本代表に就任。
IMDはグローバルリーダーの育成に特化した世界的なビジネススクールとして知られています。
高津さんはビジネスパーソンとしての経緯を積みながら、これまでフランスの経営大学院、コピーライター養成学校、
クワサワデザイン研究所にて学ぶなど、常に幅広い分野から学びを習得することを大切にしており、
異なる分野のスキルや思考を掛け合わせる技法を説いた著書、ハイブリッドに考える思考の技法でも多くの注目を集めています。
はい、ということで非常にバリエーション豊かな経歴をお持ちの高津さんなんですけれども、
最近著書も発表されているということで、いろいろ著書のお話だったり、高津さんご自身のお話を伺っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それでは高津さん、早速よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
先ほど経歴でもご紹介させていただいたように、非常に国際的にご活躍なさっている高津さんでして、
最近、著書も出版されたということで、ハイブリッドに考える思考の技法というタイトルの本なんですけれども、
読ませていただいて、ハイブリッド思考というのは一体何なんだろうと思いながら読んでいたんですが、
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他方面からいろんな物事を捉えて、それを自分のものにしていくことで、自分自身のスキルだったり能力が上がるということで、
理解はしていたんだけども、改めてそういうハイブリッド思考という言葉を聞いたときにすごく分かりやすいなと思ったのと、
これからいろんな人が意識していかないといけないことだなというのを非常に強く感じたんですけれども、
改めて高津さんの方から、ハイブリッド思考というものは一体どういうものなのかというお話を伺えていけないかと思いました。
分かりました。ハイブリッドってハイブリッドカーというのが今、巷で走っていますけれども、
あれはガソリンエンジンとそれから電気モーターがくっついて、
そしてガソリンエンジンの良さと電気モーターの良さが相互に補完をしながらですね、
素晴らしい性能の車を作っているという例ですよね、トヨタのプリウスなんか。
ああいったような形で異質なものを組み合わせることによって新たな価値を生み出そうというのがこのハイブリッド思考です。
このハイブリッド思考という言葉自体については、割合最近にこれはハイブリッド思考なんだなということに気がついたんですけれども、
昔から実は異質なものを組み合わせるとか、真逆に見えるものを組み合わせることの大切さみたいなことは実は常に感じています。
それはおそらく国際的に色々、高校生の時に留学されていたと思いますが、そういう背景があるからこそなんですかね。
多分大きなきっかけが二つくらいあってですね、一つは私自身が銀行員だった時に、20代後半でパリに勤めていたんですね。
日本の銀行のパリのオフィスだったので、当然マネージャー層はかなり日本人が多くて、現地のスタッフを使っているという構造だったわけです。
僕自身はフランス語がかなりできたので、現地の人たちからかなり信頼されていたというか、親しみを覚えられていてですね。
そうするとフランス人の人たちがそこで働いていて色々感じる喜びとかフラストレーションみたいなものが全部身に入ってくるわけですよ。
一方で私は日本人ですから、日本人のマネージャーの人たちと付き合っていると見えてくるものというのが色々あるわけですね。
そうするとこれが本当はフランス人側と日本人側がもう少しきちっとお互いに理解し合ったりとか、
お互いの立場を分かったりとか、お互いの考え方を知ったりすればもっといい仕事の働き方ができるのになと非常に感じたのが一つの大きなきっかけです。
もう一つはその後ボストンコンサルティングに勤めていた頃に、これは20代後半から30代の初めですけれども、
ちょうど右脳と左脳という考え方がビジネスの世界でポピュラーになってきていました。
高須さんは例えば右脳派だよね、誰々さんは左脳派だよね、みたいなことが言われていたんですけれども、その後たまたまコピーライター養成講座というのに通いまして、
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私からするとそのコピーライター養成講座、コピーライターという人たちというのはロジカルなコンサルタント、つまりその左脳を使うコンサルタントとは真逆の右脳を使う人たちなんだろうというふうに思っていたわけです。
ところがその優れたコピーライターの人たちというのは実はロジックもきちっと考えて、その上で何というか感性で面白いアイディアを飛ばすみたいなことができるということで、両方持っているんだなと。
よくよく考えてみると優秀な戦略コンサルタントも右脳的なものと左脳的なもの、例えばロジックと感性と両方持っているし、優秀なコピーライターもそうだしということに気が付いて、これは両方大事なんだなというふうに思いました。
高畑さんの経歴を拝見させていただくと非常に職歴とかいろんなあまり関連性がないんじゃないかと思うようなものをこれまでされてきていますけれども、それも何かこういろんなものを身につけたいという思いがあって。
そうですね。一番その象徴的なキャリアチェンジが5年間働いたボストンコンサルティングからリクルートへの転職だと思うんですけれども、そこはもう明確な意思があって、
ボストンコンサルティングの場合は両方必要だとは言いつつ、かなりロジックとかファクトとかということに頼る仕事が中心だったと。
そこの中でもう少し感性とか心に触れるとかですね、人の気持ちを動かすということにやりたいし興味があった。
リクルートさんからお誘いがあった時に、リクルートというのは広告授業を持っていたり、研修のトレーナーをたくさん持っていたりということで、まさにそういった人の心を触りに行くようなツールを持っていると。
それをまさにハイブリッドしたらですね、何が起こるのかというのが面白そうで、それでリクルートに入ったと。それは非常に良かったなと。
不安みたいなものがなかったんですか?例えば新しいものを始めようと思う時に。
例えばコピーライダーの仕事だったりとか、デザインというものをこれまでの過去のキャリアではご経験なさっていないわけじゃないですか。
そういう新しい分野に入り込む時っていうのはどういう気持ちだったんですか?
あまり不安というのはなくて、どちらかというと楽しみだからやるわけですよ。やりたいからやるわけですね。
ところがやり始めてみると自分が思ったほどできないということに気が付くわけですよ。
それはそれで良いことで、人って学ぶ時はこういったある種の不安な気持ちになるんだなとか、できないもどかしさがあるんだなということに気が付くということは、逆に人にものを教えなきゃいけない時にすごく大きな気づきになりますよね。
そういう背景もある中で、今回このハイブリッド思考の本を出版されたわけですけれども、やっぱり若いうちからそういう思考を持っていくことって大切ですかね。
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今リスナーの方、20代の方が多いんですけれども、若いうちからどんどん吸収していくということは大事だと思いますか?
私はすごく大事だと思います。何しろ今非常に変化が激しい世の中の中で、自分自身をどういうふうに進化させていくのかということは、もちろんこのリスナーの方々も関心があると思うし、みんなが関心を持つべきことだと思います。
その進化をしていくということは、ある意味新たな要素を自分の中に取り入れながら、それで新たな価値を生み出せるようになっていくということの繰り返しじゃないかなと思っているので、その時にこの考え方はとても重要かなと思っています。
例えばですけど、いろいろやってみようと思うあまりに中途半端になってしまうという状況とかもあったりするかなと思うんですけど、そういう場合坂津さんは今までどういうふうにマネジメントというか。
実は僕はいつも20%ルールということを結構心がけていて、今目の前でやらなきゃいけない仕事とか、期待されている役割みたいなものに対するウェイトを80%と置きますと。
だけどもそれ以外に何か新しいことを学ぶとか、新しい要素を加えるという部分を20%ぐらいに考えていきますというふうに考えています。
もちろん何かを学び始める時っていうのはそれこそ坂道登る時みたいにもっとトルクをかけなきゃいけない時っていうのはあるんですけども、
全般的に言うとそんなバランスで新たな要素を学ぶとか新たなことを身につけるということに、例えば1週間5日間あるとしたらその中で1日がそういうことを意識しながら使うとかっていうふうにしていくと、
今やっている仕事を破綻しない形で新たなことを学べるなというのが実感です。
そうやってやっていると持続していろいろできそうです。
できると思います。
なるほど。
この高畑さんのおっしゃるハイブリッド思考っていうのはおそらく自分を何者だっていうふうに限定しないことが大切かなというふうに思うんですけど、
私の例を出させていただくと、過去に音楽をやっていて、自分はバイオリニストとして生きていこうと思ってたんですけど、
その時は超あることが正解だしそれ以外はないというふうに思ってたんですけど、
今こう別のことをし始めるようになって、そういう別の視点でいろいろなことを捉えるということは非常に大切だなというふうに思っているんですけど、
そういうふうに一つのものにハマってしまいがちな人っておそらくいると思うんですが、
そこからうまく抜け出せるためにどういう思考で自分自身を解釈して変えていけばいいのかなという質問をさせていただきたいなと思います。
今の戸谷さんの例はすごく大事な話で、私は必ずしも一つの道を歩み続けることが悪いというふうには全然ないです。
今のバイオリンストの話でいうと、私がすごく期待しているのは、
例えばその戸谷さんがバイオリンストを以前やっていました、あるいは目指していました。
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バイオリンを一生懸命弾いていましたという段階と、今はこういうクリエイティブな仕事をやっていますというのがあるじゃないですか。
これがどこかの時点でどんなふうにハイブリッドしていくのかというのが面白いなと思っているわけですよ。
つまりバイオリンをやっていた自分と、それから今のクリエイティブをやっている自分はもう関連がないというふうに考えるのか、
それともどこかでこのことが繋がってくるというものかによって、人生の面白さとか自分の価値の出し方って変わってくると思います。
例えばバイオリンを弾くということも、これは音楽を奏でることを通じて人を喜ばせる仕事なんであるというふうに動詞で解釈をしますよね。
そうすると今はそうではなくて、例えば人の話を聞いたりクリエイティブを作っていくことによって人を喜ばせる仕事だというふうにも捉えられる。
そうなってくると実は今まで音楽をやってきたことの中での様々な経験とか試行錯誤が今の仕事に役に立っていくということもあるじゃないですか。
ですからバイオリニストとかクリエイティブとかという名詞で自分の仕事を取られるんじゃなくて、何々を通じて何を実現しようとしている人みたいな形で自分自身を定義するということをもっとされたらいいのかなと思います。
ひきなれを話せば私のこのIMDの日本代表という仕事もこれは一つIMDの教育を売るセールスマンであるという考え方もできますよね。
ところが私自身はそういうふうにあまり捉えていなくてですね、ちょっと大げさかもしれませんが、IMDという黒船に乗って日本に開国を迫る日本人であるというふうに思っているわけですよ。
そういうふうに日本の開国に貢献するのが自分の仕事であるというふうに考えるとこのIMDの仕事もどんどん広がりとか深みが出てくるし、またIMD以外の仕事をしている時にもその大きな目標というか自分自身のビジョンみたいなものにそれが役に立つ仕事なのかそうじゃないのかということで仕事を選んだりとか仕事に取り組んだりということができると思います。
やっぱり徳津さんとしては日本の開国をしていきたいという思いが根強くあるんですか?
おそらくこれは子供の頃からというか高校生の時に初めて海外に出かけて行ってその時はカナダでしたけれどもそこで初めて外国をしてそれ以来文化や言語の違う人たちと話し合いながら何かを作っていくということがすごく楽しいというふうに思い続けて生きているんですね。
今5歳の子供がいますけれども彼にも将来はそういうふうに今よりももっとグローバル化が進んでいるはずですから世界中の人と知恵を出し合いながら行動し合いながらより良い世界を作っていくみたいなことをやってほしいわけですよ。
ある意味日本のその開国とか何とかっていうのは仕事上のミッションでもあるけれども人生上のビジョンでもあるのでそういうふうにつながってくると幸せだし頑張れるかなと思っています。
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なるほど。実際海外でお仕事されてきたので次回以降は高畑さんにいろいろそういう海外で活躍するための人材についてお伺いしていきたいなと思います。
もちろん喜んで。ありがとうございました。
はい、ということで高畑さんにハイブリッド思考とは何ぞやっていうお話をしていただいたんですけども、なんか一つのことを極めるのもすごく素敵だなというふうに思うんですけど、
何かこういろんなことを組み合わせていくことで自分にしかできない価値みたいなのを生み出すことって非常に大事だなということをおっさんのお話を伺っていて感じたんですけども、
そうですね。
やっぱり今の時代にはそういう人の方がチャンスがあったりっていうのは確かめそうな感じですよね。
得意な経験をいつかされていて、そこが普通じゃないよねっていう感じなんだけど、ご本人にしたら割と普通の流れでなっているので、
そういうのがうまーくつながった感じが結果的にハイブリッドという表現になっていると思うんですけどね。
僕はすごくしっくりきましたけどね。
若いといろんな経験もしていない分、つながりになったりコネクションみたいなのを作るのって難しいのかなって思うんですけど、
人生の中でいろんな経験を積むことで将来どうなって自分になれるのかっていうのを想像するとちょっと楽しみだなっていう気もしますね。
そうですね。わりかしなんかこう、特に最初若い頃って人とあんまり違うと不安になったりするじゃないですか。
ただ移植の経歴っていうのが、後でそれが得意的に、この人でしかできないんだなみたいな、
そういう意味では何がわざわざ言っているか、何が幸い言っているかわからないみたいなところもあるので、物事の捉え方にすごくよるなというふうに思いますね。
はい、ということで高畑さんどうもありがとうございました。
本日のトークはいかがでしたでしょうか。
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