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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなので、ラジオ機器の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回の話、お便りをいただきました。本当にありがとうございます。お便りいただきましたのは、YK様。
お便りは本名でいただいたんですけども、ご本人様との確認の上、イニシャルで話をさせていただきます。
では早速ですけども、お便りの内容を読ませていただきます。
うっちーさん、こんにちは。いつも楽しく聞かせていただいております。うっちーさんの番組を聞いて、腸のことを意識するようにしました。
成長剤どう選ぼうかなーとか、タンパク質って体に良いけど、取りすぎて腸に良くないんだな、注意もしなきゃなーといったことを気をつけております。
そのおかげか体調もいい気がしております。今後も健康に過ごしていくために番組を聞いて勉強させていただきます。
さて、今回質問がありましてお便りを出させていただきました。
私は日課でランニングをするようにしております。朝にランニングをすると気持ちが良くてスッキリする気がしております。
朝に活動することで交換神経とかが働いて気持ちよくなるのかなーと思いまして、毎朝走るようにしております。
ですが知り合いの方から、夜に走った方がいいんだよーということを聞きました。
夜に走ると睡眠とかも取りやすくなるよーといった話も聞いて、あれ?と思ったんですけども、
夜に走ると交換神経活発にさせてしまって、逆に睡眠質下がるんじゃないかなと思いました。
実際のところ、朝走るのと夜走るのではどちらがいいんでしょうか?
ご返答いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
というお便りをいただきました。YK様本当にありがとうございます。
YK様には一足先にメールにてご返答させていただきましたけども、今回このテーマで話をさせていただきます。
それでは今回のタイトルはこちら。
朝走るのと夜走るのどっちがいいの?
話に入る前なんですけども、まず大前提の話になりますが、
体の状態に対して無理をしすぎることは怪我とかになるので、良くないよという話は前を持ってさせていただきます。
それと、今回朝と夜でそれぞれランニングとかの運動についての時間帯でのメリットの違いについて話をしますけども、
正直生活リズムというものは人によって様々です。朝に時間を取りやすい方もいれば、夜に時間を取りやすい方もいる。
ですが、ランニングとかジョギングとか運動することは体へのメリットがとても多いです。
なので、朝に時間取れないなとか夜に時間取れないなとかそういったこともあんまり考えすぎないで、ご自身でできる時間に行うのがベストではあります。
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ただ、あくまでもそういった当たり前な前置きの話は置いておきまして、朝と夜でランニングをした時のメリットの違いについて話をさせていただきます。
では内容に入りますと、YK様のお便りの中でもありましたけども、ランニングとか運動、こういったのは交換神経を働かせやすいです。
交換神経、体が活発的になると働く神経ですけども、この神経は体を目覚めさせる、覚醒させるという働きがあります。
体を目覚めさせるスイッチのような働きをしますので、朝走ることで体が目覚めやすくなりまして、寝起きのだるい感じとかそういうのをスッキリさせてくれます。
そういった意味でも朝走ることは気分をスッキリさせやすいんですけども、さらに朝走るということは朝に日光を浴びやすくなります。
人間はセロトニンという幸せホルモンと言われる気分を安定させるホルモンがありますけども、このホルモンを作るには日光浴が重要と言われております。
特に朝起きて30分以内に日光浴びるというのはとても効果的と言われております。
また人間は日光浴びてセロトニンを作りますと、このセロトニンから派生してメラトニンという体内時計の調節をしてくれるホルモンが分泌されやすくなります。
メラトニンによりまして日光浴びて大体14時間から16時間あたりに睡眠をとりやすい状態に体を持っていくという体内時計の調節をメラトニンがしてくれます。
こういった面から朝早めの時間に日光浴びることで気分を安定させやすいセロトニンを作る、そのセロトニンから派生しましてメラトニンという夜に睡眠を促しやすくするホルモンも出してくれます。
メンタルとか睡眠のリズムの調節、こういった点で朝のランニングとかジョギングは効果的と言われております。
ですが、YK様の話にもありましたけれども、夜に走ると睡眠の質が良くなるよという話もあります。
これ何でかという話をここからさせていただきます。そもそも運動しますと肛関神経を働かせます。
ですが、睡眠というものは本来は副肛関神経がよく働くことが大事です。
なので肛関神経の働きを活発にすると副肛関神経の働き邪魔しちゃうんじゃないの?
そうなると睡眠の質って下がるんじゃないかと思われます。
確かに、もう睡眠を今からとるよという時にしっかりとした運動してしまうと肛関神経が活発になってしまって、夜眠りにくくなったりとか、夜に目が覚めやすくなります。
ですが、この運動してから肛関神経がよく働いているよという状態もしばらく経つと落ち着いてきまして、その後には副肛関神経の働きが活発になってくると言われております。
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運動内容とか運動の時間帯にもよるとも言われるんですけども、だいたい睡眠をとる2時間くらい前までであれば運動しても睡眠への悪影響はないと言われております。
例えば夜11時に寝る方であれば夜9時までに運動を終えるという感じですね。
またランニングなどの運動を夜に行いますと睡眠の質が高まりやすいと言われる理由は血液の流れを良くすることで疲労物質を溜めにくくするからと言われております。
人間は朝起きてから活動しますとだんだんと疲労物質が体に溜まっていきまして疲れた感じになります。
この疲労物質ですけども本来であれば睡眠をとって体を休めるそして寝てる間に血液の流れによって溜まった疲労物質が回収されていきまして朝にはすっきりすると言われております。
が長年人間の体を使っておりますと端っこちの部位も悪くなっていきます。すぐに疲労物質が溜まりやすくなりますし疲労物質の除去もなかなかできなくなっていきます。
なので疲労感を感じやすくもなります。朝になっても疲労物質が残っているので疲れが残っている感じがしてきます。
そこで夜にランニングとかをしておきますとランニングの時に血液の流れを良くします。 血液の流れが良くなることで疲労物質とかも血液によって回収されやすくなります。
そうなってくると夜寝ている時に回収しなければいけない疲労物質の量を減らせます。 そして次の日に疲労物質が残っている感じが減ります。
いわばスッキリした良い睡眠が取れた感じになります。 このように朝に運動をするということはメンタルとか体内時計を整える働きがありまして
夜の方はと言っても遅すぎない時間ですけども、夜の運動は疲労を和らげやすいと言われております。 ただ激しすぎる運動の場合ですと疲労物質が生まれてしまってそれで疲労物質が残ってしまうよ
ということもありますし、交換神経が活発になりすぎて逆に体がストレスを感じてしまうこともあります。
なので激しすぎる運動は逆に疲れを残すということになります。 あくまでもランニングなどの程よい運動の時の話と思っていただければ幸いです。
また夜に運動したいなという方でも、寝る直前とか睡眠2時間以内にしか時間が取れないという方も多いと思います。
そういった場合、睡眠を取る2時間以内でも交換神経とかに影響を与えすぎない運動であれば睡眠への質を下げることはないと言われております。
そういった交換神経に影響を与えすぎない運動としてはストレッチとかウォーキングが良いと言われております。
ストレッチやウォーキング程度の負荷であれば睡眠直前でも問題ないと言われております。 朝にランニングをして夜はストレッチをする
こういったのがメンタルケアにも疲労のケアにも良いと言われております。 以上が質問に対する僕なりの返答です。
それではここからは本日のワンポイントです。 本日のワンポイント
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むくみ対策にはランニングが良い? 内容に入る前に注意をさせていただきますと
心臓が良くないとか腎臓が良くないとか 病気が理由でのむくみとかですと今回のワンポイントは当てはまらないです。
あくまでもアルコールを飲んだ翌日のむくみとか疲れが溜まってのむくみとかそういったむくみの話です。
心臓とか腎臓とかそこから来るむくみとかむくみの理由によりましては運動は逆効果になりまして運動制限がかかることもありますので
極度のむくみは受診をして位置に確認した方が良いです。 では内容に入らせていただきますと
アルコールをとったりとか疲れが溜まるとむくんだりしませんか? というアルコールをとったりするとそのアルコールを薄めるために水分を大量に使います。
アルコールが入っている部分の血管がパンパンになるんですけどもその水分を血管で抱えきれなくなってしまいます。
そうなってくると水分が血管近くの細胞に漏れ出していきます。 その水分が漏れ出していくことで水分が溜まったところがむくんだようになります。
またアルコールや疲労物質これら自体が細胞を傷つけるとも言われておりまして 細胞を傷つけることで細胞の中が持っている本来の水分これが漏れ出してくると
それを漏れ出した水分が他の細胞の方に溜まっていくとそういった感じになって むくんだようになるとも言われています。
本来であれば細胞と血管というのはお互いに水分のバランスをとっているんですけども むくんでいるというのは血管から細胞に水分が行き過ぎてしまっている状態です。
本来であれば例えばアルコールとかもだんだんと体の中のアルコールが除去していけば このアルコールによって水分が溜まっていくというのも落ち着いていきますし
疲労に関してもよく休んで疲労物質をどんどんどんどん回収していけば だんだんとむくみは落ち着いていくと言われております。
ですがなかなかやっぱり疲れが取れないとかアルコールを毎日のようにとっているという生活を続けているとアルコールとか疲労物質が回収しきれない
なのでむくみが残るし場合によってはどんどんどんどんむくみが悪化していくということもあります。
ではこのむくみを改善するにはどうすればいいのかと言われると運動、特にジョギングやランニングが良いと言われております。
ジョギングやランニングは全身の血の流れを良くします。そうなりますと疲労物質とか血液の流れに乗せて運びやすくなります。
また運動することで運動して血液の流れを良くするということは血液の流れを良くするためには水分が必要です。
そうなってくると本来であれば血管から細胞に漏れ出てしまう水分も血管の方が今血の流れを回すのに大事だからということで漏れ出てしまうような水分も血液の流れに使うので
細胞の方に水分を流さないで済みます。なのでそのまま放置していればむくみとかも起きやすくなるところも水分が細胞の方に行かないのでむくみにくくなります。
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また実はむくみやすい方というのは筋肉が弱っている方に多いと言われます。筋肉というのは血液のポンプ機能を助けるんですけども筋肉が劣れることでこのポンプ機能が劣れるとそうなると血液の流れが悪くなると
血液の流れが悪くなると水分が溜まりやすいのでその水分が漏れ出てむくみにつながっていきます。
なのでポンプ機能を回復させて血液の流れを良くするためにも筋肉を鍛えるのは大事です。特に下半身の筋肉は血液の流れにとても重要と言われております。
ふくらはぎのあたりは第2の心臓と言われるぐらいに血液の流れを管理してくれます。 下半身の筋肉を鍛えるという意味でもランニングなどは効果的と言われております。
今回はこんな感じです。改めましてYK様本当にありがとうございました。 肛関神経に触れていただけているなど本当に効いていただけているなぁと思いまして本当に嬉しくなりました。
お便りを励みにさせていただきましてまた今後とも頑張ってまいります。 今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。