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2024-02-12 11:54

第133回「カルシウムの摂りすぎは血管に良くないの❓」/「リンは摂りすぎない程度に摂りましょう」

今回はMaki Gさん @makig_katasumi
よりいただきましたテーマで話をしております❗️本当にありがとうございました😭 

メルボルンの片隅でさんはこちらから聴けます‼️
→https://open.spotify.com/show/4iTZXt96wgO5yvp63NclSU?si=m48kll2cQOiIjN9H7cEcOg

今回の内容
・カルシウムは体にとって超重要⁉️
・カルシウムの摂りすぎは良くない‼️でも、普通は起きないのはなんで❓
・ビタミンDが足りなくなると起きるカルシウムの過剰摂取‼️
・リンは悪者というわけでもなく、良い面もある⁉️

今回と関連したエピソードはこちら

第99回「カルシウムが大事なのはなぜ?」/「食欲がない⁉️そういう時はあえてのマグネシウムとカルシウムを」
→ https://open.spotify.com/episode/0XTLWXbcX4gxf0aynX9Ohs?si=gJ9cKPdMQia2KCdnN8VOqA

第127回「血管の筋トレはできるの?」/「血管を柔らかくするなら有酸素運動が良い‼️」
→ https://open.spotify.com/episode/3OhzVRHYdYMZLZMtJdjpPG?si=LFbAxq-xTaOzjQABisV0tw
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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問など紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回、それと次回なんですけども、とあるポッドキャスター様からご質問いただきまして、そのテーマで話をさせていただきます。
ご質問いただきましたのは、まきじーさんからです。本当にありがとうございます。
まきじーさんからは、先日第129回の、コーヒーと一緒に薬を飲んでも大丈夫ですか?水なしで飲める薬でも、水やりで飲んでもいい?の際にもテーマをいただいております。その説も本当にありがとうございました。
まきじーさんがされております番組ですけども、メルボルンの片隅では、現在シーズン1が終わりまして、充電期間中のようなんですけども、
メルボルンと一名からもわかるように、オーストラリアのメルボルン在住とのことでして、オーストラリアと日本との文化の違い、こういったのを話されたりとか、本の朗読をされたり、ゲームを通して感じたこと、こういったことの話をされております。
エピソード8の疲れている時に見たいテレビ番組、朗読大塚裕人さんの主要2編のように、疲れている時に癒されたい時に聞きたい番組ですし、
また、僕はシワ振れることがない毎日を過ごしておりましたけども、シって心に染みてくるなぁということを実感できる素敵な番組ですので、皆様よろしければお聞きくださいませ。
そんなまきじーさんから頂きましたテーマを発表させていただきます。今回のテーマはこちら。
カルシウムの取り過ぎは血管に良くないの?
というテーマで話をさせていただきます。タイトルフォール用に少し文面変えさせていただいたんですけども、頂きましたメッセージを読ませていただきますと、
カルシウムの取り過ぎは良くないという話を聞いたことがあったんですが、血管に余分なカルシウムが蓄積して血管を硬くするからなんですかね。
これは、有酸素運動をしない限り、過励に伴う避けられない人体の劣化なのでしょうか?というメッセージメールをいただきました。
これ実は後半部分もあるんですけども、後半部分は次回のテーマにさせていただきますので、今回割愛をさせていただきます。申し訳ございません。
このメールなんですけども、先日こちらの番組で配信しました。第127回血管の筋トレはできるの?
血管を柔らかくするなら有酸素運動が良い。を配信した際に頂きました。そのエピソードの中では血管が硬いのは良くないよ。
血管が硬いことは、血管が傷つきやすく壊れやすくなるので様々なリスクがあるよ。
血管は柔らかい方がいいんだという話をさせていただきました。 そのエピソードでも、カルシウムが血管内で切開化を起こすことで血管が硬くなるという話をしたので、
そこから関連して今回の質問をいただけたのかなぁと思われます。 確かに僕第127回でカルシウムを摂取しすぎない方がいいのか、
03:05
摂ってもいいのかという話、これ触れてないんですよね。ということで今回のテーマご質問いただきまして本当にありがとうございます。
カルシウムの摂取についてですけども、カルシウムが原因で血管が硬くなってしまう。
だったらカルシウムって取りすぎない方がいいのかなと思われるかもしれません。 ただこれは結構難しい話になってきてしまいます。と言いますのも、
カルシウム自体は体に対して有効な成分です。 例えば、歯や骨を丈夫にするのにカルシウム重要ですし、
以前別のテーマ第99回とかで触れたかもしれませんが、 カルシウムというのは神経とか筋肉の働きを安定させるという働きがあります。
脳と体の各部位で情報をやり取りする際に神経が情報伝達をするんですけども、
この時の情報伝達をカルシウムがスムーズにしやすくすると言われます。 よくカルシウムが足りないとイライラしやすいと言われるのも、
カルシウムが神経の広報を沈める作用というのもあるんですけども、 カルシウムが不足することで情報伝達がうまくいかない。
なので脳の中の情報がアウトプットできずにどんどんどんどん溜まってしまい、 そして混乱することでイライラするという面もあったりします。
こういったイライラから睡眠障害になることもありますし、 寝る前にホットミルクとかが推奨されるのも体を温めることと、
あとはカルシウムが多いミルクを摂取して気分を安定させることで睡眠しやすくなると言われております。
また神経ではなくて筋肉にもカルシウムは重要です。 筋肉を動かすのにカルシウムがかかっておりまして、
カルシウムが不足してくると筋肉の動きがうまくいかずに痙攣しやすくなったりします。
また内臓も筋肉でできておりまして、内臓の働きにも筋肉が重要と言われます。
近年ではカルシウムが不足してくると水蔵という内臓の一部の動きが低下していることで、
インスリン分泌の質が悪くなると、それはカルシウム不足が糖尿病にも悪影響なんだと言われる一因だったりします。
こういったようにカルシウムというのは結構重要な働きをいくつもあります。
ですがカルシウムが多くなりすぎると血管内にカルシウムが溜まりやすくなってしまう。
それが石灰化を起こすことで血管が硬くなりやすくなるとも言われます。
血管が一度硬くなってしまいますと自然的に治っていくようと言われますけども、それはあくまでカルシウムが溜まらないようにするという前提です。
カルシウムがどんどんどんどん溜まっていけばそれだけやっぱり石灰化起きやすくなります。
有酸素運動とかで血管を柔らかくするというのはもちろん重要なんですけども、そもそもカルシウムを溜めすぎないようにするというのがやっぱり大事になってきます。
石灰化が進んでくるとどうしても有酸素運動とかだけでは対応できず、治療、薬とかが必要になってくるのも事実です。
とは言いますが、実はなんですけども本来はカルシウムが血管内に多くなりすぎるというのは起きないようになっております。
06:07
本来ですけどもカルシウムというのは骨や歯とかに蓄積されております。
体内のカルシウムの99%は骨か歯に蓄積されております。
骨とか歯以外の血管内とか神経筋肉とかそういったところにあるのは全体の1%くらいしかないと言われております。
実際食事とかでカルシウムを吸収した時とかでは、カルシウムは血管から骨に吸収されて骨に蓄積されていきます。
筋肉とか神経とか血管がカルシウムが必要だよとなった時は、その時に骨から必要な分を血管内に流すようにするというのが常に行われておりまして、
骨が体内のカルシウムの貯蔵庫として働いております。そして必要な分を放出しております。
この貯蔵庫、便利なところとしましては、容量がいっぱいになるということはなくて、その分骨が太くなるとかで骨が丈夫になっていけばいいだけなんです。
なのでカルシウムを取っていけば普通は骨が丈夫になっていって、取りすぎて困るということは起きないようになっております。
ですが、ここで問題なんですけども、カルシウムというのはカルシウム自体だけですと血管から骨に吸収されるというのはこれ実は難しいです。
カルシウムが血管から骨に吸収させるためには、それをサポートしてくれる成分が必要であります。それがビタミンDといった成分が必要になります。
骨に大事なビタミンとして有名なビタミンDですけども、このビタミンは腸から血液にカルシウムが吸収されるというのをサポートすることで、
血管内にもビタミンDの効果でカルシウム普通よりも多くなるんですけども、さらにカルシウムを骨まで運んでくれるという働きがあります。
ビタミンDが豊富なことで血管内のカルシウムは骨まで運ばれるので血管内のカルシウムは増えすぎないということになります。
ただ根本的にビタミンDが不足する状態でカルシウム多めに取ったとなってくると、ずっと血液の中のカルシウムが残ってしまう。
なので血管の切開化とかの原因にもなりやすいというのは間違いないです。
また血液内に余っているカルシウム、これは血管を巡っていくんですけども、これが腎臓とか尿管にたどり着いてくると、
そのカルシウムが集まってくると尿管血石とか尿路血石、こういったのを起こしやすくなったりします。
なので血管の切開化というのは起こってしまうとなかなかやっぱり回復するのは難しいです。
血管の切開化を抑える意味でも、カルシウムが血管内に残りすぎないため、また他に尿路血石とか尿管血石、こういったのリスクを抑えるためにもビタミンDは重要だったりします。
血管のためには流酸素運動とともにビタミンDの摂取、これも重要だと言われております。
09:03
というところが質問に対する僕なりの返答です。
それではここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント。リンは摂りすぎない程度に摂りましょう。
様々な健康番組とかでリンという成分がカルシウムの吸収を阻害するんだ、だから骨を弱くするんだということをよく言われます。
このリンというのはスナック菓子とかインスタント食品とかにとても多いので、
スナック菓子とかインスタント食品のといった食べ物は体に良くないんだよ、骨に良くないんだよということをよく健康番組とかで言われます。
これは本当にリンが体内で多くなりすぎると、体の外へリンが出ていくときに道連れのようにしてカルシウムも一緒に連れていきます。
なので体内のカルシウムの量が減っていきます。リンを摂りすぎることはカルシウムを減らすことになってしまうというのは間違いないです。
ただ、リンにはリンで骨とか歯を形作るという役目があったりとか、
細胞の中でエネルギーを作り出す働き、こういったのにもリンは重要だったりします。
なので全くいらない成分というわけではないです。
健康番組とかの影響でリンは徹底的に減らした方がいいんだという考えの方も結構いらっしゃるんですけども、
正直リンは気にしなくてもいいと思われます。ある程度必要な成分なので。
他の成分とかと同様に、普通の食事をしてどんなものでも食べすぎないようにするとか偏らない食事を目指しましょう、それでいいんだと思います。
リンが入っているからというよりも、スナック菓子とかインスタント食品に関しては糖質とか塩分とか体に良くない脂分が入っている、そういった問題があるので、
スナック菓子とかインスタント食品は気をつけた方がいいんですけども、リンを徹底的に減らすとか、そこまでの考えは実際のところは必要ないと言われております。
今回はこんな感じです。質問いただきましたマキ爺様、本当にありがとうございました。
カルシウムの取りすぎについては見事にスルーしてましたので、本当に質問いただきまして本当にありがとうございました。
また次回には今回も話題にしておりますビタミンDについての話をさせていただければなと思っておりまして、そちらの質問もいただきましてマキ爺様重ね重ね本当にありがとうございます。
ここ最近は本当に皆様からテーマをいただいておりますので、何を話していいのかというのに迷わなくて済むので、本当に助かっております。
本当にテーマをいただけると本当に嬉しいです。そういったことでも皆様本当にこれも今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
11:54

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