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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞよろしくお願い致しまーす。 今回のテーマ、リスナーの方から頂きました。
ご本人希望によりまして、イニシャルで話をさせていただきます。 ディスナーネーム、TN様。
テーマを頂きまして、本当にありがとうございます。 頂きました内容を読ませていただきますと、薬剤師あるあるで話をしてましたが、
グレープフルーツと薬を一緒に飲むと効果が強くなるということでしたけれども、血圧が高い方には、わざとグレープフルーツと薬、一緒に飲んでねといった説明することあるんですか?
それとも副作用が出やすくなるからやっぱりそういうのはしないんですか? との質問を頂きました。
お聞きでない方は第90回聞いていただけると嬉しいんですけども、第90回で薬剤師あるあるを話しておりまして、その中で
本来グレープフルーツと特定の薬、一緒に飲むのはダメです。 これをしますと効き目が強く出すぎるとか、副作用が出やすくなったりします。
でも薬剤師の中には自分の薬をわざとグレープフルーツと一緒に飲んで、この方がよく効くからいいんだよという方もいます。
ということを第90回で話をしました。 そのことを踏まえてになりますけども、本日のテーマはこちら。
グレープフルーツと薬、一緒に飲むように説明することってあるの? 話に入る前ですけども前置きをさせていただきます。
僕は今回の内容、グレープフルーツとこういった血圧の薬って一緒に飲むことあるのかどうかというのを過去に話したつもりで言いました。
今回TN様から質問いただきまして、過去の時ってどういう風に内容を話してたかなというのを過去のエピソードをずっと探したんですけども、
結局過去の原稿が入っているファイルでキーワード検索かけても見つからなかったです。 つまり多分話してなかったですね。ということで結構驚愕しました。
今回の内容なんですけども、僕のポッドキャストにおきまして、なんで最後に毎回このポッドキャストは一つの説であったり一つの例です。
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師の話を優先してといった、あの文句を何で入れているのかっていうのがそのテーマに今回繋がったりします。
なので結構重要な話だったんですけども、僕はてっきり結構前半の方で話してると思ってました。
僕の検索方法が甘いだけで本当は過去のエピソードで話してる可能性もあるんですけども、今回この重要なテーマを質問いただきましてTN様本当にありがとうございました。
内容に入らせていただきますけども、グレープフルースと薬一緒に飲まないでねっていう話、これ聞いたことありますでしょうか。
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医療を扱った作品、漫画とかドラマとか小説とか、様々なことでこのグレープフルースと薬ってよく出てきます。
健康番組とかでもこの話って定期的に扱ったりしてるっていう気もします。
最近の作品はそうでもないかなという気もするんですけども、一時期はこのグレープフルースと薬で絶対これで話作らなきゃいけないのかっていうぐらい、
多く医療系の作品でグレープフルースと薬は題材にしているというそういう時期もありました。
なぜグレープフルースと薬が一緒になると効き目が強くなるのかという話をしていきますと、
薬というものは飲んだ後、体の中で吸収されます。それで効果が出てくるんですけども、その効果がずっと続くわけではないです。
だんだんと体の中でその薬が効果のないものへと体が変えていきます。
食事とかもそうですけども、必要な栄養層とか効果を体が吸収しましたら、必要なくなった分の残りカスのようなもの、これ体の外で出していきますよね。
いらないものが溜まっていっちゃうとそれだけ体が圧迫しちゃいますので、十分薬の効果を得たよ、食事の栄養を取ったよといらないものは外で出していきます。
薬に関してもその効果とかをだんだん吸収していって、残りカスのようなものは体の外で出していきます。それは便とか尿で出していくようにします。
仮に薬を飲んで効果がずっと続き続けるとどうなるかと言いますと、例えば血糖値を下げる薬を飲んだらずっと血糖値を下げ続けてしまって低血糖を起こすとか、
痛み止めを飲んだら痛みが落ち着いたらラッキーと思っても胃が荒れる効果もずっと続いてしまうので、痛み止めを飲んだらずっと胃が荒れてしまうといったように薬の効果が効き続けるということは、それだけ体にリスクも多い。
なので薬を飲んで必要な分を吸収できましたら、だんだんと体の中で効果がなくなっていって、その残りカスも体の外で出していくというのは、生きていく上で必要な働きです。
が、グレープフルーツを特定の薬、ある血圧の薬という例で話しますけれども、ある血圧の薬と一緒にグレープフルーツを摂りますと、
グレープフルーツが今話をしてきました、薬の効果をだんだんとなくしていくよという体の中の働き、よく代謝と言いますけれども、この代謝を邪魔します。
薬の効果がなくなっていくはずなのに、この代謝が邪魔されることで薬の効果が体の中で残りやすくなります。
薬の効果が体の中に残る、要は長続きするということになります。 なので薬の効果が長続くので、じゃあグレープフルーツと一緒に薬を飲んだ方がいい場面もあるのかと思われます。
ですが先ほども話しましたけれども、効果が長く続くということは副作用も出やすくなります。
グレープフルーツと一緒に取るのがダメな血圧の薬の中には血管を広げるという効果もあったりします。
血管を広げることで顔の血管も広げるので顔がほてるような赤くなるような感じになったりとか、
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歯茎の血管も広げるので歯茎が腫れる感じになるとか、 または血圧を下げすぎてしまって目眩とかふらつきこういうの起こしやすくなったりします。
血圧を下げすぎて反動で動機が起こしやすくなるといったこともあったりして、副作用が起きるリスクが増えていきます。
なのでこの副作用対策もあって血圧の薬とグレープフルーツ一緒に飲むのはダメだよという、
血圧の薬と言っても特定の血圧の薬で大丈夫な薬もあるんですけども、特定の血圧の薬とグレープフルーツはダメですというふうに薬剤師は説明しています。
もし血圧の高い方にこれやった方がいいんじゃないのと言われても副作用が出るからやめた方がいいですというふうに説明します。
ですが僕は過去にわざとグレープフルーツと特定の血圧の薬一緒に飲んでねーという説明をした医師に出会ったことがありますし、その医師とよく話をしたこともあります。
ただそれも毎回ではなくてある特定の患者様とかだけなんですけども、じゃあなんでその医師はその患者様にグレープフルーツと薬を一緒に飲むように指示したのかという話をさせていただきます。
当時働いている時に患者様に薬を渡している時に患者様からグレープフルーツと一緒にこの薬を飲むように言われたよっていう話をしたんですけども、もう僕は最初間違いだろうなと思いまして医師に問い合わせました。
医師から得られた回答というのが、その患者様血圧がとにかく高いと血圧が200とかあった。
血圧をしっかり下げたいんだけども、本来血圧濃い時は1種類とか2種類とか血圧の薬何種類が出したいと、または血圧が高い時に飲む豚服用の薬とかも出して、これでも下がらない時はこの豚服の薬も飲んでねーという指導をしたかったと。
ですがこの患者様、今までまともに病院通いとかもしたことがないので血圧の治療とかをしてなかったです。
本人としては2、3種類の薬をいきなり出されるのが嫌だと、いきなり薬を多く出されても飲む習慣ないのでまともに飲める自信がないと、
たとえ飲み方が同じ朝だけですよ、朝に3種類飲んでね、朝に2種類飲んでねというのでも嫌だというふうにドクターに突っ跳ねたそうです。
そこで医師の出した判断は、じゃあ薬1種類だけにしましょう。それも飲み方が1日1回でいいようにしますよ、なるべくシンプルにしますよ。
それだったら患者様も1種類だけだったらいいよということだったんですけども、ただやっぱり血圧をなるべく下げたいと。
なので薬の効果を強くするため、最初の何日間からいいからグレープフルーツと一緒に薬飲みを指示したとのことでした。
実際のところそういうふうな指示をして、それで患者様にもこれだったら血圧の薬がより効きやすくなるという説明をしてたそうです。
なのでこれである程度血圧が下がってくればそれはそれで構わんと、でもそれでも血圧が下がらないとか、この飲み方で副作用が出るとか、それももちろんドクターと薬剤師からも説明してるんですけども、
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これで副作用が出るとかであれば、今の患者様の状態では薬を1種類だけで血圧コントロールするのは難しいんだと、それを患者様にも知ってもらいたい。
なのでわざとこういう手段を取ったとのことでした。 というように本来は禁じてともいえるグレープフルーツと薬というのを今回使ったとのことでした。
ただ僕の中ではなんかちょっと違う気もするなぁと思やもやしておりました。 が今回の話は滋賀県の時に僕が経験した話なんですけども、その後
埼玉県であるとか東京とかこういった同じ指導をするドクターに巡り合ったことはあります。 それでももちろん別のドクターです。
なのでこういう説明って医師の中ではありって判断されてるんだなぁというのを感じました。
がそういう指導したドクターも通常の時はグレープフルーツと薬ダメだよとは説明します。 ただ先ほどのようにどうしてもこういう指導をしなきゃいけないという患者様に対してだけ
グレープフルーツと薬の組み合わせを話しております。 なので基本はこういう指導はしないんですけども、患者様によってはこういう選択をされておりました。
血圧とグレープフルーツのこと以外にも 別の例になりますけども、ワーファリンという血液をサラサラにして血管を詰まりにくくするという薬があります。
この薬はビタミンkが豊富な食事を食べるとこの血液サラサラの効果が弱くなると言われてまして
ビタミンkが豊富な納豆とかはこのワーファリンを飲んでいる間は 納豆食べないでという風な指導をよくされます。
なので健康番組を見る方とかですと血液サラサラの薬と納豆はダメだというふうに思っている方 いらっしゃるんですけども
血液サラサラの薬でも納豆が大丈夫な薬も多いです。 あくまでワーファリンがダメです。
ワーファリンを飲んでいて血液がサラサラになりすぎてしまって 例えば鼻血が止まらないとか
吐く気からの出血が止まらないそういった風に困っている患者様 ドクターはワーファリンを中止してねという指導をするとともに
わざと納豆とか食べてくれ それで薬の効き目を早く弱めてくれという風に指示するケースとも僕は出会ったことがあります
あくまでこういった経験としてはほんとレアケースではありますが 患者様の状態によっては医師が本来とは違う治療方法をとるということもありまして
一種のオーダーメイド治療と言えるんじゃないかなと思っています こういう風に患者様の背景によって治療の組み立てというものは変わっておきます
なので皆様人が違えば当然考えられることも変わりますので 必ず自分がかかっている医療従事者とかお世話になっている介護事業者様とか
そういった方の話をまず優先してください 皆様それぞれの体調を知っているのはそのおかかりの医療従事者なのでその方の指示に
従った方が絶対にいいです なので僕は毎回あの文言をポッドキャストの最後の方に入れさせていただいておりますということでございます
皆様の体調それぞれによって結構医療従事者っていうのは相談された内容を真剣に受け止めて それぞれ違ったアプローチとかをしてるんだなぁと思っていただければ幸いでございます
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ここまでが質問に対する僕なりの返答です それではここからは本日のワンポイントです
本日のワンポイント 牛乳と薬はミスマッチ
患者様から水以外の飲み物で薬飲んでいいのって質問ほんとよくあるんですけども 水以外の飲み物の中でも結構頭を悩ませるのが牛乳です
牛乳が胃の粘膜を保護するから痛み止めとかで胃が荒れにくくなるよーと言って 痛み止め飲む時には牛乳を勧める医師とか薬剤これ本当にいたりするんですけども
ただ牛乳と一緒に薬飲むと効果が変わるというものも結構あったりします 牛乳に含まれるカルシウムイオンが薬の吸収を邪魔するとそれで効き目を下げるとか
そういうことはよくあります いくつかの抗生物質ではまさに牛乳とダメだよというのは思いっきり薬の説明文書に書かれて
ますしそれ以外にも骨の薬 コスト少々で骨が弱くなっている方が飲む薬なんですけどもこれ
牛乳と飲むと効果が弱まるということもあります 患者様からしたら骨強くしたいんだから良かれと思って牛乳と一緒に飲もうという方
いらっしゃるんですけどもそれやってしまうと逆効果になったりします また
酸化マグネシウムという主に下剤で有名な薬 ベンを柔らかくしてくれるよーとか下剤の中でもクセになりにくいよとかで
cm とかでもよく宣伝されている薬なんですけどもこれ使い方によっては遺産を中和 して
5とか胸焼けとか医薬として使えたりもします なので酸化マグネシウムを医薬として使いたいなぁということであそうだ牛乳っていいし
牛乳と一緒だとよりこね医療を良くする効果高まるんじゃねえかなぁと思って マグネシウムと牛乳を大量に飲まれる方いらっしゃるんですけども
これ体内で反応しましてカルシウムが多くなりすぎてしまうことがあります それによりまして高カルシウム結晶というカルシウムが多くなりすぎて起こる体調不良
例えば吐き気だるさ食欲不振こういったのを引き起こしかねないです このように良かれと思ってとか一見体に良さそうなものとかで組み合わせても
薬の効果とかま薬の課題の影響を変えてしまうとか 体調を変えてしまうということもありますので薬飲むときやっぱりできれば水で飲んで
いただければいいです 今回はこんな感じです今回質問いただきました tms の本当にありがとうございました
僕は毎回入れております文言先ほども話しましたけど自身がおかになっている医療従事者 とかを話を大事にしてくださいねという話なんですけども
あれを入れている理由という意味でもこの話って僕絶対前半の方で知ると思ってたんです けども
もしかしたら検索あまりだけかもしれないんですけどもまさか第96回まで放置していると 思ってなかったエピソードでしたそういう意味でもあの話しなかったのでこの質問いただきまして
本当に本当にありがとうございました 今回の内容僕あちこちの勉強会とかで話させていただいているのでもうそっちと記憶が
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混同したかなとも感じております 毎回僕あのこの話を勉強会とかでした時に締めで話させていただくんですけども結構
医療従事者っていうのはその皆さんのそれぞれにあったアプローチとかをしてますよ 僕の話に関してもだいたいその基本的なよくある
王道を話してはいるんですけども絶対皆さんそれぞれによってアプローチ変えた方がいいと思っ ています
なので基本的に僕の話も一つの説であった一つの例と思っていただければ幸いでございます そういう意味でも自分の場合って本当にあったアプローチでどうなんだろうとかそういう質問が
あればそれは全然ベッドをいただければ幸いでございます もちろんこのポッドキャストにない関する内容でも構いませんし何か皆様のと体調で気になる
ことなどありましたらいつでもご連絡ご相談お待ちしております 今回も最後のを聞いただきまして誠にありがとうございました
また次回も聞いていただけると大変嬉しいですそれではまたお会いしましょう
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です 医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので自身がかかっている医師や
看護師薬剤師などの話を優先するようお願いいたします