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2024-08-01 15:38

第182回「体を冷やして良いのはどんな時❓」

今回は空のひしゃく(ゆかか)(https://@sora_no_hishaku )様からいただきましたテーマで「体を冷やしてよいとき」について話しております‼️
よろしければお聴きくださいませ‼️

今回の内容
・そもそも「冷え」はなぜ体に良くないの?
・熱中症ではどこを冷やす?
・子供の熱には要注意!!
・虫刺されも冷やすと良い⁉
・寝る前は体冷やさない方が良いのはなぜ❓

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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマは、リスナー様から頂きました、誠に有難う御座います。
テーマ、頂きましたのは、空の秘薬、過去、ゆかか様でございます。誠に有難う御座います。
ゆかか様から先日も、こちらの番組の第179回、薬代わりになるような食べ物はありますか?でも、テーマを頂きました、その説も、本当に有難う御座いました。
今回、テーマを頂きました経緯としましては、先日、こちらで配信させて頂きました、第177回、疲れの取り方にはどんなものがありますか?を配信させて頂きまして、その際に、ゆかか様から感想コメントを頂きました。誠に有難う御座います。
第177回では、疲れが溜まりにくくするための方法だとか、疲れが取りやすくするにはどんな方法がありますか?という配信をさせて頂きまして、
僕としましては、ウォーキングとかサプリはとても良いんですけども、さらに付け加えるとすれば、運動で筋肉をつけることを心がけること、
また、食事面において糖質を取り過ぎないようにして、鉄分を取るようにすること、それと、食事や運動ではないですけども、体を温めると良いですよ、といったことを話させて頂きました。
その配信に対して、今回ゆかか様から頂きましたコメントを読ませて頂きますと、
心当たりしかない。疲れた時に糖分糖分ってなりがち反省。ミトコンドリアをかき集めなきゃ。体、内臓を温めることが疲労感にも関係してくるんですね。
お腹触るといつも冷たい。脂肪という噂もあるけども、筋力つけてミトコンドリアを摂取して、内臓を温めます。というコメントを頂きました。ありがとうございます。
そのコメントに対して、僕としては、冷えて体に良くないですよね、といったコメントをさせて頂きました。
そこから更に返信コメントを頂きまして、それも読ませて頂きますと、確かに動くのもしんどくなりますね。
基本的に冷やすことが体に良いとされる時って、熱中症の時ぐらいなんですかね、というコメントを頂きました。誠にありがとうございます。
というそのコメントから頂きまして、今回話をさせて頂きます。それでは今回のタイトルはこちら。
体を冷やしていいのはどんな時? 冷えは体に良くないと言われるけども、実際どうなんだろうか、という話をさせて頂きます。
それと今回冷えに関して質問を頂きまして、本当に嬉しかったんですけども、冷えと睡眠について、本当は第177回とか第178回あたりで話すべきだった内容がすっぽりと抜けておりまして、
今回その冷えと睡眠についても後ほど話させて頂きたいなと思います。ではまず冷えがなぜ体に良くないのかという話をさせて頂きますと、
体が冷えてきますと、いくつかの機能が悪くなります。例えば免疫機能。様々な病原体とかから体内を守ってくれる免疫ですけども、
36.5度くらいが免疫で一般的に活動している温度なんですけども、ここから熱が高くなると免疫はよく働きます。
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体が冷えてくると免疫の働きが悪くなります。 なので冷えは免疫に良くないです。
大体体温が1度違うと免疫の働きが5倍くらい違うなんて言われたりもします。 次に冷えに良くないのは筋肉系全般。筋肉というのはそもそも熱を生み出すところではあるんですけども、
運動とかをすれば熱が出てきますけども、じっとしている時は熱をあまり生み出さないというものでございます。
体が冷えてきますと、今ある体内の熱を逃さないようにとギュッと縮こまるような感じになります。
この時には筋肉も縮こまっております。本当であれば寒い時こそ体を動かして熱を生み出した方がいいんですけども、筋肉が縮こまっているために体が動かしにくくなったりもします。
この筋肉全般が縮こまるというのは体中で起きております。 例えば血管。血管も筋肉なんですけども体全体の筋肉が冷えで縮こまっていますと、それに圧迫されるように血管もギュッと縮こまるように収縮します。
血管というものは広がっている方が血液という栄養素を運んでくれる、いわば血液の流れが良い状態というのは血管が広がっている状態です。
冷えによって血管がギュッとしてしまっている状態は血液の流れが悪い状態です。
なので血管がギュッとしてしまっていると栄養素とかも行き渡りにくいですし、血液というのは栄養素を運ぶ以外にも体の中で溜まっている悪いものを除去してくれる、運んでくれるという効果もあるんですけども、この効果も下がるのでどんどんどんどん体の中で悪いものが溜まりやすくもなります。
といった感じで血液の流れが悪いというのは体にとって良くないです。
また血液というものは暖かいものでして血液がしっかり流れているというところは暖かいものが運ばれているので血液の流れが良いほど体が温まっています。
ただ血液の流れが悪くなっていることは暖かいものが運ばれにくくなるので体も温まりにくくなります。
なので血管がギュッとして血液の流れが悪くなるというものは栄養素が運ばれない、悪いものは除去されない、体が温まりにくいなど様々なデメリットが起きます。
また血管だけではなくて内臓も筋肉でできています。
なので冷えによって内臓の働きも悪くなったりもします。
また冷えによる様々な体調不良を何とかしないといけないなぁと神経が頑張りすぎるために冷えによって神経が疲れてしまう、そんなことも起きてしまいます。
なので冷えは本当に良くないです。
なので夏場ですら熱中症には注意が必要なんですけども基本的には体を冷やしすぎない方がいいよと言われております。
エアコンの温度とかもあまり下げすぎない方がいいよと言われたりもします。
特に外気温と室内の温度で差があればあれほど神経が疲れやすくなって自律神経がおかしくなるよなんていうふうに言われたりもします。
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といった具合に冷えは体に良くないんですけどもそれでも体を冷やした方がいいよという時もあります。
その点について今回主に3つ話させていただきますと、まず一つ目は熱中症、次に子どもの熱、最後に虫刺されや怪我などの炎症、この3つで話をさせていただきます。
まず熱中症、熱は体に大事だと言いましてもさすがに熱が高まりすぎると危険です。
高すぎる熱は心臓とか肺脳とかの細胞を弱めてしまったりもします。
熱中症の場合は外の暑さとかもありますけども体内に熱がどんどんどんどん溜まっていきます。
その熱をうまく放出できればいいんですけども本来であれば汗で水分とともに熱を外に出したいでも水分とか塩分が足りなくなってしまったらそうすると汗をかけない。
汗をかけないとなると熱を外に逃せないということで熱がどんどんどんどん体の中で溜まっていきます。それが熱中症となります。
この熱中症におきましては熱が高すぎるのが原因であるため当然ですけども体は冷やした方がいいです。
高すぎる熱を冷やすことで心臓や肺脳などを守ってあげるのが大事でして、特に冷やす時はどこが冷やしたらいいのかと言いますと
首や脇の下足の付け根などです。 こういった首脇の下足の付け根などは太い血管が通っている部分です。
太い血管が通っているということはそこは大量に血液が通っているというところです。 体をめぐる血液ここ大量に冷やしておくことで冷えた血液が体内をめぐってくれるので体は冷えやすくもなります。
なので大量に血液を冷やせる首や脇の下足の付け根などは熱中症の際に冷やしておくことをお勧めいたします。
次に冷やした方がいいよというのは子どもの熱です。 大人も熱中症と同じように高すぎる熱は冷やしてもいいんですけども
ある程度熱が高い方が免疫が働いてくれますので風邪やインフルエンザコロナなどの感染症にかかって熱が出た際
ある程度はわざと高い熱で様子が見れるのならば高い熱でいた方が免疫が働くので治りが良かったりもします。
大体熱が高い時は38度38度5分なんて言われますけどもそのくらいの熱でもまだ元気だなっていうであれば熱が高いまま様子を見ておいてもいいよと言われております。
ただ熱が高すぎてしまった時疲れてしまうだるくなるということもありますので熱が高くてやはり不調を感じるようならば熱を下げても良かったりします。
大人はこんな感じなんですけども子供の場合特に5歳くらいまでは高めの熱は下げておいた方が安全だったりします。
子供は大人に比べて脳や神経の成長がまだまだ発展途上です。 なので急激な体調変化とかに脳や神経がまだまだ弱いです。
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なので高い熱によって脳神経にダメージを打ってしまうとかそれによって意識を失うとか 痙攣をするなどよく言われる熱性痙攣を起こしやすいです。
痙攣は一時的なことが多いよと言われますけどもその一時的な痙攣が2,3分くらい。 長い場合は30分以上も続くと言われます。
2,3分くらい短くも感じますけどもただ親からすると2,3分でもとても心配となる状態になります。
熱性痙攣なんですけども経験する方は子供15人に1人くらいいると言われましてかなり頻度が多かったりします。
痙攣が癖になる人、何度も何度も頻繁に繰り返すよという人は少ないと言われております。
あるデータによりますと熱性痙攣を起こす約半数のうちは熱性痙攣は一生のうちで1回だけだったよとなっているんですけども
30%程度の人は人生で2回やった、10%程度は3回以上、10%弱になるんですけども4回以上熱性痙攣を起こしたことがあるよという方もいらっしゃいます。
この子供の場合熱性痙攣38度くらいの熱からが発生頻度が高まると言われておりますので38度くらいの熱が子供である場合は積極的に下げてもいいよと思われます。
子供の場合もどこを冷やした方がいいのかとなりますと熱中症と同様になりますけども首や脇の下、足の付け根、こういったところを冷やすことをお勧めいたします。
そして冷やした方がいいよというパターン3つ目の話ですけども虫刺されや怪我なので特定の部位が腫れていてその部位を冷やしたい時です。
怪我でも虫刺されの痛みや痒みでもその部分が腫れたりします。
どこかにぶつけたとか転倒して怪我をした場合など怪我によって体の組織が壊れてしまいます。
そこを修復するよとか直すよという風に体が働くんですけどもその際に今ここが壊れてるんだよということを体全体に知らしめるために腫れが起きます。
なので今腫れているとこは注意してねという風に体に促すのが腫れでございます。
またこの腫れは炎症という言い方もできます。
また虫刺されの場合ですと虫の持つ毒成分とか唾液が皮膚に侵入します。
これらがアレルギー源となりまして体内で反応します。
すると痒みを引き起こす物質ヒスタミンなどが分泌されるようになりましてこれが原因で皮膚に痒みとか赤みが出てきます。
これが腫れたりもします。
こういった炎症ですけども放置しておくよりも冷やした方がいいということがあります。
まず炎症腫れている部分その部分は熱を持っています。
この熱が本来怪我したよという部分のその周りの細胞にもこの熱が行き渡りましてその熱によって細胞が破壊されることがあります。
それによってまたそこも細胞が壊れて炎症が起きるという具合に怪我による腫れというものは放置しておくとだんだん酷くなることがあります。
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なので冷やした方が腫れを酷くしないようという風になります。
また虫刺されなどの痒みこれについてもですけども冷やした方が痒みとか赤み収まりやすかったりします。
虫刺されの痒みとか腫れもこれも炎症の一種です。
また冷やすことで腫れている部分の血流を悪くさせます。
そうなりますと血流が悪くなって腫れている部分を冷やすことでその部分の血流を悪くします。
それによって例えば虫などの毒成分とかが他の部分に行き渡りにくくなったりもします。
また腫れ、炎症が持っている熱が他の細胞に行き渡らなくなるので腫れが収まりやすくなりまして結果的に痒みとか赤みも楽になりやすかったりします。
なので怪我でも虫刺されでも腫れを引かせるために冷やすのは効果的だったりします。
といったところが冷やした方が良い場合の3つのパターン、熱中症と子供の発熱、怪我や虫刺されでの炎症でございました。
今回はこんな感じです。改めましてゆかか様、テーマいただきまして誠にありがとうございました。
先日につき本当にありがとうございます。
今回ここからなんですけども以前話漏れていた部分で体を冷やした方がいいかどうかに関わる点として
寝る前に体を冷やした方がいいのかどうかについても話をさせていただきます。
以前配信させていただきました第177回とか178回あたりで
僕は体を目覚めさせるには体を温めた方がいいよという話をしました。
その方が内臓の動きも良くなりますし目覚めやすいですよ、疲労感も感じにくくなりますよ。
なので目覚めさせたいなら体を温めた方がいいですよという話をしました。
また過去には寝てる時は人間体温が下がるよという話もさせていただいております。
では寝る時体を休める、寝たいんだから冷やした方がより眠れるのか
起こしたい時に温めるんだからその反対で冷やした方が寝れるんじゃないのかと言いますと
実はこれそうでもなかったりします。
むしろ寝る前には少し体温めた方がいいよなんて言われたりもします。
これなぜかと言いますと人間寝る時は副交換神経が働くんですけども
この副交換神経が寝てる時に体温を下げるよという働きをしていくんですけども
寝る前に少し体温を上げておきまして、寝て体温を下げる
この時の温度差が空いてれば空いてるほど体温を下げようということで副交換神経がしっかりと働いてくれます。
そしてリラックスをつかたどる副交換神経がしっかり働くというのは質の良い睡眠が得られやすくなります。
なのでしっかり布団をかけて少し体を温めるなどしておきますと
寝る前に少し上がった体温が寝ることで急激に体温下がってきましてこの温度差がしっかり出る
副交換神経がしっかり働いてくれるということで睡眠の質が上がったりもします。
というところが話漏れていた部分でございました。このように話漏れている部分とかに気づくことがあったりしますので
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配信して感想コメントとかいただけると本当に嬉しいです。いつも本当に皆様ありがとうございます。
また話漏れている部分とかも絶対他にもありますのでいつでも感想や質問などお待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので
自身がかかっている医師や看護師・薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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