太った人は汗をたくさんかいているイメージだし実際かいてるなぁ 熱が発生しやすくこもりやすいからかすっきり
きっと魔法瓶的な役割で熱を逃がさない感じになるんですかね? というコメントをいただきました。もう本当ドスティさんさすがでございます。この魔法瓶という表現。
僕配信の中で思いつかなかったんですけどすごい手企画なんですよね。 魔法瓶も熱が伝わりにくい素材を容器の中にしていることで温かい液体を入れてもその熱が
外に伝わらず、熱が容器の中でこもるような形になります。 この魔法瓶という表現が思いつかなかったのは本当悔しいなと。
もうさすがですねドスティさん大喜利もうまいです。さまざまな番組に面白いお便りを出されているドスティさんさすがだなと思いました。
このコメントをいただいた際に僕は魔法瓶ってコメントわかりやすいですよと言ったコメントをさせていただきまして、そこからドスティさんからいただきましたメッセージを読ませていただきますと
水筒とかそんな感じだなぁと思いまして。太っていると関節、血液、糖尿病などいろいろと体に悪いことがたくさんあるとよく聞きます。
熱がこもりやすいということは熱中症のリスクが高くなったりするんですかね?
そもそも熱中症というものを詳しく知らないので教えてほしいですというコメントをいただきましたドスティさんありがとうございます。
確かに僕184回で太っていることで汗をかきやすいというのを話をしたんですけども、いまいち熱中症と結びつけての話できてなかったなと。
ということで今回改めまして熱中症について、特に太っていることで熱がこもることのリスクなども話をさせていただければなぁと思っております。
それでは内容を入らせていただきますと、まず熱中症具体的にどういうものかと言いますと体内で高まった熱が様々な症状を引き起こすことでございます。
と言ってもこれだけの表現であれば当たり前すぎるのでもう少し段階を追って話をさせていただきますと、人間体内で熱が高くなってきますとその熱を外に出すために汗をかくなどしていきます。
汗は体内の熱を外に出すための行為なんですけども、その汗をかくためには水分と塩分、塩分と言いますがナトリウムを消費します。
これなぜ塩分がと言いますとこれは体内の浸透圧という体の中の水分バランスここが関係してきます。
人間の体の中は様々な物質がバランスをとって成り立っておりまして血液の中にもナトリウムとかカリウムなど様々な物質が入っております。
汗をかくときは汗は水分、血液を元にして作られております。
なので水分を外に出すためには血液を元にして作っているので一緒にナトリウムとかカリウムとかも一部そういった物質も含まれております。
こういったナトリウムが含まれているので汗ってしょっぱいなという感じがします。
またこの時熱中症では塩分を取ることも大事だよとよく話をされます。
これ何でかと言いますと体内にある程度ナトリウムが残ってないと人間としてはこの貴重なナトリウムを外に出すことはできないよとなりまして
ナトリウムを外に出すという行為にあたる汗をかくというのを体が嫌がります。
なのでどんなに熱が溜まってて汗をかきたい汗をかきたいとなっても汗が出にくくなってしまいます。
そうなってきますとどんどんどんどん熱が体内に溜まりますので熱中症が改善しないということになります。
なので水分とともに塩分も熱中症では重要だったりします。
話を汗をかくということに戻させていただきますとこの時に水分と塩分を消費してしまうことで熱中症では様々な症状が起きてきます。
まず体内から水分が減ること汗をかくということで血液の中の水分を汗に変えます。
なので一時的に血液の量が減ります。
血液の量が減ったようとなると人間本来であれば血管が狭くなります。
理由としましては血液というものは大事なものでしてこれは全身に送らなければいけないんですけども
心臓がこれはポンプのような働きをするんですけども隅々まで送ろうと思いましたらかなり勢いよく血液を流さなきゃいけないです。
この時に血液の量が少ないのに血管が広がっているとどうなるかと言いますと
血液に勢いが出ないです。
イメージとしましてはホースで水を流そうとする時にある同じ勢いの水を太いホースと細いホース
これ水を送った時にどっちが勢いがつくでしょうか。
太いホースの方はちょろちょろと弱めの勢いに対して細いホースの方はある程度の勢いで水が出てくると思います。
これが人間の体の中でも起きておりまして勢いよく水を出したいのであれば
水の量が少ない時は細いホースの方にしなければいけない。
これを血管で例えますと血液の量が減っているのであれば血管は閉じ込まった方がいいです。
が熱中症の時というのは体内で溜まった熱を逃さないといけないということで
皮膚の方へ汗をかくためとか熱を送るためどんどん血液を送り出さないといけないです。
なので皮膚近くの血管を広げる必要があります。それに合わせて血管も広がってくる部分が出てきます。
それによりまして血液の量は減っても血管は広がってないといけないというアンバランスの状態が生まれてしまいます。
それによって血液の流れが弱くなってしまいます。
そうしますと一時的に脳とかへの血流が弱まったりしてしまいます。
心臓から脳というのは離れておりますしさらに脳は心臓よりも上の方にありますので
ただでさえ血液を送るが大変なのに血液の勢いが弱まってしまう。
そうなってきますと脳への血流を確保するのは大変になってきてしまいます。
それによって脳の血流が減ってしまったということでめまいとかふらつきが起こりやすくなります。
これがよく熱中症でめまいとかふらつき注意だよと言われる理由だったりします。
また汗をかくことで塩分ナトリウムも減ります。
ナトリウムには筋肉を収縮とか疾患する筋肉をギュッとしたり緩めたりするんですけども
この働きを正常に保つのがナトリウムの仕事であります。
でナトリウムが汗をかいて体内から減ってしまいます。
そうしますと筋肉の働きに異常が起きやすくなります。
その結果筋肉痛とか小村帰りなどが起きやすくなります。
マラソンとかをテレビ中継で見ている方はわかると思うんですけども
熱中症になった選手は筋肉痛を起こしたりするんですけども
それでうまく動けなくなって足を引きずるシーンこういったのがあるんですけども
これはナトリウムが減って筋肉の動きに異常をきたすからです。
というように熱中症では汗をかくことでめまいやふらつき筋肉の異常などをきたします。
この熱中症悪化していきますとより様々な症状が起きます。
例えば内臓も筋肉ですのでナトリウムとかカリウムが減ってきますと内臓の動きにも異常が起きてきます。
胃腸の動きがうまくいかなくなって応答しやすくなるとか血液の量が減ってしまったような血液の勢いが減ってしまった
血液の流れがうまくいってないのであればならせめて心臓をたくさん動かそうということで
血液を送る回数を増やすため心臓が動機脈の回数が増えやすくなります。
こういったのが熱中症で起きてきます。
こういった様々な症状が出てきているうちに体を休めて水分や塩分確保して体調を回復できればいいんですけども
さらに体内に熱が溜まっている状態が過ぎますとその高まった熱によりまして脳や神経がダメージを追い始めます。
本来であれば高い熱を下げるように体内で働かないといけないにも関わらず
熱を下げるために働くはずの脳神経が異常を起こし始めます。
そうしますと体内の熱は今は高くないんだよというふうに錯覚を起こし始めます。
それによって体内の熱は下げられずどんどんどんどん上がり続けます。
それがさらに他の脳や神経にもダメージを与えます。
体内の熱を抑える部分に異常が出るのは大体41度くらいだよと言われておりまして
このまま熱が高まりまして42度を超えると脳の機能が衰え始める。
45度になると脳や神経に深いダメージが与えられると言われます。
実際のところ脳は42度を超えると1時間くらいしか持たないよとも言われております。
熱中症の危険な状態で汗が出なくなるというものがあるんですけども
これもまさに熱を下げようというところに異常をきたしまして
今の体内は平気だよということで体が錯覚を起こしまして汗をかかなくなるという状態です。
なので熱中症におきまして汗をかかなくなるというのはかなり危険な状態と言われております。
といったことからも体内で熱が高まる熱中症というものは命にかかる重要なものです。
なのでめまいやふらつき違和感を感じたらすぐに日陰で休みながら水分と塩分を確保した方がいいです。
ここらへんが熱中症というものはどういうものかという話でした。
でまた第184回の時に話しておけばよかったなーっていう点ではあるんですけども
太っている方とかでこの熱中症リスクが高まりやすいというところを触れさせていただきます。
脂肪は熱を通しにくいです。そのため体内で発生した熱を脂肪が邪魔して外に放出しにくくなります。
太っている方が汗だくになるのも脂肪が比較的少なかったり
肝腺という汗を出す部分の場所のこともあるんですけども脂肪が多いお腹周りとかは汗をかきにくいです。
なかなかそこまで熱が伝わらないため
脂肪が少なく熱を放出しやすい額や首、胸以上の上半身とかに汗は集中しやすいです。
そういった面もありまして太っている方とかは汗だくのイメージもあるのも
汗をかきやすい部分が限られているためそこで集中して汗をかこうとするのでどうしても
局所集中して汗をかいてしまう。汗がだらだらになりやすいというので汗かきのイメージが出やすいです。
また脂肪が熱を通しにくいこれは体の外から熱を冷やしたいという時にも当てはまります。
エアコンの効いた部屋とかで休み体を冷やそうとしても脂肪が外からの冷えた空気を体内に伝えるのに時間がかかります。
汗が冷えたりとかエアコンの冷風によって体の表面はひんやりしてきたとなってもその冷えている熱が脂肪によって邪魔されて体の奥まで伝わりにくいです。
なので体内のこもっている熱はなかなか冷えない。体の中は暑いままでいつまでも汗をかいているという状態に陥りやすいです。
こういった点からも太っている方の方が熱中症は起こしやすいですし回復もしにくいということを第184回の補足として話をさせていただきました。
今回はこんな感じです。改めましてドスティさんのテーマをいただきまして誠にありがとうございました。
先ほども話しましたけども熱中症の時期少し外れてきてるかなという感じもあるんですけども
暑くなくなってきてさあ運動を始めようという方でも意外と起きやすいので秋のシーズンも熱中症は注意が必要だったりもします。
その点ではこのタイミングで話をしてもよかったかなと思われます。
第184回の時に話した内容で漏れていた部分の補足もできましたのでその点でもドスティさん本当にありがとうございました。
だんだんと涼しくなってくると感染症もまた怖くなってきますし今年も夏場のコロナ問題もなりました。
皆様体調変化を十分にご注意くださいませ。
何か季節的なものでも気になることなどあればいつでもご連絡くださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので
自身がかかっている医師や看護師薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。