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ものづくりトーク。今日は、現代アーティストの宮本拓也さんです。
宮本さん、よろしくお願いいたします。
芸術の秋ということで、2週連続アーティストさんでございます。
宮本さんは、広島在住の現代アーティストでいらっしゃって、作品が評価されて、来年の秋にはフランス・パリにあるルーブル美術館に展示される予定です。
素晴らしい。
そもそも、今日どうしてゲストに来ていただいたのかというのは、
さっきそこでお会いして、
木村花音さんという共通の友人がいまして、ご紹介いただいたという形ですよね。
私も鉛筆画家の経過さんに、宮本さん、ぜひものづくりラジオに行って、ご紹介いただいてたんです。
いろんなご縁で、みなさんつながっているということですよね。
聞くところによると、その経過さんから、もともと保育士さんでいらっしゃったんだよって聞いたんです。
保育士の先生でした。11年間保育士を。
広島県?
広島県ですね。
なんで森道さんが作られたあわぎりの歌も、原爆ドームの石像にボタンを押したら音楽が流れるじゃないですか。
あれも演じた人と一緒に歌ってました。
本当ですか?嬉しい。ありがとうございます。
なんでアートの世界に変わったんですか?
えっと、それが一番のきっかけが、3年前なの。コロナ禍。
美術館に行って、絵を見て、すごく勇気と元気をもらったっていうのが一番のきっかけと、
自分でもできるんじゃないかなっていうのがあって、書いてみようっていうのがまず趣味から始まって。
書いたことなかったんですか?
書いたことなかったです。
え?ゼロからなんですか?
ゼロからのスタートなんです。
ゼロからルーグルなんですか?
はい。
めっちゃすごいじゃん、それ。
美術大学にも通ってなければ、本当に自分でもできるんじゃないかなっていうのが一番のきっかけ。
で、1年に2回、園長先生と面談があるんですけど、
そこで今、宮本先生何かしてることないの?って聞かれたときに、今、絵を描いてますと。
どんな絵を描くの?って、保育園に持ってきてよって言ってくださって、
そこで僕の作品を10作品ぐらい持って行って、園長先生に見ていただいて、
そこからすごくいいねって、あれなら保育園に飾ろうって言ってくださって、
そこから1週間に1回ずつローテーションで、この踊り間の絵を交換して、
子供たちや保護者の方に見ていただいて、すごく保護者や子供たちがすごくいいねって言ってくださって、
大人になったらなかなか褒められることってなくなってるじゃないですか。
そこで褒められたっていうのが僕の中ですごく嬉しかったのと、自信につながった。
で、次の日に僕が受け持っていた子供が1人、絵を描いてきたと。
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僕の絵を見て、インスピレーションして、描いてきたんですって保護者の方が。
見ていただけますかって言って、僕の絵を見て子供が描いてきてくれた。
それが僕にとってすごく嬉しくて、逆に僕がまだ子供からこんなに絵からすごく嬉しさっていうのを感じるんだなと思って、
そこで、自分の次の人生って絵を描くことだなって。
これめちゃくちゃいい話。
シフトチェンジできたんですよね。
じゃあ宮本さん、この現代アートっていうことなんですけど、どんな作品を作られてるんですか?
なんか本当にジャンル問わず、本当に好きな絵を描いています。
本当に抽象画から、人物画から、お花の絵から。
インスタの最初の方に出てくるのは、壁に飾ったらオシャレそうな抽象画って言うんですかね。
カラフルなものであったりとか。ちょっとめくっていくとお花が出てきたりとかしてますけども。
これどのようにして描いていくんですか?
本当にもう、頭の中にフッてこう、降ってくるというか。
降臨系だ。2週連続降臨の話ですね。続けてください。
本当に僕自身が描いてるんじゃなくて、僕の脳の中にもう一人の自分がいる。
だから絵を描いてる時は僕じゃないんですよ。
もう一人の自分が僕に乗り移って描いてるようなイメージです。
なので本当にこう、無我夢中というか、僕じゃないっていうのがあります。
それ分かるんですか自分で。
分かります。
今降りてるっていうのは。
ドリマトンコンテスト、ドリマトンコンクールでみんな降臨するじゃないですか。笑いすぎですよ。
ああいう状態ですよね。
音楽プレイしてる時ってやっぱ確かに自分じゃない感覚がどこかにあったりとかするんですけど。
同じかも。これ何分くらい、何分くらいというかどれくらいかけて?
作品が大きければ大きいほど時間はかかる。1週間だったり2週間くらい。
で途中で集中が切れちゃうんで、ちょっと休憩しながら近づいて描いてるんですけど、離れてみたらまた違う感じで見れるようになる。
ここにちょっと色を加えてみようとか、そういうのを繰り返しながら繰り返しながら完成していくって感じです。
これ使う絵の具は様々なんですか?
もうアクリル絵の具です。
アクリル絵の具ですね。アクリル絵の具の特徴ってどんな形?
アクリル絵の具は本当に乾いた時にひび割れしないのと、2日3日で乾くっていうのが特徴ですね。
油絵よりは早く溶けるんですよね。
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宮本さんの作品ってどこで買えるんですか?
11月27日にアートボーン広島っていう上り町にグランドオープンするんですよ。
あ、そうなんですか?
そこに僕の他に9名のアーティストさんが在籍することが決まっていて、
1階がグッズ売り場、2階、3階が9名のアーティストの作品展示、4階から8階がそれぞれのアトリエになるんですよ。
めっちゃすごい!
じゃあアトリエをそこで持てるんですか?
はい、そうです。
めちゃくちゃいいじゃないですか。
広松ホールディングスの所有しているビルなんですけど。
それは広松さんのご好意で?
そうです。
松田会長、さすがすごいな。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
そちらに行けば買えるんですね。
価格帯はだいたいいくらぐらいから?
一番安いので本当に7700円ですね。
でも結構お求めやすいですよね。
大きくなればなるほど、作品は。
もちろんそうですよね。
そうなんだ、僕も一枚欲しいな。
ルーブルに展示される作品はどれになるんですか?
今後新しいのを描いてくださいって言われてて、新たなものを描いてほしいですって。
どういうきっかけでルーブルに出展だったんですか?
インスタのDMから。
えっ!?
ルーブルからDM来るんですか?
ルーブルにつながっている東京の会社からご連絡があって。
本当に最初は詐欺。
詐欺かわからないけど、連絡してみようって思って、連絡をさせていただいたらありがとうございます。
まさかの本物。
本物で、すごくご縁だなって。
誰でもが出せるもんじゃないですからね、そんなルーブル美術館なんて。
ルーブルで行われるアートフェアなんですけど。
今後何か予定しているものとかはございますか?
今後は、カノンさんとお話しさせていただいたのは、
夏季のカラーを教材の方からたくさんいただいて、
来規模な形でワークショップを開いて、
広島でも大きなイベントとして今後も行われたらいいなって思ってます。
何か一緒にできたらいいですよね。
皆さんと一緒にまたやりましょうっていう話で、今盛り上がっています。
その辺もまたご相談いただければいいですよね。
チーム広島ではやっていきたいと思いますけども。
そして今日はリスナープレゼントをご用意いただきました。
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ありがとうございます。
何でしょうか?
ボールペンで描いた一人の花を一名の方にプレゼントいたします。
ジャジャン!
うわー、おしゃれ。
かっこいい。
しかも、ものづくりラジオの名前まで入れていただいてる。
本当だ。
すごいじゃないですか。
サイズ的にはいわゆるF0っていうぐらいのサイズ。
そうですね、ポストカードのサイズですね。
はい、額に入ってまして、ベージュの額なんですけども、
中がガラスで透けてる状態になってまして、
ポストカードが真ん中にどんと入ってる状態。
で、お花の感じはそうだな、ちょっとひまわりっぽいというか、
生命力が強そうな感じのお花が一輪どんと真ん中に咲いております。
その横にHジャンクファクトリーのものづくりラジオの名前も入れていただいてると。
ありがとうございます。
めちゃくちゃいいですね。僕、めっちゃ欲しいこれ。
ダメ。
ダメ?ダメですか。
正式に応募していただいて。
じゃあ、お金を払って書いていただくように考えたいと思います。
そうしましょう。後ろにもメッセージ書いてますんで。
本当です。ありがとうございます。聞いてくれる?
本当だ。これはもうお楽しみにしてくださいね。
なんて書いてあるかはね。
ありがとうございます。
その宛先は後ほどお伝えします。
ここまで、ものづくりトーク。
広島在住の現代アーティスト、宮本拓也さんでした。
ありがとうございました。