ビームスの起源と発展
ものづくりトーク。きょうは、5月12日にビームス広島で実施した
番組公開収録の模様、前半パートをお届けします。
本日はビームス30周年のイベントを開催しております。
スペシャルなスペシャルなスペシャルなゲストさんにも
お越しいただいております。株式会社ビームス代表取締役社長
設楽洋さんです。
よろしくお願いします。
設楽さんって、最初からビームスをやられてたんですか?
いや、一番最初はですね、僕は大学卒業して
クリエイターになりたくて、広告の世界に飛び込んで
広告の代理店に行きました。
広告の代理店に入って、1年ほどしたときに
ビームスを始めて、副業みたいな格好なんですけど
そこから8年間広告の世界をやりながら
ビームスもやってる。
最初はファッションの店をやるというつもりじゃなくて
僕らは若い頃に本当にアメリカに憧れる。
アメリカの大学生の生活を売る店をやろうという。
最初のビームスの矢号の上には
アメリカンライフショップビームスとついていたんです。
小さい店でしたけれども、約7畳ぐらいの店ですね。
それをアメリカのUCLAの学生のドミトリ、
寮のような部屋のような格好にして
真ん中にパインのテーブルを置いて
学生の生活にあるようなもの、ロウソク立てだとか
スケボーのホイールだとか、お香だとか、ネズミ鳥だとか
そこにデニムだとかスニーカーを置いて
向こうの生活を売る店を始めた。
売れたら買い出しに行くという格好でしたから
トムとジェリーに出てくるような。
向こうの学生の部屋にあったんですね、当時は。
76年ですから。そこからだんだん欲が増えていった。
ビームスが軌道に乗っていくまでって
時間かかるんじゃないですか?
頭は時間かかりましたね。
当時はドルが320円の時代でしたから
アメリカから輸入するのもものすごい高いものだった。
今は円安って言われてますけど、その倍ですから。
当時、ロウ君の初任給が6万8千円くらいの時代に
5万円の靴とか売ってましたから。
なかなか売れないですよね。
現代ビームスは何店舗くらいあるんでしょうか?
今国内に152店舗くらい。
海外に18店舗くらいですから。
全部で170店舗くらい。
まさかこんなに大きくなるとは。
当時は全く思ってなかった。
さらにビームスジャパンがオープンしたということで
おめでとうございます。
ビームスっていう名前とビームスジャパンっていうのは
ビームスジャパンプロジェクトの意義
あまり皆さん馴染みがないかもしれない。
どういった違いがあるのかわからないかもしれないんですけど
これどういった住み分けになってるんでしょうか?
世界に紹介する店をやってきましたけれども
もちろんそれもこれから続けますけど
日本人として日本の良いものを世界に紹介することもやりたい。
ということでビームスジャパンのプロジェクトを始めました。
ビームスジャパンのアイテムの特徴って何かあるんですか?
日本の良いものは伝統工芸であるとか
オタク文化であるとか
マンガであるとかポップアートであるとか
その両面ありますよね。その両方をやろうということで
日本の小美術であるとか
秋葉原であったり中野のブロードウェイであったり
いわゆる新しいオタク文化があるとか
それを世界に発信していこうということで
ビームスジャパンのプロジェクトを始めました。
先日新宿のビームスジャパンさんに僕もお邪魔したんですけど
すごい大盛況で
今までのビームスっていうのは
都市部の商業がたくさん集まったところに出展していましたけど
例えば宮島であったり日光であったり
そういういわゆる観光名所というか
逆に言うとお土産屋さんしかないところに
ビームスジャパンが出てくるという格好になっているので
富士山どんぶりとかね。ご存知ですか?
新宿で見たのは手ぬぐいなんですよ。
そういったエッセンスが入っている日本のお土産っていうのはなかなかないんですよ。
外国人さんもそういったものを結構求めて来られるような感じがしますよね。
ビームスはどちらかというとデザインだとかそういうところに
ちょっとこう来たかというような要素を入れる。
今回のプロジェクトもこう来たかって感じですね。
今回はですね、幕開けさんとビームスさんのローカル競争プログラム
をやってきたんですけども、せっかくなんでちょっと遠藤さんにもお聞きしたいんですけど
やっと話すときが来ました。もう終わっちゃうんじゃないかと思って。
大変申し訳ございません。お待たせしました。
取締役副社長の遠藤圭司さんです。
副社長、すごく素敵なスカーフ。
ありがとうございます。ビームスパースです。
そういった晩世代ですから、僕はどちらかというと
アイビーの格好をずっとしてました。そしたらは、色んな訳の分からない格好をしてましたけど
僕はアイビーで、ずっと未だに。
僕はもうね、その時代時代ですごい変化してきました。
学生時代は本当に挑発で、ベルボトム履いてロンドンブーツ履いて
地域コラボレーションの取り組み
もう親指以外に全部指矢してたり。アイビーから入って
髪の毛の柄になって、どんどん変化して
遠藤はずっとアイビーで。
遠藤さんが考えるものづくりはありますか?
ビームスは岡谷さんで、ブランディングがさらに50周年を迎えますけど
上手くお客様の間で浸透してきたと思うんですね。
色んなヒダを持っているのがビームスなので
ローカル競争で色んなことができるということだと思いますね。
もちろんまた期待されていますし。
今日のローカル競争プログラムのお話に行きたいと思うんですけど
広島、中国地方のメーカーさんとビームスさんが
コラボして作った商品になっているんですね。
このローカル競争プログラムは他の地域でもやっているんですか?
ビームスさんはローカル競争プログラムを
東京に持ってきたり、海外にも展開しています。
お聞きしたのは、広島が初めてというのは
中国地方から最初みたいな話をしたんですか?
最初のスタートは初めてですね。
浦丸先生も広島のスタッフたちが自らやってくれているので
スタートしていますね。
本堂旅行通行の皆さまも広島の企業さんはいろいろと
ご存知だと思うんですけども、やっぱり広島の企業が
ビームスさんとコラボしてものを作っていくというのは
自我として嬉しいですよね。
私もスマホのスピーカーを広島のエグジスさんと
自動車部品なんかを作っているんですよ。
自動車部品だけ作っていると、こういったアパレルで
展開できるようなアイテムを作ろうという発想に
そもそもならないんですよね。
そこを手助けしていただいたというのは本当に嬉しくて。
これは素晴らしいと思います。
お茶を飲んでみようと思ったきっかけも
例えば海外をちょっと回っていて、
昔も何十年も前ですけども、
英国の古いスーツメーカーのギブ・サンド・ホークスという
サビルローのとこに行って、100年前のシャツの生地見本を
見せてもらったんです。
100年も前に彼らが日本の良いものを気が付いたので
東大元クラスだなというのをちょっと恥かいて
日本にも良いものがたくさんあるってことをね
自分たちは海外の良いものはすごい詳しいんですけども
意外と日本のことを知らなかったなって
なんかそうですよね
やっぱり誇りを持ってね
日本にも良いものがたくさんあるから
どんどん発掘していきたいっていうのもありますしね
そのビームスさんがジャパンっていうのを
強く意識してやられてるっていうのは
すごく嬉しいというかですね
日本人の皆さんも我々も一緒になって
どんどんPRしていきたいし
海外に対してもアピールしていきたい
っていうところもありますよね
それからもう一つはやっぱりね
伝統工芸であるとか職人さんであるとか
そういった人の技術を残したいというね
こともやっぱ我々が考えてることで
やっぱり世界に評価されることによって
ちゃんと長年続いてきたものが
その先後継者がいなかったりとか
ということなしに続けていけるような
土俵に少しでも貢献したいという思いもあります
ありがとうございます
広島の地場に根付いた企業さんも
たくさんいらっしゃいますので
こちらの方々にもちゃんとチャンスがあって
その技術をちゃんと確認したりとかしながらですね
どんどん高めていくっていうようなことが
できたらなと思っております
ということで本日はビームス広島の
下田さんそして遠藤さんにお越しいただきました
ありがとうございました
ありがとうございました
ビームスよろしくお願いします
どうもありがとうございました
