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おはよう、こんにちは、こんばんは。
薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーこと内田です。
このラジオでは、現役薬剤師で薬局を経営している私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、
ラジオをお聞きになっていただいた方の質問や、日々の業務で患者様からいただいた質問などを紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。
今回もラジオをお聞きいただいている方々の質問です。
誠にありがとうございます。
前回の締めの部分でも話していますが、質問いただけることで、
何書こうかなという迷いがなくなるので、本当に助かります。
今後とも皆様、ご質問やご意見、本当によろしくお願いいたします。
さて、今回の内容なんですけれども、正直クリスマス直前にやるような内容ではないですし、
おそらく不快感を示す方も多いかなと思われますが、
大切度外視で、あえてこのテーマで話してみようかと思います。
早速ですが、本日のテーマ、先に話させていただきます。
本日のテーマはこちら。
おしっこ健康法ってどうなの?
今回、お名前出して良いということだったので、お名前出させていただきます。
コージーさん、本当に質問と言うかご意見、本当にありがとうございます。
ちなみになんですけれども、このコージーさんですけれども、
俳優をされている方でして、もしかしたら見たことがある方もいらっしゃるのではないかと、
鎌倉ドムの13人にも出演されたりしておりましたし、
ネットフリックスとかDTVで見られまして、
闇金西原さんという番組に出演されております。
あのドラマが結構見られている方も多いのではないかなと思います。
コージーさん、ちなみになんですけれども、共同役、
組長争いをしている方の役と言えば分かる方もいらっしゃるのではないかなと、
お金に関することとか、お金の大事さ、怖さなど、
自分はこんなことにならないよと思っていても、どこか共感できる内容であったり、
本当に面白いドラマです。
まだ見てないという方、ドラマ配信アプリなので是非とも視聴していただけたらなと思います。
今回話すネタをいただいたコージーさんですけれども、
他の出演作品とかその役などから怖い人を演じることが多いんですけれども、
すごい面白い方です。
ダイエットアドバイザーなどの取得もされておりまして、
食事や運動への興味とか見識、大変深い方です。
ちなみになりますが、以前、僕が別のラジオを放送していた時からメッセージをいただいたりしておりました。
以前の時から本当にありがとうございます。
今回このテーマを話すきっかけになったことも、
メッセージのやり取りさせていただいている際に、
今回のテーマであるおしっこ健康法について、
ありえない健康法だよねということで話をしていたんですけれども、
僕は過去にこの健康法を試されていると、
医師に会ったことがあるよということから、
そういった細かな話がつながりまして、今回のテーマに挙げさせていただきました。
テーマ的に話を聞きたくないかなという方は、
今回の話は聞かずに、そっと再生停止を押していただければなと思います。
内容に入ります。
おしっこ健康法、正式名称で尿療法。
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尿、尿ですね。おしっこを意味する尿と、
治療法とかの療法ですね。
というのを聞いたことはありませんか?
これはそのままおしっことか尿で治療をしていくという、
治療というか、これは治療法というよりは民間療法ですね。
ただ、この民間療法なんですけれども、
なぜか結構有名だなという。
ちなみにこの尿療法というのをざっと言えばなんですけど、
どんな方法かと言いますと、
尿を使って病気を治したり、健康になろうという方法なんですけれども、
主に自分の尿を飲んで健康になろうというのが尿療法です。
尿を使っての健康法であれば何でもいいそうなんですけれども、
大体は自分の尿を飲みましょうという健康法ですね。
健康のために尿を飲むということを聞いたことがありませんか?
僕、転勤族であちこちにいたことがあるんですけれども、
各地でこの方法とかこの話題が出たことがあるなというのが思っております。
たまになんですけれども、どこでも患者様からこの民間療法のことで話をすることもあります。
ある芸能人がテレビでこの尿療法のことを語ったこととか、
いくつもの本が出版されていたということで、結構有名になりました。
また、昔あるヨットレースで事故がありまして、
27日間もの間漂流をしたそうです。
そのうち乗組員7人のうち6名がお亡くなりになって、1人だけ助かったということがあったそうです。
その助かった1人は、自身の尿を飲んでいたことから助かったんだと伝えられたことなどから、
この尿療法が有名になったと言われております。
では、なぜ自分の尿を飲むのが健康にいいとされているのかと言いますと、
尿の中には様々な栄養素が含まれていますよ。
その中には体のホルモンバランスに働きかけるものが含まれていまして、
体のホルモンバランスを整えてくれるんだ。
また、ホルモンだけではなくて、尿の中には4000種類もの物質が入っている。
それで様々な効果があると、例えば便通を良くする、肌の調子を整える、免疫を高めるなどですね。
免疫を高めるほどで、風邪などはもちろん、がんの予防にもなるよと言われたりもしております。
でも、体に良さそうだけど、尿って汚いだろうしなという考えがあります。
ただ、尿は出した直後は無菌状態と言われておりました。
便の方には大腸菌などが含まれておりまして、菌が多いです。
が、尿に関しては血液を体内で動かして作られる。
健康な体の人では、中に菌がいない、膀胱とかに菌がいないとされておりまして、
尿療法する際、尿を出したばかりでは菌がいないし汚いものではないよということで、安全性も問題ないとされておりました。
このように尿療法自体は体に良いし安全だということで、多くの人に知られておりますし、医師の中でも実際に尿療法を進めるという方もいらっしゃいます。
が、尿療法ですが、医学的科学的な根拠は判明しておりません。
もう少し詳しく話していきますと、尿の中に様々な栄養素があると言われておりますが、本当に微量です。
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尿、98から99%が水分でして、残りの1から2%に様々な栄養素があるとしても、
あの量で、その1%から2%にそれこそ4000もの物質があるとしたら、本当に微量になりますよね。
その本当に微量なもの、少ないものを摂取したからといって、吸収して体の中で有効利用できる状態に対処とかをして、活用できるかという問題が出ます。
例えばの話なんですけども、よく健康番組とかで言われますけども、野菜1日350g以上摂りましょうと言って山盛りの野菜が出てくるシーン、あれ見たことありませんか?
その後に、でもこのジュースであれば1日分の野菜が摂れて、など続くのはご愛嬌ですけども、
実際のところ、体に必要な栄養素を摂ろうとしたら、かなりの直時とかで量を摂取しなければいけないです。
にも関わらず、直近まで体内に入っていたもので吸収率が良いはずだというのは、考えとしてちょっと弱いんじゃないかなと。
また、もしも尿尿法で摂取したもの、その尿の中にある物質は吸収が良いんだということであれば、尿の中には体にとって良くないものも含まれます。
なので、それも吸収されてしまうじゃないか。それだったらば、本当に吸収が良かったんだったらば、それこそ尿尿法を続けるのは危険じゃない?ということになります。
また、尿に菌はいないということですけども、最近の研究で健康な人の膀胱とかいろんなところにも菌はいるということがわかりまして、尿は出した直後でも無菌ではないだろうということも言われております。
そういったことからも、尿尿法って本当に安全なの?安全じゃないんじゃない?というふうに疑問を持たれるようにもなっております。
一時は、多くのところで取り上げられた治療法というか民間療法も研究が進んでいけば、疑問症される傾向が強くなっていきます。
これも医療界が毎日研究などを繰り返しているためであるかと思います。
昔は良かったなというものが今はダメということも全然ある業界なので、やっぱり自分自身勉強しなきゃなということを改めて痛感しております。
で、ここから本日のワンポイントに入ります。
本日のワンポイント、プラセボ効果は侮れない。
プラセボ効果、実際には何の効果もない薬とかそういうもので、例えば飲んでみて、飲む本人が効果あるよと思えば効果が出るということですね。
これについても実はコージーさんとのメッセージのやり取りをしておりまして、その時に話題になりました。
食事とかサプリメントとかの健康についてのこと、やっぱり本人が効くと思えばそれだけの効果が高く望めるし、プラセボ効果は侮れないよねということを話しておりまして、今回ワンポイントでもその点扱わせていただこうと思いました。
プラセボ効果、心臓とかの血管系のところとかガンとかの治療では流石に行われることはないんですけども、内科でもちょっと一種のプラセボ効果を使うことはあるんですけども、
一般的な精神系、メンタル系とかではこのプラセボ効果を用いることが多いから、たまに見かけますね。
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例えば睡眠薬を大量に飲む方、でも睡眠薬の化療副用は大変系です。
それこそ命に関わる事故につながることもあります。
そういうことなこともありまして、効果のない薬を紛れ込ませて、睡眠薬と思わせることで患者様は睡眠薬を飲んだという安心化から眠れるようにするというケースがありますね。
また、実際に効果のある薬を処方するにしても、わざとかなり少なめの量でお渡しをする。
それによって患者様にとっては、効果のある薬を飲んでるんだという安心感が生まれるので、効果が出てくる、気持ちが落ち着くということはあります。
かなり少なめの量だったり、実際に効果のない薬を飲んで聞いてるんだから、実際に薬いらないじゃん、治療の無駄だという厳しい声を聞くこともありますが、
聞いてると思うことで体調が良くなれば、自然と体に良い生活をするようになって、体調が良くなるよということもよくあります。
例えばの話をしますと、不眠症で悩んでいた方がプラセボ効果で安心して夜に眠れたことで、日中起きて夜に眠るという生活サイクルが安定するので、自然と体調が良くなっていくし、夜に眠れるようになっていく。
また、血圧なので言えば、薬を飲む安心感もありまして、血圧とかに対してのストレスが軽減され、ストレスが減ることで血圧が下がる。
そして、血圧が下がっていけば、もっと体調を良くしたいなという思いが生まれてきやすいですし、血圧に良い生活習慣をする。
他にも、慢性的な痛みなのでも、そこまで強くない疾風とかを使っても、本人がすごい効くと思えば、痛みが軽くなったなという気がする。
そうすると、動くことが増えて筋肉がつく。
筋肉は関節などの痛みを出にくいようにガードするので、それによって筋肉がつくことで痛みが減っていくということもありますよね。
プラセボ効果というと、やっぱり全く効果のない薬を使うということが一般的なんですけれども、
わざと少なめの量であったり、そういうのを扱うことで気持ちの面で上向きにさせていくというのは、医療ではよく使われたりもしております。
それも一種のプラセボ効果と言われるのではないかなと思います。
なので、もしも知り合いの方で、自分はやりたくないなという健康法、例えば今回のような尿量法でもいいんですけれども、
その知り合いの方が効果があると信じているのではあれば、明らかな詐欺とかじゃないなという場合では、
こちらから無理に否定はせず、本人が聞いている気がするならば、それでもいいのかなというケースも大事だったりします。
今回はこんな感じです。
質問をいただけるようになりまして、やっぱりラジオを続けていくという意欲が増してきております。
今回に関しましても、コージーさん、メッセージにありたり本当にありがとうございます。
また今回のようなテーマでお名前を出させていただきまして、本当にありがとうございます。
今後ともクスケンラジオでは、皆様からのご意見やご質問、ご感想など、いつでもお待ちしておりますので、
気になることなどあれば、いつでもご連絡お待ちしております。
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それでは今回も最後までお聞きいただき、誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。