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2023-10-30 13:50

第103回「カルシウム不足は、めまいの原因にもなるのですか?」/「めまい対策には運動と枕が重要⁉️」

御質問をいただきました「ニャンキッキー」様、本当にありがとうございました😭 今回の内容 ・40歳以降の女性はめまいが増えてくる❓ ・耳石(じせき)がめまい(良性発作性頭位めまい症)の原因となる⁉️ ・カルシウム不足は耳石を弱らせる⁉️ ・めまい対策に運動と枕の高さが重要⁉️ 今回と関連した内容

第99回「カルシウムが大事なのはなぜ?」/「食欲がない⁉️そういう時はあえてのマグネシウムとカルシウムを」

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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略して、くすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマ、リスナーの方から頂きました。本当にありがとうございます。質問を頂きましたのは、にゃんキッキー様。にゃんキッキー様からは、以前には薬局の勉強会って出ても安全なのかどうか、ということで質問を頂きました。
その時に続きまして、ご質問頂きまして誠にありがとうございます。今回頂きました質問というかお便り、早速読ませて頂きますと、
うっちーさん、こんにちは。先日は質問に答えて頂きまして、本当にありがとうございました。薬局の勉強会やイベントにも色々あるんだなぁということを知ることができました。子供の勉強になりそうなイベントなど探してみまして、面白そうであれば参加してみようかと思います。
今回気になることがありまして、また質問させていただきます。 先日第99回でカルシウムのことを整形器科の医師だけではなくて、内科の医師とかも気にしているという話をされていましたが、私はめまいをよく起こしてジビ科へ受診をするんですけども、ジビ科の医師からも骨のことを話題にされたことがあります。
めまいでもカルシウムは関連するのでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。 というお便りを頂きました。ということで本日のテーマはこちら。
カルシウム不足はめまいの原因にもなるんですか? タイトルコール用に少し文面変えさせていただきました。
改めましてニャンキッキー様本当にありがとうございました。 めまい、ニャンキッキー様女性ということもありまして、めまいを起こしやすくなる原因はいろいろあるかなぁと思われます。
例えば生理によって血を失いやすくなるとかですね。 やはり女性の場合は生理によって貧血を起こしやすいためにめまいも出やすくなると一般的に言われております。
ですが、実は調査によっては特に40歳くらいまでですと、男女比でめまいを起こす比率変わらないと言われております。
男性の場合でも肉体労働が多いとかもありまして、若い年齢の方でもめまいにかかりやすい方は多いと言われております。
ただ、そういっためまいの比率に男女差はないんだという数々の調査でも、40歳以降になるとめまいは女性の方が起こりやすくなる、そして治りにくくなると言われる調査が多いです。
ある調査では40歳までであれば男性も女性もほぼ1対1だったのが、40歳以降になると男性が35%、女性が65%ということで女性の方が倍近く多くなると言われております。
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この40歳以降に女性の方がめまいを起こしやすくなる理由にカルシウムがよく関係してくると言われます。
めまいといっても貧血が原因だとかメニエル病が原因だとか過労から来るめまいだとか色々とあるんですけども、その中でも寮生発作性等異めまい症と言われるものがあります。
この寮生発作性等異めまい症、メニエル病の3倍くらいの患者様がいると言われておりまして、内耳という耳の奥にある体のバランスを取る部分、ここがあるんですけども、
そこの不調によって起こるめまいの中でもとても有名です。 実際この体のバランスを取る部分がやっぱり調子崩しますとめまいが起きやすくなるんですけども、
そういっためまいのうち約6割がこの寮生発作性等異性めまい症から来るものだと言われております。
ではこのめまいなんですけども、どういう経緯でなるかと言いますと、耳の奥には磁石と言われる小さな粒のようなものがあります。
耳に磁石と書いて磁石です。 この磁石が詰まっている磁石器と呼ばれる部分があるんですけども、ここは体を動かしたりした時にこの磁石も動きまして、
今横に動いてるよ、縦に動いてるよといったことを、磁石の動きによって体に感じさせます。そして体がこの磁石の動きで今どこどういうふうに動いてるんだというのを感じて、
体のバランスをとっていくという風になっています。 なのでこの磁石は体のバランスをとるのにとても重要です。
ただ、この磁石が何かの表紙で剥がれてしまって落ちてしまいます。
そうなってくるとすぐ近くにある三半器官という部分に入り込んでしまいます。 三半器官、有名な部位なので聞いたことがある方も多いかもしれませんけども、
この部位は体を動かした時とか、歩いたり回転したりジャンプしたり、そういった時に体のバランス状態が今こうなってるんだよというのを脳へ情報を送る部分です。
この情報を脳へ送って、そして体のバランスを修正しようとする部分です。 この三半器官の中にはリンパ液が満たされているんですけども、
磁石が入り込んだ時にリンパ液の中に入ってしまって、このリンパ液の流れをかき乱してしまいます。
そうなってくると脳の方へ体のバランス状態を送るという働き、これが当然乱れてしまいます。
なのでこのバランス感覚が乱れて、いわゆる目眩を起こすという状態になってしまいます。 そのため、この磁石が剥がれることが目眩の原因になるんですけども、
この磁石が剥がれるというのは、よくあるのは急な動き、例えば特になんですけども急に頭を動かしたりとか、それで勢いが良すぎて磁石が剥がれたりします。
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ただ一般的にはこの磁石はあまり剥がれないようになってるんですけども、実はこの磁石の主成分はカルシウムだったりします。
この磁石は定期的に作り変えられます。例えば古くなった磁石は周囲の細胞に取り込まれて吸収されて、そして新しい磁石が作られるとなるんですけども、
磁石はカルシウムでできているので、カルシウムが体内で少なくなると新しくできた磁石も脆くなって取れやすくなってしまいます。
そのため体内のカルシウムが少なくなると、磁石が剥がれやすくなってめまいが起きやすくなるので、カルシウムを補充するということはめまい対策にとてもつながります。
で、このめまいが40歳以上の方で多くなる理由、これは女性は年を重ねると平形が起きます。
女性ホルモンというのは骨の代謝を調節するという働きがあるんですけども、平形に伴って女性ホルモンが減少する。
そうすると骨の代謝も悪くなって骨が弱くなります。
そのため男性よりも女性の方が将来的にはコスト少々になりやすいと言われております。
このように骨の代謝が落ちるということは体内のカルシウムの貯蓄も減っていきます。
そうなってくると磁石を作っていくことにも影響していきます。
なので平形に伴って骨が弱くなる。カルシウムが減ってくる。そうすると新しい磁石も脆くなっていく。
そして脆くなった磁石は剥がれやすい。それが三半期間に入り込んでしまうということで女性の方が40歳以降、特に平形後の女性の方はめまいが起きやすくなると言われます。
こういった感じでカルシウムとめまいは関係性が高かったりするので、
地美科の先生の中でもカルシウムとか骨大丈夫?と気にされる先生は多かったりします。
ここまでが質問に対する僕なりの返答です。それではここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント。めまい対策には運動と枕が重要。
両性放射性遠いめまい症。これ剥がれた磁石というのは5日は体内で吸収されます。それでやがてはめまい落ち着いていくと言われます。
その期間だいたい2,3週くらいと言われております。 ただ2,3週間めまいつらいのでその間はめまいを抑える薬を飲んでおきましょうねというふうに良くなります。
あとは地美科の方でめまいに良い体操とかを教えてもらって、その中でも自分に合った体操をしていくというのが良いと言われます。
ただやっぱり2,3週間もめまいが続くというのはやっぱり嫌ですし、 カルシウムの補充をした方がいいねと言われるんですけども、
カルシウムの補充をしててもすぐに磁石が剥がれにくくなるかと言われると実はそうでもなかったりします。
カルシウム不足で磁石が脆くなるとかそこまで言っている場合は、実際のところ体のあちこちのカルシウムが足りてない状態です。
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そういった状況でカルシウムを補ってもすぐには磁石を丈夫にするということに反映されないです。
体全体のカルシウムを補っていかなければいけないので、磁石に回るのはかなり後の方になってしまいます。
予防としてはカルシウムを取っておいた方がいいんですけども、速攻性があるかと言われるとカルシウム摂取は速攻性が薄いです。
そうなってくるとやっぱり生活習慣に大事なこと、何があるかなとなってくると運動と枕が大事だよと言われております。
運動とかをして急な動きをすると、磁石剥がれちゃうんじゃないかと思われるかもしれませんが、
頭を急激に動かすとか、また寝起きに急に動くとかでなければ、そんなに磁石は剥がれないとも言われます。
一般的な運動、例えばランニング、ジョギングとかハード過ぎない筋トレとか、こういうのはむしろめまい対策に良いと言われています。
理由としましては、運動をすることで交換神経が刺激されます。
運動の後しばらくすると交換神経が落ち着いてきて、夜には副交換神経が活発になっていくんですけども、
運動をするということで神経の働きにメリハリをつけられます。
これがよく言う神経の働きは整うのに重要なんですけども、メリハリのない状態、特に交換神経とかもよく仕事とか運動とかあんまりしないよということで、
メリハリのない状態ですと、副交換神経ばかりを働かせることになります。
そうなってくると副交換神経が副交換神経で疲れてしまいます。
実際休みすぎも良くないです。神経の働きを整えることはとても大事です。
そして耳、特に体のバランスをとる内耳と呼ばれる部分とか、あとバランスをとる三半規管、ここら辺は体の神経がすごい集中しております。
バランスをとるということを情報伝達するためには、やはり神経が集中させなければいけないということです。
神経が集まっているということもありまして、自立神経とかの働きが鈍りますと耳の機能が悪くなったりします。
それもあって目眩が起きやすくなったりするんですけども、神経の疲れから耳鳴りが起きるとか難聴に繋がったりするのも神経が耳に集中しているからと言われますし、
自立神経が乱れるとこういった難聴とか耳鳴りも起きやすくなります。
なので自立神経を整えること、目眩でなくて耳鳴りとか難聴対策にもなるんですけども、耳の働きを良くするためにも運動して交換神経と副交換神経のメリハリを作ることはとても大事です。
またもう一つ話をしました。枕。これは寮生発作性遠い目眩症の目眩対策に良いと言われるんですけども、
頭を高くして寝ているとか、そうすると自石が三半規管に落ちにくくなると言われます。
寝ている時に少し自石が三半規管の方に動いてしまうと言われまして、その状態で頭を寝起きで急に動かしたりすると剥がれて三半規管に落ちやすくなると言われます。
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なのである程度頭を高くしておけば自石が落ちにくくなるので、寝起きで急に動きをしても自石が三半規管の方に行かないので目眩を起こしにくいと言われます。
枕を高くするとか上半身にやや傾斜をつけておくと目眩の要望になる、特に寮生発作性遠い目眩症への対策になると言われております。
今回はこんな感じです。改めましてご質問いただきましたニャンキーキー様本当にありがとうございました。
目眩はなりやすい方は何度も再発したりするので悩まれている方が多いなぁと感じております。
また今回は目眩以外にも少し耳鳴りとかにも触れましたけども、目眩を含めて自立神経整えるのは大事です。
そしてそれじゃ運動がいいよということも話せてよかったかなと思います。
秋は自立神経が乱れやすいと言われます。運動は大事だということを改めて話をさせていただきました。
運動は面倒だよと思われるかもしれませんがやはり大事なんだなということを思っていただければ幸いです。
今回は目眩ですけどもカルシウムがいろいろと大事なんだということの一因にもなっていると思っていただければ幸いですし、
またカルシウムのことで医師からこんなことを聞かれたよーといった話もいつでもお待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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