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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなので、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
前回で第100回を迎えられました。で、今回は101回目となりますけども、特に変化もなく続けます。今後ともよろしくお願い致します。
ただ、その前に前回の第100回でダイエットの経過報告しておりませんでした。
Xの方では毎週水曜日に体重とか体脂肪率とかの報告続けておりますけども、Xとかインスタとかをされてない方もおりますし、
体重関連の話、よく質問もされます。なので、第100回の話をする時に体重報告が抜けておりましたことを、この場でお詫びさせていただきます。誠に申し訳ございませんでした。
10月18日時点での体重が72.35キロ、体脂肪率が18%でした。
ダイエットスタートの時よりは7キロ減ってます。ただ、実は少しリバウンドしております。
ここ最近、仕事の忙しさがあったりとか、やや食事が減ったりして、一時的に体重がガクッと減ったりもしました。
こういう食事を減らすというのは、僕が行っているダイエット企画とはずれた方法での減量ですし、その後10月15日に大きなイベントがありまして、その前後で飲み会が続きました。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレスからの感触が続いたこともありまして、
10月11日の時には体重が71.6キロ、体脂肪率が16.1まで落ちたんですけども、その後1週間で750グラムで体脂肪率が1.9%増えました。
ということで、ちょっとリバウンドしております。
飲み会とかは今後はさすがに今みたいな過密日程では行われないですし、減っていくと思うんですけども、
ストレスからの感触をしてしまってたので、やっぱり感触するのは良くないなということで、甘いものとかデザートは食後に回すとして、食事と間と間に関しては感触はしないようにしようと思っております。
以上がダイエットの報告でした。ここからは本日のテーマに入っていきます。
今回のテーマなんですけども、患者様からいただきました質問から話をさせていただきます。
それでは早速になりますが、今回のテーマはこちら。
食前や食後って守らなきゃダメなの?
薬の飲み方についてはよく質問いただきます。患者様へ薬を渡す際に、この薬って絶対食後じゃなきゃダメ?とか、なんで漢方だけ食前なの?といったことはよく質問されます。
ただ、今回の質問なんですけども、あらかじめ返答させていただきますと、食前や食後って守らなきゃダメかどうか、これ、薬によって違うとしか正直言えないところです。
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なので今回のテーマに関してはすっきりとした返答はできないんですけども、なんで薬によって違うのか、といったことも触れながら話をさせていただきます。
では内容に入らせていただきますと、薬、いつ飲むことが多いでしょうか?
病院に受診とかをして薬をもらったりしますと、食後の指示で薬をもらうこと多いんじゃないでしょうか?
だいたいの場合なんですけども、医師の指示で薬が出るときは、食後で指示をされることが多いです。
理由としましては、薬の成分によっては胃を刺激する成分があったりします。 空腹の状態ですと、この薬による刺激が胃に直接ダメージを与えるので、胃が荒れやすくなります。
で、食後、だいたい食事して30分以内とか言われたりしますけども、食後ですと胃の中に食事が入っております。
薬の刺激を食事がガードしてくれることで胃が荒れにくくなります。 なので、薬で胃が荒れないようにしようということで、薬は食後に飲むようにしようねということで指示が多いです。
また、薬って食後に飲むものだという意識が植え付けられている方が大変多いです。 例えば、自分が子供の時とか、風邪をひいて受診して薬をもらったりしたことありませんか?
こういう時は、だいたい医師の方としては無難に食後という指示で薬が処方されます。 子供の胃が荒れたりしたら嫌だからねーというので、親としては子供のための薬だ。
病院からの指示は食後になっている。 病院の指示は従った方がいいんだろうなということで、きちんと食後に薬を子供に与えたりします。
これが習慣化されたりして成長してからも、なんとなく薬は食後に飲むものだというふうに意識を植え付けられている方が大変多いです。
そのうち影響もあってか、例えばなんですけども、この薬を食前に飲んでくださいねという飲み方の指示、そういった薬を渡したとしても、
食前に薬を飲む習慣がないために、食前の薬を忘れてしまうという方が大変多かったりします。 飲み忘れてしまっては薬の効果が発揮されるわけではないので、飲み忘れないようにするのはとても大事です。
そういうことで、食後という飲み慣れたタイミングで指示を出した方が皆さん飲んでくれるよねということで、医師としても食後というふうに指示を出すことが多かったりします。
なので、食後に指示が出される理由が多いのは、薬で胃を刺激しないためだとか、飲み忘れ防止、こういった理由で食後という指示が出されます。
ただ正直なんですけども、薬の多くは別に食後じゃなくても良いものが多いです。 多くの薬は食前に飲もうと食後に飲もうと食事関係ない時に飲もうと、効き目変わらないものが多いです。
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実際、添付文書という薬の説明書では、この薬は食後に飲んでねーとか、食前に飲んでねーといった指示がある薬もあるんですけども、
多くの薬は、この薬は1日1回とか1日2回といったふうに、そういった形で食後とか食前、指示がない薬が多かったりします。
また、薬は胃を荒らすよという先ほどの話をしましたけども、胃を荒らしやすい薬っていうのは、結構胃で溶けないで、わざと腸で溶けるように特別なコーティングをされていて、
胃を荒らさないような加工をされているという、そういうものがあったりとか、
医師の方としても、胃が荒れないように胃薬も一緒に処方されたりすることが多かったりするので、
別に食後じゃなくても、胃が荒れないような工夫っていうのはされたりしています。
ちなみにの話になるんですけども、漢方薬。漢方薬は食後ではなくて、食事前、よく食前だとか、食事と離れた時間、よく食事と間の間で食感と言われたりしますけども、
食感だとか、空腹時の方が漢方は良いんだと言われたりします。空腹時の方が吸収が良くて、漢方はよく効くよと言われたりするんですけども、
実際のところ、漢方って食前でも食後でも、効き目の差はあまりないと言われています。
ただ、漢方を食後に飲みますと、食事の油と漢方成分が胃の中で反応して、胃もたれを起こしやすくなると言われておりまして、
これが主な理由として、食前とか食感、空腹時の方が漢方は良いですよという指示がされます。
なので、実際、漢方を飲んでも別に食後に飲んでも胃もたれ起こさないなという方であれば、食後に漢方を飲んでもらっても全然大丈夫です。
むしろ、食前とかだと薬忘れちゃうわという方ですと、食後に漢方を飲んでほうが良いよということも多かったりします。
こういった感じで飲み方ってあまり気にしすぎる必要ないということが多かったりします。
で、今話した漢方の流れで話をするんですけども、逆に食後の方が飲み忘れが多いという方も多かったりします。
薬は朝起きてすぐ飲むんだ、この方が忘れないんだという方もいらっしゃれば、あとは朝ってあまり食事しないんだよねーという、
朝ごはんと昼ごはんが一緒になっちゃうこともあるのよねーという、だから朝の分の薬、食後の指示だと忘れちゃうことあるんだといった方などなど、
実は食後の方が飲みにくいという方もいらっしゃったりします。
なので、むしろ食後にこだわらない方が良いということをプッシュして、薬剤としては薬を渡すことも多かったりします。
この薬、別に食後じゃなくてもいいですよーとか、朝飲むように指示されている薬、飲み忘れちゃったよー、だったら気づいた時に飲んでくださいねー、それは別に食後じゃなくてもいいですよー、気づいた時にいつでもいいですよーといった話をすることもあります。
こういうふうに医師の指示通りの食後にこだわらなくてもいいことが多いです。
が、ここから今まで話したことをひっくり返します。今まで話したことはあくまで前提の話です。
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薬によっては医師の指示を守った方がいいという薬、数多くあります。 例えば、食後の方が効果的だという薬があったりします。
例としては、オメガ3脂肪酸の薬、こういったものは食事の油と反応した方が薬の吸収率が良くなるということで、食後、むしろ食直後、食事してすぐ後の方がいいよーと言われたりもします。
また、リンゼスという便通を良くする薬、これは食後に飲むと効きすぎて下痢をしやすくなってしまう。
よっぽどの便秘の人であれば食後に飲んでねということもあるんですけども、 基本的には食事と時間空けて薬飲んでみてください。
それで便の調子を見てから飲み方考えましょうねという薬もあったりします。 また、ビラノアというアレルギーに効果のある薬、肌の痒みとか鼻水、花粉症など様々な効果があるんですけども、
この薬、食後に飲むと効果が半分くらいになります。 なので、食事と時間空けないといけない薬だったりします。
今挙げたもの以外にも、食事や水分の影響を受けやすいリベルザスというGLP-1の薬は、朝起きてすぐに飲まなきゃいけない。
食事まで30分以上時間を空けなきゃいけないし、水は少なめで飲まなきゃいけない薬だとか、 ステロイドの薬は夜よりも朝とか昼に飲んだ方がいいといったこと。
過去のテーマで触れさせていただいたものもあるんですけども、こういったように薬によっては飲み方がわざと指定されたりとか、
こういう時間帯に飲んだ方がいいよという薬もあったりするのも事実です。 なので、一概にいつ飲んでもいいというわけではないです。
そのため、受診して薬をもらう時とかですけども、自分の生活リズムとかを考えて、自分はあまり朝飲めないんだけど、この薬大丈夫かなぁとか気になることあれば、
その場で薬剤師に確認するのをお勧めしております。 例えば、今日の薬って食後に飲まなきゃ絶対ダメとか、
正食後という薬出たんだけど、私朝薬飲めないんだけど、昼とかに薬飲んでもいいかなぁとか、そういった一言質問してみて、薬飲むことを確認してみることをお勧めしております。
以上が質問に対する僕なりの返答です。それではここからは本日のワンポイントです。 本日のワンポイント
アレルギーの薬は空腹時が良い?
先ほど、ビラノアという薬の話をしましたけども、ビラノア、アレルギーに使える薬で花粉症とかにも兆候しますよ。でも、食後に飲むと吸収が半減しちゃうという薬。
実は、このビラノア以外にもアレルギーの薬には、食後だと吸収が落ちる薬が結構あったりします。
例えば、アレグラという薬。外国のデータになるんですけども、食後に飲むと15%くらい効果が落ちると言われますし、
このアレグラも配合されているディレグラ配合状という薬に関しても、やはり食後に飲むと圧倒的に効果が落ちると言われております。
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また、ザイザルという薬は、食後に飲むと効くまでの時間が遅くなるとか、あと最大効果が落ちると言われます。
ただ、最大効果は落ちても効果が後ろに伸びて持続しやすくなるので、総合評価としては空腹時でも食後も変わらないと言われてはいるんですけども、
最大効果が落ちることで、やっぱり効きが悪いかも、キレが良くないかもという風に感じる方は多かったりします。
ただ、ザイザルに関しては眠気が出やすいということもありまして、添付文書でも基本的に寝る前に飲みなさいよという指示があるので、
寝る前に服用すれば食事と時間も空けやすいので問題ないです。
ディレグラという薬も吸収が落ちるということで、やっぱり空腹時という指示があったりします。
ただ、アレグラという薬に関しては眠気が少なめをウリにしていたりとかそういうこともありまして、添付文書上では食前とか食後の指定実はなかったりします。
なので、病院でもらう時に食後で処方されることがよくあったりします。
他にもアレルギーの薬の流れは、やっぱり食後の方が効果が落ちるんじゃないかという薬があったりとか、かといってアレルギーの薬でも食前と食後で効果が変わらないよという薬もあったりします。
とはいえ、自身がもらわれたりとか、あと市販で購入されている薬の中では、やはり食前と食後で効果が変わる薬もあったりします。
アレルギーの薬で効果が落ちるんじゃないかなという感じた時は、飲み方を変えてみるのも一つの手段だったりします。
今回はこんな感じです。
今回のテーマ、よく質問いただいてたんですけども、101回まで話をしなかった理由としては、やはり薬によるからというのが一番の理由でした。
質問に対してスパッとした回答がなかなかできない問題ですね。
だいたいの薬は、本当は食前とか食後とかあんまり関係ないんですけども、やっぱり薬によってはこの用法を守ってくださいねという薬もあったりするのも事実でございます。
先のあれぐらいじゃないですけども、本当は食前とか空腹時がいいけども、添付文書には別にいつ飲むかのしてない薬もあったりします。
薬によるとしか言えないため、本当は避けてたんですけども、知り合いの薬剤師から薬のことは薬剤師に質問した方がいいんじゃないかという、これをアピールするためにも今回のテーマを配信するべきじゃないかというアドバイスをいただきまして、今回話をさせていただきました。
今回の話を聞いても、なんかスッキリしないなとか、結局は薬剤師に毎回話聞かなきゃいけないのかよと思われるかもしれませんけども、飲んでる薬というのは人によって違いますので、ご自身がおかかりの薬局とか薬剤師へ改めて質問いただくとか、また気になることとか個別に僕の方にご質問いただけたら幸いでございます。
ご意見やご感想も含めていつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
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このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。