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2013-07-11 16:31

第106回:『"伝える"ではなく"伝わる"コミュニケーション』高津尚志さん

誰かに何かを依頼する事が多いビジネスシーン。相手の共感を呼び、喜んで行動してもらえるためのグローバルにも通用するコツを教えてもらいました。


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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、様々な業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーター本田ひかなです。
伝説の新人プロジェクト小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。今回は最終回に乗ってしまいますが、これまでお話を聞いてきた高津尚志さんにお話を伺っていきたいと思います。
今回はですね、伝え方というのがテーマにもあるんですけど、高津さんは海外でいろいろお仕事もされていて、
やっぱり日本人と外国人って伝え方っていうのをいろいろ変えないといけないかなというふうに思うんですけど、
私たち20代の世代ってこれからどんどん海外に出ていってコミュニケーションを取るっていうことが重要になってくるかなというふうに思うので、
そういう環境の中でいかにわかりやすく人に共感してもらえるような伝え方ができるのかということをお伺いしていきたいなと思いますので、
よろしくお願いします。
それでは高津さん、最終回になってしまいますが、今回もどうぞよろしくお願いします。
今回は伝え方が違うというテーマになるんですけども、高津さんご自身も普段から講演なさったりとか、本を出版されたりとか、伝えるというお仕事もされているかと思うんですけども、
その中でも海外だったり日本だったり状況の違う中で伝えるっていうことをされるときに伝わりやすいように心がけていることだったりとかっていうのはありますか?
常にですね、ロジックと感謝とかですね。
ロジックと感謝ですか?
ロジックと感謝、あるいはロジックと気持ちとかね、そういうことを考えてますね。
例えばね、メールでのやり取りってそんなに多いわけですよ。
その時に大抵が何かの仕事を頼まなきゃいけないとか、何かの状況を説明しなきゃいけないことが多いですよね。
そういう時に、何でこの仕事をやって欲しいのかっていうロジック。
それから何をやって欲しいのかという明確なインストラクション。
それからそれをやってくれることに対する心からの感謝みたいなですね。
その辺をどういうふうに簡潔に伝えていくのかってことはいつも心がけてます。
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相手が共感して動くようなことを心がけているということですね。
そうです。やっぱりその相手が、よしじゃあこれはもう直しの言う通り、僕直して言われてるんですけど、直しの言う通りやってみようというふうに思ってもらわないと
喜んでそれをやりたいなと思うかどうかって大事じゃないですか。
喜んでやるといろいろ工夫が出るから。
そうですよね。
そういうふうに思ってもらうためには大きな目的を話をしたり、これができればどんなふうにIMD全体にとっていいのかとかですね、お客さんにとっていいのかっていう話をしたり
そういう背景の説明とそれに対する感謝みたいなことはすごくきちんとやってます。
その上で何をやって欲しいのかっていうのはどんな言い方をいつも心がけているかというと
僕が今あなたにやって欲しいと現状を考えていることはこういうことなんです。
だけれどももしかしたらあなたの方がさらにいいアイディアがあればそれは歓迎しますみたいなことをして
こちらから明確に指示をしながらも相手がクリエイティビティを発揮できるようにということも工夫してます。
なるほど。高須さんのメールをたまにメールでやり切りさせていただいてますけども
必ず感謝を込めてっていうのを文末につけていらっしゃって素敵だなって思うんですけど
あれはですね誰かから教えてもらってねそれで始めるようにしたんですけれど
昔ですねメールで人と喧嘩しちゃったことがあって
皆さんもあるかもしれないですけどメールって言われると感情的になりやすかったりとかですね
相手の顔が見えないんで自分で勘違いしたり突っ走っちゃったりとかっていろいろあるわけですよ
感謝を込めてっていう言葉で終わるっていうことを自分のルールにするとですね
あんまり変なこと書けないじゃないですか
相手を思いっきり攻撃しておいて最後に感謝を込めてって書いてある
明らかに奇妙ですよね。そう考えると必ず感謝を込めてっていう風に終わるって決めることによって
例えばそれが相手に対する抗議の文章であったり
相手に対する不満を示すような文章であったとしても
極力柔らかく書くようにしていくということができるようになったので
あれはだからある意味僕自身が相手に共感してもらえる相手との気持ちのいいコミュニケーションができるようになるための
仕掛けですね
実は伝えるっていうことは目的にはなり得なくて
伝えるはあくまで手段じゃないですか
伝わるっていうのが目的じゃないですか
どうしたら伝わるのかっていうことを考えた時には
伝えられる側の相手の気持ちとか相手の事情とかっていうことに
共感と想像力を馳せると
前回もあった
いうのはとても大事だなと思っています
大事だなと思いつつも難しい部分でもありますよね
相手のことをいかにイメージして
理解して
その人の立場になった時にどう思うかっていうのを考える
人間はどうしても自分自身になってしまうので
難しいかなというふうに思うんですけど
そこを伝えるというかそこのスキルを上げるために
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何か若い人たちが意識した方がいいことってありますか
ハイブリッドという言葉で前回か前々回にお話をした
究極のハイブリッドは自分と他人による想像です
というようなことを申し上げたんですけれど
そういうことだと思っていて
例えば私が仕事で同僚にメールで連絡をするという時も
結局それは同僚と僕との間の共同想像作業を
やるためのコミュニケーションじゃないですか
そういうふうに考えた時に
相手がどういうふうに思って動いてくれるのか
ということを考えるというのは
ある意味当たり前のことでね
しかもそこをどれだけ明確に想像できるかどうか
ということについては
実は様々なコミュニケーションの手段を持つことが大事です
今はとりあえずメールの話をしましたけれども
例えば僕の場合ですと
メールでのコミュニケーションだけではなくて
スカイプで直接話をするとか
それから出張にいた時に
日頃メールでやり取りをしている相手であっても
会って話をするということをすごく心掛けています
ですから僕にとっては
スイスの本部に行く時間というのは
ある意味人間関係づくりの時間で
そこである程度人となりが分かってですね
こういう性格の人で
こういうようなことが嬉しい人で
ちょっと理解が進んでいくと
それからの電話とかスカイプでの
簡単なコミュニケーションをやりやすくなるなと思っています
なるほど
やっぱりコミュニケーションを取っていくということは
非常に重要だと思うんですけど
社会人になって
プレゼンとかという機会が増えるかと思うんですけど
海外って割とプレゼンの練習だったり
パブリックスピーチだったり
ディベートの練習みたいなことを
教育にも割と早いうちから
取り組んでいるかと思うんですけど
日本人と外国人の
コミュニケーション能力だったり
人前で喋る能力の違いというのを
感じることってありますか
それはあります
やはり残念ながら
日本人のエグゼキティブの方々
ここで言っているのは
これ聞いていらっしゃる皆さんよりは
年齢が高い方々が中心で
例えば30代後半から50歳ぐらいの方々のことを
イメージしていただければいいと思うんですけど
やはり彼らのプレゼンテーション能力というのは
一般的に言えば
欧米で育てている
日本で育ってきた方々に比べると
身を投じするというのは
現実だと思います
ただそれは
訓練をしていくということで
いくらでも改善ができる話だな
というふうに思っているんですが
そこの中で
実はやっぱり一番重要だなと思うのが
共感力
あるいは相手の気持ちに対する
想像力といった辺りかなと思っています
やっぱりそこが一番重要になってくるんですね
だと思います
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伝えるよりも伝わるということが
大事だというふうに考えた時に
やはり利き手の事情とか
利き手の優先順位というものを
考えることはとても重要です
前にもお話をしたかもしれませんが
アジア進出をしていく
必要があります
という時に
例えばそれを国内で話をしているのであれば
日本の国内市場が
縮まってきたので
海外に活路を見出す必要があります
それで中国に拠点を作ることにいたしました
というロジックは
完璧にOKですよね
ところが
中国の方がそれを聞くという前提で言えば
そうではなくて
中国に拠点を作ることによって
中国の人たちに
こんな素晴らしいサービスを
提供できるようになります
これは中国の方々にとっても
素晴らしいですよという話をしないことには
成り立たないわけですよね
どうも割合
日本の方々の様子を見ていると
自分視点で語ること
というのがすごく得意なんだけど
相手視点で伝えるということは
あまり訓練ができていない
なるほど
でもなんか不思議ですよね
日本人って割と空気を読む力があったり
相手の思っていることを汲み取って
という能力が高いというふうに
言われていますけど
実際に伝えるというふうになると
そこが弱いというふうに感じられるんですか
思いますね
その空気を読むということは
確かに日本ではとても
それが比較的
日本の場合は
日本の仲間うちの中での空気の読み合い
みたいな話になるわけですよ
海外の人たちとのコミュニケーションが
日常的には少ないですよね
日本にいると
そうするとあんまり
外国人の人たちの気持ちを想像する機会が
ないんだと思います
確かにそうかもしれないですね
そこはこれから
まさにこれを聞いていらっしゃる方々の多くが
様々な地域や文化
あるいは言語
違う人たちと働いていくということが
起こるでしょうから
その時に
ぜひそのあたりの想像力とか
共感力を磨いていただきたいなと思いますね
なるほど
非常に勉強になります
最後にちょっとお伺いしたいんですけど
たかつさんから見た
今の20代の
日本の20代の印象と
これから何かにおいて
突き抜けようと思っている人たちの
メッセージをいただきたいなというふうに
思うんですが
今の20代の方々というのは
私が20代の時とは
全然違う時代環境に
いると思います
そこにはとてつもないチャンスもあれば
それから非常な難しさもあると思います
でもそれはある意味
仕方がないことですね
それで
今の20代の方々ということを考えると
これからそういう人たちが
参加してくれるという
仕方ということを考えると
これからそういう人たちが
30代になり40代になり
例えば70まで働くとしても
あと50年くらいの時間があるわけですね
そうすると50年というスパンで考えると
日本がどんなふうになっているのか
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世界がどんなふうになっているのか
エネルギーがどうなっているのか
水資源はどうなのか
もう予想ができないことばっかりですね
予想ができないことばっかりなんだという前提で
自らをどういうふうに進化させ続けられるのか
ということに尽きるんだと思います
そして自らを進化させるということは
自分を知るということであり
それから環境を知るということであり
そして進化のために
新たなことを学び続けるということであり
そういった意味では
ハイブリッドに考える
思考の技法という本の中でも
いろいろ具体的なアドバイスも書いていますけれども
そうですね
そういったことなんかも参考にしながら
いろいろな考え方や
縁を自分の中に取り込んでいって
ぜひ楽しくて価値のある人生を
生きていただきたいなというふうに思います
ありがとうございます
こちらこそありがとうございます
高畑さんに4回にわたって
非常に勉強になるお話を
たくさんしていただきました
どうもありがとうございました
このような機会をいただいて本当に嬉しいですし
何か本当にリスナーの方々に
お役に立てたのであれば
ありがたいことだなと思っています
どうもありがとうございました
ありがとうございました
ということで高畑さんに伝え方を
いろいろお話をしていただいたんですけども
はい
私が非常に面白いなと思ったのが
日本人って空気を読んだりとか
人に共感する力っていうのが
割と強いというか
得意なほうなのかなというふうに
思ってたんですけど
海外に出ると何か意外とそうではない
っていうお話を高畑さんが
していらっしゃったんですけど
やっぱり外国で育ってきた文化だったりとか
環境だったりとか
っていうのが違うので
そういうのを理解しないと
相手の立場に立って伝えることっていうのは
できないなということを
非常に感じたので
なかなか日本にいると
それが見えなかったりするので
どんどんやっぱり海外にも
興味を持って交流してみる
っていうことは大事だなと思いましたね
特に今20代の人とかね
ここから日本だけって
しんどいじゃないですかやっぱり
そうですよね
マーケットを捉えても
そうだし
実際に日本の中っていうものだけじゃなくて
海外との交流ってやっぱり増えていくので
そうですね
言葉の壁って案外でかいよなって
正直に思いながらね
なるほどね
感じましたけどね
ただ言葉っていうのは当然ある上でも
どこの国でもやっぱり感謝の気持ちとか
伝えるっていうことは
伝わらないと意味がないんだとか
そこの原理原則が一緒なんだね
そうですよね
僕も英語が大して喋れないけど
伝わるってよく言われるんですけど
素晴らしいじゃないですか
言葉大事だなって最近すごい思うんだよね
子供の学校に行こうかな
それいいかもね
行けないですね
はいということで
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高畑さんに4回にわたって
本当に勉強になるお話を
たくさんしていただきましたけども
海外に意識を向けるっていうことを
全体を通して
非常に強く感じたなと思いました
はい
ということで高畑さん
本当に4回にわたりまして
どうもありがとうございました
ありがとうございました
本日のトークはいかがでしたでしょうか
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