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2022-12-26 10:18

第15回「ワセリンってなんなの?」/「ワセリンってどういう時に使うと良い?」

今回の内容
・ワセリンは石油からできている!?
 ・石油由来のワセリン、口に入っても大丈夫?
・黄色ワセリン、白色ワセリン、プロペト、サンホワイト。四つの違いは純度の違い? 
・肌の守護者ワセリンの実力とは? ・保湿剤から花粉症対策まで。便利なお薬。それがワセリン!!

気になる事、ご意見やご感想などお待ちしております!!
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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、原液薬剤捨て、薬局を経営している私、うっちーが薬のことや健康のことなので、
ラジオをお気になっていただいた方の質問や、日々の業務で患者様からいただいた質問などを紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞ皆様よろしくお願い致しまーす。
クリスマスが終わりまして、一気に年末年始ムード、そういう風になってきているんではないかなと思われます。
年内の業務ラストスパートの時期になったよということで、リスナー様の中にも仕事で体力や記録、
消費されている方が多いんじゃないかなと思われます。皆様、体調を崩さないようお気を付けくださいませ。
さて、ここ3回リスナー様やTwitterのフォロワー様からいただいた質問で話をしてきました。
ちょっと反応とかいただけておりまして、すごい質問をもらったので、何かこれでまた話を作ろうかなと思っていたんですけども、
年末年始の仕事の忙しさ、そういったこともありまして、
今回、少し余裕ができた時に取り溜めしたものを流していきます。
そのため、少し前に患者様からいただいた質問内容で話をします。
内容としては、保湿をメインに扱うので、少し遅かったかなという感じもあるんですけども、
配信のタイミング、ご了承いただければと思います。
それでは、今回の質問を話していこうかと思います。今回の質問はこちら。
ワセリンって何なの?
冬となりまして、乾燥しやすい時期がやってまいりました。
地域によっては、そこまで湿度が下がらないようという地域もありまして、
ただ、寒さの影響もありますし、夏に比べれば肌は乾燥しやすい時期となります。
手や顔など肌荒れを起こしたり、唇がくりやすくなったり、辛い経験をされる方が大変多いのではないでしょうか。
そういった辛い経験を回避するため、皆様は保湿を良くされます。
よく言うハンドクリームはもちろんのこと、
最近では、ドラッグストアとかでも販売されるようになった
ヘパリン類似物質入りのものなんかが有名じゃないかなと思われます。
そして、今回話題にするワセリンも保湿剤として大変有名です。
このワセリンですが、意外といろいろな場面で耳にする機会が多い製品だなと思っております。
実際のところ、今回質問いただいた患者様も、
もともとは保湿で求めてたんですけども、
リップクリームを使えるんだねとか、後でお話ししますけども、
花粉症対策にも使えるっていうのもありまして、
なんでこんなに便利なの?ということで質問いただきました。
ではワセリンですけども、アトピーとかひどい乾燥肌とかで、
皮膚科によく受診されるようという方では、よく処方されることが多いですし、
格闘技が好きだという方も耳にすること多いんじゃないかなと思います。
例えばボクシングなどでは顔面にワセリンを塗っておきまして、
試合中にグローブで顔を切ってしまうというのを予防するためだったり、
あとは滑りを良くしておくためだったり、傷口に蓋をするなんかにも使えますね。
ワセリン、本当にいろいろ使われ方します。
今みたいな皮膚科で全身使ってくださいよということから格闘技で使われたり、
そしてまた後でご協力話しますけども、花粉症とかでも使われたり、
本当にいろいろな場面で使えるこの便利な薬ワセリンについて、今回は話をしたいと思います。
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まずワセリンって何?という話を簡単にしようかと思います。
ワセリンなんですけども、石油から生成された保湿剤で、
肌に薄い膜を作って、肌から水分が蒸発するのを防いでくれます。
石油が原料と聞くと、あれ肌に良くないのかな?という印象を受けるかもしれないんですけども、
そもそも石油自体が天然由来の成分ということもありますし、
石油を高純度、高い純度に生成することで、肌に刺激の強い不純物とかを取り除きます。
純度の低いワセリンでは不純物が多いので、かぶれとか起こしやすくなりますけども、
一般的に流通しているものではかなりの高純度ですので、そういった心配も少ないと言われております。
刺激性が少ないですし、赤ちゃんから大人まで使いやすいと言われております。
また、ワセリンなんですけども、石油から生成されているので、
誤って飲み込んだりしたら大変かな?と思われるかもしれませんが、
どちらかというと油分、油分を固めたようなお薬なので、
少しぐらいだったら飲み込んだぐらいでも問題ないです。
ひどい場合でも脂っこい食べ物を食べ過ぎて胸焼けを起こしたような状態、
ああいうようになったりとか、また下痢になったりする程度で、ほとんど心配はないと言われております。
そういった面からも赤ちゃんにもよく使われますし、例えば赤ちゃんが誤って口にしてしまうことを想定して、
問題ないよというふうに作られております。
ただ、一応ですけども、もし赤ちゃんとか結構大量に飲み込んでしまったので、
いつもと様子が違うなという場合は、もちろんすぐに医療機関を受診しましょう。
ワセリンですけども、先ほど純度の低さとか高さというのを話しましたけども、
純度の違いによって分類が一応分かれております。その種類としては、まず黄色ワセリン、
次に白色ワセリン、次にプロペト、
そしてサンホワイト、この4種類に分類されますよ。
純度については、黄色ワセリン、白色ワセリン、プロペト、サンホワイト、
これ後に行くほど純度が高いです。矛盾物が少なくなっております。
つまりサンホワイトが一番純度が高くて、黄色ワセリンが一番純度が低いと思っていただければ。
黄色ワセリンの生成度が低いということは、できる限りプロペトとかサンホワイトを使った方がいいのかなぁと思ってしまうかもしれませんが、
必ずしもそうというわけではありません。
一般的にワセリン、高純度のものこの値段も高くなる傾向になるため、
特に敏感肌じゃないよという方は、別にそこまでサンホワイトとかプロペトにこだわる必要はないです。
必ずしも高純度のものを使わなくても、お財布とかと相談して選べば大丈夫です。
ワセリンには大きく4種類ありますけれども、純度が違うだけで、
保湿力自体に大きな違いはないと言われております。
敏感肌かどうかとかで使い分けたりされております。
なので一般的な白色ワセリンとかプロペト、これ十分ですけれども、
より敏感肌の方はサンホワイトを購入されると良いと思います。
今はワセリンについてどういうものかという話をしてきました。
そしてここからは本日のワンポイントに入ります。
本日のワンポイント
ワセリンってどういう時に使うと良い?
ここからは何にワセリンを使うのかという話をしていきます。
06:03
ワセリンの一番の力、それは肌の保護力です。
実は保湿効果だけを見ればハンドクリーム、特に尿素配合クリームとか
ドラッグストアで売られていたりするヘパリン類似物質という、そういったものと保湿効果は変わらないか
むしろ乾燥しているだけならば
ハンドクリームとかの方がベタつかないし使いやすいと言われております。
実際のところ、一般的なハンドクリーム、尿素配合クリームとかヘパリン類似物質入りのもの
こういったものは水分と油が混ざっている状態なんですけども
乾燥している間に水分を与えやすくするとか
乾燥しないようにする効果、そういうのは優れていると言われております。
また、乾燥予防に関しましてもベタつきが少ないということで使いやすいですし
そういった点からもワセリンよりも上と言われておりますが
実はこういった一般的なハンドクリーム
傷口に塗ると手の傷を悪化させることがあるよと言われています。
尿素配合クリーム、ヘパリン類似物質入り、こういったものなんですけども
水分と油が混ざっているという話をしたと思います。
水と油は本来混ざらないので
うまく混ぜるために海綿活性剤というものを使うことがあります。
この海綿活性剤というのが
傷口などに触れるとその傷を治そうとする体の良い菌とかを倒してしまうことがありまして
傷を治そうとするものがやられてしまう。なので傷が治らないという現象がたまに起きてしまいます。
一方ワセリンはというと、ワセリンはそういった菌との相性も問題ないので
すでに荒れてしまっている状態の時にも安全に使うことができるよと言われております。
なので手荒れがひどくなって傷のようになっている
何かに触れたりしただけでも痛くなってしまう。場合によっては
空気に触れただけでも痛くなるよう、ああいった状態から守る効果が高いのがワセリンです。
またアトピーであるとか、あと肌荒れをよく起こす方
そういった方でもアトピーなので傷のようになっている状態だと
傷を悪くせずに済むので、あとはその傷ががやきとかものに触れて痛くなるという衝撃から守ってくれるので
そういった場合はワセリンの方が効果があるとも言われております。
肌にとっての守護者のような働きをしてくれるのがワセリンと言われております。
では今話してきたのは肌についてですけれども、肌以外にも使えるという話もしていこうかと思います。
肌は肌でも唇とか乾燥が荒れてきたりしませんか?という空いた時に使うリップクリーム
実はリップクリームもワセリンが主成分です。
まさに唇を守ってくれたり、乾燥予防をしてくれています。
また特殊な使い方としては花粉症対策で使われたりもしております。
コンビニとかで花粉症シーズンになると、
鼻周りに塗って花粉が鼻に入らないようにしようという商品見たことありませんか?
あれもワセリンです。
ワセリンの油成分で花粉を捕まえる、粘着させるというイメージですね。
それでその鼻奥から先の部分に花粉を入れないようにするという製品です。
またワセリン、髪の毛の痛みがひどい場合には毛先などに少量塗ると潤い効果が得られるという使い方をすることもあります。
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このようにワセリンは様々なシーンで利用することができる、また安全な成分ですよという感じで今回の話を締めさせていただければなと思います。
本来であれば冬が映える、本当に乾燥し始める前に話すべき内容だったかもしれませんが、
ちょっといろいろとありまして、この12月も終わろうかという状況になりました。
ただ、まだやっぱりこれからどんどん冬、1月、2月と待っておりますので、
皆様、乾燥対策のケア、そういったのに今回のようなワセリンとか、それこそ
ハンドクリームとか、そういったのでしっかり保湿をしてくださいねという感じで話を終わらせていただこうかと思います。
福祉県ラジオでは皆様からのご意見やご質問、ご感想などいつでもお待ちしておりますので、気になることがあればいつでもご連絡お待ちしております。
また概要欄の方にTwitterやInstagramのアカウント、
メールアドレスなど載せさせていただきましたので、何か気になることなどあればいつでもご連絡お待ちしております。
それでは今回も最後までお聞きいただき誠にありがとうございました。それではまた皆さん次回もお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり、一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
ご視聴ありがとうございました。
10:18

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