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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回の配信、とあるポッドキャスター様から頂きましたテーマでございます。本当にありがとうございます。
ここ最近は皆様から頂きましたテーマで話をすることができておりまして、ポッドキャスト配信するモチベーションになっております。皆様本当にありがとうございます。
それでは早速ですけども、今回のタイトルコールをさせていただきまして、テーマを頂きました経緯を話していきたいかなと思っております。それでは今回のテーマはこちら。
血管の筋トレはできるの?
テーマを頂きましたのは、ジャガジャガラジオをされておりますニックさんこと、肉ザガを家庭料理できないさんです。ニックさん本当にありがとうございます。
ジャガジャガラジオさんには先日こちらの番組にゲストで出演いただきましたし、数々のポッドキャスト番組さんとの絡みもありますので、ご存知の方も多いんじゃないかなぁと思われます。
ですが、こちらの番組さん改めて紹介させていただきますと、今回テーマを頂きましたニックさん、他にハリートさん、サキちゃんさん、エビのしっぽさんの女性4名でされておりますポッドキャスト番組です。
沖縄に関する話とかお弁当に関する話、漫画に関する話、それ他にも主婦あるあるなど様々な話題で楽しく明るく好きなものを話す雑談番組でございます。
皆様お一人ずつがピックアップされた自己紹介の回も配信されたりもしております。
本当様々な話題を話されていて、どのエピソードもすごい面白いんですけども、個人的にお勧めのエピソードとしましては、エピソード22の大絶叫、ウミガメのスープでございます。
この話は水平思考ゲームを皆様でされておりまして、あるクイズに対して皆様で答えを考えていくっていうものなんですけども、
その考えを出していく途中が明るく楽しい感じがすごい出ております。
中にはえ?と思うような回答も飛び出したりとか、本当とても楽しいエピソードです。
笑ったり癒されたりしたいなぁ、そんな時に聞きたい番組でございます。
エピソード22も含めてなんですけども、本当どのエピソードも面白いですし、とても面白い番組ですので、皆様ジャガジャガラジオよろしくではお聞きくださいませ。
そんなジャガジャガラジオニックさんから今回テーマいただけたんですけども、そもそもテーマいただきました経緯、簡単に話をさせていただきますと、
先日当番組におきまして、第123回の湯船に使って気絶する恐れがあるのはなんで?お風呂の気絶対策に水分を、というエピソードを配信させていただきましたけども、
その際エピソードでは気温差によって過度の血管収縮を繰り返すのが体に負担になるよう、気絶が起こりやすくなるようという旨の配信をさせていただきました。
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その際にXの方でニックさんから感想コメントいただきまして、感想コメントの中で血管の収縮を繰り返すことで血管の筋トレができるのか?という旨の質問をいただきました。
ニックさん本当にありがとうございます。 確かに血管が拡張とか収縮が繰り返されたら、これって血管のトレーニングになって血管強くなるんじゃないかなというふうに確かに思います。
実際血管の中には平滑筋という筋肉もありますので、筋肉だから鍛えれば鍛えるほど強くなるんじゃないかというのは確かに思います。
今回このテーマで話しましたけども、血管を拡張収縮繰り返してトレーニングになるのかどうかで話をするんですけども、
これはある意味正しくてある意味難しいという点もあります。それについて話をしていきます。
そもそも血管というものは年齢とか様々な要因が重なることで固くなったり狭くなったりします。
それによって血管は広がりにくくなります。 なので血管を広がりやすくするそれは大事です。
なぜ血管が固くなるのは良くないのかとかそこら辺の話をしていきますけども、血管は高齢になると固くなると言われます。
これは長年過ごしているうちにカルシウムとかが血管の中に蓄積していきます。
そのカルシウムが固くなることで血管は固くなっていきます。
カルシウムが血管内で切開化を起こすなんて言われるのはこのためです。
ただその他にも血管が狭くなるというのもあります。
血管が狭くなるというのは例えば悪玉コレステロールとか糖質とか、そういった血管内においての余分なものが溜まりすぎてしまうと、それが血管にへばりついていきます。
そういった悪いものが血管にへばりつくことで血液の通り道が減ると、要は血管が狭くなるというのがこの状況です。
この時に血管にへばりついた悪玉コレステロールが硬くなったりもするので、血管が狭くなるだけではなくて悪玉コレステロールとかは
血管が硬くなるという意味でも悪いものだったりします。
ではなぜ血管が硬くなったり狭くなったりするのが良くないのかと言いますと、血管というのは血液を通る道なんですけれども、
血液というのは栄養素とか酸素とか体に重要なものを運んだり、そしていらないものを回収していくという道でございます。
血管が広がっている方が当然血液は多く通ります。
なので血液は通りやすくていいんですけども、血管が硬かったり細かったりしていると血液が通れる幅が少ないので、なかなか血液を運べないです。
本来であれば大量の血液を運びたい、でも血管がうまく働いてくれない。だったらどうなるかと言いますと、心臓が頑張ってくれます。
血管が狭くなってなかなか通りが悪い。じゃあその分勢いとかを上げて、どんどんどんどん血液を押し出していかないといけないよねっていう風になります。
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それによって血液の流れとかをどんどんどんどん速く流したりとか、それで血管に圧力をかけていきます。
それで血圧が高くなったりもするんですけども、血管が広がらないからこそ心臓が頑張ってくれて血液を通してくれています。
それによって心臓が疲れやすくもなります。なので心臓の負担になってしまうというのがまず1点あります。
それとなんですけども、これはもう少しイメージ的な話になるんですけども、
固くなっているものとか狭くなっているもの、これを広げるときって力が必要じゃないですか?
これは別に血管でなくてどんなものでもいいんですけども、何か広げなきゃいけない、穴を広げなきゃいけないよっていう時に固かったり狭かったりしているものと
大きくて柔らかいもの、どっちが広げやすいですか?ってなると、当然ですけども大きくて柔らかいものの方が広げやすいと思います。
固くて狭い方が力が入りますよね。そうなってくると思いっきり広げるときに力がかかるということで、やっぱり血管を広げようとする力、例えば神経とかにも負担がかかってしまいます。
また、柔らかいものを広げるよりも固くなっているものの方が広げた時って壊れやすくないですか?
力を入れすぎて血管が裂けてしまう恐れがあります。柔らかいものであれば広げやすいですし、それなりに力も必要ないです。
なので血管が裂ける心配とかそんなにないんですけども、固く狭くなっているものであれば血管を何とか広げようと思った時に余分な力も入ってしまいますし、それによりまして血管が裂けやすくなってしまいます。
結果が壊れやすくなってしまいます。もう少しここらへん話をさせていただきますと、広がった血管と狭くなった血管の場合、狭くなった血管の方が傷つきやすいというのはその他にも理由があります。
狭い血管と太い血管、これでお互いに同じ量の血液を流すときにどちらが余裕がありますか?となると太い血管の方がやはり余裕があります。
狭い血管で多くの血液を流そうと思うと、血液の中が血液でいっぱいいっぱいになります。パンパンな状態になります。
このだけパンパンな状態になると、どんどんどんどん中から傷つきやすくなる。中に血液という流れが詰まっているからこそ、それだけ血管内が血液という流れの水圧で傷つきやすくなります。
どんどんどんどん中から傷がついていきます。一方で柔らかい血管とか血管が広がっている状態ですと、大量の血液を通しても血管がパンパンな状態ではないですよね。余裕がありますよね。
なので血液が通る際に余裕があるので、血液で血管が傷つくというリスクを避けることができます。
そういった点からも血管は柔らかくしておいた方が様々なリスクを避けることができます。
なので血管が柔らかくなるような生活習慣が大事になります。とはいえ、今回のテーマでは血管が拡張したり収縮したり、これを繰り返すことでトレーニングができないのかということなんですけども、
血管には確かに筋肉もあるんですけども、筋肉ではない部分というのもあります。
例えば血管の表面は膜になっていたりしますし、あと内部には内皮と呼ばれる皮の部分があります。
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ここらへんというのは筋肉ではないので、鍛えることができなかったりします。
なので拡張や収縮を繰り返しても鍛えられない部分というのがあるので、血管を強くするということは正直できないというのがあります。
あと拡張と収縮を繰り返すときなんですけども、血管の内部がケアできていないまま、例えば傷がつきやすい状態とか、余分なものが溜まっているよ、コレステロールとかが溜まっているよという状態なんですけども、
こういった固くなったり狭くなったりしている状態で拡張や収縮を繰り返しすぎると血管にダメージ、これが蓄積されたりだったりするので、
血管については広がりやすいように内部とかをケアしていく、血管が柔らかくしなやかになるようにするのが良いよというのが大事だったりします。
ということで血管が広がりやすいようにケアをするとか、しなやかになるために生活するので心がけることは何かと言いますと、そこで本日のワンポイントに入らせていただきます。
本日のワンポイント、血管を柔らかくするなら有酸素運動が良い。
血管を健康にするには有酸素運動とか、よく言うウォーキングとかが良いよというのは本当によく言われます。
なんでウォーキングとかが良いのかというのを改めて話をさせていただきますと、有酸素運動とか酸素とか取り込んでいくんですけども、酸素を使いながら運動していきますと体内の毛細血管の量が増えると言われます。
体中の隅々までエネルギーとか酸素を運ぼうということで血管が新しくどんどん増えていくというイメージですね。
毛細血管という小さい血管が増えて、本当に体中に血液を通しやすくなって、エネルギーや栄養素酸素これが運びやすくなるんですけども、
この毛細血管が増えたよ、だから体中にエネルギーを運べるんだとなっても体内でエネルギーを作らなければいけなくなります。
そうしないとせっかく血管を新しく作っても隅々までエネルギーが届かないです。
そうなってきた時に、エネルギーを効率よく作るためにある働きが行われます。
それはミトコンドリアというエネルギーを作る部分を働かせます。
人間の体内ではこのミトコンドリアを活用してエネルギーを作るパターンと、ミトコンドリアを活用しないようというパターンがあるんですけども、
ミトコンドリアを活用した方がより多くのエネルギーを生み出せます。
ミトコンドリアを使わない時は少しの糖を使って少しのエネルギーを作るのに比べまして、
ミトコンドリアを活用した場合は脂肪とか糖を利用して多くのエネルギーを作るという働きをします。
エネルギーを作るのに脂肪や糖を消費してくれます。
そうなってきますと体の中の脂肪や糖を消費しますので、余分な脂肪や糖が溜まりにくくなります。
結果的に血管を狭くする原因となるアクダマコレステロールとか糖分を減らせますので血管が狭くならないとか、
広い血管になりやすいですし血管が傷つきにくくもなります。
ということでこの1点、毛細血管を増やすというのが大事なんですけども、毛細血管を増やすエネルギーを運べるようになるということでエネルギーを大量に作るということで、
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そのためにミトコンドリアを働かせるという流れなんですけども、体中に酸素を運びやすくするということが必要となるため、
無酸素運動よりも有酸素運動の方がこの点はすごい効果的だと言われております。
なので血管を狭くしないため、広げてしなやかにするためには有酸素運動が良いと言われております。
今回はこんな感じです。ニックさん改めましてありがとうございました。
血管が硬くなるとか狭くなるの本当に良くないよなぁということを改めて話をできたので良かったなと思っています。
冬場は気温差で血管の拡張や収縮が起きやすいので、より血管を気をつけるという意味では話をできて本当に良かったです。
実はニックさんからもう一つ質問をいただいておりまして、次回にはそのもう一つの質問で話をさせていただこうかなと思います。
今回も最後にお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。