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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなので、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマは、Spotify for Podcaster様からの秋のトークテーマで話をさせていただきます。
僕も使っておりますPodcast配信用アプリのSpotify for Podcast、こちらでは定期的にトークテーマを設定しておりまして、そのトークテーマに沿って様々なPodcasterたちが話をしております。
今回その設定されたトークテーマの一つである、秋の訪れを感じる瞬間。 これが普段働いている際に感じることとちょうどリンクしましたので、今回そのテーマで話をさせていただきます。
それでは早速ですが、今回のタイトルはこちら。 秋到来、体調変化には要注意を
急に涼しくなってきました。少し前までは、いつまで続くんだというくらい暑い日が続いていましたし、熱中症に注意しましょうね。
熱中症にならないために不要な外出は控えてねといったことがよくテレビとかラジオで言われておりました。 ですが最近では朝方には涼しいなぁと感じる日も増えてきてまして、
エアコンに頼りすぎなくても大丈夫かなというような気候になってまいりました。 そういった気温の変化の影響とかもあるんですけども、
夏から秋へ季節が変化するタイミングでは体調を乱しやすいよという方が大変多いです。 秋になっての体調を崩したなぁという方が増えてくると、薬局としても秋というのを感じております。
秋になって体調を乱しやすい方が多い理由、これいくつかあるんですけども、主なものとしては気温や気候の変化です。
夏ですと朝から夜まである程度一定して暑さが続きます。 ですが秋になってきますと、朝は肌寒いけど日中暑い。
また日が暮れると寒くなってくるといった感じで気温差が激しくなってきます。 秋は季節の中で一番気温差が激しい季節だとも言われております。
こういう気温差がありますと、例えば朝出かけるときにその日の最高気温だけを天気予報とかでチェックして、
今日は暑そうだなということで、半袖とか夏みたいな装いでいざ外に出てみると、あれ寒いなぁと感じること。
気温差が激しいと体温を管理する自立神経が疲れます。
自立神経は気温の変化に合わせて体温調節を頑張ろうとするんですけども、やっぱり気温の変化が激しすぎまして、
自立神経も体温調節に苦労してしまって疲れてしまいますよ。それで自立神経を乱す方が秋には増えてきます。
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自立神経を乱すことで目前が増えたりとか耳鳴りっぽいのが出るようとか、中には神経痛のようなことを訴える方も増えてきます。
そういった自立神経を乱す方が秋には増えてきます。 また、
気温の変化とともに湿度の変化もあります。 夏に比べて秋は涼しくなってくるとともに乾燥しやすくなってくるんですけども、
夏の時は喉が渇きやすいとか脱水症対策で皆様水分を摂ることを意識されるんですけども、
涼しくなってくると水分摂取への意識が薄れてきます。そして水分摂取が減ってきます。
細胞への水分も十分に送ることが難しくなってきまして、 水分が少なくなることで乾燥肌を招きやすくなります。
乾燥しやすい気候になることと水分摂取が減ることで乾燥肌が増えるので、 夏に比べて秋は保湿剤の需要が高まってきます。
こういった保湿剤が夏に比べて増え始めると、そろそろ秋だなぁとか、 冬に入ってくるかなぁというのを薬局では感じたりします。
こういった肌の乾燥から肌が痒くなってくるようという方も多いのですが、 肌が痒くなってくるのには、乾燥以外にも秋の花粉症が原因で、肌が痒くなる方も増えてきます。
花粉症といえば春だというのはよく言われます。実際2月の後半から5月くらいまでは、アレルギーに効くようという薬が薬局でもよく出ます。
が、近年では豚草とかよもぎとか、そういった秋の花粉症の方も増えてきています。
調査の仕方によってデータがまちまちなんですけども、ある調査では花粉症になる方のうち4割の方は、
春ではなく秋の花粉症だよというデータがありますし、日本人のうち25%ぐらい、4分の1は秋の花粉症を持っているんだ。
秋の花粉症は目立たないのは、杉花粉に比べて飛散量が少ないだけなんだけど、日本人はもう4分の1は秋の花粉症を持っているんだという意見もあったりします。
実際のところ、日本人のうち4分の1とかは多いんじゃないかとか、多すぎるだろうと思うところもありますけども、
確かに秋になって鼻水とか目のかゆみ、アレルギーからくる肌のかゆみ、こういったのを訴える方は年々増えてきております。
このように、秋というのは様々な原因で体調を崩される方が増えてきます。
薬局でも結構対応に困ったりすることはありますね。例えば、皮膚科に受診されてかゆみ止めの処方箋を持ってきた。
こういった方に肌の乾燥からくるかゆみかなと思って原因を聞いてみると、いやいや秋の花粉症からかゆみが出ちゃってるよという人も多かったりします。
たといって、鼻水で来局された患者様に花粉症ですか?と聞いてみても、いや気温の変化で体が疲れちゃってね、風邪ひいたんだよという方もいらっしゃったりします。
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様々な体調変化がある時期だからこそ患者様からの話とかも色々変わってきます。
なので患者様から話の聞き出し方には注意が必要な時期でありまして、薬剤師としては力を試される時期でもあったりします。
ここまでが秋の訪れというトークテーマに関する話でした。 そしてここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント。 秋の体調変化には旬の野菜と水分を。
秋は気温差、乾燥、花粉など様々な理由で体調崩しやすいです。 そのため気温差対策で羽織るものを1枚余分に持っておいて、気温とかそういうのに合わせて服装を調節するとか、
あとは乾燥対策として保湿をしっかりしておくとか、 花粉症対策でアレルギーの薬を早めに用意しておくとか、こういったこと様々なことが重要だったりします。
が、これ以外にも割と重要な体調変化対策は食事と水分摂取です。 まず食事の面。
夏というのは脱水症対策とかして水分摂取を心がけたりとか、 暑いのでアイスをよく食べたりする方が増えます。
夏というのは胃腸が疲れてしまうとかそういう方が増えてきます。 よく言われるのはアイスとか冷たいものを食べるから胃腸が疲れちゃうよという方がよくいらっしゃるんですけども、
実際のところ冷たい食べ物を食べただけでは、それは食べたものは結局エネルギーになって 体を燃やすようにするから、冷たい食べ物を食べたからといって胃腸が冷えるわけじゃないよ。
実際冷やすのは糖質が原因だろうとかそういういろいろな意見があるんですけども、 ただかといってやっぱり冷たいものを摂りすぎるのは体を冷やしやすいんだという意見もあったりして、
冷たい食べ物を食べて体が冷えるかどうか、これちょっといろいろ考え方があるので、それを話すと 今回話が逸れてしまうので今回はそこはやめておきます。
ただ実際のところアイスとかそういうのが増えてくると糖質が原因にしろ、 冷たいものが原因にしろ胃腸とかが疲れやすい方が増えたりします。
また夏は脱水症対策ということで水分摂取を皆様は心がけていただきます。
ただ水分がやっぱり他の時期に比べて増えることで胃を圧迫して夏は食事の量が減ったりしやすい時期でもあったりします。
こういった様々なことで食事量が減ってくることで体力とかを整えにくくなりましてバテやすくなってきます。
バテていきますと実際食事に気を使うのも面倒だなぁとなりまして、 それはそれで食事が減るとか夏バテを引き起こしやすくなります。
そういったふうに食事量が減っている状態で秋に入ってくると、 体調が整ってない状態で乾燥とか気温差とかそういった影響を受けますので、より体調を崩しやすくなります。
なので秋の場合は根本的な対策として胃腸を整えるのが大事と言われています。 じゃあ胃を圧迫する水分これ減らした方がいいのかと言いますと、そうではないです。
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水分を摂取するのはとても大事です。 水分が足りなくなってきますと肌が乾燥しやすくなったりとか、
口や喉肺などにある免疫をつかたどる部分、これを働かせるには水分がとても大事です。 水分が足りなくなってくると免疫というのは働きが悪くなります。
ので、免疫を働かせるためにも1日2リットルくらいの水分は大事と言われています。
実は食事とかで500ミリリットルくらいは水分を摂れると言われているので、腎臓とかが悪いわけではなければ1.5リットルくらいは意識的に水分を摂ることが大事です。
水分を摂った上で、食事内容とかで胃腸を整えていくのが大事だったりします。 そういった胃腸を整えるのには旬の食べ物がいいよと言われています。
特に秋が旬の野菜は胃腸の働きを整えるものが多いと言われております。 例えば里芋やさつまいも、ごぼうなど、これらは食物繊維が豊富ということもありまして、腸の働きを正常に保ちやすくなりまして、胃腸の働きをサポートしてくれます。
他には人参。人参も胃腸の働きを良くすると言われているんですけども、それ以外にも人参の中に含まれるβカロテンには皮膚や粘膜の働きを正常に保ちやすくなると言われておりまして、肌の乾燥とか赤み対策になってきます。
粘膜の働きを良くすることで免疫をサポートするという効果も人参にはあると言われています。 その他にもじゃがいもやほうれん草、こういったものにはビタミンB1という疲労回復に良いと言われるビタミンが豊富だと言われています。
疲労回復をすることで夏バテとかバテてる感じを解消してくれると言われております。 このように秋が旬の野菜とかを摂っておきますと、
胃腸の働きとか免疫とか、そういったのでいいよと言われております。 どの季節でも言えるんですけども、旬の食べ物というのは栄養価が高くなりやすくて体調を整えやすいものが多かったりします。
バテ気味で食欲が落ちてしまって、体調つらいよ、食事するのもつらいよということあるかもしれませんけども、
回復をするためにもこういった旬の野菜を意識して食べることをお勧めしております。 今回はこんな感じです。
今回は、薬局で秋の訪れを感じるのは体調崩しやすい方が増えたときという感じで話をさせていただきました。
実際のところ、秋から冬になってくるとどんどんどんどん体調崩しやすい方が増えてきます。 また、
今年は夏でもインフルエンザやコロナウイルスが猛威を振るっておりました。 秋や冬になり、こういった感染症もより感染しやすくなってきますので、皆様ご注意くださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。 また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。