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2023-08-28 14:36

第85回「便秘だと肝臓が悪くなるのはなぜ?」/「便通を良くするためには肝臓を大事にしよう‼️」

御質問いただきましたラジオネーム「流しのムーミン様」本当にありがとうございました😭 今回の内容 ・肝臓と便は深い関係にある⁉️ ・胆汁にのせて腸へ老廃物を‼️ ・便秘が肝臓に悪いのはなぜ❓肝臓が悪くなると、全身に不調が出るのはなぜ❓ ・肝臓を健康にしないと便秘になりやすい⁉️・肝臓に良い習慣、タンパク質とビタミン摂って、糖質とアルコールは摂り過ぎ注意‼️ 今回御質問いただきました「流しのムーミン様」から以前いただいた質問はこちら 第16回「休みボケを軽くするには?」/「コーヒーは朝の9時半に飲むのが良い!」 →https://spotifyanchor-web.app.link/e/RcqfM5lYyyb 第42回「善玉菌と悪玉菌って何なの?」/「プロテインはおならが臭くなる?」 →https://spotifyanchor-web.app.link/e/qEwO3flzrCb 第84回「食物繊維って摂った方が良いの?」/「食物繊維もバランスよく‼️」

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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマはリスナー様からの質問です。 質問をいただきましたのは前回に引き続きまして、ながしのムーミン様。
実は前回、食物繊維の質問をいただいていた時に、同じメッセージの中で別の質問もいただいておりました。
質問内容的に分けて話をした方がいいかなということで、今回改めて話をさせていただきます。
それでは今回のテーマはこちら。 便秘だと肝臓が悪くなるのはなぜ?
タイトルコール用に言葉を少し変えさせていただきました。 質問、正確に言いますと、便通が悪いと肝臓にも良くないようと聞きましたけども、これはなぜですか?
という内容でした。 前回のテーマもそうですけども、質問いただきまして本当にありがとうございます。
便秘、本来は体の外に出してしまいたい余分なものが溜まっている。便、これが腸の中に溜まってしまっている状態が便秘です。
この溜まってしまったものによりまして腸の動きを悪くしてしまうとか、またその溜まったものが腸の中で腐敗したりと、それで
悪玉菌の温床になったりして腸の環境を悪くするということで、便秘って腸に良くないよなというのはイメージしやすいんではないかと。
その便秘ですけども、今回は腸だけではなくて肝臓とか場合によっては脳にも良くないよというのを話をさせていただこうかなと思っております。
そもそもね、便と肝臓、関係性が高いよという話をまずさせていただきます。 まず体の中で余分なものとか悪いものを外に出す手段、これ主に2つあります。
それは、尿と便です。 尿の方は主に腎臓が担当しておりまして、便の方は肝臓が主に担当しております。
この点は以前も軽く触れているかもしれませんが、腎臓では血液をろ過して老廃物とか余分なものがないかチェックをします。
老廃物、余分なものとかを尿として外に出していきます。 なので腎臓が悪くなったりしますと、
タンパク質の処理とかそういうのがうまくいかなくて、タンパク質が尿に出てくる、いわゆるタンパク尿になったりもします。
では肝臓の方はどうなんだと言いますと、肝臓でも古くなった切血球とか、微妙な金属とか、これ以上体にあってもダメだよというものを回収しまして、
それを外に出すんですけども、外に出す方法として便を使います。 とはいえ便というものは基本的には腸に溜まっているものです。
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腸に溜まっている老廃物が集まって便として外に出てきます。 じゃあ肝臓がどう関係してくるのかと言いますと、
肝臓は胆汁というものを作っています。 胆汁の胆は肝とかでよく使われるんですけども、肉好きに
一旦ここまでにしましょうねとか言ったそういう時に使う一旦の胆。 それと汁というのは汁という感じですね。
この胆汁は脂肪とかタンパク質を分解させやすくする用という働きもあるんですし、 あとはコレステロールを外に出すという働きもあったりします。
この胆汁なんですけども、これ肝臓から出てまして、 消化管、いわゆる胃腸とかという感じなんですけども、
肝臓から腸につながっている部分にこの胆汁というのが流れています。 で、
肝臓はこの胆汁の流れに老廃物も乗せて一緒に腸へ送り込んでいます。 その胆汁が腸に行き着いて、その時に老廃物も運ばれてきて、
腸の中で他の老廃物と一緒に外へ出ていきます。 ざっくり言いますと、肝臓は回収した老廃物を胆汁という液に乗せて腸へ送って、
老廃物を便として外へ出しています。 このように肝臓は便と関係があるんですけども、
じゃあ便秘だと肝機能悪くなるのか?と言いますと、なります。 理由としては、便で本来外に出したい老廃物、これが便秘によって外に出せないからです。
老廃物が外に出せないとなると、腸の方では肝臓から送られてくる老廃物を、 もうこれ以上は受け取れないよ、送ってこないでください、という感じになりまして、
肝臓で溜まった老廃物が腸に行かなくなります。 そうなってくると、肝臓としては老廃物を肝臓自身で持っていなければならなくなります。
その老廃物が肝臓の中でどんどん溜まっていったりします。 この時、老廃物の中にはアンモニアなど、体の中にずっとあると有害なものなども含まれておりますが、
そのアンモニアなども肝臓が抱えることになりまして、どんどんどんどん肝臓に負担がかかっていきます。
また、便秘とかで腸内環境が悪化していきますと、どんどんどんどん悪玉菌の働きが強くなっていきます。
悪玉菌の働きが強くなって、腸の中にどんどんどんどん毒素が増えていくんですけれども、 この毒素が血液とともに、
門脈、門脈という腸脈の一つなんですけれども、 これ肝臓と腸がつながっている部分なんですけれども、この門脈というところを通って腸から肝臓に
ダイレクトに毒素が送られていきます。 肝臓としては腸が老廃物を受け取ってくれないだけではなくて、
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腸からさらに毒素が送られてくるという感じですね。 そうやって肝臓の方でも毒素とかそういったものがどんどんどんどん溜まっていきますと、
やがてもどんどん限界を迎えていきます。 今度は肝臓の方でも抱えきれなくなった毒素を、体のあちこちに毒素を渡していきます。
ここまでいくのはだいたい重度の観疾患ではあるんですけども、 肝臓が悪い方とかでは、便秘しないようにしてくださいね、
便通コントロールはちゃんとしてくださいね、というふうにドクターから言われたりすることがよくあるんですけども、
それはどんどんどんどん溜まった毒素が体の中に回っていってしまう。 その原因となる便秘は本当に危険だよということです。
肝臓で溜まった毒素、アンモニアとかが脳に到達すると、ボーッとしてしまうとか、 吐き気とか頭痛、様々な症状を起こしまして、これをアンモニア脳症と言うんですけども、
アンモニアが脳に溜まって起こす様々な症状のことなんですけども、 このアンモニア脳症などを引き起こすことになったりします。
ここまではっきりとした病気にはならなくても、便秘が続くとボーッとしやすいとか、 気分が悪くなる、そういった方は結構いらっしゃいます。
そういった方は、体の毒素が溜まってきてるんじゃないかな、 うまく排出できないんじゃないかな、という体からのサインだったりします。
軽度の便秘であるとか、正直なところ便通、毎日必ずないとダメだよ、というわけではないですが、 長く続く便秘とかは体の不調を引き起こしやすくなりますので、注意が必要です。
話が肝臓からややそれてしまいましたけども、便秘は全身の不調につながりやすいですし、 特に肝臓の不調につながりやすいので、便通が悪いよりは便通を良くしておいた方が、
肝臓にも体にもいいですよ、というところで、ここまでが質問に対する僕なりの返答です。 それではここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント。
便通を良くするためには肝臓を大事にしよう。 先ほどまでは便秘が肝臓に悪いという話をしましたけども、今度は肝臓を良くしないと便通コントロールも
悪くなるよという話をしていきます。 肝臓から胆汁が出るという話を先ほどさせていただきました。
胆汁は食べ物の消化を助けたいとか、腸の動きを促すという働きがあるんですけども、 この胆汁不足していきますと、食べ物がうまく消化できないとなりますし、
こうなると腸にうまく消化できないものが入ってきます。 本来であればしっかりとある意味消化とかされているものが送られてくるのに、消化不十分のものが送られてくると、腸としてもなかなか分解には時間がかかってしまいます。
そうなってくると分解といわゆる発酵がうまく進まずに、むしろ腐敗、腐っていったりします。
腐っていったりすると、今度は悪霊菌がどんどんどんどん増えやすい環境になりますので、 胆汁が減ってくるのは腸内環境に悪いと言えます。
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また、胆汁には腸の動きを良くするという効果もあるんですけども、 胆汁が減ってきますと、その腸の動きを良くするという効果がどんどんどんどん減っていきますので、
腸の動きが悪くなる。それによって便秘も起きやすくなります。 肝臓が炎症を起こしてしまっているとか、肝臓が良くない状況ですと、
胆汁が十分に作られなくなったりします。それは便秘を招きやすくもなります。 そして便秘が起こると、肝臓が悪化させやすいという負のスパイラルが生まれやすくなります。
こういったことからも、肝臓には負担をかけすぎないのが大事です。 肝臓に良い習慣が必要になります。
肝臓に良い習慣、例えばですけれども、まずはタンパク質を摂りましょう。 肝臓の細胞を再生させるには、肉や魚、卵などのタンパク質が大事と言われております。
また、肝臓の働きをサポートするのにはビタミンが大事とも言われています。 ビタミンが少なくなると、肝臓の働きが悪くなります。
また、肝臓にはビタミンを蓄えるという機能もあるんですけれども、食事なのでビタミンが少ないと、肝臓がビタミンを少しでもかけ集めなければいけないということで、肝臓が疲弊してしまったりもします。
なので、食事とかでよくビタミンを摂っておきますと、肝臓の働きをサポートもしますし、また、 肝臓がビタミンを蓄えるという仕事も楽になります。
ということで、肝臓の仕事の負担を軽くできます。 肝臓にとって大事なビタミン、特にですけどもビタミンA、C、E、
とB1、B12、ここら辺は積極的に摂ると肝臓に良いと言われております。
また、肝臓に良くない習慣としては、よく言われるのは脂肪や飲酒。 肝臓は脂肪を分解するという働きがあるんですけども、
脂肪が溜まってきますと、脂肪を分解するのに肝臓がめいっぱい働かなければいけないので、脂肪があればあるほど肝臓は疲弊します。
脂肪がつきやすい習慣としては、よく言われるのは糖質ですね。 糖質とかを摂りすぎると脂肪がつきやすくなるので、糖質の摂りすぎは控えるのがおすすめです。
また、飲酒。 お酒を飲みますとアルコールを摂取するんですけども、アルコールは体の中で本来有害なものですので、
分解して外へ出さなきゃいけないとなるんですけども、このアルコールの分解担当しているのは肝臓だったりします。
ということで、アルコールを摂れば摂るほど肝臓が疲れやすくなるので、肝臓を疲れさせないためには飲酒もほどほどにするのが大事です。
また、お酒と便通の話になるんですけども、お酒を飲むとお腹ゆるくなるので、お酒は便通を良くするのに良いんだという話もたまに聞いたりします。
そういう意味で確かに、たまにお酒を飲むくらいだったら腸の環境を整えるというのは良いのかもしれません。
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が、お酒を飲むと一時的にアルコールという毒素をどんどん脳の外に出す必要があるために、肝臓が震うかとするんですけども、
その時には胆汁とかも一気に放出して、尿の方だけでなく便の方でもアルコールを出さなければいけない、という毒素を便で出さなければいけないという風になりまして、
胆汁に毒素を乗せて腸に運びます。 胆汁が腸に運ばれて、腸の動きを積極的に動かすので、お腹がゆるくなりやすいと言われております。
また、アルコールを外に出すためにも、水分とアルコールをよく含ませて、よく水っぽい感じにして、便を水っぽくして毒素を一気に出しやすくします。
そういったことで、お酒を飲むとアルコールを取ることで、確かにお腹はゆるくなって便の調子が良くなったりもします。
が、これなんですけども、結局は肝臓の仕事を増やすことになりまして、頻繁にアルコールを飲むと結局は肝臓が疲れていってしまいます。
たまに飲むだけとかそういう風にすれば、アルコールも便痛を良くするという意味では使えることは使えるんですけども、頻繁に繰り返すと結局は肝臓を疲弊させてしまいます。
ので、お酒に関しても毎日は飲まないで急患病を作るとか、ほどほどの量にするとか、そういったお酒に飲まれるという状況ではなくて、お酒をたしなむ程度にしていただければなぁと思っております。
今回はこんな感じです。メッセージいただきまして、ながしのムーミン様、改めてありがとうございました。
本当は肝臓だけではなくて、胆脳とかも便秘とは関係してきたりします。
ので、便秘って様々な臓器が関係して起こったりしますし、便秘により様々な場所が不調を起こしますよということで、結構注意が必要だったりします。
そういう意味で調括って本当に重要だったりします。 こんな感じでまた腸の話とかもいずれ何かのタイミングでできればなぁと思っております。
腸のことでもいいですし、他のことでも何か気になることがあれば、いつでもご意見ご質問などお待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。 また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。 医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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