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2025-06-13 10:05

#171 有限会社 中村金襴工場 中村佳弘社長 × 八橋装院株式会社 高橋伸英社長

ものづくりトーク第171回放送ゲストトークをポッドキャストで!

(過去放送回につきプレゼント応募などは終了しています)


広島で培われてきた『ものづくり技術』

広島に根付く『ものづくりスピリッツ』

広島で活躍する『若き技術者・クリエイター』​

そんな『ものづくり』のおもしろさ・ものづくりの深みを発信するプログラム


番組の工場長(MC)を務めるのは平岡良介

ものづくり80年の歴史を持つ平岡工業株式会社の代表取締役社長、自社ブランドHIRAXのCreative Director、ドラム講師の経歴を持ちバンドマンという顔を併せ持つHIRAX AIR sheildではGOOD DESIGN AWARD 2021 受賞!音楽とものづくり、そしてラジオへの愛は半端ない!


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ここからは、ファクトリースタッフが今話したい人とトークするものづくりトーク番外編。八橋装院の高橋さんが今回トークゲストにお迎えしたのは、中村金襴工場の中村佳弘社長です。
中村さん、高橋さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
先ほどの放送の中でも、厚生放送委員会で高橋さんが紹介した黒銀。
はい、現物が見えるような気がします。
それを作っていらっしゃる工場の方ということなんですけれども、高橋さんと中村社長はいつ頃からのお付き合いですか?
えっとね、2012年、前社長、ゆきひろ、僕の兄なんですが、その頃からのお付き合いと聞いてます。
僕自身は去年6月、兄、ゆきひろが休止したもんで、社長を引くようになって、それから比較的新しく、今日で2回か3回目のお付き合いなんですよね。
じゃあまだあんまり仲良くない状態って。
仲良させてもらってますよね。何を言ってるんですか?
お得意先ですから。
先ほどの姿、見られてびっくりされたんじゃないですか、あのハイテンションな高橋さん。
あの、びっくりしました。弊社の事務所に来た時と全然イメージが違いますし。
で、何か、記事のお付き合いから始まったっていうのはどういうことなんですか?
あのー、そうですね。自社ブランドでやってる時に、ご紹介いただいたんですよね。
で、その、ご紹介してくれた方が、ララ福屋の福屋百貨店さんの包装紙のデザインをしている河原信久さんという方がいらして、
その方が歯切れを持ってきたのがきっかけですね。
そっから、禁断さんっていうのを知って、僕も知らなかったんですよ、福山に。
そういうね、広島の素材っていうか、があるの自体も。
で、そっからずっと今方に繋がっていると。
結構長いお付き合いなんですね。
長いです。17年ぐらいですね。
現物を見てもらったら、こういうもんが禁断の。
うわ、すご!
え、掛軸ですか?
掛軸なんですよ。
これがまあ、いわゆるその、包装に使われる、禁断いうもの。
禁断というのが、この青と金銀の織物。
そうです。この衣装にしているところが禁断。
蓮の花を金で織ってあって、で、ブルーの生地とのコントラストっていう形ですよね。
見たことある?
あるでしょうね。
お寺の本堂に掛かっている周りの生地とか。
これはすごいな。家に飾っていると相当運気上がりそうです。
ただいまね、住宅事情で。
足がなかったりね。
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ここからは高橋さんMCでよろしくお願いします。
えーとですね、禁断の本場って京都ですよね。
なぜ禁断が福山なのかっていうのを教えておいてください。
福山というのは、当時の創業者、海一いるんですけど、
京都の人と恋に交流があって、
で、京都でこういうものがやっているところがあるから、そこの下請けをしないかと言って、
これを一本折ったらいくら言う、そういう形で創業したんだと思っています。
そうなんですね。
広島県で見ても他にやってらっしゃる?
ないですね。
で、禁断っていうのは普通の食器と違ってどういう風に製造されているかっていうのを
ちょっと工程を教えていただけたらと思うんですけど。
まずは原子、絹糸の原子を糸屋さんから仕入れますよね。
それから染め工場の方に色を指定するわけなんです。
で、その色を指定した色が上がってきたら、初めて我が社で縦糸と横糸に分け、
縦糸の成形言うんですけど、5千本から7千本の糸を綺麗に折れるようにずっと成形して、
それを食器にかけるんです。
一本ずつ違う糸を繋いでいくんですけどね。
これが繋ぎの作業言うんですけど、5千本ぐらいの糸をずっと繋いでいかなくてはいけないです。
すごい手間ですね。
手間なんです。だから、俺も見てたらそういう手間をかかっているのがわからないと思うんですけど、
実際、現場はそういう細かい仕事の積み重ねなんですわ。
で、横糸は横糸で、またシャットルの木管に巻いたり、それを巻き替えたりする作業があるんですけど、
なかなかラジオでは伝えにくいものなんですけど、福山はジーンズとかそういう織物がたくさんありますけど、
そこらとはまたちょっと業種が同じ織物でも違うんですけど。
貝原さんに何度か出ていただいてまして、シャトルで織るのがヴィンテージのやつなんですけど。
いわゆる昔のジーンズが赤耳いうのがあって、あれがブームになったことがあるんですわ。
で、シャトルで織ったら高い値段で売買できるヴィンテージ織り物。
で、結局、今の確信食器で織ってたら糸がまっすぐなりすぎて、生地の柔らかさがないんです。
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シャトルいうのは弓なりに飛ぶから、ちょっと空気が入るような形で織れるから、
具合もいいわけなんです。
だから、今のエアーゼットでジーンズを織っているところが多い方がいるんですけど、
シャトルで織るんだら10分の1ぐらいしか売れないんじゃないですか。
だから、御本社もそういった企業もあるわね。
そういう昔ながらの。
時間かかるってことですね。ありがとうございます。
この金を織り込むっていうのがそもそもがわかんなくて。
それは薄いうんですけど。
金箔。
金箔を糸状に細かく切ったものをその当時からあったんです。
で、高価なものですから、表裏でかやったら、表裏にしたら倍の金額かかるんですよ。
だから裏は和紙なんです。
和紙の上に金箔を貼って、それを糸状に切ったものを織り込んでたんです。
金って柔らかいじゃないですか。切れそうじゃないですか。
それを紙に、和紙に貼って、和紙の繊維質で持たせたんです。
そうなんです。
なるほど。
で、最後になりますけど、今から今後ですね、
社長が取り組んでいきたいことって何かあればおっしゃってください。
やはり創印さんの黒銀使ったバッグ。
いわゆる若い人に、金なんてこういうもんよいうのをいかに広めていくかを考えてるんですけど、
なかなかいい案が浮かばずに。
で、府中市にシューズメーカーがあるんですけど。
スピングルブーブー。
そこが2年に1回ぐらい限定品で、こういう金なんの。
今日履かれてる靴は。
そうなんですわ。
おしゃれ。
そういう部門で伸ばしていく。
あと、京都ウイスキーがあるんですけど、そこのラベルとかで、
そういうのを枠を広げていきたいとは思ってます。
なるほど。
もし、例えばどっかの博物館とかここに行ったらあるとか何かありますか。
それはね、ちょうど書道の性質会いう会があるんですけど、
いわゆる書道での1ヶ月、その弊社の記例が使ってあるのがあります。
それがどこで今。
ちょうど大阪万博。
万博。
一番身近なところで今見られるのが、5月末まで大阪関西万博で書道展が開催されているということで、
そこでも使われているということですね。
ぜひ皆さんご紹介していきたいですね。
影軸両部の周りの記例で。
09:02
そして今日はリスナーの皆さんにプレゼントをご用意いただいたと思うんですけど、何でしょうか。
ありがとうございます。
ふまと本入れ。これが釜口になって縦にこういう形。
これがポーチです。
プレゼントのほうですね。スマートフォンケースが釜口になっていて、
サイズ感的にはちょうどiPhoneのプロが入るぐらいのサイズ感ですかね。
風神大臣が。
風神大臣が。
すごいですね。
そしてそれからもう一つはポーチをいただいております。
お、三部様。
スマホケースやポーチなどどれかが届くということですね。
届いたときのお楽しみということですかね。柄もたくさんあります。
たくさんありがとうございます。
応募の後先は後ほどお伝えします。
今日はファクトリースタッフが今話したい人とトークするものづくりトーク番外編。
矢橋総理の高橋さんがトークゲストにお迎えしたのは中村錦覧工場の中村社長でした。
ありがとうございました。
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