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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなので、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、とあるポッドキャスト番組様からテーマを頂きました。誠にありがとうございます。
今回テーマを頂きましたのは、ジャガジャガラジオ様です。本当にありがとうございます。
ジャガジャガラジオ様ことジャガラジタマ、過去にこの番組出演頂いたり、また、僕のもう一つの番組、マンラジでも盛り上げて頂きまして、いつも本当にありがとうございます。
様々な番組に顔を出されておりまして、ポッドキャスト業界盛り上げていらっしゃるジャガジャガラジオ様、どんな番組かというのは野望ではあるんですけども、
簡単にご紹介させて頂きますと、
肉鯖を家庭料理にできないことニックさん、ハリートさん、サキさんさん、エビのしっぽさんの女性4名でされておりますポッドキャスト番組でございます。
番組の内容としましては、例えば、沖縄に関する話、漫画に関する話、ゲームに関する話、お弁当に関する話など、様々な話題について楽しく明るく好きなものを話すという雑談番組でございます。
最近では珍しい苗字についてのクイズなど、勉強になるなと思いながらも、明るく楽しめる本当に素敵な番組様でございます。
最近ではYouTube配信をされたりもしておりまして、様々なチャレンジもされております。皆様、よろしければお聞きくださいませ。
今回、ジャガジャガラジオ様からテーマをいただいた経緯を簡単に話させていただきますと、
ジャガジャガラジオさんのエピソード65、オフトーク2億年ぶりのイベントへというエピソード、その中で出演者の一人でありますハリートさんのお父さんの薬の飲み方で話をされておりました。
ハリートさんのお父さん、糖尿病の釣りをお酒と一緒に飲む習慣がある。これってどうなんだろうということを話されておりまして、その際に僕の名前を番組内で出していただきました。
誠にありがとうございました。僕はその点に関してどう考えているのかということをお便りを出させていただきました。
ジャガジャガラジオさんの先日のエピソード90、酒とおにぎりと父とで僕のお便りを読んでいただきました。誠にありがとうございました。
なので、今回の僕が話す内容はジャガジャガラジオさんのエピソード65とエピソード90、もう聞いたよという方は話の内容わかっていらっしゃるんじゃないかなと。
是非、ジャガラジオさんのそれらのエピソード、楽しいエピソードですので、是非とも聞いていただければなと思います。
一応お便りの中にも書かせていただいたんですけども、僕の番組でもせっかくなので、このテーマについて話をさせていただきます。
ということで、今回のタイトルはこちら。
糖尿病の釣りをお酒と飲むのはどうなの?
ということで、今回薬って特に糖尿病の薬をお酒と一緒に飲むとどうなるのかという話をさせていただきます。
薬は水で飲んだ方がいいよ、これはよく聞くと思うんですけども、お酒と薬ダメだよという話も聞いたことがあるんじゃないかなと思うんですけども、
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じゃあ実際、なんでダメなのかという点を改めて糖尿病の釣りを例にして話をさせていただきます。
まず、お酒で糖尿病の薬を一緒に飲む際、気をつけなければいけないことなんですけども、
いくつかありますが、今回主に2点で話をさせていただきます。
その2点としましては、1つ目は肝臓への負担と副作用の問題。
もう1点は、薬によっては脂肪がつきやすくなるという点でございます。
まず、薬をアルコールと一緒に飲みますと、薬の効果が必要以上に強くなりまして、そのせいで副作用も強くなります。
アルコールと薬、あれ薬の効果弱くなるんじゃないの?と思われるかもしれませんけども、薬の効果が強くなりすぎてしまいます。
どういうことかと言いますと、まず薬を飲んだ際、薬は胃を通りまして腸で体内に吸収されまして、薬の成分が血液に乗って全身を回っていくんですけども、
その時に血液に乗った薬はまず肝臓へ向かいます。
そして肝臓におきまして、薬は化学的な反応、代謝という表現をされるんですけども、この代謝というのを受けます。
薬によってはここ肝臓で代謝、化学的な反応を受けることで、体内で効果が出やすくなるようという形になるものもあるんですけども、
多くの薬というものは肝臓で代謝を受けますと、薬の効果が落ちていきます。
なぜ薬は肝臓を通ると効果が落ちるのかと言いますと、肝臓という臓器は体内に入ってきた異物の毒性を減らすという働きをします。
薬、これは本来は体にとっては異物であります。なので肝臓としましては異物の毒性を減らすように働きます。
毒性が減る、言い換えますと薬の効き目を減らすということが肝臓で起きます。
これは同じような働きは腎臓でも起きるんですけども、薬を飲んだ時、薬の効果がずっと体の中で続いたりはしないで、だんだん薬の効果が切れていきます。
これは肝臓や腎臓が薬の効果、言い方を変えると毒性をだんだんと減らしているためでございます。
なので一部例外はありますけども、肝臓や腎臓というのは薬の効果を弱める部分なんだと思っていただければ幸いでございます。
実際薬が世の中に出る前に様々な試験が必要とされる中には、薬を飲んで肝臓とか腎臓を通った予想があるとどれくらい効果が弱まるのかなとか、そういうのを踏まえて薬の量の設定とかをしなければいけないということもあります。
また薬によっては主に肝臓と腎臓、どっちで薬の効果がより減りやすいのか、代謝を受けやすいかというのを確認しておく必要もあったりします。
この肝臓腎臓どちらで代謝を受けやすい薬がどうかで、使いやすい患者様とかが変わってくるので結構重要なポイントだったりします。
例えばこの薬は腎臓が重要なんだから、じゃあ腎臓は元気でも肝臓は弱っているよという方にはこの薬使えるねとなりますし、
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その逆で腎臓が良くない患者様でも肝臓は元気だよという患者様であれば腎臓であまり影響を受けない。
肝臓で代謝を受けやすい薬だったら使えるんじゃないかなという風になるので、こういったことは薬を選ぶ判断材料になったりするので必要なデータだったりします。
ここで薬ではなくて今度アルコールに話を触れさせていただきますけれども、アルコールというものもまた体にとっての異物でありまして毒であります。
アルコールを分解してアセトアルデヒドになりますよ、でもこのアセトアルデヒドは体内で残っていると二日酔いに原因になる。
なのでアルコールができたアセトアルデヒドこれもさらに肝臓では毒性を分解しようというのが行われております。
このアルコールとかアセトアルデヒドを処理する能力よりも多い量のアルコールを飲んでしまいますと当然アセトアルデヒドとかが残ってしまうので二日酔いが起きてしまいます。
ここで今回の本題でありますアルコールと薬を一緒に飲んだ時どうなるのかという話にさせていただきますと、
肝臓にとって薬とアルコール両方流れてきたとなりますと、アルコールの毒性を減らす働きと薬の効果を弱める働き、この両方をしなければいけなくなります。
本来であればどちらかだけに集中したいんですけども両方の働きをしなければいけないとなりますと、その結果薬の効果を弱めようという働きが鈍くなってしまいます。
本来であれば薬を飲んで肝臓が薬の効果をだんだん弱めていくんですけどもアルコールの処理もしなければいけないということで薬の効果を弱めようという働きが鈍っていくという形になります。
そうなりますと薬の効果を弱めるという働きが鈍くなるということは薬の効果が強いまま持続しやすくなってしまいます。
この薬の効果が強くなるということは効きすぎてしまうということになります。
その結果例えば血糖値を下げる薬とかであれば血糖値が下がりすぎてしまう低血糖とかそういった副作用が起きやすくなってしまうので危険だったりもします。
また糖尿病の薬の中には別に血糖値を下げるというよりは血糖値を上げないようにしようよという働く薬もあったりします。
でもこういった薬だったら低血糖とかの心配ないんじゃないと思うかもしれませんけどもこういった薬の中にはお腹の調子を崩しやすくするという副作用が出やすかったりもします。
薬の効果が強まってしまうことでこういった副作用お腹の調子を崩すというそういった副作用も強く出やすくなったりもします。
なのでお酒と薬を一緒に飲みますと基本的には効果が強くなってしまうだからこそ副作用も出やすくなってしまいます。
また薬とアルコール一緒に入ってきたようとなりますと肝臓は両方ともなんとか毒性を減らそうや減らそうというふうにいつもよりも負担が増えてしまいます。
それによって肝臓が疲れてしまう肝臓の調子が悪くなってしまうようということが起きやすくなります。
というのが今回話す一つ目のポイントお酒と薬が一緒になりますと副作用の問題とか肝臓への負担が増えるようということでございました。
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次に話しますのはお酒と糖尿病の薬一緒に飲むと脂肪がつきやすくなるようという点ですけども
血糖値を下げる薬とか血糖値を下げるインスリンというホルモンを出しやすくする薬というのが糖尿病では使われることがあります。
こういった薬なんですけども必要以上に効果が出すぎますと当然と言えば当然ですけども必要以上にインスリンが出てきやすくなります。
インスリンというものは血糖値を下げるときに脂肪を作りやすくするという特徴があります。
そのため薬が効きすぎてしまうインスリンがよく出るようになります。
それによって脂肪がつきやすくなるという副作用が起きやすくなります。
また糖尿病におきましては脂肪というものは厄介なものでして脂肪にはインスリンの働きを邪魔するようという効果があります。
なので脂肪が増えてきますとインスリンが効きにくくなる。
では血糖値を下げるためにもっとインスリンを出さなきゃいけないよねとなりましてインスリンの量が増える。
そうしますとより脂肪がつきやすくなる。
またインスリンの効きが悪くなるのでインスリンが出る量を増やさないといけないというふうに負のスパイラルが生まれやすくなります。
なので糖尿病の治療をする上でも脂肪がつきやすくなる習慣というのは良くないです。
なのでお酒と一緒に糖尿病の薬を飲むのは控えた方が良かったりもします。
またインスリンのことを抜きにしてもなんですけども本来肝臓には血液から流れてくる脂肪を分解するという働きがあるんですけども
お酒を飲んだりとか薬を飲んだりしまして肝臓に様々な仕事を与えてしまいますと
この肝臓の脂肪分解をするという能力とか仕事これに対しても弱まってしまいます。
なので脂肪がつきやすくなったりもします。
なので特に糖尿病の薬とアルコールで起きやすいですけども
薬とアルコールとかを一緒に飲む習慣をつけていきますと脂肪がつきやすくなったりもしますので注意が必要だったりもします。
今回はこんな感じです。
テーマいただきましてジャガジャガ大将さん本当にありがとうございました。
話の中で僕のことを話題に出していただきまして本当にありがとうございます。
今回糖尿病の薬で話をしておりますけども
薬とアルコールで他に有名なものとしまして
睡眠薬とアルコールを一緒に飲むという
そうしないと眠れないんだという話を有名人の方とかで話されている方がたまにいらっしゃいます。
これに関してもなんですけども
お酒を飲みますよそれによって睡眠薬の効果を下げる働きを邪魔します。
なので睡眠薬がより効きやすくなるということで
この主案をとられる方がいらっしゃるんですけども
睡眠薬というのは効きすぎますと認知症のリスクを上げてしまうとか
またふらついて転倒するそういったリスクもありますので
やっぱり糖尿病の薬じゃなくても他の薬でも
アルコールと一緒に薬を飲むのは控えた方がいいかなと思われます。
どうしても薬を飲むタイミングを逃してしまって
もうお酒と飲むしかないよとかどうしてもというか仕方ないにしても
やはり基本的にはやっぱりお薬は無難に水とかサイドで飲むことをお勧めします。
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今回のような薬とアルコールみたいな生活習慣でも
何かお題などいただけると大変嬉しいですね。
健康に関することなど何かありましたらいつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。