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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞよろしくお願い致しまーす。 今回のテーマ、あるポッドキャスター様から頂きました。
そのポッドキャスター様は、30代男性B型ラジオの田山さんから頂きましたテーマでございまーす。
このポッドキャストをお聞きの方では、よく田山さんの名前、耳にすることあるんじゃないでしょうか。 田山さんからは過去多くのテーマを頂きまして、いつも本当にありがとうございます。
僕も30代B型男性ということもありまして、田山さんがされている番組、とても共感しながら聞いております。
妄想癖の田山さんと、パチプロWさんによる30代B型男性の2人が、様々なテーマについて楽しく掛け合いしながら話していくというラジオです。
最近では田山さんがソロで話すことも結構あります。 例えば、会話というのはコマンドバトルだということを話されたりもしております。
いろいろな方と会話をする時に、よく使う話題とかってありますか?といったことを話されております。
その中で、国語の教科書を話題にするという話があったんですけども、これ非常に面白いなぁと思いました。
その回の話の中でもあったんですけども、エーミールという人名、ピーンとくる方多くないですか?という、
こういう確かにピーンとくるネタ多いということで、教科書ネタって強いなぁと思います。
世代的にはまるなぁといった方も、ぜひとも聞いていただけると大変嬉しいです。
では、その田山さんからいただきましたテーマ、早速発表させていただきまして、今回の話に入ろうかと思います。
それでは、今回のテーマはこちら。
インスリントとどう結びつくの?
僕の大好きな糖尿病関連でのテーマ、田山さん本当にありがとうございます。
先日、糖尿病関連の話をさせていただいた際に、その後に感想という形で、
田山さんからメッセージいただきまして、そのやり取りをしている際にこのテーマをいただきました。
実際、やっぱりインスリント等ってどう結びつくのか聞いてみたいなということでしたけども、確かに僕、インスリント等の話って詳しいことはあまり話してなかったなと思っています。
インスリントは過去の配信でよく話題にはしてるんですけども、僕がよく話す内容としては、糖質とかを摂ると血糖値が上がります。
この血糖値を下げるためにインスリンが働きますよ、このインスリンというのは糖を脂肪に変換して脂肪の中に糖を隠してしまうんだ。
だから糖質の高いものを摂れば摂るほど脂肪がついていくよ、という話をよくポッドキャストでしてますし、実際の医療現場でも僕この話をよくします。
ただこれはインスリンが血糖値を下げる働きの一部と言えば一部です。
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またこの説明ではインスリンが糖と直接くっついているのかどうかとか、どうやってインスリンが糖と反応しているのかとかそういった話は省いております。
と言いますのも僕は患者様に対して糖質を控えてほしいなという患者様に、糖質を摂ると太るんですよとか脂肪がつきやすくなりますよ、この説明するのが一番危機感が伝わりやすいと個人的に思っているからです。
なのでこの説明使ってるんですけども、あとどうインスリンがくっつくのかとかそういう説明もしてしまうと長ったらしくなっちゃうなというふうに感じております。
なのでそういった説明細かいとか省いたりしてるんですけども、今回はせっかくテーマをいただきましたので、インスリンと糖の関係性についていつもよりもう少し詳しく話をさせていただきます。
また今回話の長さの都合とか内容の都合もありましてワンポイントはなしです。申し訳ございません。
それでは内容に入らせていただきますと、まず食事をしたものこれが胃を通りましてやがて腸へ行き着きます。
そして行き着いた先、小腸で今食べ物が入ってきてるよということを察します。そして食べ物が入ってきたということは血糖値が上がっていくよというのをインクレチンとかのホルモンを使って水蔵へ情報を伝えます。
そしてその情報を伝わった水蔵としては血糖値が上がるならば血糖を下げなきゃねということでインスリンを出します。
このインスリンなんですけども水蔵から出てきて血液に乗って全身に行くんですけどもその前にまずは肝臓に到達します。
でここで肝臓の中で働くインスリンとか肝臓の中で分解されるインスリンというのが出ましてその残ったものが全身を回っていきます。
この時だいたい半分ぐらいのインスリンが肝臓に残ると言われておりまして全身を回るのは出たインスリンのうちの半分と言われております。
実は肝臓というのは糖を取り込むという仕事とても重要だったりします。 インスリンが肝臓に残るということで肝臓に対して糖を取り込む仕事をさせるのに重要です。
肝臓が糖を放出しないようにするにもインスリンが重要だったりします。 なので肝臓で残るインスリンがとても多いと言われております。
また肝臓を含めてなんですけども体のあちこちの細胞にはインスリン需要体というものを細胞は持っております。
インスリンが血液に乗っていろいろな細胞付近に来てこのインスリン需要体というところにくっつきます。
そうするとインスリンに反応した細胞は血液の中に流れている糖を取り込むようにします。
このようにインスリンというものはインスリン自体が糖を分解するとか糖に直接くっつくわけではないです。
インスリンが体のあちこちの細胞にくっついてその細胞に糖を取り込めと命令しております。
自分自身が働くというよりも指示出しがかりをするのがインスリンです。
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そんなインスリンですけども水蔵の位置から非常に近い肝臓、この肝臓が糖を取り込む仕事というのをよくしてくれます。
肝臓はしっかりと糖を蓄える器官でありましてその働きをしっかり行わせるためだということで人体の中では自然とこういう配置になっていると言われております。
一度人体の模型図とかを見ていただけるとわかるんですけども水蔵というのは本当に肝臓に近いです。
肝臓がしっかりと糖を蓄えるそのためにもインスリンと結びつく必要があるということで分泌されたインスリンのうち半分は肝臓に残るというようになります。
この肝臓を通過したインスリンどうなっていくのかというと全身を回っていきますので全身のいろいろな場所で細胞に指示して糖を蓄えさせます。
じゃあ主に肝臓以外でどういうところが糖を取り込んでくれるのかと言われていると例えば有名なのは筋肉です。
筋肉は糖をエネルギー源とすることができるので糖を取り込んで貯蔵するそして糖を活用するということで筋肉にとって糖はとても大事です。
なのでしっかり筋肉は糖を蓄えようとしてくれます。
ただそれでも糖が余ってしまうことがあります。糖が多すぎてしまうと肝臓や筋肉で蓄えきれないそういうことが出てしまいます。
筋肉や肝臓が蓄えきれなかったとこれはどんどんどんどん蓄積していくとどんどんどんどん血糖値が高くなって高血糖とかを起こしやすくなります。
高血糖によりまして集中力の低下や眠気、場合によっては意識障害を起こすとか、または血糖値が高いことで免疫の働きが鈍るとか、様々な障害を生み出しかねないので糖をどこかが蓄えてくれなければいけないです。
じゃあこの肝臓や筋肉で蓄えきれなかった糖、どういったところが蓄えていくのかというと有名なものとして脂肪があります。脂肪が余った糖を蓄えます。
ただ、本来であれば脂肪にだって限界はあります。糖を蓄えようと思ってもスペースに限界があります。
なので脂肪で蓄えきれないので糖が余ってしまう、そしてまた高血糖が起こしてしまうという風になりかねないです。
でも高血糖を起こしたくない、そういった時に人体、特にインスリンはどうするかというと脂肪を増やさせます。
インスリンには糖を蓄えさせるという働き以外にも脂肪を作りやすくさせるという働きがあります。
今ある脂肪では糖が蓄えきれないんだったら脂肪を作って糖を蓄えるスペース作ればいいじゃないかということになります。
その結果、糖が余れば余るほどその糖を蓄えるために脂肪がどんどんどんどん作られやすくなっていきます。
インスリンが分泌されたうちの半分は肝臓で使われたり分解されるんですけども、
血糖値が高くなる食事をして血糖を下げるためのインスリンが増えれば増えるほど、肝臓に入るインスリンも増えていきます。
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その結果、肝臓でインスリンが脂肪を作りやすくなります。
なので血糖値が高い食事を繰り返していると脂肪管の原因になるんですけども、よく肝臓で脂肪がつきやすいと言われるのはこういったのが由来しております。
血糖値が高くなると脂肪管のリスクが増えるとか、肝臓の糖の取り込みとか脂肪の分解とかの仕事が増える。
それによりまして肝臓が疲弊してしまいます。なので、高血糖というのは肝臓疾患のリスクにもなると言われまして、糖尿病は肝臓管のリスクを2倍から3倍上げると言われたりもしております。
お酒を飲む人とか甘いものも習慣化するとより肝臓に負担がかりやすくなるので、お酒の飲みすぎとか甘いものの習慣化は肝臓を守るためにもご注意を。
今回はこんな感じです。やや最後の方が肝臓の話が多くなってしまいましたけども、今回の話をしましては、
インスリンはインスリン自体が糖とくっつくというよりは、いろいろな細胞にくっついてその細胞に糖を取り込ませるという、いわば指示する係りをするのがインスリンです。
肝臓や筋肉で糖が取り込みきれないとなれば脂肪が糖を蓄えるしかない。そしてインスリンは脂肪を作りやすくなるという働きがあります。
糖が余れば余るほど糖を蓄えるために脂肪がどんどんどんどん作られやすくなっていきます。
そして血糖値が高くなると、そうするとインスリンが肝臓で多く仕事をさせることになります。
そうすると肝臓の調子悪くなりやすいよといった話を今回させていただきました。
このような感じでインスリンと糖は結びつきますし、インスリンは実は肝臓を悪くすることがあるよといった感じですね。
この返答で正しいのかちょっと不安なんですけども、たやまさんいかがでしたでしょうか。
また気になることがあればいつでもご連絡お待ちしております。
また今回のたやまさん以外の方でも、これってどうなのとかもう少しこういうこと聞いてみたいといったこと、何でもご意見やご感想を心よりお待ちしております。
今回も最後にお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。