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2022-12-19 12:03

第13回「体を温める物を紹介してほしい」/「冷え対策のトウガラシ!は逆効果になる事も?」

御質問いただきました「30代男性B型ラジオ」(@bgata_radio)様ありがとうございました😭      

今回の内容
 鷹の爪カイロはどんな効き目が? ・身体が温まる物紹介!!ショウガやヘパリン類似物質、ビタミンE!! ・糖質は冷えには要注意!!ショウガは生より干した物? ・トウガラシ、冷え対策には食べない方が実は良い?
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おはよう、こんにちは、こんばんは。
薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーこと内田です。
このラジオでは、現役薬剤師で薬局を経営している私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、
ラジオをお聞きになっていただいた方の質問や、日々の業務で患者様からいただいた質問などを紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたしまーす。
今回の質問、前回引き続きまして、30歳男性B型ラジオ様からいただきました。
本当にありがとうございます。
前回はちなみにですけど、コンシップには唐辛子エキスが入っているよということについて質問いただきました。
30歳男性B型ラジオ様、妄想劇の田山さんとパチコロダブルさんによる30歳B型男性の2人が、
様々なテーマについて、例えば天気の誤答や不老不死など、
主に田山さんが何かしらのテーマをお話し、それについて妄想などを広げていくところを、
ダブルさんが突っ込みながら、2人でわきあいあいと話していくという内容です。
もしご興味ある方は、ぜひとも聞いていただければなと思います。
僕個人的に好きなエピソード、No.31の弱々ロボットが可愛いです。
話の中で出てくるロボット、動画とかでもあるんですけども、
見てみると思わず可愛いなと思えるような、何とも言えぬ弱弱さを持っておりまして、
可愛いものが好きであったり、ぜひ癒されたいなと思う方、
一度お聞きいただければなあと、動画も見ていただければなと思っております。
それでは今回いただきました質問に入っていこうかと思います。
本日の質問はこちら。
体を温めるものを紹介してほしい。
こちらの質問に関して、ツイッターから30歳男性ビゲタラジオ、たやまさんからいただきました。
ありがとうございます。
お仕事で、野外の仕事があるので、鷹の爪とかを足先に入れることがあるよということでして、
体を温める情報を知りたいとのことでした。
鷹の爪を足先に入れたり、回路を作られる方、たまにいらっしゃいます。
唐辛子に含まれる核細菌が血行促進、血の流れをよくするという作用があるので、
肌に触れていると、そこを温めるように働くよと言われております。
ちなみに前回のラジオの際に、温湿布には唐辛子エキスが入っているという話をしまして、
その時には、皮膚の表面だけを温かく感じさせて、体の内部の温度を上げないよという話をしました。
この鷹の爪回路についても、実際には鷹の爪自体には体内の温度への影響はあまりないと言われております。
が、体の表面部分が温かく感じるようになることで、その部分を動かしやすくなるという効果、またデータがあるとのことです。
よく言う寒さでかじかむという感覚ですね。
寒くて震えてしまうし、体を動かせないよというああいう感覚。
ただこれ、表面が温かく感じる、内部は温かくなくても表面が温かく感じることで、このかじかむ感じかなり軽減されます。
そうするとやっぱり体を動かしやすくなりますね。
体を動かす、これ血の流れが良くなります。
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血液というのは温かいものでして、血の流れが良くなるとその温かいものが全身をめぐるので、全身を温めやすくなります。
また筋肉、これ動かすときに熱を発するんですけども、体を動かして筋肉を動かすことで体が温かくなるとも言われております。
こういった効果から唐辛子で直接的に体温を上げなくても寒さをしのぎやすくなる、体温を上げやすい環境を作ることができます。
唐辛子そのものがない場合、唐辛子エキスが入っている温湿布などでも代用でもいいんですけども、
湿布ですと唐辛子以外の成分が肌に合わないことがあったり、
湿布を貼っている部分が汗で濡れたり被れたりすることもありますので、唐辛子そのものだけを使うのがいいとも言われております。
では、この唐辛子回路以外に体を温めやすいもの、それとは逆に冷やしやすいものをいくつか紹介しようと思います。
一つは冷え対策としては有名な生姜です。
体を温めるということで生姜油などがよくドラッグストアや薬局でも見られます。
たまにそういった生姜油ではなくて生姜自体を食べるという方もいらっしゃいます。
これちなみにですけども、冷え対策としては生の生姜ではなく、濃した生姜の方がおすすめです。
なんで生の生姜よりも濃した生姜の方がいいのかというのは、後々本日のワンポイントのところと内容が被るので、そちらで簡単に触れます。
話を戻しますと、生姜には血の流れを良くする効果があるのと、胃腸を刺激して働きを活性化すると言われます。
血の流れが良くなれば暖かいものが全身を巡りますので、当然暖かくなりますよね。
胃腸の働きが良くなると消化や吸収といったことが良くなることで、食べ物からエネルギーを生み出す効率が良くなるとも言われております。
そういった点から生姜は冷え対策にはいいよと言われております。
次の2つ目、塗り薬になるんですけども、これ成分名で言います。ヘパリン類似物質です。
商品名を伏せさせていただくんですけども、芸能人の方とかCMなどで保湿剤のコマーシャルなどでヒル○○というのを聞いたことがありますでしょうか。
あのヒル○○をドラッグストアなどで同じような名前の商品、いろんなメーカーがありますので、いろんな名前の商品が多くありますよ。
それの成分の名前はヘパリン類似物質と言います。
有名なものでヘパリン類似物質自体は処方箋で出ることもよくあります。
このヘパリン類似物質、保湿剤としての効果も優れているんですけども、血の流れを良くするという効果もあります。
血の流れを良くすることで、冷え性の方などにこの塗り薬を使って、よく手のマッサージをしてねという指導をしたりもします。
他には血の流れを良くすることで肌の新陳代謝を早めて、やけどの後などの回復を早めたりするのにも使われたりします。
強い成分ではないので全身に使えますし、この時期は乾燥もしやすいということで、保湿剤としても血の流れを良くする効果としてもこのヘパリン類似物質おすすめです。
3つ目、これ飲み薬でも塗り薬でもどっちでもあるんですけども、ビタミンE、別名トコペロールと言います。
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このビタミンE、このトコペロール、飲むものとしてサプリメントとかでも見られたりするんですけども、塗り薬としても市販薬で見かけたりします。
このビタミンEなんですけども血の流れを良くするビタミンと言われております。
実際にこれも医師からの処方薬として、冷え症の方とかでも処方されますね。それでこれ塗ってマッサージしてね、それであったかくなるよといったことを言われたりします。
サプリメントを飲んでもいいですし、手足に塗って手足のヒゲとかが強い方には塗ってマッサージしたりすると効きやすいと言われております。
次、4つ目。ここでチョコレートを挙げさせていただくんですけども、これチョコレート、良い点と注意点があります。
まず良い点としてはチョコレートに含まれるカカオポリフェノール、これ血の流れを良くするという効果があると言われております。
またこれ実は免疫を高める効果もあると言われております。
冬は体調を崩しやすいので、免疫を高めて感染症予防、そういったものもできるのでお勧めだよと言われております。
次、注意点を挙げさせていただきます。糖分が低いものを選んでほしいということです。
よく言う糖分とか糖質、いわゆる甘いものとかに多く入っているものですね。
体を冷やしやすいと言われます。
そういった糖質が高いものを摂ると血糖値が上がるので、その時は一時的に体温を上げる動きをします。
ただ、その上がった血糖値を下げる働きをした際や、また体内で溜まりすぎた糖質を体の中でエネルギーに変換する時に、体温を下げるような働きが身体の中で生まれます。
そういった意味で長期的に見ると体温を下げやすいと言われております。
甘糖の人はこの時期冷えで苦しむ方が多かったりも実はします。
なのでできればカカオポリフェノールの配合が多いもの、糖質が少ないもの、これが冷えに良いよと言われております。
そして最後、これ体を冷やしやすいものとしてまとめて3つの飲み物を話させていただきます。
緑茶、コーヒー、アルコールです。
緑茶やコーヒーにはカフェインが多いんですけども、このカフェインには離尿作用、いわゆる尿を出しやすくなるという性質があります。
この尿を外に出す時に熱を外に出すことで体が冷えやすくなります。
またアルコール、飲んでしばらくは血管を広げることで血の流れが良くなります。
それで体が温まる感じはするんですけども、時間が経つとアルコールを体内で分解する時に水分を大量に使います。
この水分を使ってしまって水分が減った場合、血液の中の水分も減ります。
血液の中の水分が減るということは流れるものが減るので血の流れが悪くなります。
それで体が冷えやすくなります。
赤ワインやポリフェノールという血の流れを良くしやすい成分が入っているので体を温めやすい。
冷え対策に赤ワインはいいよと言われたりもするんですけども、それでも取りすぎでアルコール量が増えすぎるとこういったことで逆効果にもつながったりするので赤ワインを取るとしてもあまり取りすぎないように注意してくださいね。
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冬の冷え対策としてはいいものや注意が必要なもの、今回いくつか挙げさせていただきました。
そしてここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント、冷え対策の唐辛子は逆効果になることも。
患者様の中でも冬は体を温める時に唐辛子をよく食べるという方がいらっしゃいます。
また様々な料理に関わるテレビ番組などでも、冬は体を温めるためだということで唐辛子がたくさん入っている料理を出して、美味しく汗をかきながら食べ、体が熱くなるようになるというシーンをたまに見かけます。
が、唐辛子を食べるのは冷えの対策としては逆効果と言われたりもしています。
唐辛子自体は血の流れを良くすることで体温を一時的に上げます。
が、発汗対応、いわゆる汗を出す対応も強い食べ物です。
風邪をひいた時とかも高熱を出した時、寝て起きたら体温は下がったけど汗でぐっしょりだということを経験したことはありませんか?
汗をかくということは体内の熱を出しやすいですし、長期で見れば体温を下げやすくなってしまいます。
また汗が服についているとその水分が空気に触れて、より体が冷えやすくなってしまいます。
唐辛子に関しては食べないで回路などで使う場合は体の表面的な刺激を与えるくらいなので発汗対応、汗を出す対応まではないとも言われております。
なので唐辛子は冷え対策としては食べるよりも回路などで活用した方がいいと言われております。
また先ほど生姜の話をした際に生の生姜よりもこうした生姜の方がいいよという話をしたのも生の生姜には発汗対応、汗を出す対応があるため長期で見れば体を冷やしやすくなる恐れがあります。
ただ汗をかくということは体内の毒素などを出すということもあって利点も多いです。
なので風邪をひいた時とか寒けがする時などは生の生姜で体を温めつつも汗で毒素と高熱を出すということができますので体調悪い時などは生の生姜の方がいいことがあります。
あくまで毎日の冷え対策としては干し生姜をお勧めです。
今回はこんな感じです。
皆様から質問やご意見などいただけるようになってきて本当に嬉しいです。
話をする時のネタにもなるので本当に助かっております。
また次回は別のツイッターのフォロワー様とメッセージをやり取りした際に出てきたある健康法について話をしてみようかと思っております。
X-KENラジオでは皆様からのご意見やご質問ご感想などいつでもお待ちしておりますので気になることがあればいつでもご連絡お待ちしております。
それでは今回も最後までお聞きいただき誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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