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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマ、リスナー様から頂きました、まことにありがとうございます。
今回のテーマ頂きましたのは、匿名の方と言いますか、メールでお便り頂いたんですけども、今回の話をする際に、何とお呼びすれば良いですか?というのを確認していたんですけども、収録の5月11日現在でその返信がなく、今回匿名という形にさせて頂きました。
もしもお呼びする名前などがありましたら、まことに申し訳ございませんでした。
頂きましたメール、読ませて頂きますと、
最近聞き始めており、いつも楽しみにしております。先日配信されました第156回を聞いて、気になることがあり、メールさせて頂きました。
食べ過ぎた翌日は軽い朝食が良いとの話でしたが、前日夜に食べ過ぎた訳でなければ、朝ごはんは沢山食べた方が良いのでしょうか?
自分は朝ごはんはあまり量が取れないんですけども、そういった場合はどうしたら良いでしょうか?
よろしければ、配信の中で触れて頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
というメールを頂きました。本当にありがとうございます。
ということで、今回のタイトルはこちら。
朝は沢山食べた方が良いの?軽い方が良いの?
ということで、朝ごはんは沢山食べた方が良いのかどうかという話をさせて頂きます。
今回、やや表現的に難しいんですけども、結論を先に話させて頂きますと、
とりやすい食事メニューを食べるのは、昼や夜よりは朝が良いです。
ただ、かといって朝ごはんにガッツリ食べ過ぎるのは良くない面もあるということでございます。
おそらくどういうことだと思われると思いますので、自分なりの説明用に入らせて頂きます。
ただ、話に入る前ですけども、よく言われる話ではありますが、
食事において朝ごはんが一番太りにくいという話、聞いたことがありますでしょうか?
本当は微妙なところではあります。
僕も正直、夜にガッツリ食べるくらいだったら朝にガッツリ食べてくれっていうのは患者様によく説明することがあります。
ただ、今回その点についても、本当は微妙な話なんだよっていうのを今回させて頂こうかなと思っております。
朝というのは夜に比べて交換神経がよく働いております。
交換神経は体を休ませるのではなく、体を活動的にする神経ですけども、
交換神経は脂肪の分解にも働きかけると言われます。
なので、太りやすいものを食べても交換神経がよく働く朝に食べた方が脂肪分解されやすいので太りにくいよと言われたりしてますし、
太りやすい食べ物、例えば糖質が多いものなどは夜とかよりも朝に食べた方が良いよとよく言われる要因だったりします。
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なので確かに朝は昼や夜に比べれば太りにくいのは間違いないんですけども、これ注意が必要だったりします。
朝ごはんでもたくさん食べすぎるとか脂物をたくさん食べてしまうのは良くないという面があります。
今回匿名様からのメールの中でも第156回に触れていただいているんですけども、
第156回で僕は夕食後に脂物とか大量に食事をするのは良くないよという話をしました。
これ理由としましては食事が大量であるとか脂質のような消化に時間がかかるもの、こういうのを食べると胃腸が働き続けないといけない。
そうすると胃腸が疲れてしまうんだよという話をさせていただきました。
その時に話漏れていたんですけども、胃腸の働きというのは副交換神経の担当ですね。
副交換神経が働く時に胃腸も働くので、寝てる時とか夜の時間の方が胃腸はよく動くので消化しやすいよと言われております。
であれば日中に比べれば寝てる時とかで副交換神経がよく働く時間帯の前に食べていた方がいいじゃないか、胃腸の仕事もさせておけばいいじゃないかと思われるかもしれませんけども、
胃腸などの動きにも関係する内臓というか筋肉がいろいろ関係してきます。
消化や吸収というのは副交換神経担当ではあるんですけども、食事されたものを運ぶ際に動く筋肉とか、こういったのは交換神経も関わってきたりします。
なのでこの時に食事をしたという行為が交換神経と副交換神経両方を働かせることになりかねないですよ。
消化と吸収は副交換神経でも食事を運ぶというので交換神経が働いちゃうので、しっかり副交換神経をメインに働かせたい睡眠時にはやはり食事されたものを運ぶ、それから筋肉が動いてしまうというのはあんまりよろしくなかったりします。
そういった面でも夜はあまり胃にものが入ってない方がいいですよというのもありますし、それと大量の食事をしますとその分の食事とかを長時間運んだりとか消化吸収するので胃腸とかそういった運ぶ筋肉が疲れてしまいます。
そういった疲れをためないためにも正直なところあんまり食べない方がいいですし、しっかり夜は体力を回復させたいので夜の食事は軽めに抑えた方がいいよという面が多いです。
これ今話したのは夜がっつり食べ過ぎない方がいいよという話でしたけども、じゃあ朝どうなのよと言いますと朝はまず交換神経をしっかり活発にさせたいです。
だんだん交換神経の働きが疲れてきたら今度は夜に近づくにつれて休み担当の副交換神経を働かせるというのがベストです。
朝ごはんをがっつり食べてしまうとどうなるか食事をして吸収した際この時副交換神経がしっかり働きすぎてしまうこういった劣れがあります。
昼間の活動しておきたい時間帯この時は副交換神経が優位メインで働かせたいです。
でもこの時に消化や吸収をするという副交換神経の働きもしっかりと動いてしまいますと交換神経と副交換神経両方が働いている自立神経の乱れを引き起こしやすくなります。
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またこの副交換神経が働くことで交換神経の働きがしっかりと生かされない時どうなってしまうかと言いますと交換神経が活発であれば脂肪分解を働きかけるということもできるんですけども
交換神経とともに副交換神経も働いてしまっている状態でありますとこの脂肪分解を一気に頑張りましょうという働きかけこれの邪魔もしてしまうことになります。
なので本来であれば昼間の時間は脂肪分解されやすいというメリットがあるんですけどもこのメリットの邪魔もされやすいというのが問題に出てきます。
確かに太りやすい食事とかは夜よりも朝の方がいいという面は多いです。
ただいくらそうでも朝も食べ過ぎてしまうとか消化の悪いものを食べて副交換神経を働かせやすい状況を作ってしまいますとせっかくの脂肪分解のチャンスを逃すとか自立神経の乱れを引き起こすこともあるので朝にがっつり食べ過ぎるのも実はデメリットがあると言われております。
なので正直なところ朝あまり食べれないということであればそこまで気にしなくてもいいかなと思われますというところが質問に対する僕内の返答です。
そしてここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント
糖質は朝脂質は昼が良い?
今話したところ踏まえてになるんですけども朝は太りにくいですよとかこういう時は糖質などの太りやすいものを食べるには向いている時間帯と言われます。
ただこの時に副交換神経をあまり働かせないためにも消化を良くしておいた方がいいです。
消化が良い形にしておけば消化とか吸収とかに副交換神経をそんな働かせなくても済むので食べやすいお粥とかおじやとかもちろんなんですけども根本的によく噛んで食べて消化しやすい形にするのが大事と言われております。
特によく噛むという咀嚼運動ですけどもこの咀嚼運動は自律神経を調節する働きに優れていると言われております。
ある研究では安静にしている時によく物を噛むのは交換神経をよく働かせる。興奮時によく物を噛むのは副交換神経を働かせるという研究で出たがります。
必要な時に自律神経の調節をしてくれるのがよく噛むという働きだと言われます。
イライラする時にはガムを噛んだりすると副交換神経が働いてリラックスしますし、普段の食事の時では交換神経をよく働かせるのがよく噛むという行動だと言われております。
こういったよく噛んで交換神経を働かせやすくすることで脂肪分解にも繋がると言われております。
ただそうは言っても朝は多く食べ過ぎてしまうとか、脂質などの吸収が良くないものを食べるのは結果的にはどんなによく物を噛んだとしても交換神経の働きを活発にしやすいです。
なので朝も多く食べ過ぎるとか脂質とかは避けた方がいいよと言われております。
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また夜も実は食べ過ぎとかは控えた方がいいよというのも触れさせていただきました。
とはいえ夜のご飯も寝るまでにかなり時間を空けられるとか、夕方早めの食事とかであれば多く食べたり脂質が多くてもいいよと言われるんですけども、
夜遅めの食事であればやっぱり脂質とかがっつり食べるのは回避した方がいいよと言われております。
でもがっつり食べたいよとか脂質をたくさん摂りたいんだ、こういう時はいつ食事するのがいいんだとなると昼ごはんです。
お昼ぐらいの食事であれば多少たくさん食べて副交換神経を働かせるよということになったとしても、
昼過ぎあたりからは副交換神経が少しずつ働き始め、夕方あたりから副交換神経が有意になる。
そして夜になりすぎて副交換神経がどんどん有意になっていくのでこの流れに沿った働きができます。
朝の時に比べれば昼にがっつり食べて副交換神経を働かせるのは副交換神経のリズムに沿っているので、
自立神経の乱れを引き起こしにくいと言われております。
また、あえて昼に多く食べておくことで、夜の時点でも胃腸にものが入っているような状態を作るので、
夜ごはんの過食防止になるという考え方もあります。
というように脂質などの消化に時間がかかるものは、実は昼に食べるのがいいよと言われております。
ただ注意としてなんですけども、昼を越えたあたりからは交換神経の働きが下がっていきます。
交換神経というのは体を目覚めさせる神経なんですけども、この働きが鈍くなっていくので、
昼ごはんとかでもがっつり食べて副交換神経を働かせすぎてしまうと、リラックスしすぎて眠くなりやすいです。
なので昼にたくさん食べたりすぎると、午後の仕事とか勉強とかそういったパフォーマンスを下げることになりますので、注意も必要だったりします。
せめてその対策としてはなんですけども、糖質のようなそれ自体で眠気を誘いやすいものなどは朝に回すと。
昼の時は糖質は控えめにして脂質とか消化に時間がかかるものをたくさん摂るというのがいいよと言われております。
今回はこんな感じです。改めましてテーマをいただきました特命様本当にありがとうございました。
先ほど特命様のメールでもありましたけども、特命様としては朝が苦手であまり食事できないと、でもそれでも無理して朝食べた方がいいのかなというニュアンスで質問いただいたんですけども、
確かによく朝は一日の食事の基本だしっかり食べた方がいいと言われますけども、それでも無理して食べすぎることはよくないよという話を今回させていただきました。
朝はしっかり食べた方がいいと言われる理由の一つなんですけども、朝ごはんを食べるという行為これ自体はとても重要です。
仕事のクオリティを上げるためだとかエネルギーを体に与えるためにも重要ですし、朝ごはんを抜く方というのは他の例えば昼の分とか夕の食事とかで糖の吸収を高めやすいので太りやすくなるよ、そういったのもあるので朝ごはんを食べるのは大事だと言われております。
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そういった朝は食べた方がいいが誇張されすぎて朝はがっつり食べた方がいいと言われることもあるので正直なところ朝ごはん無理して食べすぎなくても大丈夫だよという話を今回させていただきました。
ただそれでもやっぱり食べるものとしては昼や夜に比べたら糖質とかそういうのは朝の方がいいよという面も今回触れさせていただきました。
本当朝に食事をするというのはとても大事なので食べすぎなくてもよかったりしますので朝は食事をするという行為が大事なので食べすぎなくてもよかったりしますのでその点はご安心いただければと思います。
特に食事に関しては生活リズムなども非常に関係してきましていろいろと考え方もあります。
なので皆様それぞれがあった方法を探すのがいいだろうなと思います。
ただそれでも何か気になることがあればいつでもご連絡いただければなと思っております。
GoogleフォームやGmailXなのでいつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後にお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの施設であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。