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2024-05-09 12:32

第158回「ランニング時の脇腹の痛みはなぜ起こるの❓」/「運動前には食物繊維や脂質を抑えた食事を‼️」

今回はAY様
よりいただきましたテーマで話をしております❗️本当にありがとうございました😭 

今回の内容
・ランニングで右脇腹が痛くなるのはなぜ❓
・正しいフォームは脇腹が痛くならない❓
・ランニングで腹痛が起こるのはなぜ❓
・運動前には消化に良いものが良い❓


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おはよう、こんにちは、こんばんは。
薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが
薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら
質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回のテーマ、リスナー様からいただきました、まことにありがとうございます。
お便りをいただきましたのは、ay様からでございます。
本当にありがとうございます。
いただきましたお便り、早速読ませていただきますと、
いつも楽しく聞かせていただいております。
自分は50代が目前になっており、最近は体重が落ちなくなっていまして、食事に気を付けるようにもしています。
こちらの番組では、太りにくくなるポイント、そういったのを話されているので、
参考にさせていただくことが多いです。いつもありがとうございます。
この度、気になることがあり、便りを出させていただきました。
最近、運動もするようにしようと思いまして、ランニングを始めようと思うのですが、
走りだすと脇腹の痛みがすぐ出てきてしまって、やめてしまいます。
走るのが慣れていけば、脇腹の痛みは出なくなるとも聞くんですけども、
そもそもなんで痛みが出るのか、これを気になりまして、今回便りを出させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
というお便りをいただきました。本当にありがとうございます。
ということで、今回のタイトルはこちら。
ランニング時の脇腹の痛みはなぜ起こるの?
ランニングでなくても運動全般で言えるんですけども、
運動すると脇腹が痛むこと、これありませんか?という、
特に右脇腹が痛くなりやすいと言われるんですけども、脇腹だけではなくて、
お腹全体とか下腹部、腸のあたり、こういったところが痛くなるという方もいらっしゃいます。
こういった痛みが出ると、走るのをやめたくなるの、これ非常にわかります。
痛みという苦痛を味わいたくなるので当然かと思います。
では、こういった痛みってなぜ起こるのかを話していきまして、
その対策についても少し話をできればなと思っております。
まず、この痛みが起こる要因、何かと言いますと、
実はこれ、要因はいくつかあると言われます。
なので、しっかりと解明されてはいないという状況です。
主によく言われる話としまして、
右脇腹の痛みは、横隔膜が肝臓に引っ張られるからと言われております。
横隔膜、肺の下にある膜というか筋肉なんですけども、
呼吸をするときなので、息を吸い込む際、肺を膨らませるときに働く筋肉です。
この横隔膜なんですけども、両方の肺の下を通っているということで、横に長く広がっております。
長く広がっているというのもありまして、肺以外の様々な臓器とも一致的に近いんですけども、
肝臓という臓器とも近いです。
この肝臓は重さが1から1.5キロくらいあるんですけども、
これ内臓の中で一番大きいと言われております。
この肝臓なんですけども、運動をしたときに体内で、臓器全般に言えるんですけども、多少動きます。
03:04
肝臓が動くことですぐ近くにある横隔膜も肝臓の重さによって引っ張られていきます。
その時に引っ張られる痛みが右脇腹の痛みとして現れると言われております。
肝臓は体の右側にあるので、それに引っ張られるということもありまして、右脇腹が痛くなると言われております。
また、この横隔膜なんですけども、肝臓によって横隔膜が引っ張られるとうまく機能が働けないと言われます。
もちろん全く動けないというわけではないんですけども、少し横隔膜の働きが悪くなると言われております。
そういったこともありまして、この脇腹の痛みが生じた時は、体が本能的に横隔膜を守らなきゃいけない。
横隔膜を守って呼吸を確保しなきゃいけないという風になるので、肝臓によって引っ張られているんだったら、運動をやめさせたら今横隔膜を守れるんだなということで、運動意欲を低下させると言われております。
なので、この脇腹の痛みというのはかなり辛くも感じますし、そしてこの痛みを感じると運動をやめたくなるというのも本能的に仕方がないと言われております。
とはいえ、この脇腹の痛みを抑える方法はないのかと言われると、正直これあまり簡単ではないですし、効果も疑問視されております。
でも、一応いくつかあると言われております。
3つ挙げさせていただきますと、1つ目は運動を繰り返すこと、習慣化することですね。
肝臓が動いて周りの筋肉を引っ張っていくんですけども、こういった筋肉も鍛えれば丈夫になると言われます。
なので、運動を繰り返すことで筋肉が鍛えられて、いずれは脇腹の痛みが出にくくなると言われております。
2つ目としては、正しい姿勢での運動を心がける。
肝臓が動いてしまうことで、横隔膜が引っ張られて痛みます。
ただ、正しい姿勢とか綺麗なフォームでの運動と言われるものは、動きやすいことに加えて内臓への負担も少ないと言われております。
変な姿勢での運動だと、肝臓も変な動きをしてしまうので、より痛みを感じやすいんですけども、
正しいフォームでの運動を心がけると、肝臓とかへの負担も減るので、横隔膜が引っ張られるというのも軽減できると言われております。
そして3つ目、深呼吸を意識的にすることです。
深呼吸をするということは、息を大きくすることになります。
それは本来の横隔膜の働きをさせるということになります。
あえて横隔膜本来の動きを意識的に行わせることで、肝臓に引っ張られにくく、そして正しい動きをさせることで、
横隔膜はきちんと動いてますよ、呼吸はきちんとできてますよというのを体に感じさせると、
それによって運動をやめさせなきゃいけないという体の本能的な働きを抑えやすいと言われております。
といった3つの点が脇腹の痛みだとか、痛みによる運動意欲の低下に効果的と言われております。
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この脇腹の痛みと付随してになるんですけども、脇腹ではなくて、
根本的にお腹が痛くなる、腸のあたりが痛くなるという方がいらっしゃいます。
この点に関しても不明な部分は多いんですけども、有力な説の中には、走っているときに内臓が揺れることによって、
胃の中のもの、食べ物とかですね、こういったのが揺れてしまうとか、またガス、おならとかが腸などを圧迫することによって痛みが起こると言われております。
肝臓以外の内臓も当然と言えば当然なんですけども、運動によって多少動きます。
そのときに、その内臓の中にものが入っていれば、それが負担になってしまうというのはイメージしやすいかなと思います。
そういった点から、運動前の食事は消化の良いものが良くて、胃腸の中にものが入っていない、なるべく空腹の状態の方が胃腸への負担は少なくなると言われます。
また、運動中、交換神経が働きやすいです。胃腸の動き、特に消化とか吸収に関しては、副交換神経の方がメインとなります。
そのため、交換神経が働いている運動中というのは、胃腸の動きは低下しやすいと言われます。
なので、運動前の食事が消化がなかなか上手く進まないようと言われております。
そういう意味でも、運動前の食事は運動中ではなかなか消化が進まなかったりして、残りやすいので注意が必要だよと言われております。
ここまでが質問に対する僕なりの返答です。ここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント
運動前には食物繊維や脂質を抑えた食事を
今触れてきましたけども、痛みが起こる原因の中には、体を動かした際に胃腸の中に入っているものが原因だということもあります。腸の中のガスとかが胃腸を圧迫するよとかそれで痛みが出るとか、なるべく胃腸に入っているものが少ない方がいい。
物が入っているとしても消化されている状態がいいよ、固形物の状態だと胃腸に負担がかかるよと言われております。
なのでその点を踏まえれば、消化の良いものをとっておくのは運動中でも胃腸の負担を軽減できると言われております。
そして注意が必要なんですけども、健康的な生活を心がける方というのは脂質や食物繊維が多い食事を心がけている方非常に多かったりします。
昔は脂質はとにかく体に良くないんだと言われていましたけども、近年では脂質というのは種類によっては積極的に摂った方がいい、こういった意見が強まっております。
糖質を摂るよりは遥かに脂質を摂った方がいいよという風に近年では言われております。
また胃腸を健康にするためには食物繊維が大事です。胃腸のために食物繊維を摂っている方、こういった方も非常に多いです。
また運動をしてプロテインを摂取する方では、プロテインは便秘しやすいということもありまして、その対策としても食物繊維が良いんだと言われていることもありまして、運動を気にする人ほど食物繊維を摂っているという傾向が高いです。
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ここでなんですけども、脂質や食物繊維、確かに体にとってとても大事なんですけども、運動前はなるべく控えた方がいいという面もあります。
通常の食事であれば胃の中で消化されるのにかかる時間は2、3時間くらいと言われております。ですが脂質が多い食べ物ですと4時間くらいかかると言われております。
この消化にかかる時間が長いため、運動をした時などでも形として残りやすいため胃腸に負担をかけてしまいやすい、痛みを招く原因であると言われております。
また食物繊維、食物繊維はそもそも人間の消化酵素で分解できないものということで、消化がほとんどできないまま腸へ流れてきます。
食物繊維、腸に運ばれてそこで消化されるとか、この時にガスを出すことが多いです。
そしてこの食物繊維によるガスが腸を圧迫しやすいという面もあります。
それが刺激になって便が出やすいというのはあるんですけども、ただ運動においてはこういったガスだとか、また脂質によって犬の中に残っているものが胃腸を圧迫しやすいと言われております。
そういった面から運動前は脂質や食物繊維は控えた方がいいよ、その方が腹痛は起きにくくなるよと言われております。
今回はこんな感じです。お便りいただきまして、AY様、改めましてありがとうございました。
今回は運動時の腹部の痛みで話をさせていただきました。
どうしても痛みがあると運動を続けたくなくなるので、少しでも今回の話が役立てば幸いでございます。
スポーツ系の作品とかで運動前に消化に良いものを食べた方がいいよというのは、これ本当によくある話かなと。
吸収されて運動時のエネルギーもなるんだという話もあるんですけども、運動前はこういった消化に良いものを食べた方が痛みの対策にもなるよという面もあります。
よく言われますけども、運動前は消化の良いものを特に2時間から3時間前に摂取して、しっかり消化を済ませて、なおかつエネルギーに変えておいた方が運動の内容、パフォーマンスとかも上がるよと言われております。
ただ自転車のロードレースのように運動中に食事をしなきゃいけないものもこういったものもあります。
こういった競技の特性上、食事をしていないとどうしてもエネルギー切れを起こすので、
こういった競技ではタイミングによってわざと固形物をメニューに組み込むと、それもレースの特徴とかで合わせて食事の内容を変えたりもするんですけども、
そういったところもありますので、今回の話も一概には言えないところであります。
ただ、一般的な健康のための運動ということであれば、今回の話は通用するものと思っておりますので、その点ご容赦いただけると幸いでございます。
また食事と運動、こういったのも話す機会があれば話せていければなと思っております。
今後とも健康や薬などご意見やご感想をいつでもお待ちしております。
12:05
今回も最後にお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
12:32

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