2022-09-15 17:34

#12_ZOZOスーツは、なぜ失敗したのか?

今年の5月にひっそりとサービスが終了した「ZOZOスーツ」。あの画期的なサービスは、なぜこのような幕切となったのか。

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始まりました、マーケターの仮説ラジオ。 今回のテーマは、ZOZOスーツはなぜ失敗したのかというテーマで、
僕、きんちゃんと、 ごじらでやっていきたいと思います。 お願いします。
はい、ZOZOスーツですね。 あの、ZOZOTOWNが以前作った、
なんかこう、黒と白の反転模様のスーツみたいなやつですよね。 そうそう、あの全身のアンピタイツみたいなのを着て、
スマホで写真撮ると、自分の全ての体型の数値が分かって、
それで頼むと、ぴったしの服が届くよっていうような、 ZOZOのプライベートブランドを売るための装置。
そうですね。 ちなみに、最初はむちゃくちゃ話題化してて、
まあ知ってる方もいると思うんですけど、 実は今年の5月にひっそりとサービスが終了いたしまして。
なんでまあまあ、結構長く投資したけど広まらなかった。
なんでそうだったのかねって話をしたい。 うーん、これまあなんかめっちゃ詳しく調べてるわけでもないので、本当に割と
思いついたベースでいろいろ話していきますけど、
まあこれ僕もちょっと考えてみたんだけど、流行らなかった理由というか、 単純にあの
ZOZOスーツを頼んで、まあ無料でやってきたとして、 その撮影する面倒くささとかがやっぱ半端なかったんじゃないかなと思っていて、
多分、 やってない。
僕やったよ。 やった?どうだった? 面倒くさかったよ。 ヤバいよね絶対、あれどれくらい時間かかった?
いやーもう2年前3年前、もっと前かぐらいだから、 記憶がおぼろげなんだけど、しかねー
何、10回近くくるくる回転しながら何時の方向を見てくださいみたいな言われながら、
なるほどね。 この写真を撮って、でたまにこう読み取れないみたいなのもあって、
一人でやってた気がする。 あれ一人でできるんだ。 できる、できたできたできた。
ただまあなんか、そうね時間はそこそこかかった気がするよ。 あの、まあそうだよな。
1分20分はかかった気がする。
俺なんか各工程におけるそのぶどまりというか、 結構高かったんじゃないかなと思ってて、
まずあの頼むこともめんどくさいって思う人、 知ってるけれど、そのじゃあ
あのずつずつあの購入というかもらおうみたいな思う人も多分相当減ると思うし、
そこから実際に届いたとしても聞いて計測してみようという人も多分減ると思うし、
多分途中で失敗しちゃったら、もうやらなくていいやって思う人もいるだろうし、
もうなんかいろいろやった結果、結局データ取れた数が相当少なかったんじゃないかなっていう仮説がある。
認知はだいぶ取れてたと思うんだけど。 そうだね、認知ってある。
とはいえ、なんで取れたんだ?何で見た? 俺はねツイッターだわ。
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でもこれごめん、俺認知取れたって言ったけど、 今日彼女に聞いてみたら知らんって言ってたし、
ツイッター言ってた。 ゾゾスーツなんだろう、ツイッターとかをよく見てる人だったら
知ってるのかもっていう。 もしかしたら実はそんなに認知もなかったかもしれないっていう。
なんかけど少なくともビジネスクラスターにはバズってたよね。
そうそうそうそう、それはそう思う。 ビジネスクラスターとかインターネット界隈。
そうだね。 あと、ゾゾスーツをネタにしたインフルエンサーが何人かいた気がして、美人系とか。
あと、ハロウィンで着てるみたいな、そういうのでも微妙に露出してたっていう。
俺が記憶してるのはすごい太った人がゾゾスーツを着ているっていうことだけど、 着てた画像だけ覚えてる。
まあ僕らは結構ビジネスクラスターにかたしつき、 まあどっぷり突っ込んでるから。
まあどっぷり突っ込んでるね。 もしかしたら世間は知らないのかもしれないけど、少なくともけど
無料配布っていう時点でかなりの無料配布の着数っていうのが、着数が届いてた印象あるんだよね。
うん、まあそうかもね。 配布数
出てくるかな。 100万を大きく超えた。
100万を大きく超えた。 そもそも100万、112万枚をただで配布するってすげえな。
あとこれなんか全然違う話になるんだけど、 1個思ったのが、これちょっとPVだけっていう前提ちょっと知らなかったんだけど、
細かいサイズ、例えば僕とかキンちゃんとかのそれぞれの
サイズがわかったとして、そのサイズをオリジナルでカスタマイズして作れるのかって言ったら結構原価的に大変なんじゃないかなと思ってて。
そう、って思わない?なんかあの 一般的な考え方で言うと
割とさ、135のやつと136のやつをめっちゃ小数の、小ろっと大量に作らないといけないみたいになるんじゃないかなと思ってて、
もし個人のデータに、個人のサイズに合わせて作ろうとしたら、それって割とコストやばくないっていう。
ただなんか、そうだね、それをセットでできる、効率的な設備があったのか、それとも、
そうだね。 何かで買ってくれるっていう見込みだったのかって言っても高くなかったよね。
僕なんか一日試しに1個買ってみた気がするんだけど、そこまで試し高くなかったと思う。
あ、プライベートブランドのやつ? うん。
あ、安い安い。どうぞ。Tシャツとか900円とか1000円ぐらいで確か買えたもん。
確かその辺の収益性ってどうなってるんだろうね。
そう、っていうことを考えると、そもそもデータが予想通りに取れたとしても、
そのアウトプットの工程では結構大変だみたいな感じになり得たかもな、みたいな。
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わかんない、でももちろんめちゃめちゃ賢い人たちがいろいろ予想して作ってるはずだから。
この辺はちょっとなんか今ググりながら考えるような分析よりもガッツリちゃんと考えた方が良さそうなところだと思うから、
ちょっと一旦数値的な合理性を置いとこうか。
僕ね、どっちかっていうとね、それも気になるけど、
プロダクト、要はだからPBがいまいち、
なんて言うんだろう、いまいち欲しくならなかったっていうのは結構あるなと思って。
それってZOZOスーツの失敗とどう関係してると思う?
だから出口がなかったんだよね。そのZOZOスーツが流行っても、それはZOZOスーツを体験したいっていうインチプラス興味プラス行動であって、
その先の商品を買いたいっていうところに繋がってないから、本質的な、要はだからクラブマーケットの話だよね。
そうやって商品まで繋がんないと、要はビジネスとして成立しないところが、
商品、計測はしたくはいいけど、商品が欲しいかと言われたら、そうでもないみたいな人が結構いた。
それは確かにあり得るね。なんか他のブランドの方がより魅力的に思えたってのもあるだろうし。
なんかさ、あの、しかも、ふん、ふんっていうか、ちょっと思ったのが、ファッションのブランドって今ってどちらかというとオーバーサイズだから、
そうだね。だからジャストフィットっていうのが、まあスーツとかならともかくだけど、
まあまあまあ、なんか、僕は結構いまいち別にヒットしたやつ欲しくないなっていう時期だった気がする。
なるほどね。まあそれは確かにあり得るかもね。あとなんか今スーツの話してたから、ちょっと補足して説明すると、
さっきあの玄関の話もちょっとしたと思うんだけど、あのオーダーメイドのスーツでさ、ファブリック東京ってあるじゃん。
うん。
あれって、まあそれなりに高いから、数万とかするから、そのオーダーメイドで、なんかその一人一人に合うサイズを作ることはして、
それを作っても全然ペイするというか、ビジネス的に問題ないなと思うんだけど、
ZOZOのPVって結構、僕がTシャツ買ったくらいだから1000円ってことぐらいしか覚えてないんだけど、
まあ割と低単価だったね。低単価でかつそのショーロットで大量生産しなきゃいけないみたいになると、
ビジネス的にその、あの難しいというか、経済的に無理だよねみたいなところはあったんじゃないかなって思ったかな。
それもあるだろうね。
あると思う。あと、えっと、ユニクロみたいにPVの品質が高ければ、あのー、価格満足度も高かったと思うんだけど、
ZOZOのPVはまあ割と普通っちゃ普通だったなという感じで、そんな驚きはなかったかなっていうのが個人的な感想かな。
うん。
まあだからやっぱり商品性につながってないよね。結局。
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うん。商品購入につながってないってのはもちろんあると思う。
あとね、1個思いついた。
そもそも、あのZOZOのビジネスモデルってあの主要なところで、あれってその、
受託販売というか、例えばなんだっけ、あのー、どこでもいいんだけど、
えー、じゃあAっていうブランドがあったとして、そこの商品を代わりに売ってその30%手数料でもらってるっていうビジネスモデルだから、
なんかそっちの方が儲かっちゃうみたいな。
うんうん。
PBを売ると、あのー、なんだろうな、あのー、PBを売るという動機につながりにくいというか。
うん、わかるよ。
うん、そんなのあったかもなーみたいな。
なんならその辺で気になるのは、PB売り始めたら出店しぶるブランドいるんじゃねって普通に思うっていう。
まあそれもね、あると思う。
なんか、なんだろう、そういう、なんかさ、ちょっとこう、ビジネス的にこれどういう計算立ててんだろうってのはすごい気になっちゃう。
気になるねー、うん、気になる。
なんか、たぶん、けど、ある、さすがにあると思うんだけど、あの、機械のデザインをやってるビジネスブランド。
まあ、そこはそれとて、ただまあその辺のビジネス合理性と、
流行ったって部分をちょっと一回切り分けてもいい気がするけどね。
そうだね。
流行ったっていうか、まあ、あー、マーケティングとか失敗したっていう理由として、
お金がそもそも計算してませんでしたっていうような。
それはないと思う。
それはないか。
あ、でもとはいえ、あの、これってZOZOスーツの夢って割と壮大だなと思ってて、
あの、堅実的なビジネスではないことは、あの、本人たちも分かった上で、
で、それでもチャレンジするんだっていう気概があったんじゃないかなってのも一方で思うな。
なるほどね。
そう、そういうやっぱ壮大なチャレンジってちょっとZOZOさんっぽいし、やっぱり他の会社じゃなかなかやらないって思うし。
まあ、だからどっちかっていうとデータドリブンというよりは、もっとビジョンドリブンで作ってた。
うん、なんかね、そんな気もする。
だから、今回失敗してるけど、名誉ある失敗だったみたいな感じに、社内ではなってるかもしれないし。
なんかその感じはそういう想像つく。
なんとなく想像あるよね。
うん。
うん。
もしこれにこれが、これに、仮にあれが、あの、絶対にもう成功するぞとか、
角度高くリネーションして成り立つぞみたいな感じだとしたら、なんかもうちょっと違った気もするから、割と本当にビジョンドリブンだったかもなーってのは思うかな。
そっちの方が前沢さんっぽいというか。
確かに。
うん。
ちなみに、たださ、思ったんだけど、
うん。
もちろんビジョンがある上での構想だと思ったんだけど、
うん。
やっぱこう、技術の方に結構目がいって、何度も言うけど、商品も、
例えば、その、オーバーサイズって、今すごいシルエットが大事にされてる気がするけど、
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うん。
やっぱね、着るのって難しいんですよ、すごく、その、特に着てみないとどのくらいのこう、形なのかってわかんないって。
なるほどね、うん。
で、それ、そっち側で今回計測したやつが、その要は、オーバーサイズですらも、そのなんか、たとえば3Dモデルみたいな、ちょっと自分の目の前に、なんかメタバス状の絵が現れて、
うん。
着せるみたいなのができたら、俺結構ガチで使ってみたいし、ガチで買うっていう感じがする。
えー、ま、マジ?
うん。
結構、なんか、む、難しいのよ、その、
うん。
いい形の服探すのって。
あ、ほんと、それあの、オンライン上でってこと?
オンライン上はもう最高に難しい。
もう正直わからん。
なるほどね。
うん。
あの、オフラインでですね、店舗で試着して、それはだいたいできないの?キンちゃん的には。
えっと、なんだろう、もちろんたくさん試着すれば見つかるけど、
うん。
なんだろう、形って結構、千差万別じゃないですか。
まあ、そうだよね。
えー、モデルさんとか着てるのを見てもさ、結局そのモデルさんの体型でこれかっていう感じだから、
あー、まあ、それはあるね。
そうそう、だから本当にいろいろ着ないとダメだし、いっぱいその形があるところに行かないとダメだし、
うーん、確かに。
そういう意味では、EC上でポンポンポンポン試せるとかだったらめちゃくちゃいいなって思う。
確かにね、自分の3Dアバターがお試しで付けれるみたいな感じだよね。
そうそうそう。
そこまでいったら、たぶんその100万人の中でも絶対買うそうって、まあ僕の中ではある気がしてて。
うん。
なんか、もうそこのちょっとあと一歩あったら、それが今晩売り上げにつながったのかもな、1部とはちょっと思った。
なるほどね。
一方でちょっと批判的に見ると、そのじゃあ3Dデータをどう取るんだみたいな、それ取るためのめちゃくちゃ大変じゃないかみたいなやつもあったりするし。
あー、まあそうだね、そこはやっぱり依然つきまとうね、そのデータ計測に対するペインゼロが。
うん、あると思う。
まあなー、それを払拭するだけのなんかすごい良いブランドなの、PVがすごい良い商品なのかだったらまあまだ別だけど、
そうだなー、なんかあんまりだったんだよな。
もろもろこう、あれだね、
難しいハードルが大量にあったという感じがちょっとするかな。
まあでも、私はぞぞたんめっちゃお世話になってるんで、ありがたいと思いますけど。
お世話になってる方のビジネス、その出展ビジネスの方は引き続き使いますよ。
めちゃくちゃ楽なんで。
まあそんな感じかな、なぜ失敗したのかで言うと。
仮説はまとめると、
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まあそもそもユーザーに着させる、
ソフトスーツを着てもらって、その写真を撮ってもらうというか、撮ってもらって、めちゃくちゃ面倒くさいというか、各工程でおそらくどんどん減っていくだろうなっていうことと、
あとはその最終的な目的であるPVの方があまり魅力的にユーザーに映らず、
どっちかというと他の出展ブランドの方が魅力的に映るから、
まあそっちの方、PVになかなか行かないっていうのもあるだろうし、
あと何言ってたっけ? あーけどそうなんじゃない? あーあとはそうか、あとは原価の話とかもろもろ、その企業がビジネスとしての話もなかなか
ユニットエコンのミックスと呼ばれるような、 経済合理性がなかなか合わなかったというところもあったんじゃないかなっていうのは思うかな。
っていうちょっと雑なまとめですけれど、 そんな感じかなと。
何にせよスーツの話題から系先行しちゃったね。 そうだね。
面白そうって言うだけ。 そんな気がする。
というところで。 バズれば売上に繋がるかといったら本当にそんなことはないっていう
事象ですよね。 どうだね、本当そうだと思う。
これはオハウスにちょっと似た話だから。 あーまあそれもそうかもね。こういうのっていろんなところで起きてると思う。
売上上げたいからバズらせたいんですってよく言う人いると思うんですけど、 そんなことは
無理ですよっていうか。 もちろんバズって売り上げ上がることもあると思うけれど、
100%そうなると限らないですよっていうあれですね。 広告あるあるで
よくすごい有名な案件としてこうめちゃくちゃバズったとかみんな知ってるみたいなやつを取り上げる事例とかもあったりするんだけど結局その中でもこれってどこのブランドだっけみたいなの分かんないやつもあって。
いやーそれ本当そう。 それはね。 めっちゃそう。
広告認知、認知の中でもいろいろ種類があって広告認知はされてるけれど名称が覚えられていないってあるとかサービスが理解されていないとかがいろいろあって
広告だけなんか知られているけれど結局売り上げに繋がってないっていう事例はたくさんあるから それは本当にそうだなと思う
っていう感じかな 一旦今日はこれぐらいにしておきましょう
はい本日も最後まで聞いていただきありがとうございました ありがとうございました
ではまた次回
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