どうも、yoyoです。この番組は、読書と創作について語るポッドキャストです。
第21回目です。 収録しているのは、
また水曜日なんですけど、タイムレスの発売日ってことで、
昨日フライングゲットしたんで、非常にテンションが上がってます。 最近はタイムレスのタイムリープ説っていうのを
結構気になってて、いろいろ調べてるんですが、 これっていつから言われてるのかなぁと思ってて、
もしご存知の方がいたら教えてください。 そのメンバーの中で、時をかける少女の愛訳にも割ってきされている方もいて、
そういうところで、タイムリープ説と神話性が高いのかなぁとか思ったりしてます。
そんなこんなで、今回はタイムリープの小説について話していきたいとおもいます。 今週の金曜日に上映開始の、確か映画リライトの
王城遥さんの原作小説を読みました。 その映画版はガンSFがいいと思うんですけど、
ヨーロッパ企画の上田誠さんによる脚本ってことで、めちゃめちゃ楽しみにしていて、 SF作家の音のよもじさんっていう方は、映画版のノベライズもされてるってことで、
結構、どっち原作かノベライズどっちを読むかってのをすごい迷っていたんですが、 今までですね、基本的に映画を見る際に原作を読んでると、
結構こう、あ、そんな風になっちゃうんだって風になる経験が結構多くて、 読まずに行こうかな、見に行こうかなっていう風にも思っていたんですけど、
結局先週読むかと思って読み始めたら、 なんと1日で読みきってしまって、非常に面白かったです。
今月は原作、映画、映画ノベライズの順番でお話ししていけたらいいかなって思ってます。
はい。 原作の王女はるかさん、原作のリライトのあらすじは、
1992年の静岡県岡部町にやってきた300年後の未来人、園部康彦って男の子と主人公が出会うところから始まります。
園部康彦は未来で出会った、ある小説を読むために過去にやってきたんですが、ある事故がきっかけで、
彼を助けるためには10年後との自分とのタイプリープの力を借りて、
10年後の自分との連携がすごく不可欠だったんですけど、
その1992年当時はそれで園部君を助けることができたんですが、
主人公は10年後、10年前の自分を助けるためにあれをしなきゃと思って、あることを準備するんですが、
10年前の自分が過去からやってこない。
そこで、その10年前の自分がやってこないと、当時の園部君は助からないわけですから、
主人公は次第に、過去、一体どうなってるんだっていうのを探っていくっていうストーリーになってます。
アマゾンのあらすじの方でも、10年前の自分がやってこないっていうことが、
すでにあらすじで明かされてるんですけど、まずはそこから展開が始まっていくっていうのが、すごい面白いなぁと感じました。
何かこう書こうとか展開を考えようとすると、未来人がやってくること自体がもう一つのドラマになるじゃんって思うんですけど、
未来人がやってきた、夏をエンジョイしたエモいね、みたいなんじゃなくて、
10年前の自分が何でやってこないんだろうっていう、なんかちょっとこう大人目線でも展開が面白いなというふうに思いました。
そこに書き始め、10年前の自分がなぜやってこないのか、Why?なぜ?っていうところから書き始めを持ってきて、
その理由ですね、謎を解き明かしていくのがすごい上手いなって思います。結局1日で読み切ってしまいました。
私は小説を書いてはいるんですけど、一体どこから書き描いたらいいとか、どこから始めるのかってめちゃめちゃ結構悩むんですけど、
書き始めた当初は、絶対そうならないようにいろいろ考えたんです。結局そうだってしまうっていうのがあって、
結構やっぱり小説を書き始める人って、目覚めの瞬間から書き始める人がすごい多いって言われてるんですけど、
やっぱりそういう、どこから書き始めるかってすごく難しくて、最近はやっぱりこういろいろそういう視点で読んでると、やっぱり何か事件とか、
いわゆる音楽のサビみたいなところから始まる小説がすごいやっぱり多くなってきたなーっていうのを感じますね。
そうしないと、掴みを見せてそれが一体何かって見せていくっていうのが面白い。今がそういう書き方が流行ってるのかなっていうふうに思います。
リライトのその構成自体も面白くて、1992年とその10年後の2002年が交互に展開されてて、
そこでも読合感というか、読んでる最中でも読者が惑わされるというか、これって今どうなってるの?っていうのがたびたびこう、
うんって止まって、すごい考えさせられちゃうんですけど、すごいミスリードがあって、それがすごい面白いです。
途中で、あ、これってこういうことかって気づくんですよね、そのきっかけに。なんでそういう書き方をしてるのかっていうのも後半に来てて、
その展開がすごくいいなーっていうふうに思いました。で、結構この書き方って、映画にするのってすごい難しいだろうなって感じてて、
めっちゃ大変だなーっていうふうに感じてます。結局こう、目で見るのと、その物体ってのはもう明らかわかってしまうので、
その文字でのその誤解と、映画での誤解っていうのをどう満たしていくのかなっていうのが、すごく今気になってて、
それが、じゃあノベライズではどうなってるのかっていうのもすごく気になってます。はい、じゃあここからはちょっとネタバレも含みつつ話したいなーっていうふうに思います。
あまりネタバレは好きじゃないのか、映画見てから聞きたい人は一旦停止しとくといいと思います。気にしないよって人はこのまま聞いてください。
はい、そのリライトだけじゃなくて、別の本の話も混ぜながら話してみたいなって思うんですけど、
今ちょうど横田壮さんっていう小説家の方の「埋葬」っていう小説も読んでいて、
そっちの方が先に読み終わってたんですけど、なんかこう、結構気になるなーっていうのをすごく感じてます。
横田壮さんの埋葬のあらすじは、そのアマゾンにあるものを読み上げますが、
1999年のあるハイホテルで起きた、母と娘の死体行き事件があって、犯人と目された少年の裁判の最中、被害者の夫は謎の手記を発表し失踪。
10年後、ジャーナリストは再取材を行うが、関係者たちの告白は事件の構造を次々と塗り替えていくということで、
その埋葬では、その奥さんを巡って、周囲の旦那さんと少年とジャーナリストといろんな目線があって、
奥さんとその事件の様子っていうのがどんどんこう、違う形で暴かれていくんですけど、その展開は面白いなと思ってて。
キャッチコピーに、現代版ヤブの中っていうのがあって、芥川麗之助の有名な作品ですけど、
そういう視点でも、リライトを書かれているのかなっていう感じがしました。
私自身、ちゃんとヤブの中を読んだことがなくて、なんかすごいみんな題材にするなっていうのはすごく感じてるんですけど、
何かこう、語りたい欲が、みんなやってみたい欲があるんでしょうね。