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2025-06-30 13:03

第277回「薬を少なめに飲むならどういう飲み方が良い❓」

テーマをいただきましたSさん本当にありがとうございました😭


前回のエピソードはこちら

第276回「妊活中の冷え対策などうすれば❓」/「漢方はどう取り入れれば良いですか❓」

→ https://x.gd/7FFKM



今回のポイント

・慢性疾患の薬はしっかり飲みましょう‼️

・痛み止めは調節しながら飲む❓

・薬の安定した状態「定常状態」を目指そう‼️

・漢方、少なめでも毎日飲んだほうが良い❓




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サマリー

今回のエピソードでは、漢方の少なめの飲み方に関する質問に答え、他の薬の飲み方の違いについても考察しています。特に、慢性疾患や予防的に服用している薬の取り扱いについての注意点が述べられています。薬の効果を安定させるためには、毎日の服用が重要であることが強調されており、漢方や慢性疾患に対するアプローチについても触れられています。患者が薬を飲む際の頻度や種類の調整についての具体的なアドバイスも提供されています。

漢方の飲み方についての質問
おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回も前回に引き続きまして、リスナー様のSさんからテーマをいただきました。誠にありがとうございます。
Sさんからは、前回には妊活中の漢方の取り入れ方についてテーマをいただきました。
妊活にはどういう漢方が効果があるのかなというのを紹介させていただきまして、その上でSさんにはこの漢方がいいんじゃないかという話をさせていただきましたのと、
漢方、長く続けるためにもあえて少なめの量で続けてもいいのかという質問をいただきました。
Sさんの場合は、普段の生活面での健康管理、しっかり考えられていますので、漢方、少なめでもいいんじゃないかなという話を前回させていただきました。
そして、今回はその前回のエピソードに関連した質問をいただきました。
いただきましたメッセージを読ませていただきますと、ご回答ありがとうございます。
なるほど、ご丁寧な返信本当にありがとうございます。とても勉強になりました。
さらに質問をさせてください。漢方は量を減らすのではなく、飲む回数を減らすということですけども、
例えば、1日朝4錠、昼4錠、晩4錠の計12錠だとして、昼だけ抜かして朝4錠、晩4錠飲む。
初日12錠飲み、翌日は休み。さらにその次の日は飲む。1週間規定量飲んで1週間休む。1週間また規定量飲んで1週間休む。
このどのパターンがいいでしょうか。これらのパターン以外でこういう方法がいいよというのがあれば是非教えていただきたいです。
慢性疾患の薬の取り扱い
というメッセージをいただきました。誠にありがとうございます。ということで、今回話をさせていただきますタイトルはこちら。
薬を少なめに飲むならどういう飲み方がいい? テーマをいただきまして改めてありがとうございます。
今回は前回のエピソードを踏まえてになるんですけども、漢方、継続しやすくするためにも量を減らしていきたいと。
漢方はコストがかかったりするもするので、続けていくには少し少なめで、それでなるべく長期で飲んでいきたいということです。
その際に減らすにしても、今回質問いただきましたように、減らすという飲み方のパターンがいくつかあります。
毎日飲むけど、その毎日の中で量を減らしていく方法であるとか、1日おきに飲むとか、1週間おきに飲んでいく。
そんな飲み方がありますけども、どういった違いがあるのか、どういうのがいいのかという話を今回させていただきます。
今回、一応漢方の話ももちろんさせていただきますけども、比較のために西洋薬とかの話でもさせていただきます。
まず一般的な薬、よく言う西洋薬の話をさせていただきますけども、前提として血圧とか糖尿病のように慢性的な疾患の場合であるとか、
心筋梗塞とか、狂心症とか、脳梗塞とかで血管とか心臓に不安があるよという方で、調子を崩さないために予防的に飲んでいるよという方。
こういった方々、慢性的疾患や予防的に飲む方々は、基本、医師の指示通りしっかり飲むようにお願いいたします。
たまに患者様でもいらっしゃいますけども、心臓の薬とか血液サラサラにしておく薬、血液サラサラにして血管をつまりにくする薬を飲んでいる方。
こういった方で、今心臓落ち着いてるし薬減らしたいんだよね、減らせないかねという方はよくいらっしゃいます。
こういった薬、調子を崩さないように予防としてやっぱり必要な薬です。飲まなくなると血管が詰まりやすくなる、心臓の調子を崩しやすくなるなど、命に関わることもあります。
もちろん検査で安定しているというのがわかれば薬を減らせることもありますけども、やはり医師の許可が出るまではしっかりと医師の指示通りを飲みくださいませ。
また血圧とか糖尿病の薬を飲んでいる方は本当に薬をやめたいという質問をよくされます。
今血糖値落ち着いてるじゃん、今血圧落ち着いてるじゃん、だから薬をやめたいという方本当によくいらっしゃいます。
ただ慢性疾患、血圧とか糖尿病とかはあくまで薬で数値を下げているだけで血圧とか血糖値を上げる原因を根本治療をしているわけではないです。
あくまで根本治療をするにはご自身で食事や運動の改善が必要になります。
そういった食事とか運動で生活習慣改善できている上で数値が安定していれば薬を減らせるという方も多いです。
そういう方は薬を1日置きでいいよとか医師から薬を減らす指示が出たりもしますし、
根本的には薬飲んでいる量を半分にしようか、今5ml飲んでたら2.5mlにしようかとかそういうのはよくあります。
ただ生活習慣とかの改善ができていないであくまで薬で抑えているだけとなりますと薬をやめたりすれば当然ですけども、また数値が上がってしまいます。
なのでこういった慢性疾患の薬も自己判断では減らさず生活習慣のこととかと医師と相談しながら指示通りに飲むことが基本でございます。
西洋薬の飲み方の違い
今のは予防的な薬とか慢性疾患の薬の話でしたけども、もう少し違った種類の薬で話をしていきますと、
よく言う西洋薬での痛み止めとかの効き目を感じやすい薬、どうしても予防薬とか慢性疾患薬が効いているかどうかわかりにくいんですけども、
痛み止めとかのように飲んでて痛みが楽になるなど効き目がわかりやすい薬、こういった薬は1週間規定量飲む1週間休み、1週間規定量飲む1週間休みとか、
または数日飲んで数日休むとか場合によって1日飲んで1日休む、それ飲んでも構わないと思います。
こういった効き目がわかりやすい薬、痛み止めとか風邪薬とかであれば飲む日と飲まない日での効果がすぐにわかりやすいですし、
こういった薬は症状が治まれば止めてしまってもいい薬でございます。
止めたいかどうかの判断するときにはあくまで症状がどうなっているか薬が効いているかどうかがわかりやすいので、
1日単位とか1週間単位で飲む日飲まない日を作って効果を判断してもいいと思います。
それでその薬が本当に必要かどうか、1週間止めたけど痛みは落ち着いてるわ、じゃあもう治ったかもとなれば止めてしまってもいいと思います。
というように西洋薬の中でも薬の種類とかによって飲み方の進め方とか変わるんですけども、
今回質問いただいている漢方の場合はまた話が変わってきます。
漢方薬の中でも効き目がわかりやすいものもあります。
例えば足がつった時の灼薬肝臓等であるとか風邪や肩こりのカッコン等などこういったのは効果が早く出ますし効果もわかりやすいです。
ただ今回のエス様のように体質を整えていくという場合ですと、やはりと言いますか体質がかかってきますので効果が出るまで時間がかかりますし、
また本当に効果が出ているのかどうかもわかりにくかったりします。
もしかすると他の生活習慣が合っているから良くなってきたのかもしれない。
本当に漢方なんかわからない。でもやっぱりその効果がそもそも出るまで時間がかかるというので、なかなか漢方の場合も効果判定が難しかったりします。
ただどうしても体質改善というのもありますのである程度の長期間、だいたい目安で3ヶ月ぐらいと言われますけどもそれぐらいは服用して様子を見た方がいいと思います。
3ヶ月飲んできて調子良くなってきたなと思えばそのまま続けていただくとかがいいかなと思われます。
でその3ヶ月続けるためにもなるべく薬の量を少し減らしていこうと、特にエス様の場合他の生活習慣がしっかり改善されておりますのでそれであれば漢方少なめでもいいと思います。
じゃあ少なめというとどういう風な飲み方がいいかと言いますと一応前回のおさらいにもなりますけども
西洋薬も漢方も薬というものは効果を発揮するにはこれくらいの量が必要という規定量のようなものがあります。
規定量に満たない場合、例えば規定量の半分だった場合効果が半分だよという薬もあるんですけども
規定量に満たなければその効果がほとんど出ないようそんな薬もあったりします。なので1回あたりの量
4乗ということであれば2乗に減らすとかではなくて4乗のままの方がいいかなと思います。
となってくると飲む回数の問題それこそ1日3回の頃1日2回にするか1日おきにするか1週間おきにするかというところですけども
薬というものは飲みますと体内に薬が入りました。で体内に入った薬の成分は時間が経ちますと肝臓とか腎臓とかで代謝されまして
尿であるとか便として体の外に出て行ったりとか体の中で効果のないものに変えられていきます。
薬の効果を安定させる
そうやって薬ともいうものはいずれ体の中から消えていきます。でこのいずれは体の中から消えていくということ例えば血圧が高い血糖値が高い方のように
慢性的に体の調子が悪い方、よく慢性疾患の方の場合とかですと薬の効果が切れたでその時間帯は血圧が上がってしまう
その時間帯は血糖値が上がってしまうというのは体にとって良くないです。ずっと血糖値とか血圧は安定させておきたいです。
わざと薬によってはその時間帯だけ血糖値を下げるという薬もあったりしますけども基本的にはやはり1日血圧や血糖値を安定させておきたいです。
でそこで薬を毎日飲むことで薬を定期的に体内に入れるようにします。
そうしますと体内に入ってくる薬の量と体の外に出て行ったりする量が安定してきまして体内で効果が発揮される薬の量というのが安定してきます。
それによって効果も安定してきます。この状態を定常状態と言ったりするんですけども薬を毎日飲んでくださいねというのもこの安定した状態を作りたいからです。
そして漢方もやはり体質とかに関わってきますとこういった安定した状態で体内に薬を入れておきたい。それで効果を安定させたいです。
そうしないと薬が切れている時間とかがありますと体質とかの改善もしにくくなります。そういったこともありまして薬を毎日飲んで体内に薬を入れて効果を体内である程度安定させたいです。
1日に飲む量とかが減ってしまうことで効果も落ちてしまう恐れもありますけども1日大きいとか1週間大きいとなりますとどうしても薬が体内からなくなって薬の効果が発揮されない時間そういうのが出やすくなってしまいます。
なので少ない量でも毎日飲んで漢方成分を毎日体に入れておくことで慢性的な体質改善の効果が出やすくなると思われます。
まずは少ない量でも3ヶ月くらいを目安に毎日お飲みいただきまして薬の効果が出るであろう期間までお飲みいただくとその時にあれこれいいかもしれないと思えばもっと良くしたいと思えばその時に量を増やしていくとかでもいいと思いますし
1日2回3ヶ月続けてみたよでもあんまり効果ないかもとなればその時に違う薬とか違うアプローチをしてみようかというのでもいいと思います。
また本当に効果が出てきたそして他の体質改善のための生活習慣も効果が出てるよじゃあ漢方やめようかなでも飲んでおきて効果出てるのかどうか知りたいな
そんな時には1日おきで飲むとか1週間おきで飲むとかでだんだんと薬が体内に入ってない時間を増やしていくことで薬の効果をデニックする
そして薬効果あったのかどうかというのを判断していただければいいかなと思いますので
まずは毎日少ない回数でいいので飲んでいただくことをお勧めいたします
服薬の工夫
今回はこんな感じです改めましてSさんテーマいただきまして誠にありがとうございました
今回薬の飲み方のテーマということでいただきましたけども薬の飲み方は色々悩むことが本当に多いと思います
患者様からも薬の飲み方について本当によく聞かれます皆様色々と悩まれてるなと本当に思います
薬の飲み方とか飲む種類が多いよとかで困るとかあれば同じような薬でも飲む回数減らせるこれだけの楽になると思います
例えば1日2回飲まなきゃいけない薬でも2回飲むのめんどくさいなぁとなれば
いやこれ1日1回で代用できる薬ありますよということで薬剤師から医師に確認して変更してもらえるとか
食前と食後の薬があるでもこれ食前と食後って飲み分けるのめんどくさいなぁという時には
ああこれこういう風にしていただければいいですよとか例えば食後の薬これ食前飲んじゃってもいいですよ
その逆で食前の薬食後に飲んでも大丈夫ですよとかそういった相談にも乗っていただけると思いますので
薬のことで飲み方とか種類とか気になることありましたらお近くの薬剤師とかまたはこちらまでいつでもご連絡お待ちしております
今回も最後までご視聴いただきまして誠にありがとうございましたまた次回も聞いていただけると大変嬉しいですそれではまたお会いしましょう
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違うので自身がかかっている医師や看護師薬剤師さんの話を優先するようお願いいたします
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